111 / 135
断罪 2
しおりを挟む
「クソ~!ふざけるなぁ!ここから出せ!」
オズワルドが手当たり次第に壁を蹴りながら
大声で叫んでいる。
両手、両足、首に金属製の輪っかを
嵌められてはいるが特に拘束されている訳
ではない。
なので、まるで檻に閉じ込められた
虎のように薄暗い洞窟を行ったり来たりと
うろついている。
毎日一度はこうして叫んでいるのようだ。
きっとオズワルドなりのストレス発散法
なのだろう。
オズワルドはアルトリアを魔物から護る
防衛結界に白竜の代わりに繋がれた。
嵌められた金属製の輪っかから魔力を
吸い上げられ、封印結界でこの洞窟から
出る事はできない。
この洞窟は白竜が閉じ込められていた
洞窟を再利用。
そして洞窟内は魔法で鏡に映るように
なっていて常に監視されている。
今はその鏡で王宮からオズワルドの様子を
のぞき見している。
二日後にはロイシュタール様とバルド様が
国に帰られる。
その前にオズワルドの様子を見てみたいと
ロイシュタール様が言い出したので
今日は急遽、陛下、ロイシュタール様、
バルド様、アルフォンス様、グレン様、
私の顔ぶれで王宮で鑑賞会となった。
「元気だなぁ。ごっそり魔力を吸いとられて
いるはずなんだけれど。
大声で叫びながらうろうろする余力が
あるとはなんて体力馬鹿な奴だ」
アルフォンス様が呆れる。
本当に元気だなぁ。
まあ白竜みたいに鎖で繋がれてはいないし、
きちんとベッドや風呂、トイレもある環境。
しかも、話し相手つきだ。
話し相手というか世話をする侍女なんだ
けれど、この侍女は実はモニカだ。
モニカは罪を償うため労役刑に処された。
その労役がオズワルドの世話係。
モニカは洞窟と神殿を行き来して
オズワルドの生活物資を運んだり日常の
世話をする。
しかしこの二人も微妙な関係だよね。
モニカはお館様に心を残しているし、
オズワルドは姫様が好きなくせにモニカを
仮の番にしている。
最初こそオズワルドもモニカも大声で
罵り合い、オズワルドがモニカに危害を
加えるのではとハラハラさせられたけれど
世話をしてくれるのがモニカだけなので
オズワルドの方が折れた。
しかもモニカが口をきかないと話す相手が
いないのでそれが堪えるらしく、
今ではモニカに対して下手に出ている。
一方、モニカは神殿に住んではいるが
部屋は監視付き、嵌め殺しの窓に、鉄格子。
オズワルドの世話以外にも神官から
コキ使われるため、適度にサボれるうえに
うるさく叱られる事のないオズワルドのいる
洞窟は一種の避難所なっている。
「もう!あの神官!あんな大量の洗濯物を
一人で今日中になんか無理に決まってるわ!
魔力封じの腕輪のせいで魔法が使えない
か弱いこの私に何させるのよ!
なんのイビりなのよ!馬鹿じゃないの!
見てよこの荒れた手を!」
モニカはこれでも砦では、お館様の婚約者
として非の打ちのない働き者令嬢で
通っていたから、やろうと思えば仕事は
できる子なんだよね。
神殿に問い合わせたところ文句は多いが
器用で要領がよく思った以上の働き手と
して重宝されているようだ。
モニカが大声で怒鳴る。
するとさっきまでここから出せと怒鳴って
いたオズワルドが無言でモニカに近づく。
ぐいっとモニカの手を引っ張る。
「何すんのよ!……って治癒魔法?」
モニカの荒れた手が治っている。
「ふん」
オズワルドがプイっとそっぽを向く。
「はん!そんな事したってお礼なんて
言わないわよ。ふ~んだ!」
モニカが顔を真っ赤にして言う。
これ、照れ隠しだよね。
一方そっぽを向いたオズワルドの顔も赤い。
こっちも照れてる?
なんかオズワルド、丸くなった?
