余命の残りを大切な人にくれてやります

きるる

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蝕みと心からのごめんなさい 2※





「例の解析中に呪いが突然変異を起こしてスーランの体内に侵入。駆除したが枯渇寸前」
「寄越せ。キリウ、来い」
「はい!」


ちょっと乱暴に体が揺れたと思ったら凄い早さでバウデンが走るのを感じる。魔力が無くて苦しいのに、何故か心は温かい。

バタンと手荒く扉が開く音。


「!?総帥、何が――――」
「キリウ。執務室とその周辺を閉鎖しろ。仮眠室は勿論執務室に誰も入れるな」
「はい!テゼル伯父さん出てください!」
「い、一体―――」


二人の声が遠ざかり、もう一度扉が開いて閉まる音。
そして乱暴ではない優しい優しい動作でスーランは寝台らしき場所に下ろされた。

シュルっと布が擦れる音と、スーランの下履きと下着が脱がされている。そしてすぐ耳元で安心する大好きな低音の声。


「スーラン。これから魔力を分ける。もう少しだけ頑張れよ」


そう言った直後にするするとスーランの陰部に温かい手が触れる。


「ん、…ん」
「…ああ、そうか。いつもは俺に興奮してあれだけ濡れるのか…」


そして手が離れたと思った瞬間、くちゅりと温かく滑ったものがスーランの蜜口をぴちゃりと舐めた。


「っ!ぁー…っっ」


スーランは掠れた小さな声で喘いだ。それは紛うことなくバウデンの舌だった。霞がかった意識の中でそのことが頭を駆け巡り、スーランは足を閉じようする。


「スーラン。少し濡らして解すだけだ」


そして今度は陰核をぱくりと含むように咥えられ、ぬるぬると全体に凄まじい快感が駆け抜く。


「…こんな時に非常識だが」
「ぁ、ぁ、ぁぁっ…ゃ、んん!」
「お前が美味しいって理由が理解できた。確かに何とも言い難い甘美なものだな」


しっかりと腰を固定され、じゅるると音を立てられてスーランはもうおかしくなりそうだった。更につぷりと蜜壺に長い指が挿れられ、陰核の裏側の部分を刺激しながら陰核と同時に責められた瞬間、目を閉じているのに頭の中で火花が散ったように迸り、体がぎゅっと強張った直後がくがくと腰を震わせた。


「ゃ、ゃ、ひぅぅっ…」


断続的にバウデンの指を喰い締め上げ、呑み込もうとするスーランの淫らな蜜壺からとぷりと蜜液が滴った。


「…これは癖になるな。だが今は我慢だな」


バウデンは達した陰核をゆっくり周回していた舌で再度強く陰核を潰しながら扱く。その過ぎた刺激にスーランはまたしても勝手に両足を浮かばせて足先をぴんと伸ばしながら達した。

ぐちゅりと蜜壺から淫猥な音がしたと思ったら、ゆっくりと指が抜かれスーランの好きな温かみが胸元に伝わる。スーランはまだ殆ど動けない手を何とか伸ばそうとすると、その手を取られて大好きな人の頬に寄せられ、ちゅっと口づけを施された。


「頑張ったな」


労るような優しく緩やかな口づけがスーランの口腔内をゆっくりと蠢いていく。それに何とか舌を絡めて手を震わせながらも必死にバウデンの頬を離さずに口づけを味わう。

そしてスーランをいつも淫らに狂わす屹立がスーランの蜜口からずちゅりとゆっくり入ってきた。


「んーっ、んぅ」


それはいつものようなスーランを喜ばす動きではなく、魔力を与える為にすぐに律動が開始される。ちゅぽっと口が離され、耳元で少し掠れた声でバウデンが囁く。


「…お前の中は心地良い。あっという間に果てそうだ。…いつも俺なりに粘っていたのをお前は知らないだろう?」


もう腰に直撃するその声だけでスーランは震えてしまい達しそうになる。再び口づけをしながら、早くなる律動にスーランは体全体が打ち震え、ぴくぴくと細かく痙攣が始まった。

そこで律動の早さが更に加速され、スーランはバウデンの口から漏れる婀娜っぽい呼吸と、弱い箇所を集中的に責められ、瞬く間に痙攣が全身を覆った。


「んんーっ!!ん、んぅ」
「っ、…っ」


どくりどくりと最奥で放たれたバウデンの白濁が物凄い勢いで魔力に変換されるのに肌が粟立ち、歓喜で手足が震えた。


「ん、ん、ば、うでんさん」
「少しは楽になったか?」


顔中に口づけを落とされ、スーランは何だか枯渇手前になったからか、バウデンの声と扱いが優しすぎるからか、目頭がぶわりと熱くなる。


「バウデン、さん…バウデンさん」
「居るよ」


なんて優しい声の『居るよ』なのだろう。
こんなに優しい声音をスーランは聞いたことがない。



「何だかな…お前が涙を流すのは堪らんな…」


スーランはもう頭がおかしくなったのかひっくひっくと感情を抑えることが出来なくなっていた。動くようになった手を必死にバウデンの首元に回し震えながらも足を絡ませ、これ以上無理だというくらいに密着させる。


「スーラン、魔力はどれくらいだ?」


既に三分の一程度になってしまったスーランの器はほぼ満たされている。
それほどに魔力の器は消滅してしまっていた。


それでも。

優しく聞いてきてくれるバウデンに嘘をつかなければならないことが。


こんなにも辛い。
こんなにも苦しい。


それでもどうしても言えない。


「ぅ、ひっく…半分いかな、いくらい」
「わかった。次はゆっくりやろうな」
「…ごめ、んなさ…ごめっ…」
「謝る必要なんてどこにもない」


言えなくてごめんなさい。

伝えられなくてごめんなさい。

悲しませたらごめんなさい。


スーランの謝る言葉の本当の意味を知らないバウデンは、嗚咽で詰まりながら必死に謝るスーランをあやしながら何度も耳元で大丈夫と慰め顔中にずっと口づけを落としてくれる。そして一度剛直を抜いてどろどろに蕩けている蜜壺に指を挿れ動かしながら親指でゆっくりと陰核を擦り始めた。

その後一刻ほどスーランは半泣きになりながら喘ぎ、悶え、快感に溺れていった。





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