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第三章「魔女の封印石」
3-5:大聖堂の封印
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「怖かったぁ~!」
議事堂の扉を後ろ手に閉め、サフィリアは涙目になって叫んだ。
いつの間にか元老院議事堂には人が戻り、喧騒を取り戻している。
それにも負けないサフィリアの声に、何事かと注目が集まった。
赤面し、カラナに抱き着いてくる。その頭に手を置き労いの言葉をかけた。
「大したものよ。元老院の老人方を相手にあそこまで啖呵切るなんて」
「その通りです。流石はサイザ――」
まで言いかけて、慌ててクラルが両手で自分の口を封じる。
サフィリアも指を口の前で立てて「しーッ!」と注意した。
「あっ!」
不意に、カラナの背後を見たサフィリアが声を上げた。
釣られて振り向けば、そこには女神ローザの姿。つい無意識にサフィリアを背後に庇う。
「警戒する必要はありません。元老院が決定した以上、約束の期日が過ぎるまで、わたくしもそれを反故する様な真似は致しません」
議事堂とは打って変わって穏やかな口調。そこに敵意らしいものは感じられなかった。
「何の用かしら?」
「自分たちの目指すものがどう言うものなのか……その目で確かめておきたいとは思いませんか?」
「ヴェルデグリスをあたしたちに見せる……と!?」
無言で頷くローザ。「おいでなさい」と軽く手で促し、身を翻して、出口の方へと歩んで行った。
カラナは、サフィリアやクラルと顔を見合わせる。
しかしそんな彼女らを無視してローザはどんどん、廊下を向こうへ歩いて行ってしまった。
最初はサフィリアを亡き者にしようとしていたローザに、いきなり主導されるのは気に喰わない。が、ヴェルデグリスと言う魔導石を見ておきたいのも事実である。
「行くわよ」
ローザの後を追って、二人を促し歩き出した。
表に出れば、既に日が西に傾きかけている。
緊迫した状況下、そんなに長い時間に感じなかったが、実際には結構な時間を議事堂で過ごしていたらしい。
入って来た道を戻る様に、中庭の庭園を抜け、メインゲートへとローザは進んで行く。
そこで馬車を手配させ、大聖堂まで移動する運びとなった。
大聖堂は、街の北東の外れの小高い丘の上にある。
背の高い尖塔をいくつも持ったその大聖堂は、街の中からも望む事が出来た。
馬車に揺られながら、カラナは次第に近づいて来る大聖堂の様子を仰ぎ見る。
「サフィリアは……あそこでローザ様と戦ったの?」
「そうですよ」
馬車の荷台に対面して座るローザに、サフィリアが問いかける。
その大聖堂に近づき、街の中心から離れるにしたがって、崩れた石垣、半壊した家屋、応急処置の様に木の板を乱雑に打ち付けた壁などが目に付く様になる。
この国に住んでいる者ならば誰でも知っている。
魔女サイザリスの首都強襲による被害である。街の中心の復興は完全に終わっているが、少し郊外に足を運べば、復興道半ばの地域はあちこちに存在する。
馬車上から見えるその景色に、サフィリアが表情を少し曇らせる。
「……サフィリアが……昔この街を焼いたんだね?」
「サフィリアがやった事ではないわ」
フォローを入れたつもりだったが、サフィリアは特に返答することなく、過ぎて行く景色を無言で眺めていた。
日がとっぷりと落ち、夕日の残り火が地平線をわずかに照らす頃合いに、一行は大聖堂へと到着した。
古くから存在するこの建築物は、信心深い人々の信仰の対象であり、今でも多くの者が礼拝に訪れている。街ひとつを吹き飛ばす程の魔導石が保管されている場所には見えないが……?