毒が抜けたと言うか……。
あのクズっぷりが和らいだというか。
まあなんだかんだであの二人。
何とかやって行けそうで良かった。
これから人の手だけで魔物に対抗できる
ように人材を育てなければいけない。
その間、オズワルドにはアルトリアを
守ってもらう。
今はまだ魔力に余裕があるが、それも
いつまでも保つか分からない。
それに魔力を随時吸い上げられ
日の差し込まない洞窟での幽閉生活。
竜化しているとはいえ、人の精神を持つ
オズワルドがいつまで正気でいられるか。
罪を償うためとは言え、国のために
働いてもらうのだから
ある程度の環境は整えようとこんな感じに
なった。
「……一体俺達は何を見せられているんだ。
生温くないか?あいつら罪人だろ」
互いに照れ合うオズワルドとモニカを見て
バルド様がうんざりした声をあげる。
まあいいじゃないですか。
私はちらりとロイシュタール様を見る。
女性と見紛うほどきれいなお顔に怪しい
笑みをうっすら浮かべている。
怖!
どのみちオズワルドはここから解放され
たらロイシュタール様に引き渡される。
姫様にとっては優しいロイ兄様かもしれ
ないがこの人はヤバい。
以前殺されかけた私は今でもこの人が怖い。
この人に引き渡されるのか……。
ちょっと……本当にちょっとだけオズワルド
気の毒かな。
「防衛結界さえきちんと機能していれば
それでいい。下手に過酷な環境にして
役目を担えなくなったら困るからな。
あいつらの事はこれでいいだろう。
それより、白竜はまだ目覚めないのか?」
陛下が私に尋ねる。
そう。白竜が目覚めない。
白竜を縛る魔法陣も剣も鎖も手枷も……
もうすべて私の魔力で分解されて消え失せ
白竜から魔力を吸いあげ消費し続けた防衛
結界は今はオズワルドへと移行されている。
移行された事で白竜が解放されたはず
なんだけれど私の空間収納から出しても
眠ったまま目覚めない。
以前一度出した時は元気だったのに。
ずっと吸い上げられていた膨大な魔力が
解放されて一気に自分の体を巡る。
うまく順応できなかったのでは?と
アルフォンス様は言う。
魔力の流れが整えば自然に目覚めるだろう
との事で少しは安心した。
そんな訳で白竜は眠り続けている。
陛下は眠り続ける白竜のために王宮に
部屋を整えた。
黒竜はその部屋でずっと白竜の側に
ついている。
目覚めない白竜だけれど、黒竜の表情は
明るい。
「今は癒しの時だな。見ろよこの平和
そうな寝顔を。
数百年、防衛結界に魔力を吸い上げられ
続けてたった一人で耐えて来たんだ。
やっと解放された。
でも長い間の歪な魔力消費はどうにも
ならない。今は体が癒されるのを
待つしかない。
でも今度は側にはついていられるからな」
そう言って黒竜は笑う。
そうだね。側にいられる。それだけでも
良かったね。黒竜。
私は黒竜の笑顔を思いだしながら白竜が
まだ目覚める気配のない事を
陛下に報告した。
「そうか。目覚めたら話さなければ
ならない事があるのだがな。
それに何よりもまず詫びなければならん」
陛下はそっと目を閉じた。
白竜は恋した王子の身代わりに生贄と
なる事を申し出てくれたのに、
騙し討ちにされ剣で刺し貫かれて防衛結界
に繋がれた。
結果的にそれを止めようとした王子は
殺された。
白竜はこの人の事を助けたかったのに。
さらに白竜と王子との間に生まれた女の子
は王宮で育てられ王族と結婚させられた。
その子孫が今のアルトリアの王族に繋がる。
白竜の子供は幸せだったのかな?
結婚した相手とは仲睦まじい夫婦だった
らしく五人の子を成し、
大勢の孫に囲まれて百歳近くまで生きた。
晩年は穏やかで幸せそうなのは
良かったけれど。父を殺し、母を封印した
一族に育てられ結婚させられる。
この女の子の気持ちは古い記録を読んでも
推し測る事はできない。
いずれにせよ白竜はもう恋した男と愛しい
子供には二度と会えない。
二人ともこの世にはもういない。
でも仲間である黒竜も青竜も赤竜も
白竜の事を待っているよ。
早く起きて来てね。白竜。
黙り込んだ私をグレン様が抱き寄せる。
あれ?なんか心配させちゃった?
