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訃報
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ドン!ドン!ドン!ドアを叩く音がする。
ドカ!ドカ!ドカ!とドアを蹴る音も。
「アニエス!無事か?!」
ドアの外で叫ぶ声がする。オーウェン義父
様だ。異変に気づいてくれたんだ。
「オーウェン様!──助けて義父様!!」
やっと大きな声がでた!
「無駄な事を。この部屋には結界が張っ
てある。人間が破れる訳がない……
は?いや、嘘だろう。焼き切る気か?」
ドアが燃えている。オーウェン義父様の
火焔だ。真っ赤になりながら少しずつ
溶けるように穴があき始めた。
──あいた穴から人が飛び込んでくる。
すかさず青竜めがけて剣を振るう。
青竜は爪で剣を弾くと私の上から飛び降り
剣を振るう人と対峙する。
「貴様!ロイシュタール様といた男だな。
……アニエスに何をした!!」
私を一目見て怒りの声を上げる。
マックス義兄様だ。
火焔を帯びた少し短めの剣。両刀使いだ。
両の手で次々に青竜に斬りかかる。
防戦する青竜。少しずつ後ろに下がる。
すると横から火焔を帯びた拳が青竜の脇腹
にねじ込まれる。
ぶっ飛ぶ青竜。
憤怒の表情のオーウェン義父様だ。
「ザルツコードの屋敷に侵入。義娘に悪さ。
はははは!!貴様、絶対にぶち殺す!!」
……オーウェン様、笑いながら怒る人。
こんな時にも笑い怒りです。
「とんだ化物屋敷だな。不味いな騒ぎを
起こすなと言われていたのに」
脇を押さえながら青竜が私を見る。
その顔は苦笑していた。
「遊び過ぎたな。おチビちゃん、またな?
今度はきちんと話しをしよう」
そう言うと青竜は窓際まで走る。
窓際には『穴』があった。
オーウェン義父様とマックス義兄様が
追撃するが全てかわし『穴』に飛び込み
姿を消した。
「消えた!どこに行ったんだ!」
マックス義兄様が地団駄を踏む。
オーウェン義父様がゆっくり私に近づいて
くる。上着を肩から掛けてくれ、上掛けで
私をくるむ。
「アニエス、そこに『穴』があるのか?」
窓際を指差す。
あ、二人には見えていないんだ。
私は頷く。
「あります。人が一人通れるぐらいの小さな
物ですけれど」
オーウェン義父様は上掛けの上からそっと
私を抱き締める。
背中をトントンとあやすように叩く。
「マリーナを呼ぶよ。怖かったな。助けが
遅くてすまない。アニエス」
うん。怖かった。気持ち悪かった。
何よりグレン様以外の人に体を触られる
のがこんなに辛い事だなんて。
私はオーウェン義父様にしがみついて
嗚咽した。
「マックス」
「はい」
「キルバンの間諜を四、五人捕らえて首を
ロイシュタールに送っておけ」
「……四、五人ですか?数を増やしても?」
「構わん。任せる」
「母上を呼びます。医者はどうします?」
「女医を。あとはアルフォンスを呼べ」
「はい。では」
二人の静かなやりとりを薄れゆく意識の
中で聞いていた。
やっぱり『穴』にはキルバンが関係してる。
それも向こうには竜が付いている。
──暗転。
泣きながらオーウェン義父様の
腕の中で私は意識を失った。
──夢を見た。
ふわふわと空を飛ぶ夢。
ああ黒竜に咥えられて飛んだ時と同じ景色。
懐かしい、北の辺境。私の故郷だ。
甘い、切ない匂いがする。
あの人の匂い。
どうしたの?こんなに薫るなんて。
どこにいるの?
匂いの方へ飛んで行く。
──いた。
地面に仰向けに倒れている。
酷い怪我。骨がぐしゃぐしゃだ。
おびただしい血が流れる。
もったいない。
駄目よ。
私を置いて行っては。
そっと抱き起こす。
冷たい。
このままでは逝ってしまう。
私は自分の胸の鱗を剥がす。
金色の光る鱗。
あなたにあげる。
だから置いて行かないで。
でも、口を開けてくれない。
意識がない。
私は鱗を口に含み彼に口移しで飲ませる。
彼がごくりと嚥下した。
もう大丈夫。
ちゃんと帰って来てね。
膝に頭を乗せ頭を撫でる。
血でバリバリだ。
いつも舐められているのだから
私が舐めてもいいよね?
そっとこめかみに流れる血を舐める。
あ、甘い。
美味しい。これじゃ舐めたくなるわ。
ペロペロと夢中で舐める。
ふと、気づくと彼が目を開けている。
ああ、この瞳だ。
金色のギラギラした瞳。
大好きだよ。
「……アニエス?」
かすれた声で名を呼ばれた。
「アニエス、アニエス。大丈夫か?」
ん?あれ、違う人が私を呼んでいる。
目を開けると心配そうな顔がいくつも
並んでいる。
オーウェン義父様、マリーナ義母様、
マックス義兄様、アルフォンス様、あれ?
