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一章
指名依頼
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「おう、来てたのか。ちょうど良かった――って、こりゃ何の騒ぎだ?」
僕が『宣言』をし終えてギルド内が静まり返っているそのタイミングで、二階からイヴァン副ギルド長が降りてきた。
静まり返っているのに何の騒ぎとはおかしい話だけど、それだけ空気が微妙だったんだろうね。
「僕と僕の仲間が看過できない誹謗中傷の言葉を受けまして、その事を抗議したところ逆上して攻撃してきました。止むを得ず、無力化した所です」
僕のその一言で大体の事情を察したのか、副ギルド長は腰に手を当て首を横に振る。
「まあな。冒険者稼業ってのもハクってヤツは必要だ。お前さんもゴールドランカーなんだからよ、ナメられねえようにするのは大事だぜ? さもねえと、粉掛けてくるバカをいちいちぶっ飛ばさなきゃなんねえだろ?」
なるほど。僕だって好き好んで人を殴る訳じゃないもんね。そういうのを未然に防ぐ為にもハクってヤツは必要なんだなぁ。
「お前らもよく聞いとけよ? イキがるのと貫禄付けるのは別モンだからな? コイツはこんなモヤシみてえな見た目だが、俺より遥かに強い。見た目通りだと思ってナメて掛かると早死にすっからな!」
モヤシみたいは大きなお世話です。
でも言ってる事は真っ当で、虚勢を張るのも真の実力が伴えば虚勢じゃなくなるんだよね。逆に大人しい見た目でも、恐ろしい程の実力者って事もある訳で。そこを見定めるのも実力の内って事でね。
「ところで副ギルド長? 何か用があったのでは?」
副ギルド長が僕を探してたというか待っていたというか、そんな感じがしたので話題を変えてみた。だって他の冒険者の視線が、今までと違う意味で痛いんだもの。
嘲るような視線が、今度は明らかにヤバいモノを見る目なんだよ。
すると、漸く本題を思い出したようで、いつぞやの模擬戦の時みたいにやたらいい笑顔で僕の肩を叩く。
「おお、そうだった。ここじゃ何だから、上に来てくれよ」
「パーティメンバーも一緒でいいですか?」
「おう、もちろんだ!」
ふむ。パーティに用事って事かな?
「今新しい仲間が冒険者登録してるので、終わり次第行きますね」
「おうよ!」
副ギルド長は後ろ手に手を振って、二階に上がって行った。これでようやくアーテルの登録に立ち会えるな。まあ、僕がいなくてもノワールがいるから大丈夫だけどね。
「ご主人様、アーテルの登録が終わりました。しっかりケンプファーにしておきましたよ」
そう言ってノワールが報告に来た。その後ろにアーテルもいる。首にはウッドのタグが付いたチョーカーが巻かれていた。
「むう、我もノワールや主人のような光沢があるものが良いのだが……」
しかし当の本人はウッドタグがご不満なようで。
「大丈夫さ。アーテルならすぐ昇格できるよ」
アーテルみたいな規格外がいつまでもウッドにいると、いらんちょっかい掛けてくるヤツの命が危ないしね。そういう連中の命を守る為にアーテルの昇格は急がなくちゃ。
だって彼女、闇の精霊の力を存分に使える状態だから、その気になれば国だって滅ぼせるだろうし。
「そんな事より、副ギルド長が話があるってさ。二階に行こう」
「はい!」
「うむ、承知したぞ!」
こうして僕は二人を連れて二階へ上がっていく。いくつか部屋があるんだけど、どことは言ってなかったよね。まあいいか。ギルド長の部屋へ行って聞いてみよう。
――コンコン
「ショーンです」
「ああ、待ってたわ。入ってちょうだい」
中からギルド長の声がする。どうやらここで正解だったみたいだね。
失礼しますと声を掛けて中に入ると、テーブルを挟んで向こう側にイヴァン副ギルド長、サマンサギルド長が並んで座っている。ギルド長が手で座るよう促してきたので、僕を真ん中に右手にノワール、左手にアーテルと、三人並んでギルドのツートップと向かい合う。
「話ってのはアレだ、お前さん達のパーティに指名依頼があってな」
話を切り出したのは副ギルド長だった。それにしても指名依頼とはまた……
「指名依頼ってのは、分かってるよな?」
「ええ……」
指名依頼とは、その名の通り、クエストを依頼するパーティ、または個人を限定して指名する事だ。普通は高ランクの冒険者にするもので、依頼主はかなり裕福な人に限られる。
そう、例えば貴族とか、ね。
でもこれは結構諸刃の剣だと聞いている。収入は期待できる反面、危険度が高いクエストであるケースが多い事。貴族や豪商など、有力な人物とコネクションを作れる代わりに、そういった人物のゴタゴタに巻き込まれやすい事。
「警戒する気持ちは分かるわ。でもこれはちょっとギルドとしても断れない案件なのよ」
ギルド長が少し疲れたような表情でそう言った。ああ、これは大きな権力が動いてるやつだね……
「で、依頼主とその内容は教えていただけるんですよね?」
「それは勿論よ。ほら、これ」
ギルド長が一枚の封筒を差し出してきた。上質な紙で出来ている。そして何かの紋章が施してある、既に開かれた後の封蝋。なるほど、貴族様って訳か。
封筒の中身を開いてみると、一枚の紙に内容が簡潔に書かれていた。
【この度ゴールドランクに昇格したショーン及びそのパーティにダンジョン下層の調査を依頼する――】
その他にはクエストの達成条件や報酬等が書かれており、一番下には依頼主の名前が記されていた。
