破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜

再会の否定

　チドラの家に入ってきた女の身なりは着物を着ており、胸はでかい？でかいとしか言えない。黒い髪にロングヘアーで腰に剣を２つ装備していた。顔はなんだろう？どこかで見たことあるような。・・・うーん。どこかで。
　俺はチドラの家に入ってきた女の顔見ていると女の人は

「ちょっと。そんなに女性の顔をジロジロ見るなんて失礼じゃないかしら？私の火魔法で焼いた後に水魔法ぶちかますわよ！」

　いやそれあまり意味がないんじゃ・・・。ん？火魔法と水魔法？２つの属性魔法を使える女で見たことある顔、もしかして？もしかして

「なぁあんたジュナ・ガームって女性を知ってるか？」
「知ってるかも何も私がジュナ・ガームよ。帝国のSランク冒険者の1人火と水使いの剣士、ジュナ・ガームよ」
「ジュ、ジュナ。俺だ！俺だよ！」

　俺が「俺俺」言っているとジュナは

「は？オレオレ詐欺かなんかかしら？私には男の知り合いは昔死んだキナ・ドーマしかいないわよ」
「俺がキナ・ドーマだよ！ジュナ！」
「はぁ？私の友達を侮辱するのは許さないわ！キナがここにいるわけがない！生きているなら私に生きているという情報をくれたっていいじゃない！」

　ジュナは声を荒げながらいう。そうだな。確かにジュナの言うこともわかる。しかし俺は死んだことになっているのか。

「本当にあなたがキナなら私と戦いなさい。私は帝国冒険者、Sランクで3番目に強いと言われているわ。でもキナなら簡単に私を倒せるはずよ」

　えー。なんでそんな。期待度高いな。しっかしジュナは帝国冒険者でそこまで強くなっているのか。1番目と2番目がどれほど強いか分からんがジュナにわかってもらうためなら俺は

「わかった。相手を」
「待って主人。その戦い、我にやらせてもらえんだろうか」

　俺がジュナとの戦いを承諾しようとするとチドラが遮り

「あなた。誰かしら？」
「失敬。我の名はチドラ。またの名を五龍王の一角、地龍アースラである」

　チドラが名乗るとジュナが

「は？地龍？地龍がなんで人間に仕えているのかしら？」
「我が仕えると決めたからに決まっているではないか。このキナ・ドーマ様は我を一撃で倒したほどの男だからな」

　チドラが俺のことをいうとジュナは「ふーん」といい

「わかったわ。そこまで言うならあなたに相手をしてもらおうかしら。負けたらその男が嘘をついていることもわかるだろうし」
「ふん。主人に恥をかかせるようなことはできん。ではシソンタウンの外に出ようか。集落で戦えでは迷惑がかかる」

　チドラはそう言って家から出てジュナも後をおい、俺も2人が出た後にシソンタウンの外まで追いかけた。