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バウデン 3
「獣人に愛されることが人族には幸せだと言いますが、それはそちらの独り善がりな意見であり我々人族からすると大迷惑なことです」
「何だとっ…!」
「元より番避けの薬を私が開発した理由は全私的理由です。自分の生活を根底から覆される、今まで築いてきたものが一瞬で崩される可能性すらある番との出逢い。勿論中には本当の意味で寄り添い、まずはお互い知っていくことから始め徐々に順序を踏んでいく。それならまだわかります。人族の私にはわかりませんが、番の本能とは抑えがたい衝動と歓喜が勝り、どうしても自分のものだけにしたいと、時には攫い、囲み、周りから遮断し、最悪監禁されることもある」
魔術隊の半数以上は獣人だ。人族もそれなりにいるが、人口的にはまだまだ獣人に比べると少ない。会議室の中には四分の一近くの人族が居るが、皆が何度も頷いていた。
「とはいえ、人族の中にもウエルカムの人はいるでしょう。その人は飲まなければ良い話です。ただ必ずしも相手が自分の理想な相手とは限らない。それでも良いのならお好きにと私なら思ってしまうのですよ」
バウデンですらスーランの意見は目から鱗というよりも、そこまで人族側に立って考えてもいなかったという方が正しい。
「獣人の国王が治める国なので、それなりに獣人寄りの思考になるのは仕方ないことですが、それを曲解しまくって人族はこうである、こうでなければならない、獣人の為の都合の良い人形だと言っているようなものです。それか子作りの道具、とでも思っているのでしょうか?」
「な、き、貴様…!」
「そうでないのなら何故人族が獣人から番を乞われることが誉れなのか答えてください、明確に。それにそんなことがまかり通るのなら、国が掲げている人族に心から寄り添うなんて言葉消してください。全く逆ですから。国王陛下に進言したいくらいですよ」
スーランは止まらない。
「中には寄り添わず本心からそう思っている方も少なからず居るかも知れません。獣人からすれば虚弱な人族を守るのだからとか思うことも自由っちゃ自由です。ですがそれは私達人族も同じで自由です。実際番避けの薬を発表した翌日から人族による申し込みが殺到しました」
「!」
「それが答えです」
スーランは人さし指を立てる。
「ついでにもう一つ言わせてもらえば最近改善し始めた避妊薬に関しても同じ。何名かがそれを改善する必要は無いとおっしゃった方全員が雄の方でした。何故女性がリスクを負っている避妊薬をそのままで良いと言うのか。それならば男性用避妊薬を作り、飲み続けると勃ちづらくなっても種無しになっても何も文句は無いということですよね?」
バウデンもそれを聞き、薬に関してリスクを聞いても仕方がないとすぐに改善と頭に浮かばなかったことは実際に雄寄りの思考だったのかということを思い知らされた。
「そ、それでは子作りが出来なくな――――」
「それは今まで女性だけが背負っていたことです。石女になってしまう可能性もありました。何故逆は駄目なのですか?今まで誰も何も言わなかったのは何故ですか?矛盾していませんか、それ。その矛盾を私は一人の女性として心底理不尽だと思ったのでせめてリスクの無い薬にしたいだけ。それでも番避けの薬の調整、避妊薬の改善を無駄だと言うなら、自分達の省みなかった部分を全部踏まえた上で私の発言に対し反論してください。さあ、どうぞ」
スーランは言い終えて座った。
参加していた人族の殆ど、そして女魔術師に関しては涙ぐんで何度も頷いていた。
集中反撃されていた魔術師は当然何も言い返すことが出来ずにいたが、その隣にいた仲間らしき獣人魔術師の一人が言わなければ良いのに悔し紛れに「孤児あがりの新人女魔術師ごときが生意気な…」とぼそり呟いた。
それを耳聡く聞き取ったスーランは再度挙手し、バウデンに向いたのだ。
「あの、すみません。私ここに連れて来られた時に孤児でも元奴隷でも頑張ればちゃんと立派な魔術師になれるって聞いたんですけど、それって眉唾ものなんですか?」
