余命の残りを大切な人にくれてやります

きるる

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媚薬か相性か 2※

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「ん、ぁあっ…!」
「っ!!」


完全に中に埋め込まれたバウデンの剛直がスーランの辛うじて残っていた理性をおかしくする。思わずワンピースから手を離してバウデンの腹に手を置き、勝手に腰が前後に動いてしまう。

乱れた息を整えるが、自分の中に収まったバウデンの雄がビクリと跳ね、その度にスーランの蜜壺も反応を返す。


「…気持ち、良すぎてもたなそう」
「スー、ラン…もう少し緩めて、くれ」
「無理。…勝手に動いてるんで」


スーランはバウデンの腹に手を置いたまま、ゆっくりと腰を上下に動かし始めると、剛直が蜜壁を擦る度に耐え難い快感が迸る。


「っ、はっ…んん…!」


上下する度に陰核の裏側と奥底に到達する手前で恐ろしいほどの快感がスーランを支配し、同じ箇所を細かく律動して擦り付けたり、もっと当てようと前後に腰を好き勝手に本能のまま動かした。


「ぁ、ぁ…勝手に腰、…止まらない」
「はっ…、く、…スーラ、ン…っ」


バウデンの婀娜っぽい声で名前を呼ばれることにぞくりと快感が上乗せされていき、徐々に腰の動きは速さを増していく。

ずちゅずちゅとしとどなく溢れ出ているだろうスーランの蜜液が淫猥な音をたて、それが余計に興奮を煽る。

ワンピースが擦れる音と布の抵抗が邪魔になったスーランは、一度動きを緩めながらワンピースを脱ぎ去って雑に寝台の下に投げた。

その様子をバウデンは割れんばかりに目を開き、ごくりと喉を鳴らして見ていたのだが快楽に浸っていたスーランは気づかない。

再度バウデンの腹に手を置いて下向き加減で時折眉を微かに顰めながら腰を動かし快感に従順になって頬を染めるスーランの表情は、恍惚としていて壮絶に淫靡だ。

程良い大きさの胸は律動で淫らに上下に揺れ、淡い桃色の先端は快感で硬くなり、じわりとかいた汗で艶めかしく照らされている。


「…ごめん、バウデンさん。…ん、ふ…あまりに、気持ち良過ぎてっ…っ、勝手に腰動いちゃう…」


今までの性交とは比べものにならない快感の凄まじさにスーランは恍惚と惚ける中、これがバウデンが飲んだ媚薬の相乗効果なのか体の相性なのか、一瞬考えはしたがすぐに膣内への快楽に霧散してしまう。


「…ぁぁ…やばい、あっという間、…に達しそう、…っは、一人で勝手に、ごめ…んんっ」
「スーラ…ン…!…っく…」


すると、スーランの胸に刺激が迸る。


「ん!んぅ…っ」


痺れていた筈のバウデンの手がスーランの胸を包み、バウデンの男らしい節ばった指が尖端を摘んだのだ。


「あっ…ぁ、バウデンさ、ん…流石に早い…痺れが取れ――っん!」


更にバウデンの腰が動き下から突き上げられ、強烈な快感がスーランの全身を覆う。それでもスーランは快楽を求めて、腰を前後しながら一番気持ち良い箇所に擦り付けた。


「ん!ぁ、はぅ…もうイキそ…っはっは―――っっんぅ!!」
「…っ!スーラン…スーラ、…っく…!」


下から突き上げられる剛直と胸に与えられる快楽、そしてスーランが一番感じる箇所を同時に抉った瞬間、膣内が強く収縮した直後に数多から快感が集約されたように痙攣が腰から全身を犯した。

最後に少し高めの位置からずちゅんと腰を突き落としたスーランは手も腰も声も震わせながら達し、更には下から大きな一突き上げがきた後、蜜壺の奥底にドクドクと温かい飛沫が撒き散らされるのを感じる。

じわりと蜜壺を侵食するバウデンの白濁から施される魔力の甘美さにスーランは息を乱しながら、その魔力の濃さと質の高さに蕩けた表情になり舌舐めずりをする。


「バウデンさんの、魔力補充力やば…濃過ぎ美味し過ぎ」
「…俺は魔力製造機か」


そうぼやきながらも息の乱れたバウデンの色気は凄まじい。そして放たれたはずの剛直は未だに硬さを保ったままスーランの中に居座っていた。


「動くようになったのは腰と手ですか?」
「…辛うじて、だな。媚薬のせいでまだ治まらん」
「ラッキー。次はその動くようになった腰でお願いします。私腰カクカクなんで」
「お前な…」


スーランはぽてりと身体を倒しバウデンの胸元に顔を当てた。耳に届く早鳴る鼓動に笑みを溢して手を腰から背中に這わす。


「ふう、…楽ちん…膝と…腰は、…少しだけなら上げられるので、あとはお願いしますー…」
「…お前なぁ…」


呆れた溜息を吐いたバウデンだが両手が緩慢に動き、スーランの腰を支える。そしてゆっくりと剛直が抜かれたと思ったら最奥までずぶりと挿入された。





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