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ゲヘナ編
二十五章
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疑問を抱えながら、彼と過ごす日々が続いていた。
そんなある日、私は槐から呼び出された。
「ちょっと紹介したいからさ、来てくれる?」
「紹介って、誰に」
「愉快な連中だよ。ほら、ケツ乗んな」
そうして彼は自分の乗ってるバイクのシートの後側を叩いた。ご丁寧に私用のヘルメットまで持ってる。
ここまでお膳立てされたら断ることも出来ず、私は渋々ヘルメットを頂き、槐の背に乗った。
着いたのは叢雨市の西側。大きな湖のある方角。ルイきゅんのいる『クライシス』の縄張りの外だ。
その海のような水平線を見下ろせる廃工場があって、バイクはその傍に停まった。
タギングという独特な描き方をされている落書きで埋め尽くされた廃工場の大きな扉の前に屈強そうな、いかにもヤバい感じの男達がいた。男達はバイクに気づくと、すぐさま姿勢を正して私の前にいる男に礼をした。
「降りな。オレから離れんなよ」
「わ」
私の手を引きずって槐はバイクを降りていく。
大きい手で掴まれているのに、痛くないのが不思議だった。
「ええっと、なに、する気?」
「ま、景気づけの挨拶」
意味がわからない……!
あれよあれよという間に私たちは廃墟の中へと入っていった。
外と同じく妙な落書きだらけの屋内には、不良といった風貌の男達で賑わい異様な熱気に包まれていた。
「お前ら! リーダーの登場だ! 道開けな!」
急にドスの効いた大声が響く。
どうやら扉の方にいた大柄でスキンヘッドの男の声らしい。
槐はその男を一睨みしている。
「声デケェよ。コイツがびびんだろうが、金田」
「あ……ああ……失礼しました。槐さん」
そこでようやく私に気づいたのか、金田と呼ばれた男は槐に頭を下げる。
そりゃ千麻はめっちゃ小さいもんな。気づかないか。
槐はそのまま私を連れ、一段上にある、舞台に置けるステージに差し当たる場所に立った。
彼は腕を広げ、その場にいる全ての人間に向かって宣言する。
「お前ら聞けぇ! 今日よりオレらのチームは『ゲヘナ』と名乗り、この腕章をチームの証とする!」
彼の掲げられたその手にあるもの。
それは原作で猛威を振るった悪の権化、あの『ゲヘナ』のものだった。
……玄二は『クライシス』にいるのに『ゲヘナ』が生まれちゃった。もしかして、『ゲヘナ』の名付け親は槐だったの?
そしてそのまま私を引き寄せる。
「この女はオレのだ。今は他のチームの縄張りにいるが、コイツには手を出さないように」
ええ! いや、男女にしては距離が近いと思ったけど、ここでオンナ宣言する!? そういうのはミキくんの役目ですが!?
見ている不良たちは「ハイっ」と威勢のいい声をあげた。好奇の目を向けられる、なんてことはないけど、なんかいたたまれない。
※
「初めまして、オレ、佐々木忍です。槐くんのヨメさんですよね。オレ、『ゲヘナ』の幹部なんで何かあったら頼って下さいね!」
演説とも言えない一人語りが終わり「ちょっと用がある」といって槐が席を外すと、一組のカップルがやって来た。男の方が私に顔をズイっとよせて挨拶する。
顔はそこそこいいけど、この人、暑苦しい。
「私は栞里っていうの。忍くんのカノジョ。呼び捨てでもいいよ。あなたのお名前は?」
「あー、奏、千麻です」
「じゃ、千麻ちゃんね! 千麻ちゃん小さくって可愛いなぁ。お人形さんみたい! 槐くんが千麻ちゃんみたいな子好きになるの以外だなぁ」
で、出た。女子特有の遠回しなマウント。
要するに「あんたみたいなチビには槐くんに相応しくないわよ?」って言いたいんだよね。そりゃあなた様のようなスタイル抜群のいかにも上流階級な女性からしたら、自分よりスペックの高い男の恋人がこんなんなのは気に入らないよねぇ……
「ねえこれからダブルデートしちゃう~? 私ファミレスとかあんまり行ったことないから行ってみたいんだよね~。忍くんと一緒に行くときはレストランになっちゃうから」
いやあなた達のデート事情とか聞いてないんですが。
「ただいま。よし、帰んぞー」
そこで、用件を終えて帰って来た槐が私に声をかける。
するとこのカップルの視線は一気に彼の方に向く。現金だなぁ。
「槐くぅん。カノジョさんすっごーく可愛いですね。今度私のお友達にも紹介させてくださーい」
「そうっすよ。今度ダブルデートしません?」
槐は二人の間を通って私を連れて足早に廃墟を出た。
この世界でも『ゲヘナ』は生まれてしまったけど、原作のような犯罪グループじゃない、よね? 少なくともガラは悪いけど普通の不良って感じだし、ヤクザと繋がってるなんて雰囲気じゃなかったな。
今は「全ての人間を不幸にする」といった目的を示してくれた玄二はいない。槐はそれについていったはず。じゃあなんで槐はチームを作ったの?