グレン様が私の顔を心配そうに見るので
とびきりいい笑顔を向けた。
「うわ~ゲロ甘!どこか余所でイチャつけ」
バルド様が声をあげる。
別にイチャついてませんよ?
でも、私とグレン様以外は大笑いしている。
失礼な。
グレン様をちらりと見るとニヤリと笑う。
「よし。余所でイチャつこう」
「はい?」
そう言いながら私を抱き上げるグレン様に
慌てる。こらこら馬鹿魔王何を言い始める。
私を抱き上げたまま退室しようとするので
困ってしまい、助けを求めて陛下を見る。
とてもいい笑顔で手を振られた。
他の人達を見ると苦笑しながらやはり
手を振られる。
え?
何この状況。
すたすたとグレン様に運ばれて
王宮にあるグレン様の部屋に連れ込まれて
貪られた。
なんで~~?
一人、納得できない私でした。
オズワルドが手当たり次第に壁を蹴りながら
大声で叫んでいる。
両手、両足、首に金属製の輪っかを
嵌められてはいるが特に拘束されている訳
ではない。
なので、まるで檻に閉じ込められた
虎のように薄暗い洞窟を行ったり来たりと
うろついている。
毎日一度はこうして叫んでいるのようだ。
きっとオズワルドなりのストレス発散法
なのだろう。
オズワルドはアルトリアを魔物から護る
防衛結界に白竜の代わりに繋がれた。
嵌められた金属製の輪っかから魔力を
吸い上げられ、封印結界でこの洞窟から
出る事はできない。
この洞窟は白竜が閉じ込められていた
洞窟を再利用。
そして洞窟内は魔法で鏡に映るように
なっていて常に監視されている。
今はその鏡で王宮からオズワルドの様子を
のぞき見している。
二日後にはロイシュタール様とバルド様が
国に帰られる。
その前にオズワルドの様子を見てみたいと
ロイシュタール様が言い出したので
今日は急遽、陛下、ロイシュタール様、
バルド様、アルフォンス様、グレン様、
私の顔ぶれで王宮で鑑賞会となった。
「元気だなぁ。ごっそり魔力を吸いとられて
いるはずなんだけれど。
大声で叫びながらうろうろする余力が
あるとはなんて体力馬鹿な奴だ」
アルフォンス様が呆れる。
本当に元気だなぁ。
まあ白竜みたいに鎖で繋がれてはいないし、
きちんとベッドや風呂、トイレもある環境。
しかも、話し相手つきだ。
話し相手というか世話をする侍女なんだ
けれど、この侍女は実はモニカだ。
モニカは罪を償うため労役刑に処された。
その労役がオズワルドの世話係。
モニカは洞窟と神殿を行き来して
オズワルドの生活物資を運んだり日常の
世話をする。
しかしこの二人も微妙な関係だよね。
モニカはお館様に心を残しているし、
オズワルドは姫様が好きなくせにモニカを
仮の番にしている。
最初こそオズワルドもモニカも大声で
罵り合い、オズワルドがモニカに危害を
加えるのではとハラハラさせられたけれど
世話をしてくれるのがモニカだけなので
オズワルドの方が折れた。
しかもモニカが口をきかないと話す相手が
いないのでそれが堪えるらしく、
今ではモニカに対して下手に出ている。
一方、モニカは神殿に住んではいるが
部屋は監視付き、嵌め殺しの窓に、鉄格子。
オズワルドの世話以外にも神官から
コキ使われるため、適度にサボれるうえに
うるさく叱られる事のないオズワルドのいる
洞窟は一種の避難所なっている。
「もう!あの神官!あんな大量の洗濯物を
一人で今日中になんか無理に決まってるわ!
魔力封じの腕輪のせいで魔法が使えない
か弱いこの私に何させるのよ!
なんのイビりなのよ!馬鹿じゃないの!