マクドネル卿とマリック兄さんまでいる。
あれ?どうしたんだっけ?
「アニエス、目が覚めたか?お前すごい
うなされてたぞ。大丈夫か?」
マリック兄さんが私の頭を撫でる。
「うわ、お前、熱高いな!おい、なんとか
ならないのか?アルフォンス」
「魔力枯渇に治癒魔法は効かないよ。
安静にして自然に戻るのを待つしかない」
魔力枯渇……あ、思い出した。
ロイシュタール様に命を狙われて魔力枯渇。
青竜に襲われて胸を切られた。
自分の胸元を見るが傷はすでになく
綺麗な肌だ。
鱗もない。
……夢?だよね。
グレン様が倒れている夢を見た。
自分の中からごっそり力が抜けている。
魔力枯渇とはまた別の何かが失われている。
夢じゃない?
グレン様、怪我をしたの?
どきどきする。
無事でいるのだろうか。
「こんな時にごめんな。でも、どうしても
アニエスに知らせなければならない事がある」
アルフォンス様が気遣わしげに私に話し
かける。
この口調だと凶事だ。
私は唾をごくりと飲むと頷いた。
「まず、一つ目……」
一つ目って、いくつあるの……聞く前に
嫌になるんだけど。
「王女宮が完全に孤立した。姫様、アルマ、
アイリスの三人が取り残された。
女神像の庭が『穴』に埋め尽くされて
通行不能だ。『穴』の上を罪人に歩かせて
確かめたが、奴らは『穴』に落ちない。
その場で圧死するんだ。一瞬で肉の塊に
なる。普通の人間が『穴』に触れたら
死ぬ。それが分かった。
俺ももう、王女宮には入れない」
「え?そんな……私は落ちるのにどうして」
「理由は分からないけれど君はやはり特別
なんだと思う。
ある程度の生活物資は備蓄したとはいえ、
長期的には不味い状況だ。
特に君が王女宮にいないから空間収納が
使えない。
その分の食料が不足している。心配だよ」
アルフォンス様、顔色が悪い。
マクドネル卿もだけれど。
二人とも今にも倒れそう。
「もう一つは私から。北の辺境から訃報が
届きました。グレン様が戦死。
遺体はまだ見つかっていないとの事です」
マクドネル卿が固い顔でそう告げる。
ああ、これか。
夢はこれの事だったんだ。
私は胸の前で手を握りしめた。
ドカ!ドカ!ドカ!とドアを蹴る音も。
「アニエス!無事か?!」
ドアの外で叫ぶ声がする。オーウェン義父
様だ。異変に気づいてくれたんだ。
「オーウェン様!──助けて義父様!!」
やっと大きな声がでた!
「無駄な事を。この部屋には結界が張っ
てある。人間が破れる訳がない……
は?いや、嘘だろう。焼き切る気か?」
ドアが燃えている。オーウェン義父様の
火焔だ。真っ赤になりながら少しずつ
溶けるように穴があき始めた。
──あいた穴から人が飛び込んでくる。
すかさず青竜めがけて剣を振るう。
青竜は爪で剣を弾くと私の上から飛び降り
剣を振るう人と対峙する。
「貴様!ロイシュタール様といた男だな。
……アニエスに何をした!!」
私を一目見て怒りの声を上げる。
マックス義兄様だ。
火焔を帯びた少し短めの剣。両刀使いだ。
両の手で次々に青竜に斬りかかる。
防戦する青竜。少しずつ後ろに下がる。
すると横から火焔を帯びた拳が青竜の脇腹
にねじ込まれる。
ぶっ飛ぶ青竜。
憤怒の表情のオーウェン義父様だ。
「ザルツコードの屋敷に侵入。義娘に悪さ。
はははは!!貴様、絶対にぶち殺す!!」
……オーウェン様、笑いながら怒る人。
こんな時にも笑い怒りです。
「とんだ化物屋敷だな。不味いな騒ぎを
起こすなと言われていたのに」
脇を押さえながら青竜が私を見る。
その顔は苦笑していた。
「遊び過ぎたな。おチビちゃん、またな?