「こちらへ」
ローザに導かれ、大きな扉を押し開け中に入る。
背後から射す西日が、カラナたちの影を床に描く。遅い時間の為か人気はなく、薄暗い礼拝堂に冷たい空気が漂っていた。
ローザを先頭に、身廊を歩く。
その中程で、サフィリアが足を止め、ふと足元を見下げる。
「この下だね!」
「流石に、よく気が付きますね」
肩越しにサフィリアを見下ろしたままローザは先へ進み、至聖所へ登って行く。
祭壇の後ろの壁には、一面に彫刻が彫り込まれている。おそらく神話の一場面を描いたものだろうが、カラナにそうした知識はなかった。
その彫刻に描かれた石像が持つ水晶玉に、ローザが手をかざす。
”マギコード”を詠唱し組み上げて行く。
水晶玉から光が生まれ、彫刻の溝を伝って、床に広がる。やがて光はサフィリアの立つ足元で大きな四角形を描いた。
「わわわっ!?」
慌ててサフィリアが光の外へと飛び退く。光に包まれた床は、それそのものが光の粒子となって消え失せ、その下に地下へと続く階段の入口が口を開けた。
「なるほど。灯台下暗しね……」
おそらくただ隠してあるだけでなく、強力な結界で護られているのだろう。
「さあ、下へ降りましょう」
ローザに促されるまま、階段を降りる。
螺旋状の階段はかなりの深さまで伸びており、進むにつれて地下の湿気を感じる様になって行く。
地下へ降り切ると、これまた分厚い扉が姿を現す。
これもまた、容易な方法で破る事が出来ない代物だろう。
ローザが先ほどと同じように、壁に埋め込まれた魔導石に手をかざし、封印を解除する。
扉全体が碧い光に包まれ、重い音を立てて左右に開いて行く―――。
徐々に開いて行く扉の隙間から紅い光が差し込む。
「これが――ヴェルデグリスね」
開ききった扉の向こうにあったもの――地上にある大聖堂とほぼ同じ広さの地下空間に置かれた、巨大な魔導石を目の当たりにし、カラナは呟いた。
ヴェルデグリスは人間の身の丈ほどはあるだろう。
遠目には丸い球体に見えたが、近づいてよく見れば無数の面を持つ多面体である。
無色透明の結晶構造の中からは膨大な魔力が込められていることを示す強烈な光が溢れ出ている。その輝きの強さは直視するのがつらいほどだ。
光の色はただただ紅い。
紅蓮の炎よりも、血の流れよりも赤い、まるで怒りと憎悪を練り混ぜたかの様な深紅であった。
「触れてはなりませんよ」
何気なく手を伸ばし、ヴェルデグリスの表面に触れようとしたサフィリアをローザが制する。
「貴女は、このヴェルデグリスに封じられた魔力の主。
触れれば何らかの干渉が発生し、貴女は貴女でなくなるかも知れません」
警告を受け、サフィリアが青ざめて距離を取る。
「……すみません。少し気分が…………」
サフィリアの横にいたクラルが床に手を着いて膝を折る。
「クラル!」
慌ててサフィリアがクラルの身体を抱き止める。
「溢れる魔力に当てられたのでしょう。光の届かないところまで下がりなさい」
ローザに促され、サフィリアはクラルに肩を貸して、部屋の入口まで戻って行く。
「これがあの少女の魔力を封じた封印石"ヴェルデグリス"です」
「すごい密度の魔力を感じるわ。確かにこれはとんでもない代物ね……」
不用意にヴェルデグリスの魔力を解放したり、破壊したりすれば、テユヴェローズの街が吹き飛ぶ―――と言う話も納得できる。
この魔力のすべてが、あのサフィリアに宿っていた――と言うのか……。
いまのサフィリアからは想像し難いが、魔女サイザリスが途方もない脅威だったことは分かる。
「これが……貴女たちが破壊を試みようとしている封印石"ヴェルデグリス"です」
身を翻し、ローザは封印石を背にこちらを向いた。
「貴女の敵はこの"ヴェルデグリス"だけではありません。
肉体と魔力、この二つがテユヴェローズに揃った今、魔女サイザリスの復活を渇望する者たちが、間もあらず動き出します」
大きく息を吸って、カラナはローザに向き直る。
「策は考えてあります。何としても……あたしがサフィリアを護ります」
***
ヴェルデグリスの放つ真っ赤な光が埋め尽くす空間。それを背後に佇むカラナとローザの姿を――サフィリアは遠巻きに見つめていた。
彼女の碧い瞳に、ヴェルデグリスの紅蓮の紅が映る。
「……すごく、暖かい光だな……」
ぽつりと呟く。
一瞬、突風が吹いた感覚に陥り――耳に着けたイヤリングの紅い宝石が瞬いた。
――――ようやく、ここまで来た――――!
「え……?」
――さあ、わたしに触れるのです――!
思わず振り向く!