「いや。国王、…バロアス国の方針だ」
「孤児あがりのペーペー魔術師はまともな発言をしちゃ不味いのでしょうか。性別?爵位?身分?勤続年数?立場で一方的に案を退けるならば、そもそもこの会議って必要ですか?雄であり爵位と身分と勤続年数の高い方だけで決めれば良いのでは。それなら私もう眠いので戻って良いですかね。時間の無駄なので」
スーランの既に面倒そうな姿勢に人に興味が薄いホーイェンが「何とか、我慢、しろ」と窘めている様子にある意味驚いた。
バウデンは統括総帥として収めるべく、スーランと対峙した二人に声を掛ける。
「反論意見は」
「は…、…いえ」
「何も無いのか」
「…はい」
「他にスーランに異議を唱えるものは挙手を」
まあ予想通り誰も上がらなかったので、バウデンは纏めに入った。
「私もスーランが人族側の意見を話してくれたことで獣人である自分の認識が偏っていると感じた。それはここに居る獣人一同が感じたことでもあるだろう。改めて種族ごとの認識はそれぞれが違うということを常に念頭におき、性別、身分など関係なく今後の会議でそれらを逸脱することなく進めていけたらと思う」
その言葉にその場に居た全員が一礼し、反撃された二人も渋々頭を下げていた。
言い終えてからちらりとスーランを見ると、なんと頭を揺らしながら眠っているのが視界に入りバウデンは珍しく目を丸くした。ホーイェンが何度か起こしているが、全く反応がない。
(何なんだ、あいつは…)
それが即座に頭に浮かぶ。取り敢えず次の議題を滞りなく進めその日の会議は終わったが、最終的にはゆっさゆっさ揺らされ起きたスーランはいつも通りの半分しか開いていない垂れ目とそれが余計に垂れる大きな欠伸をしながらふらふらと会議室から出て行った。
後にスーランに食って掛かった二人は元々獣人至上主義であり男尊女卑の考えが強く、他の魔術師から煙たがられて居場所がなくなり辞めていった。
バウデンはその日初めてぼけっとしていないスーランを見て薬の開発や諸々の功績が事実であると身を以て知ったのだった。
その日以降スーランが挙手するごとにビクリと体を震わせる魔術師が出てきた。それは回数を重ねるごとに人数が増えていった。
「何だとっ…!」
「元より番避けの薬を私が開発した理由は全私的理由です。自分の生活を根底から覆される、今まで築いてきたものが一瞬で崩される可能性すらある番との出逢い。勿論中には本当の意味で寄り添い、まずはお互い知っていくことから始め徐々に順序を踏んでいく。それならまだわかります。人族の私にはわかりませんが、番の本能とは抑えがたい衝動と歓喜が勝り、どうしても自分のものだけにしたいと、時には攫い、囲み、周りから遮断し、最悪監禁されることもある」
魔術隊の半数以上は獣人だ。人族もそれなりにいるが、人口的にはまだまだ獣人に比べると少ない。会議室の中には四分の一近くの人族が居るが、皆が何度も頷いていた。
「とはいえ、人族の中にもウエルカムの人はいるでしょう。その人は飲まなければ良い話です。ただ必ずしも相手が自分の理想な相手とは限らない。それでも良いのならお好きにと私なら思ってしまうのですよ」
バウデンですらスーランの意見は目から鱗というよりも、そこまで人族側に立って考えてもいなかったという方が正しい。
「獣人の国王が治める国なので、それなりに獣人寄りの思考になるのは仕方ないことですが、それを曲解しまくって人族はこうである、こうでなければならない、獣人の為の都合の良い人形だと言っているようなものです。それか子作りの道具、とでも思っているのでしょうか?」
「な、き、貴様…!」
「そうでないのなら何故人族が獣人から番を乞われることが誉れなのか答えてください、明確に。それにそんなことがまかり通るのなら、国が掲げている人族に心から寄り添うなんて言葉消してください。全く逆ですから。国王陛下に進言したいくらいですよ」
スーランは止まらない。
「中には寄り添わず本心からそう思っている方も少なからず居るかも知れません。獣人からすれば虚弱な人族を守るのだからとか思うことも自由っちゃ自由です。ですがそれは私達人族も同じで自由です。実際番避けの薬を発表した翌日から人族による申し込みが殺到しました」