今度はきちんと話しをしよう」
そう言うと青竜は窓際まで走る。
窓際には『穴』があった。
オーウェン義父様とマックス義兄様が
追撃するが全てかわし『穴』に飛び込み
姿を消した。
「消えた!どこに行ったんだ!」
マックス義兄様が地団駄を踏む。
オーウェン義父様がゆっくり私に近づいて
くる。上着を肩から掛けてくれ、上掛けで
私をくるむ。
「アニエス、そこに『穴』があるのか?」
窓際を指差す。
あ、二人には見えていないんだ。
私は頷く。
「あります。人が一人通れるぐらいの小さな
物ですけれど」
オーウェン義父様は上掛けの上からそっと
私を抱き締める。
背中をトントンとあやすように叩く。
「マリーナを呼ぶよ。怖かったな。助けが
遅くてすまない。アニエス」
うん。怖かった。気持ち悪かった。
何よりグレン様以外の人に体を触られる
のがこんなに辛い事だなんて。
私はオーウェン義父様にしがみついて
嗚咽した。
「マックス」
「はい」
「キルバンの間諜を四、五人捕らえて首を
ロイシュタールに送っておけ」
「……四、五人ですか?数を増やしても?」
「構わん。任せる」
「母上を呼びます。医者はどうします?」
「女医を。あとはアルフォンスを呼べ」
「はい。では」
二人の静かなやりとりを薄れゆく意識の
中で聞いていた。
やっぱり『穴』にはキルバンが関係してる。
それも向こうには竜が付いている。
──暗転。
泣きながらオーウェン義父様の
腕の中で私は意識を失った。
──夢を見た。
ふわふわと空を飛ぶ夢。
ああ黒竜に咥えられて飛んだ時と同じ景色。
懐かしい、北の辺境。私の故郷だ。
甘い、切ない匂いがする。
あの人の匂い。
どうしたの?こんなに薫るなんて。
どこにいるの?
匂いの方へ飛んで行く。
──いた。
地面に仰向けに倒れている。
酷い怪我。骨がぐしゃぐしゃだ。
おびただしい血が流れる。
もったいない。
駄目よ。
私を置いて行っては。
そっと抱き起こす。
冷たい。
このままでは逝ってしまう。
私は自分の胸の鱗を剥がす。
金色の光る鱗。
あなたにあげる。
だから置いて行かないで。
でも、口を開けてくれない。
意識がない。
私は鱗を口に含み彼に口移しで飲ませる。
彼がごくりと嚥下した。
もう大丈夫。
ちゃんと帰って来てね。
膝に頭を乗せ頭を撫でる。
血でバリバリだ。
いつも舐められているのだから
私が舐めてもいいよね?
そっとこめかみに流れる血を舐める。
あ、甘い。
美味しい。これじゃ舐めたくなるわ。
ペロペロと夢中で舐める。
ふと、気づくと彼が目を開けている。
ああ、この瞳だ。
金色のギラギラした瞳。
大好きだよ。
「……アニエス?」
かすれた声で名を呼ばれた。
「アニエス、アニエス。大丈夫か?」
ん?あれ、違う人が私を呼んでいる。
目を開けると心配そうな顔がいくつも
並んでいる。
オーウェン義父様、マリーナ義母様、
マックス義兄様、アルフォンス様、あれ?
マクドネル卿とマリック兄さんまでいる。
あれ?どうしたんだっけ?
「アニエス、目が覚めたか?お前すごい
うなされてたぞ。大丈夫か?」
マリック兄さんが私の頭を撫でる。
「うわ、お前、熱高いな!おい、なんとか
ならないのか?アルフォンス」
「魔力枯渇に治癒魔法は効かないよ。
安静にして自然に戻るのを待つしかない」
魔力枯渇……あ、思い出した。
ロイシュタール様に命を狙われて魔力枯渇。
青竜に襲われて胸を切られた。
自分の胸元を見るが傷はすでになく
綺麗な肌だ。
鱗もない。
……夢?だよね。
グレン様が倒れている夢を見た。
自分の中からごっそり力が抜けている。
魔力枯渇とはまた別の何かが失われている。
夢じゃない?
グレン様、怪我をしたの?
どきどきする。
無事でいるのだろうか。
「こんな時にごめんな。でも、どうしても
アニエスに知らせなければならない事がある」
アルフォンス様が気遣わしげに私に話し
かける。
この口調だと凶事だ。
私は唾をごくりと飲むと頷いた。
「まず、一つ目……」
一つ目って、いくつあるの……聞く前に
嫌になるんだけど。
「王女宮が完全に孤立した。姫様、アルマ、
アイリスの三人が取り残された。
女神像の庭が『穴』に埋め尽くされて
通行不能だ。『穴』の上を罪人に歩かせて
確かめたが、奴らは『穴』に落ちない。
その場で圧死するんだ。一瞬で肉の塊に
なる。普通の人間が『穴』に触れたら
死ぬ。それが分かった。
俺ももう、王女宮には入れない」
「え?そんな……私は落ちるのにどうして」
「理由は分からないけれど君はやはり特別
なんだと思う。
ある程度の生活物資は備蓄したとはいえ、
長期的には不味い状況だ。
特に君が王女宮にいないから空間収納が
使えない。
その分の食料が不足している。心配だよ」
アルフォンス様、顔色が悪い。
マクドネル卿もだけれど。
二人とも今にも倒れそう。
「もう一つは私から。北の辺境から訃報が
届きました。グレン様が戦死。
遺体はまだ見つかっていないとの事です」
マクドネル卿が固い顔でそう告げる。
ああ、これか。
夢はこれの事だったんだ。
私は胸の前で手を握りしめた。
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