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第24話 王太子の謝罪と真実
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夜の王都に雨が降っていた。
冷たい雨粒が石の屋根を打ち、路地を銀色に染める。
王宮の高窓から漏れる灯が、雨幕をぼんやりと照らしていた。
その廊下を、アルベルト王太子は一人歩いていた。
足音だけが、広い石の床に響く。
彼の顔には深い疲労がにじみ、衣の袖は濡れている。
――すべてを、終わらせなければならない。
前夜、リリアーナが王宮を出たとの報せを受けた時、胸が痛んだ。
それでも彼は何も言えなかった。
今さら想いを告げたところで、彼女を縛るだけだと知っていた。
しかし、亡霊のように現れた男――ダリウス・レインが「王妃の裏切り」を語った瞬間、心は大きく軋んだ。
王家の信用を根底から覆すような陰謀。
真実を確かめるために、彼は王妃陛下と正面から対峙する覚悟を決めていた。
夜半過ぎ。
静かな執務室の扉を叩くと、内側から「入りなさい」と声がした。
ロウソクの灯に照らされた机の向こうで、王妃エリザベートが文をしたためている。
彼女はいつもと変わらぬ姿だった。
冷静で、美しく、そして何よりも「何一つ隠していないように見える」。
「母上……今夜、少しお話がございます」
アルベルトの声は沈んでいた。
「珍しいことね。眠れぬ夜かしら?」
「いいえ、眠っていられぬ夜です」
彼女は筆を置き、顔を上げた。
「どうしたの? そんな顔をして」
息を整えながら、アルベルトは懐から一枚の証書を取り出した。
ヴァルシアの公印と、王妃の署名入りの財務記録。
それを机の上に置く。
「これを手に入れました。内容は、ヴァルシアからの資金を王室名義で流出させたことを示しています」
「……誰から?」
「ダリウス・レインという男です」
その名を聞いた瞬間、王妃の表情がわずかに変わった。
ほんの一瞬、息を止めたような。
けれどすぐに、その微細な揺らぎを押し隠し、平静を取り戻した。
「懐かしい名ね……彼はまだ生きていたのね」
アルベルトは机を見つめたまま、問う。
「これは本当なのですか? 王妃陛下……いいえ、母上」
エリザベートは立ち上がり、静かに息を吐いた。
「本当よ」
短い答えだった。
それ以上の言葉を足すよりも、真実を一言で突きつける強さがあった。
「ですが、それは裏切りです。王家が他国の金で自らの地位を支えるなど――」
「違うわ、アルベルト」
王妃は視線を彼に向けた。
「私は、国の命を繋ぐためにやったの。王に知られるわけにはいかなかった。あの戦争でヴァルシアが勝つと分かった瞬間、私は“滅び”ではなく“共生”を選ぶしかなかったの」
「共生……」
「ええ。いずれヴァルシアがこの地の支配を強める。その時、王国を守るためには、誰かが“橋”にならなければならなかったの。リリアーナの母リゼットは、そのために戦場へ出されたのよ」
アルベルトは息を止める。
「では……やはり母上が?」
「命じたのは私。でも、彼女が選んだのもまたその道だった。リゼットはヴァルシアの高官との密婚を引き受け、双方の血を繋いだ。――その結果が、リリアーナだ」
沈黙が落ちる。
外の雨音が部屋の静寂を深めた。
アルベルトの胸の中で、崩れ落ちるものがある。
「だから貴女は……彼女をそばに置いた?」
「そう。あの子こそが私の“賭け”だった。血を継ぐ子が二つの国を繋ぐ。そう信じていた。でもね、アルベルト――あの子は私を超えたのよ」
「超えた?」
「私は策略で国を救おうとした。けれどリリアーナは心でそれを為した。あの子が微笑み、誰かを信じるたびに、人々が救われていく。私にはできなかったことをたやすくやってのけたわ」
王妃の声は穏やかでありながら、どこか悔しさの滲む響きでもあった。
彼女は遠い過去を見るように瞳を細める。
「リゼットが亡くなったと聞いた時、この国がやっと“何か”に導かれている気がした。あの子が生まれてきた瞬間に、未来がひとつ灯った。……それを消すわけにはいかない」
アルベルトは拳を握りしめた。
「リリアーナを“道具”にしたのですか?」
「そう見えたでしょうね。でも私にとって、あの子は希望そのものだった。愛していたわ。母としてではなく、王の妻として」
王妃の言葉が終わる間際、アルベルトは静かに立ち上がり、深く頭を下げた。
「……母上。謝罪します」
「謝罪?」
「リリアーナを傷つけたこと、愚かにも軽蔑したこと。あの方は、母上が信じた希望そのものだった。俺はそれを一度捨ててしまった」
エリザベートは何も言わず、ただ息子を見つめる。
その瞳の奥に、ほんの少しだけ温かな光が宿っていた。
「気づくのが少し遅かったわね。でも遅すぎるわけではない」
「いいえ。俺の罪は消えません。ただ……もう一度、償う機会をください」
「償う?」
アルベルトは顔を上げ、まっすぐに言った。
「リリアーナとライナー将軍が向かった“地下回廊”へ行きます」
「危険よ。そこには私ですら踏み込めない領域がある」