背後にはもちろん、ぐったりとしているクラルしかいない。しかもすぐそばで聞こえた気のした声は、明らかに彼女のものではなかった。
ごくり……と唾を飲み込む。
「……気のせい……だよね……?」
胸の前で拳を強く握り、頭を大きく振る。
「うん……! 気のせいだよ……!」
自分に言い聞かせる様に、サフィリアは独り呟いた。
議事堂の扉を後ろ手に閉め、サフィリアは涙目になって叫んだ。
いつの間にか元老院議事堂には人が戻り、喧騒を取り戻している。
それにも負けないサフィリアの声に、何事かと注目が集まった。
赤面し、カラナに抱き着いてくる。その頭に手を置き労いの言葉をかけた。
「大したものよ。元老院の老人方を相手にあそこまで啖呵切るなんて」
「その通りです。流石はサイザ――」
まで言いかけて、慌ててクラルが両手で自分の口を封じる。
サフィリアも指を口の前で立てて「しーッ!」と注意した。
「あっ!」
不意に、カラナの背後を見たサフィリアが声を上げた。
釣られて振り向けば、そこには女神ローザの姿。つい無意識にサフィリアを背後に庇う。
「警戒する必要はありません。元老院が決定した以上、約束の期日が過ぎるまで、わたくしもそれを反故する様な真似は致しません」
議事堂とは打って変わって穏やかな口調。そこに敵意らしいものは感じられなかった。
「何の用かしら?」
「自分たちの目指すものがどう言うものなのか……その目で確かめておきたいとは思いませんか?」
「ヴェルデグリスをあたしたちに見せる……と!?」
無言で頷くローザ。「おいでなさい」と軽く手で促し、身を翻して、出口の方へと歩んで行った。
カラナは、サフィリアやクラルと顔を見合わせる。
しかしそんな彼女らを無視してローザはどんどん、廊下を向こうへ歩いて行ってしまった。
最初はサフィリアを亡き者にしようとしていたローザに、いきなり主導されるのは気に喰わない。が、ヴェルデグリスと言う魔導石を見ておきたいのも事実である。
「行くわよ」
ローザの後を追って、二人を促し歩き出した。
表に出れば、既に日が西に傾きかけている。
緊迫した状況下、そんなに長い時間に感じなかったが、実際には結構な時間を議事堂で過ごしていたらしい。
入って来た道を戻る様に、中庭の庭園を抜け、メインゲートへとローザは進んで行く。
そこで馬車を手配させ、大聖堂まで移動する運びとなった。
大聖堂は、街の北東の外れの小高い丘の上にある。
背の高い尖塔をいくつも持ったその大聖堂は、街の中からも望む事が出来た。
馬車に揺られながら、カラナは次第に近づいて来る大聖堂の様子を仰ぎ見る。
「サフィリアは……あそこでローザ様と戦ったの?」
「そうですよ」
馬車の荷台に対面して座るローザに、サフィリアが問いかける。
その大聖堂に近づき、街の中心から離れるにしたがって、崩れた石垣、半壊した家屋、応急処置の様に木の板を乱雑に打ち付けた壁などが目に付く様になる。
この国に住んでいる者ならば誰でも知っている。
魔女サイザリスの首都強襲による被害である。街の中心の復興は完全に終わっているが、少し郊外に足を運べば、復興道半ばの地域はあちこちに存在する。
馬車上から見えるその景色に、サフィリアが表情を少し曇らせる。
「……サフィリアが……昔この街を焼いたんだね?」
「サフィリアがやった事ではないわ」
フォローを入れたつもりだったが、サフィリアは特に返答することなく、過ぎて行く景色を無言で眺めていた。
日がとっぷりと落ち、夕日の残り火が地平線をわずかに照らす頃合いに、一行は大聖堂へと到着した。
古くから存在するこの建築物は、信心深い人々の信仰の対象であり、今でも多くの者が礼拝に訪れている。街ひとつを吹き飛ばす程の魔導石が保管されている場所には見えないが……?
