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エルフ族

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「サラスコ。俺たちと来てもらえるか?俺たちはこれからエルフの里を探した後にシソンタウンに向かうんだが」
「それは願ったりかなったりドラ。地龍様が一緒におられるなら心強い子とこのうえないドラ」

 俺はサラスコに言うとサラスコは快く仲間になることを承諾した。
 俺はサラスコを仲間にした後ミワ、オルゴロスと共にエルフの隠れ里の結界を探すチドラと合流する。

「チドラ。進捗はどうだ?」
「主人、もう少し待ってくだされば結界がある場所が分かりそうだ」

 俺はチドラに任せて数分待っているとチドラは

「あったぞ主人。今から砕くから少し待っていろ」

 チドラはそう言って意識を集中させると森の中の殴るとその場に亀裂が入り、空間の裂けめが現れる。

「主人。この中にエルフの隠れ里があると思う。我の後に続いてくれ」

 チドラは空間のさけめにはいっていくと俺達もチドラに続いて空間の裂けめに入っていく。空間の裂けめに入るとそこには自然の豊かな大地が広がっていた。
 俺達4人は先に入ったチドラと合流し、エルフが居そうなところを探すと1人金髪の長い髪の女性の姿が見えた。

「おーい。そこの方」

 俺は金髪の女性に話しかけると金髪の女性は何かの作業をしていたのか作業を中断して俺の方に振り向く。金髪の女性は目が緑色で耳は長く、俺が転生する前によく見るようなエルフ族と特徴が一致していた。
 おー。エルフ族は俺が想像した感じというよりやっぱ耳が長いもんなんだな。まさに王道よな!

「あ、あなたはに、人間!どうやって私達エルフ族の結界を」
「エルフ族の結界?マガーが結界を張って隠したんじゃないのか?」

 俺は金髪のエルフに聞くと金髪のエルフは

「あなた、マガー殿のお知り合いですか?」
「ああ。俺はマガーに頼まれてここにきた」
「・・・マガー殿はどうなされた?マガー殿に聞いたならマガー殿がいないとおかしいわ」

 金髪のエルフが俺に聞く。くそ。俺が殺したなんていいづらいな。俺が殺したと言えば多分攻撃されるだろうし、キスキルに前に聞いた話によればエルフは魔法がすごいらしいからどうしたものか。
 俺が悩んでいるとチドラは俺の肩に手を当てて俺の前に出ると

「我が名はチドラ。この方、キナ・ドーマ様の下僕、そして我の真名は地龍アースラ。五龍王の一角である」

 チドラは金髪のエルフに名乗ると金髪のエルフはチドラの前で頭を下げた。
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