「それでも。彼女を守れなかった俺に、まだできることがあるなら」
王妃はしばらく沈黙した。
やがて机の引き出しから小箱を取り出した。
蓋を開けると、中には蒼黒い指輪が収められている。
「これは?」
「リゼットが最後にリリアーナへ渡そうとしたもの。彼女が母の真実を知る時、それを託せと私に言った」
指輪の中心には翡翠の宝石、そして裏には古い刻印――「EとR」。
エリザベートとリゼットの頭文字だった。
「この印を見せなさい。回廊の最奥に封印がある。その先の真実を暴けるのは、おそらくあなたたちしかいない」
「……わかりました」
アルベルトは箱を受け取り、胸に抱いた。
もう迷いはなかった。
雨はなお降り続いているが、その息は不思議と穏やかだった。
「ありがとう、母上。リリアーナを守ります。今度こそ」
「もしあの子を失ったら、この国が二度と立ち上がれないわ。必ず守って」
「はい」
彼は部屋を後にし、長い廊下を進んだ。
濡れた窓ガラスの向こうに、一瞬稲光が走り、空気を裂く。
そのまま彼は大きく息を吸い込み、外へと足を踏み出した。
雨は容赦なく降りつけ、装飾の肩章を濡らす。
それでも彼の表情には、確かな決意が浮かんでいた。
*
同じ頃、地下区画ではリリアーナとライナーが古い扉の前に立っていた。
重厚な石扉の表面には、奇妙な碑文が刻まれている。
「“偽りの王が立ち、真実の血が眠る”……」
リリアーナが読み上げると、ライナーの眉が動いた。
「まるで呪文だ」
「ええ。でもこの扉、鍵穴がありません」
「……おそらく、血だ」
ライナーは短剣を取り出し、掌に切り傷をつけた。
赤い血が扉に落ちる。だが反応はない。
「俺ではないようだ」
「なら、私が」
リリアーナは同じように血を垂らした。
瞬間、扉がわずかに震えた。
石の隙間に光が流れ込み、低い地響きが鳴る。
「開いた……」
まさにその時、背後から行灯の光が揺らいだ。
一人の男の声が響く。
「やはりここにいたか、リリアーナ」
二人が振り向くと、濡れた外套を脱ぎ捨てたアルベルトが立っていた。
「殿下……」
「母上から預かりものだ。――これを、お前に」
手渡された箱を開けると、中には翡翠の指輪。
「これは……」
「お前の母が残したものだ。彼女の最後の言葉と共に、真実を開く鍵だ」
リリアーナの手が震え、目に涙が滲む。
その光景を見て、ライナーは静かに頷いた。
三人は目を合わせ、扉の中央へ進んだ。
光に包まれた空間の向こうで、かすかな声が響いていた。
それはまるで、遠い日の誰かの祈りのように――。
続く
冷たい雨粒が石の屋根を打ち、路地を銀色に染める。
王宮の高窓から漏れる灯が、雨幕をぼんやりと照らしていた。
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彼の顔には深い疲労がにじみ、衣の袖は濡れている。
――すべてを、終わらせなければならない。
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それでも彼は何も言えなかった。
今さら想いを告げたところで、彼女を縛るだけだと知っていた。
しかし、亡霊のように現れた男――ダリウス・レインが「王妃の裏切り」を語った瞬間、心は大きく軋んだ。
王家の信用を根底から覆すような陰謀。
真実を確かめるために、彼は王妃陛下と正面から対峙する覚悟を決めていた。
夜半過ぎ。
静かな執務室の扉を叩くと、内側から「入りなさい」と声がした。
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冷静で、美しく、そして何よりも「何一つ隠していないように見える」。
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アルベルトの声は沈んでいた。
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「いいえ、眠っていられぬ夜です」
彼女は筆を置き、顔を上げた。
「どうしたの? そんな顔をして」
息を整えながら、アルベルトは懐から一枚の証書を取り出した。
ヴァルシアの公印と、王妃の署名入りの財務記録。
それを机の上に置く。
「これを手に入れました。内容は、ヴァルシアからの資金を王室名義で流出させたことを示しています」
「……誰から?」
「ダリウス・レインという男です」
その名を聞いた瞬間、王妃の表情がわずかに変わった。
ほんの一瞬、息を止めたような。
けれどすぐに、その微細な揺らぎを押し隠し、平静を取り戻した。
「懐かしい名ね……彼はまだ生きていたのね」
アルベルトは机を見つめたまま、問う。
「これは本当なのですか? 王妃陛下……いいえ、母上」
エリザベートは立ち上がり、静かに息を吐いた。
「本当よ」
短い答えだった。
それ以上の言葉を足すよりも、真実を一言で突きつける強さがあった。
「ですが、それは裏切りです。王家が他国の金で自らの地位を支えるなど――」
「違うわ、アルベルト」
