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186.学園祭9
しおりを挟む学園祭としては終わりだけど、まだ街はお祭りをやっている。俺達は通常授業だ。招待客達も後1週間ほど滞在するのだそうだ。ヨルク達も一応国の代表として来ているし、学園生をスカウトするつもりらしい。目を付けたのは、俺達と同じ学年のミヤさんやチノさん。紹介してくれるか?と聞かれたので、二人にお伺いを立てている次第だ。
ヨルク達もちゃんとお仕事してるんだね。なんか大人になったなぁって感じだ。最近はヨルクも周りの重臣たちに婚約をせっつかれているとエルが言っていた。
ミヤさんは中庭の木の上で寝転んでいたところを発見した。
「ミヤさん、ちょっといいかな?」
「おう、ナルアどうした?」
「えっと、俺の出身国の代表が話したいって言ってて、俺の知り合いだし無理なことは言わないと思うから会ってみてあげて欲しいんだけど…どうかな?」
「んー…まぁいいぜ。ナルアのことは信頼してるしな。」
「ありがとう。じゃあ近日中にまた声かけるね」
「おう」
次はチノさんだね。食堂で本を読んでいるのを見つけた。
「チノさん、今少し話せるかな?」
「ええ、構いません。なんでしょう?」
「俺の出身国の代表の人達が話したいって言ってて、時間貰えないかな?」
「…それはどういった話でしょうか?」
「多分スカウトかな?」
「わかりました。一度お会いしましょう。」
「ありがとう!予定決まったらまた声かけるね。」
「ええ」
了承はもらえた。あとは交渉次第だろう。俺に出来るお手伝いはこれで終わり。ミヤさん達とも友達だから、彼らの意思も尊重したい。まぁミヤさんたちが優秀なのは確かなことだから、是非頑張って欲しいところだね。
俺は卒業後どうするか決めてないけど…たまには国に戻るだろうしね。父も母も友達も居るからね。でも俺のところにも軽いお誘い程度のスカウトは来たけど、熱烈なのは無かった。いい感じに目立たないように出来たみたいで何よりだね。
その影に一人の苦労人がいたなんて事は知らない。番には自由にさせてあげたい、というテスラさんの指示を受け、片っ端からナルアくんに声を掛けようとする奴等に牽制していく。
「はぁ…ナルアくんのためとはいえ一苦労っすね。全く…数が多すぎるっすよ。」
「お疲れ様。ウェン」
「ティナ、おいで」
ソファでぐったりしているところを労ってくれる優しい番を抱き締めて癒される。派手ではないが、落ち着く甘い花の香りがする。羽のある当たりを撫でると甘い香りが強まる。
「ティナ、そろそろ発情期っすね?」
「うん…」
「ん、いっぱい可愛がってあげるっすよ。」
「う、うんウェン…大好き…」
「俺も大好きっす」
さっさと仕事なんか終わらせてティナと巣籠もりすることを決めて、ティナが欲しがる俺の衣服を渡して、最速で仕事を終える。テスラさんに報告もして、発情期で篭もることも伝えた。これで暫くは休みをもぎ取れる。
「ねぇ、ティナ、そろそろ子供いるのもいいかなと思ってるんすけど、ティナはどうっすか?」
「うん、子供欲しい…ウェンの子ちょうだい…?」
「ん、いっぱいしてあげるっすね?」
「…えへへ…うれしい…」
なんだこれ…可愛過ぎない?俺の番…ホント…壊しちゃいそうっすよ。
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