PITTO

ナツメユウマ

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出会い

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アーノルドは重罪を犯し、自分の命に変えてでもシュナウザーを助ける気だ。


俺は恐怖で震える足をなんとか抑えながら立ち上がった。

ここから逃げなくては。
俺はアーノルドに殺される。


「どうしたんだ、何処へ行くんだ?」

 アーノルドは逃げようとする俺を見て、慌てて自身も立ち上がり俺の手を掴んだ。

「やめろ!俺に触るな!」

「シュナウザー、落ち着いて。」

「俺はシュナウザーじゃない!そんな犬みたいな馬鹿な名前じゃない!俺は古田土 亜門だ!シュナウザーって呼ぶな!」

「すまない、努力するよ。」

「俺を殺すんだろ!そんでその馬鹿なシュナウザーって奴に俺の身体をあげるんだろ!人殺し!サイコ!」

「何を言う、君を殺したりしないよ。君はシュナウザーの中でずっと生き続けるんだ。君の身体が必要なんだよ。死んだりなんかしない。」

俺はアーノルドの手を振り払い全速力で走った。アーノルドが後を追ってきてないのは分かっていたが、止まらずにそのまま家まで走り続けた。

怖かった。

つい今朝まで死にたいと願っていた俺だが、いざ本当にそうなると思うと、恐怖で逃げ出してしまった。

家に着き、汗だくのままベッドの中に潜り込んだ。

また突然、何もないところからアーノルドが現れて、俺を殺しにくるかもしれないと思うと恐怖で身体の震えが止まらなかった。
 


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