王妃は視線を彼に向けた。
「私は、国の命を繋ぐためにやったの。王に知られるわけにはいかなかった。あの戦争でヴァルシアが勝つと分かった瞬間、私は“滅び”ではなく“共生”を選ぶしかなかったの」
「共生……」
「ええ。いずれヴァルシアがこの地の支配を強める。その時、王国を守るためには、誰かが“橋”にならなければならなかったの。リリアーナの母リゼットは、そのために戦場へ出されたのよ」
アルベルトは息を止める。
「では……やはり母上が?」
「命じたのは私。でも、彼女が選んだのもまたその道だった。リゼットはヴァルシアの高官との密婚を引き受け、双方の血を繋いだ。――その結果が、リリアーナだ」
沈黙が落ちる。
外の雨音が部屋の静寂を深めた。
アルベルトの胸の中で、崩れ落ちるものがある。
「だから貴女は……彼女をそばに置いた?」
「そう。あの子こそが私の“賭け”だった。血を継ぐ子が二つの国を繋ぐ。そう信じていた。でもね、アルベルト――あの子は私を超えたのよ」
「超えた?」
「私は策略で国を救おうとした。けれどリリアーナは心でそれを為した。あの子が微笑み、誰かを信じるたびに、人々が救われていく。私にはできなかったことをたやすくやってのけたわ」
王妃の声は穏やかでありながら、どこか悔しさの滲む響きでもあった。
彼女は遠い過去を見るように瞳を細める。
「リゼットが亡くなったと聞いた時、この国がやっと“何か”に導かれている気がした。あの子が生まれてきた瞬間に、未来がひとつ灯った。……それを消すわけにはいかない」
アルベルトは拳を握りしめた。
「リリアーナを“道具”にしたのですか?」
「そう見えたでしょうね。でも私にとって、あの子は希望そのものだった。愛していたわ。母としてではなく、王の妻として」
王妃の言葉が終わる間際、アルベルトは静かに立ち上がり、深く頭を下げた。
「……母上。謝罪します」
「謝罪?」
「リリアーナを傷つけたこと、愚かにも軽蔑したこと。あの方は、母上が信じた希望そのものだった。俺はそれを一度捨ててしまった」
エリザベートは何も言わず、ただ息子を見つめる。
その瞳の奥に、ほんの少しだけ温かな光が宿っていた。
「気づくのが少し遅かったわね。でも遅すぎるわけではない」
「いいえ。俺の罪は消えません。ただ……もう一度、償う機会をください」
「償う?」
アルベルトは顔を上げ、まっすぐに言った。
「リリアーナとライナー将軍が向かった“地下回廊”へ行きます」
「危険よ。そこには私ですら踏み込めない領域がある」
「それでも。彼女を守れなかった俺に、まだできることがあるなら」
王妃はしばらく沈黙した。
やがて机の引き出しから小箱を取り出した。
蓋を開けると、中には蒼黒い指輪が収められている。
「これは?」
「リゼットが最後にリリアーナへ渡そうとしたもの。彼女が母の真実を知る時、それを託せと私に言った」
指輪の中心には翡翠の宝石、そして裏には古い刻印――「EとR」。
エリザベートとリゼットの頭文字だった。
「この印を見せなさい。回廊の最奥に封印がある。その先の真実を暴けるのは、おそらくあなたたちしかいない」
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「はい」
彼は部屋を後にし、長い廊下を進んだ。
濡れた窓ガラスの向こうに、一瞬稲光が走り、空気を裂く。
そのまま彼は大きく息を吸い込み、外へと足を踏み出した。
雨は容赦なく降りつけ、装飾の肩章を濡らす。
それでも彼の表情には、確かな決意が浮かんでいた。
*
同じ頃、地下区画ではリリアーナとライナーが古い扉の前に立っていた。
重厚な石扉の表面には、奇妙な碑文が刻まれている。
「“偽りの王が立ち、真実の血が眠る”……」
リリアーナが読み上げると、ライナーの眉が動いた。
「まるで呪文だ」
「ええ。でもこの扉、鍵穴がありません」
「……おそらく、血だ」
ライナーは短剣を取り出し、掌に切り傷をつけた。
赤い血が扉に落ちる。だが反応はない。
「俺ではないようだ」
「なら、私が」
リリアーナは同じように血を垂らした。
瞬間、扉がわずかに震えた。
石の隙間に光が流れ込み、低い地響きが鳴る。
「開いた……」
まさにその時、背後から行灯の光が揺らいだ。
一人の男の声が響く。
「やはりここにいたか、リリアーナ」
二人が振り向くと、濡れた外套を脱ぎ捨てたアルベルトが立っていた。
「殿下……」
「母上から預かりものだ。――これを、お前に」
手渡された箱を開けると、中には翡翠の指輪。
「これは……」
「お前の母が残したものだ。彼女の最後の言葉と共に、真実を開く鍵だ」
リリアーナの手が震え、目に涙が滲む。
その光景を見て、ライナーは静かに頷いた。
三人は目を合わせ、扉の中央へ進んだ。
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それはまるで、遠い日の誰かの祈りのように――。
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