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203.魔術学園2年生17
準備も終えたし、いよいよダンジョンに潜る。けれどこれは本格的な挑戦というわけではない。いわゆる慣らし期間と言うやつだ。本格的に潜るのは長期休みに入った時だ。
冒険者ギルドで集合してダンジョン攻略(仮)楽しみだー!
ククルとウェネルもうすぐ来るかなー?
「楽しみだねぇリオネル!」
「ふふっそうだね。でもそんなにはしゃいだら駄目だよ?」
「うん、頑張る!」
「はぁ…テスラさん、大丈夫そうですか?」
「まぁ大丈夫だ。ナルアおいで」
テスラさんに呼ばれた!手を広げて待っている。その腕の中に飛び込まずにいられない。
「はい!よろこんで!」
「良い子だ」
「むふふ。大好き…」
「手を繋いでいこう。」
「ん?うん!」
テスラさんと手繋いで日帰りダンジョン!デートみたい!みんなで食べるようにお弁当も準備したし!安全地帯で食べるんだって言ってたから、サンドイッチとかにしておいた。あとはテスラさんの好物のカツとリオネルが好きって言ってくれたスイーツだ。今日は林檎パイ。弁当はテスラさんに預けてる。
ウェネルとククルは一緒にギルドに入ってきた。手を振ってみれば直ぐに気づいてこちらに来てくれた。
「おはようナルア、リオネル、テスラさん」
「はよ」
「二人ともおはよー!」「おはようございます」「おはよう」
「揃ったな。それでは向かうとするか。」
テスラさんが先導してくれて、ダンジョンの入り口に到着した。ダンジョンに入ろうとする人たちが並んでいる列に加わる。その間に今回の注意事項をまとめて伝えてくれる。
「今回は3層までの探索とする。日帰りだからな。ダンジョンに潜るにあたって注意することは、他の冒険者だ。見ての通り人が多い。獲物を奪っただのと因縁をつけてくる輩もいる。面倒事にならないよう気をつけろ。あとは流れ弾や角から出てきた人間だ。間違って攻撃されることもある。一応結界は張っておいてやるが過信するな。こんなものか。わかっていると思うが位置把握も怠るなよ。」
「「はい!」」「「はい」」
リオネルは冒険者で俺達を守る立場だが、一緒に学園生になったみたいで楽しい。装備も一番冒険者っぽくて格好いいし!ちなみにククルも鎧っぽいの着てる。俺は一応このメンバーだと魔法主体なのでローブみたいなやつだ。
テスラさんとお揃いだったりする。ウェネルは真っ黒な衣装を身に纏ってる。ウェンさんの仕事着と似てる。っていうか一緒なんだろうな。
列が進んでいよいよ俺達の番だ。
「入場許可書と冒険者証を提示してくれ。」
「ああ」
手慣れたようにテスラさんが全員分を纏めて提出してくれる。確認して問題ないということで直ぐに返してもらった。無くさないように仕舞って、軽くダンジョンのルールを伝えられる。
「原則として他の人を傷つける行為は禁止されている。また窃盗なども同様禁止だ。あとは魔物は発見者が優先して狩ることが出来る。気を付けて」
「ああ、ありがとう」
軽く会釈して通り過ぎる。ダンジョンの入り口は膜のようになっていて、中と外で全く景色が違うのだ。前にも入ったことあるけど、ちょっと緊張する。
少しだけ抵抗を感じる膜を突き抜ける。そしてゴツゴツとした壁が見える。ダンジョンの一層は洞窟のような作りになっている。人も多いので、モンスターもいない。サクサクと抜けて行く。
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♡読者様1300over!本当にありがとうございます♡
※独自のオメガバース設定があります。
※予告なく性描写が入ります。