トラウマ克服の為にクズに徹します

きるる

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目の前に居るのは 2※※





気持ち良い口付けをくれてぞくぞくと興奮して。
布が引き裂かれる音と首元を伝う温かいものに高揚が増して。

身体を優しく触れられてシュナの気持ち良い箇所を全て知っている綺麗な指が、沢山口づけをしながら丁寧に触れられてとてつもなく嬉しくて気持ち良い。

重ねられた口から甘い息が漏れてしまう。




『リア、リア。…リアリア。私と口づけをもっとしよう?ほら、唇が切れてしまうよ』



――――黙れ。お前なんかじゃない。気持ち悪いからずっと噛み締めていた。血が滲んでも。口の中に鉄の味が充満しても。




シュナの胸をもどかしい位の触れ方で突如強く摘まれた時の快感は倍増するのを彼は良く知っている。我慢していても小さな声が漏れ息が乱れてくる。



『リアの胸はまだ小さいけど私が沢山揉んで育ててあげる。さあ、周りに私の愛の印をつけようね…』




――――お前なんかお呼びじゃない。そんなの烙印でしかない。



凶悪と名高いエラが張ってごつごつした雄で貫かれる快感はシュナを乱れさせ、弱いところを抉られて集中的に責める彼の尽くし方が好きだ。口を閉じてもどうしても気持ち良くて喘ぎそうになってしまう。



『――――リア、果てたのかい?中がびくびくしている。私に感じているんだね』



――――お前自身に感じたことなんて一度も無い。



『―――リアは私とするのが本当に好きなんだね。中がそうだって言っているよ。全て…全部全部私のものだ』




そんなわけない。
お前のものになったことなんてただの一度だって無かった。



『リアは私のもの。ずっと―――永遠にだ』



嫌だ。
止めて。
もうおかしくなりたくない。
これ以上堕ちたくない。



「――ュナ」


触れるのは。


―――じゃなきゃ嫌。


「シュナ」


―――――イアンじゃなきゃ嫌だ!


「シュナ。目を開けて」




―――けて


「シュナ。目を覚まして」


―――たす、け、―――て




「シュナ」
「…っ!!!」
「シュナ。僕だよ。イアンだ」


名を呼ぶ声が何度も聞こえ、シュナはばちんと目を見開いた。

息を止めていたのか、はっはっと息は浅く急いで空気を取り込もうとしている。


シュナを見下ろしているのは美しい淡い朱色のグラデーションがかった髪と橙色の鮮やかな瞳。

巷でクズと評されても、それを覆すくらいの甘く整った容貌。

その美麗な表情がぼやけて見える。

シュナはゆっくりと瞬きすると一雫目尻から落ちた。
シュナを抱いている彼の顔が鮮明になる。

優しい手が目元を拭ってくれる。そして頬を包んでくれる。…額に優しく口が落ちてくる。


「シュナ」


イアンの少し掠れた優しい声が落ちてくる。


シュナは全裸になっていた。
お腹の中には熱くいつも悶え狂わせられるイアンの雄が埋め込まれていて、ピクピクと膣内が収縮して蠢いている。

ゆっくりと身体が起こされ、ずぶりとイアンの剛直が更に奥に入り込み、シュナの口から甘い吐息が溢れる。


「シュナ」


イアンが名を呼びながらゆっくりと顔を近づけて口付けをしてくれる。

深く甘くシュナの口腔内を隈無くゆったりとした動きで、まるで息を止めていたシュナに呼吸の仕方を思い出させるかのように情欲の滲まない優しい優しい口付けだ。


「シュナ。目の前に居るのは僕。シュナと性交してるのは僕だよ。ちゃんと見て」


諭すように言い聞かせるイアンの聞いたことのない優しい物凄く穏やかな低音。


「っ、い、いあん…?」
「うん。僕」


シュナは面白いくらいにぶるぶると震えている手でイアンの頬に触れる。その震えた手を包むイアンの温かい手と優しい優しい表情。


「イアン…?」
「そう。今シュナを気持ち良くさせてるのは?」
「…イアン」
「うん。これだけシュナを気持ち良くさせられるのは僕しか居ないでしょ?」


イアンが眉を少し下げ、まるで愛しくて仕方ないとでもいう風に微笑み、汗で張り付き乱れたシュナの髪を梳いてくれる。





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