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第4の異世界ーはるか遠くの銀河で戦う少年
第71話 マンガのイベント
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悲しそうな表情の理由は気になったが、初対面の自分が女性の感情を気安く尋ねるのも無粋であろうと、俺はなにも見なかったことにした。
「ところでスペースコミットってなに?」
「あ、はい。年に1度だけ行われる漫画の大イベントですよ。プロやアマチュアの作家さんがそこだけで販売する限定の漫画を買えたり、その他にいろいろと漫画に関する催しを楽しめるイベントなんです」
「へーおもしろそうだね」
マンガのイベントか。
ちょっと興味があった。
「けど戦争中なのにイベントなんてやれるの?」
「はい。戦争中にイベントを行うなど不謹慎と、ほとんどは開催が禁止されています。しかしスペースコミットなどの漫画やアニメのイベントは別なのです」
「そうなの? どうして?」
「古くから我々とホーンは漫画やアニメを通じて交流をしてきました。大昔は2つの種族が領地を争って戦争をしていましたが、ホーンの作る漫画やアニメで交流をして2つの種族は和平をした伝わっております。それゆえ、漫画やアニメは平和の象徴として、戦争中の今だからこそ中止にしてはならないと各地で厳重な警備のもとで開催が続けられているのです」
「ふーん。そうなんだ」
絵や文字の書かれたこの書物が平和の象徴とは。
この世界にとって漫画とは単なる娯楽以上のもののようである。
「けれどハバンさん。これはこの世界の常識ですよ。これを知らないなんて、ハバンさんは一体どちらからいらした方なのですか?」
「えっ? あ、いやそれはその……」
別の世界からやって来たなんて言ってもきっと信じないだろう。それにツクナの許可なくそれを言うわけにもいかない。
「そ、それよりもスペースコミットってのはどのくらい大きなイベントなんだ? 年に1回ってことはよほどの大イベントなんだろうね」
「えっ? あ、はい。イベントは他にもたくさんありますけど、スペースコミットは特別です。歴史は長く、我々とホーンが和平をし、交流を始めた千年前から毎年かかさずに行われています」
「せ、千年も前から毎年かかさず……」
それは本当に大イベントだ。
「ホーンと我々にとってスペースコミットは歴史的な催しなのです。ロキシニアス連合に所属する各国の首脳も参加をされるんですよ」
「ああ、だからルカ君はナイトとしてスペースコミットへ行くんだな」
つまりヨトゥナは警備に駆り出されるということか。
「ほとんどのヨトゥナはスペースコミットの警備にあたります。恐らくツクナ様とハバンさんにも上から命令がくると思います」
「そうか」
マンガのイベントか。どんなものか興味があった。
「けど、マンガが好きなルカ君は仕事じゃなくてプライベートでイベントに行きたいんじゃないの?」
「そ、それはそうですけど、私はナイトですから。そういうわけにもいきません。残念ですが」
本当に残念そうな表情でルカ君は言って俯く。
「君は本当にマンガが好きなんだな」
「ええまあ。父も漫画が大好きだったので、私もその影響を受けて……」
大好きだった。
その言い方を聞いて、彼の父はもしかしたらと俺は察する。
「そうか。君の父はこんなに素晴らしい物を楽しめる素敵な人なんだな」
「はい。だから私は父の好きだった漫画を守るためにも、帝国との戦いには負けるわけにはいかないのです」
「どういうことだ?」
マンガと帝国との戦争になんの関係があるのだろうか?
「ところでスペースコミットってなに?」
「あ、はい。年に1度だけ行われる漫画の大イベントですよ。プロやアマチュアの作家さんがそこだけで販売する限定の漫画を買えたり、その他にいろいろと漫画に関する催しを楽しめるイベントなんです」
「へーおもしろそうだね」
マンガのイベントか。
ちょっと興味があった。
「けど戦争中なのにイベントなんてやれるの?」
「はい。戦争中にイベントを行うなど不謹慎と、ほとんどは開催が禁止されています。しかしスペースコミットなどの漫画やアニメのイベントは別なのです」
「そうなの? どうして?」
「古くから我々とホーンは漫画やアニメを通じて交流をしてきました。大昔は2つの種族が領地を争って戦争をしていましたが、ホーンの作る漫画やアニメで交流をして2つの種族は和平をした伝わっております。それゆえ、漫画やアニメは平和の象徴として、戦争中の今だからこそ中止にしてはならないと各地で厳重な警備のもとで開催が続けられているのです」
「ふーん。そうなんだ」
絵や文字の書かれたこの書物が平和の象徴とは。
この世界にとって漫画とは単なる娯楽以上のもののようである。
「けれどハバンさん。これはこの世界の常識ですよ。これを知らないなんて、ハバンさんは一体どちらからいらした方なのですか?」
「えっ? あ、いやそれはその……」
別の世界からやって来たなんて言ってもきっと信じないだろう。それにツクナの許可なくそれを言うわけにもいかない。
「そ、それよりもスペースコミットってのはどのくらい大きなイベントなんだ? 年に1回ってことはよほどの大イベントなんだろうね」
「えっ? あ、はい。イベントは他にもたくさんありますけど、スペースコミットは特別です。歴史は長く、我々とホーンが和平をし、交流を始めた千年前から毎年かかさずに行われています」
「せ、千年も前から毎年かかさず……」
それは本当に大イベントだ。
「ホーンと我々にとってスペースコミットは歴史的な催しなのです。ロキシニアス連合に所属する各国の首脳も参加をされるんですよ」
「ああ、だからルカ君はナイトとしてスペースコミットへ行くんだな」
つまりヨトゥナは警備に駆り出されるということか。
「ほとんどのヨトゥナはスペースコミットの警備にあたります。恐らくツクナ様とハバンさんにも上から命令がくると思います」
「そうか」
マンガのイベントか。どんなものか興味があった。
「けど、マンガが好きなルカ君は仕事じゃなくてプライベートでイベントに行きたいんじゃないの?」
「そ、それはそうですけど、私はナイトですから。そういうわけにもいきません。残念ですが」
本当に残念そうな表情でルカ君は言って俯く。
「君は本当にマンガが好きなんだな」
「ええまあ。父も漫画が大好きだったので、私もその影響を受けて……」
大好きだった。
その言い方を聞いて、彼の父はもしかしたらと俺は察する。
「そうか。君の父はこんなに素晴らしい物を楽しめる素敵な人なんだな」
「はい。だから私は父の好きだった漫画を守るためにも、帝国との戦いには負けるわけにはいかないのです」
「どういうことだ?」
マンガと帝国との戦争になんの関係があるのだろうか?
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