「!」
「それが答えです」
スーランは人さし指を立てる。
「ついでにもう一つ言わせてもらえば最近改善し始めた避妊薬に関しても同じ。何名かがそれを改善する必要は無いとおっしゃった方全員が雄の方でした。何故女性がリスクを負っている避妊薬をそのままで良いと言うのか。それならば男性用避妊薬を作り、飲み続けると勃ちづらくなっても種無しになっても何も文句は無いということですよね?」
バウデンもそれを聞き、薬に関してリスクを聞いても仕方がないとすぐに改善と頭に浮かばなかったことは実際に雄寄りの思考だったのかということを思い知らされた。
「そ、それでは子作りが出来なくな――――」
「それは今まで女性だけが背負っていたことです。石女になってしまう可能性もありました。何故逆は駄目なのですか?今まで誰も何も言わなかったのは何故ですか?矛盾していませんか、それ。その矛盾を私は一人の女性として心底理不尽だと思ったのでせめてリスクの無い薬にしたいだけ。それでも番避けの薬の調整、避妊薬の改善を無駄だと言うなら、自分達の省みなかった部分を全部踏まえた上で私の発言に対し反論してください。さあ、どうぞ」
スーランは言い終えて座った。
参加していた人族の殆ど、そして女魔術師に関しては涙ぐんで何度も頷いていた。
集中反撃されていた魔術師は当然何も言い返すことが出来ずにいたが、その隣にいた仲間らしき獣人魔術師の一人が言わなければ良いのに悔し紛れに「孤児あがりの新人女魔術師ごときが生意気な…」とぼそり呟いた。
それを耳聡く聞き取ったスーランは再度挙手し、バウデンに向いたのだ。
「あの、すみません。私ここに連れて来られた時に孤児でも元奴隷でも頑張ればちゃんと立派な魔術師になれるって聞いたんですけど、それって眉唾ものなんですか?」
「いや。国王、…バロアス国の方針だ」
「孤児あがりのペーペー魔術師はまともな発言をしちゃ不味いのでしょうか。性別?爵位?身分?勤続年数?立場で一方的に案を退けるならば、そもそもこの会議って必要ですか?雄であり爵位と身分と勤続年数の高い方だけで決めれば良いのでは。それなら私もう眠いので戻って良いですかね。時間の無駄なので」
スーランの既に面倒そうな姿勢に人に興味が薄いホーイェンが「何とか、我慢、しろ」と窘めている様子にある意味驚いた。
バウデンは統括総帥として収めるべく、スーランと対峙した二人に声を掛ける。
「反論意見は」
「は…、…いえ」
「何も無いのか」
「…はい」
「他にスーランに異議を唱えるものは挙手を」
まあ予想通り誰も上がらなかったので、バウデンは纏めに入った。
「私もスーランが人族側の意見を話してくれたことで獣人である自分の認識が偏っていると感じた。それはここに居る獣人一同が感じたことでもあるだろう。改めて種族ごとの認識はそれぞれが違うということを常に念頭におき、性別、身分など関係なく今後の会議でそれらを逸脱することなく進めていけたらと思う」
その言葉にその場に居た全員が一礼し、反撃された二人も渋々頭を下げていた。
言い終えてからちらりとスーランを見ると、なんと頭を揺らしながら眠っているのが視界に入りバウデンは珍しく目を丸くした。ホーイェンが何度か起こしているが、全く反応がない。
(何なんだ、あいつは…)
それが即座に頭に浮かぶ。取り敢えず次の議題を滞りなく進めその日の会議は終わったが、最終的にはゆっさゆっさ揺らされ起きたスーランはいつも通りの半分しか開いていない垂れ目とそれが余計に垂れる大きな欠伸をしながらふらふらと会議室から出て行った。
後にスーランに食って掛かった二人は元々獣人至上主義であり男尊女卑の考えが強く、他の魔術師から煙たがられて居場所がなくなり辞めていった。
バウデンはその日初めてぼけっとしていないスーランを見て薬の開発や諸々の功績が事実であると身を以て知ったのだった。
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