見てよこの荒れた手を!」
モニカはこれでも砦では、お館様の婚約者
として非の打ちのない働き者令嬢で
通っていたから、やろうと思えば仕事は
できる子なんだよね。
神殿に問い合わせたところ文句は多いが
器用で要領がよく思った以上の働き手と
して重宝されているようだ。
モニカが大声で怒鳴る。
するとさっきまでここから出せと怒鳴って
いたオズワルドが無言でモニカに近づく。
ぐいっとモニカの手を引っ張る。
「何すんのよ!……って治癒魔法?」
モニカの荒れた手が治っている。
「ふん」
オズワルドがプイっとそっぽを向く。
「はん!そんな事したってお礼なんて
言わないわよ。ふ~んだ!」
モニカが顔を真っ赤にして言う。
これ、照れ隠しだよね。
一方そっぽを向いたオズワルドの顔も赤い。
こっちも照れてる?
なんかオズワルド、丸くなった?
毒が抜けたと言うか……。
あのクズっぷりが和らいだというか。
まあなんだかんだであの二人。
何とかやって行けそうで良かった。
これから人の手だけで魔物に対抗できる
ように人材を育てなければいけない。
その間、オズワルドにはアルトリアを
守ってもらう。
今はまだ魔力に余裕があるが、それも
いつまでも保つか分からない。
それに魔力を随時吸い上げられ
日の差し込まない洞窟での幽閉生活。
竜化しているとはいえ、人の精神を持つ
オズワルドがいつまで正気でいられるか。
罪を償うためとは言え、国のために
働いてもらうのだから
ある程度の環境は整えようとこんな感じに
なった。
「……一体俺達は何を見せられているんだ。
生温くないか?あいつら罪人だろ」
互いに照れ合うオズワルドとモニカを見て
バルド様がうんざりした声をあげる。
まあいいじゃないですか。
私はちらりとロイシュタール様を見る。
女性と見紛うほどきれいなお顔に怪しい
笑みをうっすら浮かべている。
怖!
どのみちオズワルドはここから解放され
たらロイシュタール様に引き渡される。
姫様にとっては優しいロイ兄様かもしれ
ないがこの人はヤバい。
以前殺されかけた私は今でもこの人が怖い。
この人に引き渡されるのか……。
ちょっと……本当にちょっとだけオズワルド
気の毒かな。
「防衛結界さえきちんと機能していれば
それでいい。下手に過酷な環境にして
役目を担えなくなったら困るからな。
あいつらの事はこれでいいだろう。
それより、白竜はまだ目覚めないのか?」
陛下が私に尋ねる。
そう。白竜が目覚めない。
白竜を縛る魔法陣も剣も鎖も手枷も……
もうすべて私の魔力で分解されて消え失せ
白竜から魔力を吸いあげ消費し続けた防衛
結界は今はオズワルドへと移行されている。
移行された事で白竜が解放されたはず
なんだけれど私の空間収納から出しても
眠ったまま目覚めない。
以前一度出した時は元気だったのに。
ずっと吸い上げられていた膨大な魔力が
解放されて一気に自分の体を巡る。
うまく順応できなかったのでは?と
アルフォンス様は言う。
魔力の流れが整えば自然に目覚めるだろう
との事で少しは安心した。
そんな訳で白竜は眠り続けている。
陛下は眠り続ける白竜のために王宮に
部屋を整えた。
黒竜はその部屋でずっと白竜の側に
ついている。
目覚めない白竜だけれど、黒竜の表情は
明るい。
「今は癒しの時だな。見ろよこの平和
そうな寝顔を。
数百年、防衛結界に魔力を吸い上げられ
続けてたった一人で耐えて来たんだ。
やっと解放された。
でも長い間の歪な魔力消費はどうにも
ならない。今は体が癒されるのを
待つしかない。
でも今度は側にはついていられるからな」
そう言って黒竜は笑う。
そうだね。側にいられる。それだけでも
良かったね。黒竜。
私は黒竜の笑顔を思いだしながら白竜が
まだ目覚める気配のない事を
陛下に報告した。
「そうか。目覚めたら話さなければ
ならない事があるのだがな。
それに何よりもまず詫びなければならん」
陛下はそっと目を閉じた。
白竜は恋した王子の身代わりに生贄と
なる事を申し出てくれたのに、
騙し討ちにされ剣で刺し貫かれて防衛結界
に繋がれた。
結果的にそれを止めようとした王子は
殺された。
白竜はこの人の事を助けたかったのに。
さらに白竜と王子との間に生まれた女の子
は王宮で育てられ王族と結婚させられた。
その子孫が今のアルトリアの王族に繋がる。
白竜の子供は幸せだったのかな?
