破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜

チドラVS青年ベルガルフ

「あいつの役目は終わった。ゴウカァ。君はあの赤のメギス気づいた時点でもう負けていたんだよ。私の主人は必ず赤のメギスを倒す。だからこちら側についていれば私が自らとどめをさすこともなかったのに。ただ私は他の厄災が気になっていたからな。1番他の厄災のことが詳しいお前に聞くことにしたのよ。ゴウカァ。せめて何もない空間で生き続けてね」

　ゴウカァを投げつけた場所に向かって言った後にオルゴロスは永遠のマグマから出ようと空間魔法を使うがキナ達がいる場所と空間が繋がらない。

「ゴウカァは倒したのに主人のとこに加勢しに行けないとは。無事でいてくださいよ主人」

　オルゴロスはキナ達がいる場所に空間魔法をつなげるために思考を凝らしながら空間魔法を使い続けた。



　また別のところ、青年ベルガルフとチドラはアゴウ村跡地でにらみあっていた。

「てめぇ。やってくれんじゃないの。まさかここまで我を運びながら胸を揉んでいるとは筋金入りの変態だな」
「そりゃ僕は好青年だからね。女子の胸があればそりゃ揉むよ。たとえおおきかろうがちいさろうがね」
「よっし。死んどけや」

　チドラは青年ベルガルフに殴りかかると青年ベルガルフはチドラのパンチをうけとめ

「おっと女性が拳を振るうなんてナンセンスだぜ。それに僕はね。女性を痛ぶる方が好きなんだよ。男性よりもねぇ！」
「残念ながら我は龍種。今は人間の姿の女だからこそ貴様には人間の女性だとは思うが我は龍種でいえばメスだ」
「そんなまどろっこしいことはいいんだよ。僕は女をかれればそれでいいんだからさ！」

　青年ベルガルフはチドラに殴りかかり、チドラは青年ベルガルフの攻撃を受ける。避ける気はさらさらない。たかだか人間程度の攻撃、それにジュナとの戦いでどの程度の力でやればいいかも把握している。そう思い攻撃を受けたがチドラは見事に地面へと叩きつけられるようにふっとばされた。

「おいおい。僕を舐めてるのかよ？僕は青年ベルガルフ。そこいらの冒険者と同じにしてもらっては困るよ。僕たちベルガルフは己が欲のためだけに集まった人間なんだからさ」
「な、るほど。ジュナレベルより上の人間がいる、とはな。これはこれは舐めていた。メギス相手にしか本気を出さなくて良いと思っていたし貴様に対しても手抜きでいいと思っていたがそれはもう甘い考えなのだな」

　チドラは青年ベルガルフに近づくと青年ベルガルフは余裕そうに手をくいくいやり、チドラは青年ベルガルフの顔面に力を込めて殴った。