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キナの今後

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「今日のところは部屋を用意しますのでお休みください。初日からハードだったと思いますので」

 アルフレが俺たちに言うとマムラは

「あ、私は全く働いてないから他の村側のゴブゴブリン達を見てくるわぁ。主人達はゆっくりしてるといいわぁ」

 マムラはそう言って先に出て行こうとするが

「待たれよ」
「あらぁ。何かしらジョー」

 マムラはジョーに聞くとジョーは

「女神様の客人を1人でいかせるなと私の恥、私が護衛をつけますので」
「いらないわぁ。私1人の方が動きやすいもの。それに里を襲ったやつを殺すまで死ぬ気はもうとうないから安心なさぁい。それじゃあ」

 マムラはそう言って1人でアルフレの家から出ていき、ジョーは呆れていて俺はジョーに

「安心しろ。マムラはザオーガでも3番目に強い方らしいからな。そして1番と2番めに強いものは規格外に強い。だから安心してくれ」
「そう、ですか。キナ殿がそうおっしゃられるならわかりました。マムラ殿にお任せしましょう。では家へとご案内いたします」

 ジョーは俺とミワ、ヨトリ、チドラを連れて集落で空いている家に案内してもらう。アルフレの家から出て右斜め上側、アルフレの家は集落の中心にあるのだが。

「ここの家の4つをお使い下さい。ここは空き家ですから」
「ありがとう。それじゃ」

 俺はジョーに言うとヨトリがジョーに

「待ちなさいあんた!大事なことを聞いてないわ!」
「大事なこと?何でしょうか?」
「お風呂よ!お・ふ・ろ!私汗かいたから汗流したいんだけど!」
「お風呂でしたら女神様の家から左端の方にあります。そこをお使い下さい」

 ジョーがヨトリに言うとヨトリは自分の使う家を決めた後急いで風呂へと向かっていく。

「ふん。兄様の前でみっともない。こういう時こそおしとやかに、落ちついていくのよ」

 ミワが急いで行くヨトリを見た後に言うとミワもヨトリと同じ感じで自分の使う家を決めた後に風呂へと向かう。ゆっくりと。

「主人、悪いが我はしばらく休ませてもらう。まだ本調子ではないからな」
「ああ。構わねぇよ。俺も数日修行するわ」

 チドラは空いている家の適当なとこに入ると俺は最後の余った一件に入る。
 今回、ヨトリが来てくれなきゃやばかったな。やはり敵も人間でもここまでくれば強い奴がいるか。メギスとの戦いも近いからそれにも備えないとな。
 俺はとりあえず今日はもう寝ることにし、家の中にあった布団を敷いて布団に入り眠った。
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