結婚した相手とは仲睦まじい夫婦だった
らしく五人の子を成し、
大勢の孫に囲まれて百歳近くまで生きた。
晩年は穏やかで幸せそうなのは
良かったけれど。父を殺し、母を封印した
一族に育てられ結婚させられる。
この女の子の気持ちは古い記録を読んでも
推し測る事はできない。
いずれにせよ白竜はもう恋した男と愛しい
子供には二度と会えない。
二人ともこの世にはもういない。
でも仲間である黒竜も青竜も赤竜も
白竜の事を待っているよ。
早く起きて来てね。白竜。
黙り込んだ私をグレン様が抱き寄せる。
あれ?なんか心配させちゃった?
グレン様が私の顔を心配そうに見るので
とびきりいい笑顔を向けた。
「うわ~ゲロ甘!どこか余所でイチャつけ」
バルド様が声をあげる。
別にイチャついてませんよ?
でも、私とグレン様以外は大笑いしている。
失礼な。
グレン様をちらりと見るとニヤリと笑う。
「よし。余所でイチャつこう」
「はい?」
そう言いながら私を抱き上げるグレン様に
慌てる。こらこら馬鹿魔王何を言い始める。
私を抱き上げたまま退室しようとするので
困ってしまい、助けを求めて陛下を見る。
とてもいい笑顔で手を振られた。
他の人達を見ると苦笑しながらやはり
手を振られる。
え?
何この状況。
すたすたとグレン様に運ばれて
王宮にあるグレン様の部屋に連れ込まれて
貪られた。
なんで~~?
一人、納得できない私でした。
42
あなたにおすすめの小説
カナリアというよりは鶸(ひわ)ですが? 蛇令息とカナリア(仮)令嬢
しろねこ。
恋愛
キャネリエ家にはカナリアと呼ばれる令嬢がいる。
その歌声は癒しと繁栄をもたらすと言われ、貴族だけではなく、王族や他国からの貴賓にも重宝されていた。
そんなカナリア令嬢と間違えられて(?)求婚されたフィリオーネは、全力で自分はカナリア令嬢ではないと否定する。
「カナリア令嬢は従妹のククルの事です。私は只の居候です」
両親を亡くし、キャネリエ家の離れに住んでいたフィリオーネは突然のプロポーズに戸惑った。
自分はカナリアのようにきれいに歌えないし、体も弱い引きこもり。どちらかというと鶸のような存在だ。
「間違えてなどいない。あなたこそカナリアだ」
フィリオーネに求婚しに来たのは王子の側近として名高い男性で、通称蛇令息。
蛇のようにしつこく、そして心が冷たいと噂されている彼は、フィリオーネをカナリア令嬢と呼び、執拗に口説きに来る。
自分はそんな器ではないし、見知らぬ男性の求婚に困惑するばかり。
(そもそも初めて会ったのに何故?)
けれど蛇令息はフィリオーネの事を知っているようで……?
ハピエン・ご都合主義・両片思いが大好きです。
お読みいただけると嬉しいです(/ω\)!
カクヨムさん、小説家になろうさんでも投稿しています。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました!
※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)
狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。
突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。
だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。
そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。
共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?
自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。
番は君なんだと言われ王宮で溺愛されています
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私ミーシャ・ラクリマ男爵令嬢は、家の借金の為コッソリと王宮でメイドとして働いています。基本は王宮内のお掃除ですが、人手が必要な時には色々な所へ行きお手伝いします。そんな中私を番だと言う人が現れた。えっ、あなたって!?