「ノア・グリペン侯爵……領主様ですか」
僕が呟いた言葉に、ギルド長、そして副ギルド長が渋い表情で頷いた。
僕が『宣言』をし終えてギルド内が静まり返っているそのタイミングで、二階からイヴァン副ギルド長が降りてきた。
静まり返っているのに何の騒ぎとはおかしい話だけど、それだけ空気が微妙だったんだろうね。
「僕と僕の仲間が看過できない誹謗中傷の言葉を受けまして、その事を抗議したところ逆上して攻撃してきました。止むを得ず、無力化した所です」
僕のその一言で大体の事情を察したのか、副ギルド長は腰に手を当て首を横に振る。
「まあな。冒険者稼業ってのもハクってヤツは必要だ。お前さんもゴールドランカーなんだからよ、ナメられねえようにするのは大事だぜ? さもねえと、粉掛けてくるバカをいちいちぶっ飛ばさなきゃなんねえだろ?」
なるほど。僕だって好き好んで人を殴る訳じゃないもんね。そういうのを未然に防ぐ為にもハクってヤツは必要なんだなぁ。
「お前らもよく聞いとけよ? イキがるのと貫禄付けるのは別モンだからな? コイツはこんなモヤシみてえな見た目だが、俺より遥かに強い。見た目通りだと思ってナメて掛かると早死にすっからな!」
モヤシみたいは大きなお世話です。
でも言ってる事は真っ当で、虚勢を張るのも真の実力が伴えば虚勢じゃなくなるんだよね。逆に大人しい見た目でも、恐ろしい程の実力者って事もある訳で。そこを見定めるのも実力の内って事でね。
「ところで副ギルド長? 何か用があったのでは?」
副ギルド長が僕を探してたというか待っていたというか、そんな感じがしたので話題を変えてみた。だって他の冒険者の視線が、今までと違う意味で痛いんだもの。
嘲るような視線が、今度は明らかにヤバいモノを見る目なんだよ。
すると、漸く本題を思い出したようで、いつぞやの模擬戦の時みたいにやたらいい笑顔で僕の肩を叩く。
「おお、そうだった。ここじゃ何だから、上に来てくれよ」
「パーティメンバーも一緒でいいですか?」
「おう、もちろんだ!」
ふむ。パーティに用事って事かな?
「今新しい仲間が冒険者登録してるので、終わり次第行きますね」
「おうよ!」
副ギルド長は後ろ手に手を振って、二階に上がって行った。これでようやくアーテルの登録に立ち会えるな。まあ、僕がいなくてもノワールがいるから大丈夫だけどね。
「ご主人様、アーテルの登録が終わりました。しっかりケンプファーにしておきましたよ」
そう言ってノワールが報告に来た。その後ろにアーテルもいる。首にはウッドのタグが付いたチョーカーが巻かれていた。
「むう、我もノワールや主人のような光沢があるものが良いのだが……」
しかし当の本人はウッドタグがご不満なようで。
「大丈夫さ。アーテルならすぐ昇格できるよ」
アーテルみたいな規格外がいつまでもウッドにいると、いらんちょっかい掛けてくるヤツの命が危ないしね。そういう連中の命を守る為にアーテルの昇格は急がなくちゃ。
だって彼女、闇の精霊の力を存分に使える状態だから、その気になれば国だって滅ぼせるだろうし。
「そんな事より、副ギルド長が話があるってさ。二階に行こう」
「はい!」
「うむ、承知したぞ!」
こうして僕は二人を連れて二階へ上がっていく。いくつか部屋があるんだけど、どことは言ってなかったよね。まあいいか。ギルド長の部屋へ行って聞いてみよう。
――コンコン
「ショーンです」
「ああ、待ってたわ。入ってちょうだい」
中からギルド長の声がする。どうやらここで正解だったみたいだね。
失礼しますと声を掛けて中に入ると、テーブルを挟んで向こう側にイヴァン副ギルド長、サマンサギルド長が並んで座っている。ギルド長が手で座るよう促してきたので、僕を真ん中に右手にノワール、左手にアーテルと、三人並んでギルドのツートップと向かい合う。
「話ってのはアレだ、お前さん達のパーティに指名依頼があってな」
話を切り出したのは副ギルド長だった。それにしても指名依頼とはまた……
「指名依頼ってのは、分かってるよな?」
「ええ……」
指名依頼とは、その名の通り、クエストを依頼するパーティ、または個人を限定して指名する事だ。普通は高ランクの冒険者にするもので、依頼主はかなり裕福な人に限られる。
そう、例えば貴族とか、ね。
でもこれは結構諸刃の剣だと聞いている。収入は期待できる反面、危険度が高いクエストであるケースが多い事。貴族や豪商など、有力な人物とコネクションを作れる代わりに、そういった人物のゴタゴタに巻き込まれやすい事。
「警戒する気持ちは分かるわ。でもこれはちょっとギルドとしても断れない案件なのよ」
ギルド長が少し疲れたような表情でそう言った。ああ、これは大きな権力が動いてるやつだね……
「で、依頼主とその内容は教えていただけるんですよね?」
「それは勿論よ。ほら、これ」
ギルド長が一枚の封筒を差し出してきた。上質な紙で出来ている。そして何かの紋章が施してある、既に開かれた後の封蝋。なるほど、貴族様って訳か。
封筒の中身を開いてみると、一枚の紙に内容が簡潔に書かれていた。
【この度ゴールドランクに昇格したショーン及びそのパーティにダンジョン下層の調査を依頼する――】
その他にはクエストの達成条件や報酬等が書かれており、一番下には依頼主の名前が記されていた。
「ノア・グリペン侯爵……領主様ですか」
僕が呟いた言葉に、ギルド長、そして副ギルド長が渋い表情で頷いた。
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