「こちらへ」
ローザに導かれ、大きな扉を押し開け中に入る。
背後から射す西日が、カラナたちの影を床に描く。遅い時間の為か人気はなく、薄暗い礼拝堂に冷たい空気が漂っていた。
ローザを先頭に、身廊を歩く。
その中程で、サフィリアが足を止め、ふと足元を見下げる。
「この下だね!」
「流石に、よく気が付きますね」
肩越しにサフィリアを見下ろしたままローザは先へ進み、至聖所へ登って行く。
祭壇の後ろの壁には、一面に彫刻が彫り込まれている。おそらく神話の一場面を描いたものだろうが、カラナにそうした知識はなかった。
その彫刻に描かれた石像が持つ水晶玉に、ローザが手をかざす。
”マギコード”を詠唱し組み上げて行く。
水晶玉から光が生まれ、彫刻の溝を伝って、床に広がる。やがて光はサフィリアの立つ足元で大きな四角形を描いた。
「わわわっ!?」
慌ててサフィリアが光の外へと飛び退く。光に包まれた床は、それそのものが光の粒子となって消え失せ、その下に地下へと続く階段の入口が口を開けた。
「なるほど。灯台下暗しね……」
おそらくただ隠してあるだけでなく、強力な結界で護られているのだろう。
「さあ、下へ降りましょう」
ローザに促されるまま、階段を降りる。
螺旋状の階段はかなりの深さまで伸びており、進むにつれて地下の湿気を感じる様になって行く。
地下へ降り切ると、これまた分厚い扉が姿を現す。
これもまた、容易な方法で破る事が出来ない代物だろう。
ローザが先ほどと同じように、壁に埋め込まれた魔導石に手をかざし、封印を解除する。
扉全体が碧い光に包まれ、重い音を立てて左右に開いて行く―――。
徐々に開いて行く扉の隙間から紅い光が差し込む。
「これが――ヴェルデグリスね」
開ききった扉の向こうにあったもの――地上にある大聖堂とほぼ同じ広さの地下空間に置かれた、巨大な魔導石を目の当たりにし、カラナは呟いた。
ヴェルデグリスは人間の身の丈ほどはあるだろう。
遠目には丸い球体に見えたが、近づいてよく見れば無数の面を持つ多面体である。
無色透明の結晶構造の中からは膨大な魔力が込められていることを示す強烈な光が溢れ出ている。その輝きの強さは直視するのがつらいほどだ。
光の色はただただ紅い。
紅蓮の炎よりも、血の流れよりも赤い、まるで怒りと憎悪を練り混ぜたかの様な深紅であった。
「触れてはなりませんよ」
何気なく手を伸ばし、ヴェルデグリスの表面に触れようとしたサフィリアをローザが制する。
「貴女は、このヴェルデグリスに封じられた魔力の主。
触れれば何らかの干渉が発生し、貴女は貴女でなくなるかも知れません」
警告を受け、サフィリアが青ざめて距離を取る。
「……すみません。少し気分が…………」
サフィリアの横にいたクラルが床に手を着いて膝を折る。
「クラル!」
慌ててサフィリアがクラルの身体を抱き止める。
「溢れる魔力に当てられたのでしょう。光の届かないところまで下がりなさい」
ローザに促され、サフィリアはクラルに肩を貸して、部屋の入口まで戻って行く。
「これがあの少女の魔力を封じた封印石"ヴェルデグリス"です」
「すごい密度の魔力を感じるわ。確かにこれはとんでもない代物ね……」
不用意にヴェルデグリスの魔力を解放したり、破壊したりすれば、テユヴェローズの街が吹き飛ぶ―――と言う話も納得できる。
この魔力のすべてが、あのサフィリアに宿っていた――と言うのか……。
いまのサフィリアからは想像し難いが、魔女サイザリスが途方もない脅威だったことは分かる。
「これが……貴女たちが破壊を試みようとしている封印石"ヴェルデグリス"です」
身を翻し、ローザは封印石を背にこちらを向いた。
「貴女の敵はこの"ヴェルデグリス"だけではありません。
肉体と魔力、この二つがテユヴェローズに揃った今、魔女サイザリスの復活を渇望する者たちが、間もあらず動き出します」
大きく息を吸って、カラナはローザに向き直る。
「策は考えてあります。何としても……あたしがサフィリアを護ります」
***
ヴェルデグリスの放つ真っ赤な光が埋め尽くす空間。それを背後に佇むカラナとローザの姿を――サフィリアは遠巻きに見つめていた。
彼女の碧い瞳に、ヴェルデグリスの紅蓮の紅が映る。
「……すごく、暖かい光だな……」
ぽつりと呟く。
一瞬、突風が吹いた感覚に陥り――耳に着けたイヤリングの紅い宝石が瞬いた。
――――ようやく、ここまで来た――――!
「え……?」
――さあ、わたしに触れるのです――!
思わず振り向く!
背後にはもちろん、ぐったりとしているクラルしかいない。しかもすぐそばで聞こえた気のした声は、明らかに彼女のものではなかった。
ごくり……と唾を飲み込む。
「……気のせい……だよね……?」
胸の前で拳を強く握り、頭を大きく振る。
「うん……! 気のせいだよ……!」
自分に言い聞かせる様に、サフィリアは独り呟いた。
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