「槐くんは、チーム作ってなにがしたいの? 欲しいものがある」
バイクを引いていた彼はピタリと止まり、しばらく真顔になった後、私にニカリと笑う。
ずい、と躊躇いなく手を伸ばし私の頬に触れた。
「ああ、あるぜ。自由だ」
そんなある日、私は槐から呼び出された。
「ちょっと紹介したいからさ、来てくれる?」
「紹介って、誰に」
「愉快な連中だよ。ほら、ケツ乗んな」
そうして彼は自分の乗ってるバイクのシートの後側を叩いた。ご丁寧に私用のヘルメットまで持ってる。
ここまでお膳立てされたら断ることも出来ず、私は渋々ヘルメットを頂き、槐の背に乗った。
着いたのは叢雨市の西側。大きな湖のある方角。ルイきゅんのいる『クライシス』の縄張りの外だ。
その海のような水平線を見下ろせる廃工場があって、バイクはその傍に停まった。
タギングという独特な描き方をされている落書きで埋め尽くされた廃工場の大きな扉の前に屈強そうな、いかにもヤバい感じの男達がいた。男達はバイクに気づくと、すぐさま姿勢を正して私の前にいる男に礼をした。
「降りな。オレから離れんなよ」
「わ」
私の手を引きずって槐はバイクを降りていく。
大きい手で掴まれているのに、痛くないのが不思議だった。
「ええっと、なに、する気?」
「ま、景気づけの挨拶」
意味がわからない……!
あれよあれよという間に私たちは廃墟の中へと入っていった。
外と同じく妙な落書きだらけの屋内には、不良といった風貌の男達で賑わい異様な熱気に包まれていた。
「お前ら! リーダーの登場だ! 道開けな!」
急にドスの効いた大声が響く。
どうやら扉の方にいた大柄でスキンヘッドの男の声らしい。
槐はその男を一睨みしている。
「声デケェよ。コイツがびびんだろうが、金田」
「あ……ああ……失礼しました。槐さん」
そこでようやく私に気づいたのか、金田と呼ばれた男は槐に頭を下げる。
そりゃ千麻はめっちゃ小さいもんな。気づかないか。
槐はそのまま私を連れ、一段上にある、舞台に置けるステージに差し当たる場所に立った。
彼は腕を広げ、その場にいる全ての人間に向かって宣言する。
「お前ら聞けぇ! 今日よりオレらのチームは『ゲヘナ』と名乗り、この腕章をチームの証とする!」
彼の掲げられたその手にあるもの。
それは原作で猛威を振るった悪の権化、あの『ゲヘナ』のものだった。
……玄二は『クライシス』にいるのに『ゲヘナ』が生まれちゃった。もしかして、『ゲヘナ』の名付け親は槐だったの?
そしてそのまま私を引き寄せる。
「この女はオレのだ。今は他のチームの縄張りにいるが、コイツには手を出さないように」
ええ! いや、男女にしては距離が近いと思ったけど、ここでオンナ宣言する!? そういうのはミキくんの役目ですが!?
見ている不良たちは「ハイっ」と威勢のいい声をあげた。好奇の目を向けられる、なんてことはないけど、なんかいたたまれない。
※
「初めまして、オレ、佐々木忍です。槐くんのヨメさんですよね。オレ、『ゲヘナ』の幹部なんで何かあったら頼って下さいね!」
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顔はそこそこいいけど、この人、暑苦しい。
「私は栞里っていうの。忍くんのカノジョ。呼び捨てでもいいよ。あなたのお名前は?」
「あー、奏、千麻です」
「じゃ、千麻ちゃんね! 千麻ちゃん小さくって可愛いなぁ。お人形さんみたい! 槐くんが千麻ちゃんみたいな子好きになるの以外だなぁ」
で、出た。女子特有の遠回しなマウント。
要するに「あんたみたいなチビには槐くんに相応しくないわよ?」って言いたいんだよね。そりゃあなた様のようなスタイル抜群のいかにも上流階級な女性からしたら、自分よりスペックの高い男の恋人がこんなんなのは気に入らないよねぇ……
「ねえこれからダブルデートしちゃう~? 私ファミレスとかあんまり行ったことないから行ってみたいんだよね~。忍くんと一緒に行くときはレストランになっちゃうから」
いやあなた達のデート事情とか聞いてないんですが。
「ただいま。よし、帰んぞー」
そこで、用件を終えて帰って来た槐が私に声をかける。
するとこのカップルの視線は一気に彼の方に向く。現金だなぁ。
「槐くぅん。カノジョさんすっごーく可愛いですね。今度私のお友達にも紹介させてくださーい」
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「槐くんは、チーム作ってなにがしたいの? 欲しいものがある」
バイクを引いていた彼はピタリと止まり、しばらく真顔になった後、私にニカリと笑う。
ずい、と躊躇いなく手を伸ばし私の頬に触れた。
「ああ、あるぜ。自由だ」
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