貧乏令嬢が番と幸せになるまでのすれ違いを書いていきます。
愛の花第2弾です。前の話を読んでいなくても、単体のお話として読んで頂けます。
枯渇聖女は婚約破棄され結婚絶対無理ランキング1位の辺境伯に言い寄られる
はなまる
恋愛
らすじ
フレイシアは10歳の頃母と一緒に魔物に遭遇。その時母はかなりの傷を負い亡くなりショックで喋れなくなtったがその時月の精霊の加護を受けて微力ながらも魔法が使えるようになった。
このニルス国では魔力を持っている人間はほとんどいなくて魔物討伐でけがを負った第二王子のジェリク殿下の怪我をほんの少し治せた事からジェリク殿下から聖女として王都に来るように誘われる。
フレイシアは戸惑いながらも淡い恋心を抱きジェリク殿下の申し出を受ける。
そして王都の聖教会で聖女として働くことになりジェリク殿下からも頼られ婚約者にもなってこの6年フレイシアはジェリク殿下の期待に応えようと必死だった。
だが、最近になってジェリクは治癒魔法が使えるカトリーナ公爵令嬢に気持ちを移してしまう。
その前からジェリク殿下の態度に不信感を抱いていたフレイシアは魔力をだんだん失くしていて、ついにジェリクから枯渇聖女と言われ婚約を破棄されおまけに群れ衣を着せられて王都から辺境に追放される事になった。
追放が決まり牢に入れられている間に月の精霊が現れフレイシアの魔力は回復し、翌日、辺境に向かう騎士3名と一緒に荷馬車に乗ってその途中で魔物に遭遇。フレイシアは想像を超える魔力を発揮する。
そんな力を持って辺境に‥
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。少し間が開いてしまいましたがよろしくです。
まったくの空想の異世界のお話。誤字脱字などご不快な点は平にご容赦お願いします。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。他のサイトにも投稿しています。
呪われた黒猫と蔑まれた私ですが、竜王様の番だったようです
シロツメクサ
恋愛
ここは竜人の王を頂点として、沢山の獣人が暮らす国。
厄災を運ぶ、不吉な黒猫─────そう言われ村で差別を受け続けていた黒猫の獣人である少女ノエルは、愛する両親を心の支えに日々を耐え抜いていた。けれど、ある日その両親も土砂崩れにより亡くなってしまう。
不吉な黒猫を産んだせいで両親が亡くなったのだと村の獣人に言われて絶望したノエルは、呼び寄せられた魔女によって力を封印され、本物の黒猫の姿にされてしまった。
けれど魔女とはぐれた先で出会ったのは、なんとこの国の頂点である竜王その人で─────……
「やっと、やっと、見つけた────……俺の、……番……ッ!!」
えっ、今、ただの黒猫の姿ですよ!?というか、私不吉で危ないらしいからそんなに近寄らないでー!!
「……ノエルは、俺が竜だから、嫌なのかな。猫には恐ろしく感じるのかも。ノエルが望むなら、体中の鱗を剥いでもいいのに。それで一生人の姿でいたら、ノエルは俺にも自分から近付いてくれるかな。懐いて、あの可愛い声でご飯をねだってくれる?」
「……この周辺に、動物一匹でも、近づけるな。特に、絶対に、雄猫は駄目だ。もしもノエルが……番として他の雄を求めるようなことがあれば、俺は……俺は、今度こそ……ッ」
王様の傍に厄災を運ぶ不吉な黒猫がいたせいで、万が一にも何かあってはいけない!となんとか離れようとするヒロインと、そんなヒロインを死ぬほど探していた、何があっても逃さない金髪碧眼ヤンデレ竜王の、実は持っていた不思議な能力に気がついちゃったりするテンプレ恋愛ものです。世界観はゆるふわのガバガバでつっこみどころいっぱいなので何も考えずに読んでください。
※ヒロインは大半は黒猫の姿で、その正体を知らないままヒーローはガチ恋しています(別に猫だから好きというわけではありません)。ヒーローは金髪碧眼で、竜人ですが本編のほとんどでは人の姿を取っています。ご注意ください。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる