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第二章「蒼衣の魔導師 サフィリア」
2-2:少女とゴーレム
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紅竜騎士団。
首都テユヴェローズに本部を置く、この国の治安維持部隊の通称だ。
最高指揮官アコナイトの麾下、各街や村に支部が置かれている。
かつて魔女サイザリスとの内戦において発足され、対『ゴーレム』のエキスパート集団として、国家防衛騎士軍や、通常犯罪対策の警察とは指揮系統が異なる。
本来ならば、内戦終結と同時にその役割を終え、解散となってもよさそうなものだが、騎士団が存続している理由はただひとつ。サイザリス討伐後も、彼女が遺した無数の『ゴーレム』による襲撃が後を絶たない為だ。
「なんで、『ゴーレム』ってその魔女がいなくなっても動いてるの?」
首都テユヴェローズへ向かう道中、サフィリアは退屈しのぎに色々な質問をして来た。
『ハイゴーレム』の移送任務は馬車で行われる。
編成は三台。
二台は部隊の人間が寝泊まりする帆馬車。これが男女別に一台ずつある。
もう一台は『ハイゴーレム』を輸送する為の牢馬車である。
作戦にあまり人数は割けないため、御者二名。警備は隊長のカラナ含めた五名。これに飛び入り参加したサフィリアの計八名の構成である。
牢馬車向かって左側の守りを、カラナ(とサフィリア)が担当していた。
自分の額に指を当てて、カラナは答える。
「『ゴーレム』の頭には魔導石が組み込まれていて、これに人間を攻撃しろって言う命令が書き込まれているのよ。だから主人であるサイザリスが消滅したあとも、彼女たちはその命令を律儀に守っているわけね」
「ん?」と疑問符を上げてサフィリアが首をかしげる。
「じゃあ、『ハイゴーレム』を何で首都まで連れて行くの?
主人がいないなら、もう勝手に暴れてるとしか言えないじゃない」
さすがに鋭い。やはりこの娘は頭がいい。
「サイザリスは消滅したけど、その後を継いだ教団がいるのよ」
『アナスタシス教団』。
彼女らは自らをそう名乗っている。
首都テユヴェローズに堂々と本部を構え、魔女サイザリスを教祖と奉っている。教団設立自体は、サイザリス消滅の後であるにも関わらずだ。
何を信じようと、それは本人たちの勝手なので問題ない。
問題なのは彼女らがサイザリスの遺した研究の一部を手に入れ、『ゴーレム』の操作方法を習得していることだ。
今回、コラロ村を襲撃した『ゴーレム』も、教団が差し向けたものである公算が大きい。としか言えないのは、アナスタシス教団がそれを認めようとはしないからである。
『ゴーレム』の大半は、サフィリアの言う通り主人を失って放浪する野良である。これと、教団が操作している『ゴーレム』は、まったく見分けがつかない。
過去にも同様の出来事はあり、何度も抗議してはいるが、のらりくらりとかわさてしまう。
そもそも、アナスタシス教団が何故この様な破壊活動に手を染めているかについては、話すと長くなるので、ここでは省くが……。
「それでも、一応は抗議に行く訳よ。
証明できないからって何も言わずにおいてたら、あいつらを増長させることになるわ」
「さっきちらっと見たけど『ゴーレム』って女の子の姿をしているんだよね?」
「そうよ。結構可愛い顔立ちしてるわ。
一説によると、サイザリスの死んだ娘だか孫娘だかがモデルになっているとか……」
『ハイゴーレム』が押し込められている牢馬車の荷台に視線を向ける。
中は当然見えないが、きっと無表情な顔で微動だにしていないのだろう。
「カラナ隊長、間もなく中継地帯に到着します」
前の帆馬車の横を守っているベロニカが振り向いて報告する。
コラロ村からテユヴェローズまでは約二日。
道中の街道は整備されており、等間隔に休息を取る中継地点が設けられている。
森林の中に広場を作り鉄柵で囲っただけのものだが、魔物、夜盗、そして『ゴーレム』の襲撃に警戒しながら休憩するには充分な足しとなる。
日も傾きかけているため、今日の行軍はここまでである。
「中継地帯に着いたら各自野営の準備。警戒も怠らない様に!」
日がとっぷりと沈んだ頃には野営の準備が整い、中継地帯で各々食事を摂る。
無論、ピクニックではないので警備と休憩、各班に分かれてである。
ベロニカの班が食事をしているあいだ、カラナは牢馬車の裏に回り、真っ暗な森林の中を見つめてた。
不意に馬車の影からサフィリアが顔を覗かせる。
ベロニカたちの班と一緒に食事を摂らせていたはずだか?
「『ゴーレム』さんに食事持って行ってくれってお願いされた」
「あら、ご苦労様」
パンと水の入った水筒を手に、荷台へ上がろうとする。
「サフィリアが渡してもよい?」
一瞬、曲がりなりにも一般人のサフィリアにやらせて良いものか迷ったが、『ゴーレム』はしっかりと拘束している。仮に何か仕出かそうとしても、体調が改善したサフィリアの敵ではない。
「いいわよ。でもあまり余計なことはしないでね?」
「わかった」
一緒に荷台に登り、鉄扉にかかっている南京錠を外す。
重い音を立てて牢馬車の扉が開かれた。
鋼鉄の骨組みを木枠で囲って造られた荷台の奥に、『ハイゴーレム』は膝を抱いてうずくまっている。
サフィリアが慎重に近づいて行く。
「こんばんは。ご飯だよ?」
隣にしゃがみ込み、『ハイゴーレム』に声をかける。
一応警戒し、入口から見ているカラナは腕の魔導石に意識を集中させた。
隠した右腕に、制圧程度に威力を抑えた光弾を創り出す。
『ハイゴーレム』が顔を上げ、髪で隠れていた顔がランプの光に照らされる。相変わらずの無表情である。
「…………」
サフィリアの顔をじっと見つめる。
初めて見る顔に『ハイゴーレム』と言えど違和感を覚えたのだろう。
下水道の戦いで一度顔合わせしているが、あの時はサフィリアが顔を隠していた。
実質的な初顔合わせである。
「……ありがとうございます」
鎖で繋がれた両手を伸ばし、サフィリアの手から夕食を受け取る。
「……留置場ではあたしの質問に無視を決め込んでいたクセに、相手が子どもだと愛想が良いわね?」
様子を見ていたカラナは思わず皮肉を返した。
「そんなことないよね?」
『ハイゴーレム』の肩を叩き、サフィリアは満足げにこちらへ戻って来た。
「きっとカラナは騎士団の恰好してるから、警戒してるんだよ」
少女にフォローされ、つい皮肉った自分を反省した。
サフィリアの言う通り、『ハイゴーレム』は自分の事と関係のない食事の話だから反応したのだろう。『ハイゴーレム』がカラナとサフィリアで区別する理由はない。
鉄扉を閉め、施錠する。
覗き窓から中を覗き、手を振るサフィリア。『ハイゴーレム』がどう反応しているのかは、見えない。
「カラナ隊長」
ベロニカが声をかけて来る。
「見張りを交代しますので、お休みになってください」
「わかったわ、じゃあ六時間後に起こしてちょうだい」
ベロニカと馬車の見張りを交代し、地面に飛び降りる。
「じゃあサフィリアも一緒に寝る」
「わかったわ」
サフィリアの肩に手を回し、寝床となっている馬車に連れて行く。
荷台に乗り込み、すでに寝入っている他の部下たちの横に毛布を敷き、二人は寝入ることにした。
サフィリアの言う通り、『ハイゴーレム』は武装しているカラナだからこそ警戒しているのだろう。
だが先ほど、サフィリアから食事を受け取った『ハイゴーレム』は礼を言うに留まらず、わずかに笑みさえ浮かべていた……様に見えたのだ。
気にしすぎかな……?
納得の行かない感覚に包まれたまま、意識は次第に眠りへと落ちて行った。
***
メンバーの半数が眠りに落ち、残りのメンバーが見張りに立つ。
静まり返った森の闇の中から――牢馬車を守るベロニカに向けて、樫の杖の先端が向けられた。
首都テユヴェローズに本部を置く、この国の治安維持部隊の通称だ。
最高指揮官アコナイトの麾下、各街や村に支部が置かれている。
かつて魔女サイザリスとの内戦において発足され、対『ゴーレム』のエキスパート集団として、国家防衛騎士軍や、通常犯罪対策の警察とは指揮系統が異なる。
本来ならば、内戦終結と同時にその役割を終え、解散となってもよさそうなものだが、騎士団が存続している理由はただひとつ。サイザリス討伐後も、彼女が遺した無数の『ゴーレム』による襲撃が後を絶たない為だ。
「なんで、『ゴーレム』ってその魔女がいなくなっても動いてるの?」
首都テユヴェローズへ向かう道中、サフィリアは退屈しのぎに色々な質問をして来た。
『ハイゴーレム』の移送任務は馬車で行われる。
編成は三台。
二台は部隊の人間が寝泊まりする帆馬車。これが男女別に一台ずつある。
もう一台は『ハイゴーレム』を輸送する為の牢馬車である。
作戦にあまり人数は割けないため、御者二名。警備は隊長のカラナ含めた五名。これに飛び入り参加したサフィリアの計八名の構成である。
牢馬車向かって左側の守りを、カラナ(とサフィリア)が担当していた。
自分の額に指を当てて、カラナは答える。
「『ゴーレム』の頭には魔導石が組み込まれていて、これに人間を攻撃しろって言う命令が書き込まれているのよ。だから主人であるサイザリスが消滅したあとも、彼女たちはその命令を律儀に守っているわけね」
「ん?」と疑問符を上げてサフィリアが首をかしげる。
「じゃあ、『ハイゴーレム』を何で首都まで連れて行くの?
主人がいないなら、もう勝手に暴れてるとしか言えないじゃない」
さすがに鋭い。やはりこの娘は頭がいい。
「サイザリスは消滅したけど、その後を継いだ教団がいるのよ」
『アナスタシス教団』。
彼女らは自らをそう名乗っている。
首都テユヴェローズに堂々と本部を構え、魔女サイザリスを教祖と奉っている。教団設立自体は、サイザリス消滅の後であるにも関わらずだ。
何を信じようと、それは本人たちの勝手なので問題ない。
問題なのは彼女らがサイザリスの遺した研究の一部を手に入れ、『ゴーレム』の操作方法を習得していることだ。
今回、コラロ村を襲撃した『ゴーレム』も、教団が差し向けたものである公算が大きい。としか言えないのは、アナスタシス教団がそれを認めようとはしないからである。
『ゴーレム』の大半は、サフィリアの言う通り主人を失って放浪する野良である。これと、教団が操作している『ゴーレム』は、まったく見分けがつかない。
過去にも同様の出来事はあり、何度も抗議してはいるが、のらりくらりとかわさてしまう。
そもそも、アナスタシス教団が何故この様な破壊活動に手を染めているかについては、話すと長くなるので、ここでは省くが……。
「それでも、一応は抗議に行く訳よ。
証明できないからって何も言わずにおいてたら、あいつらを増長させることになるわ」
「さっきちらっと見たけど『ゴーレム』って女の子の姿をしているんだよね?」
「そうよ。結構可愛い顔立ちしてるわ。
一説によると、サイザリスの死んだ娘だか孫娘だかがモデルになっているとか……」
『ハイゴーレム』が押し込められている牢馬車の荷台に視線を向ける。
中は当然見えないが、きっと無表情な顔で微動だにしていないのだろう。
「カラナ隊長、間もなく中継地帯に到着します」
前の帆馬車の横を守っているベロニカが振り向いて報告する。
コラロ村からテユヴェローズまでは約二日。
道中の街道は整備されており、等間隔に休息を取る中継地点が設けられている。
森林の中に広場を作り鉄柵で囲っただけのものだが、魔物、夜盗、そして『ゴーレム』の襲撃に警戒しながら休憩するには充分な足しとなる。
日も傾きかけているため、今日の行軍はここまでである。
「中継地帯に着いたら各自野営の準備。警戒も怠らない様に!」
日がとっぷりと沈んだ頃には野営の準備が整い、中継地帯で各々食事を摂る。
無論、ピクニックではないので警備と休憩、各班に分かれてである。
ベロニカの班が食事をしているあいだ、カラナは牢馬車の裏に回り、真っ暗な森林の中を見つめてた。
不意に馬車の影からサフィリアが顔を覗かせる。
ベロニカたちの班と一緒に食事を摂らせていたはずだか?
「『ゴーレム』さんに食事持って行ってくれってお願いされた」
「あら、ご苦労様」
パンと水の入った水筒を手に、荷台へ上がろうとする。
「サフィリアが渡してもよい?」
一瞬、曲がりなりにも一般人のサフィリアにやらせて良いものか迷ったが、『ゴーレム』はしっかりと拘束している。仮に何か仕出かそうとしても、体調が改善したサフィリアの敵ではない。
「いいわよ。でもあまり余計なことはしないでね?」
「わかった」
一緒に荷台に登り、鉄扉にかかっている南京錠を外す。
重い音を立てて牢馬車の扉が開かれた。
鋼鉄の骨組みを木枠で囲って造られた荷台の奥に、『ハイゴーレム』は膝を抱いてうずくまっている。
サフィリアが慎重に近づいて行く。
「こんばんは。ご飯だよ?」
隣にしゃがみ込み、『ハイゴーレム』に声をかける。
一応警戒し、入口から見ているカラナは腕の魔導石に意識を集中させた。
隠した右腕に、制圧程度に威力を抑えた光弾を創り出す。
『ハイゴーレム』が顔を上げ、髪で隠れていた顔がランプの光に照らされる。相変わらずの無表情である。
「…………」
サフィリアの顔をじっと見つめる。
初めて見る顔に『ハイゴーレム』と言えど違和感を覚えたのだろう。
下水道の戦いで一度顔合わせしているが、あの時はサフィリアが顔を隠していた。
実質的な初顔合わせである。
「……ありがとうございます」
鎖で繋がれた両手を伸ばし、サフィリアの手から夕食を受け取る。
「……留置場ではあたしの質問に無視を決め込んでいたクセに、相手が子どもだと愛想が良いわね?」
様子を見ていたカラナは思わず皮肉を返した。
「そんなことないよね?」
『ハイゴーレム』の肩を叩き、サフィリアは満足げにこちらへ戻って来た。
「きっとカラナは騎士団の恰好してるから、警戒してるんだよ」
少女にフォローされ、つい皮肉った自分を反省した。
サフィリアの言う通り、『ハイゴーレム』は自分の事と関係のない食事の話だから反応したのだろう。『ハイゴーレム』がカラナとサフィリアで区別する理由はない。
鉄扉を閉め、施錠する。
覗き窓から中を覗き、手を振るサフィリア。『ハイゴーレム』がどう反応しているのかは、見えない。
「カラナ隊長」
ベロニカが声をかけて来る。
「見張りを交代しますので、お休みになってください」
「わかったわ、じゃあ六時間後に起こしてちょうだい」
ベロニカと馬車の見張りを交代し、地面に飛び降りる。
「じゃあサフィリアも一緒に寝る」
「わかったわ」
サフィリアの肩に手を回し、寝床となっている馬車に連れて行く。
荷台に乗り込み、すでに寝入っている他の部下たちの横に毛布を敷き、二人は寝入ることにした。
サフィリアの言う通り、『ハイゴーレム』は武装しているカラナだからこそ警戒しているのだろう。
だが先ほど、サフィリアから食事を受け取った『ハイゴーレム』は礼を言うに留まらず、わずかに笑みさえ浮かべていた……様に見えたのだ。
気にしすぎかな……?
納得の行かない感覚に包まれたまま、意識は次第に眠りへと落ちて行った。
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