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婚約者が浮気して居るのを知った私は、彼の誕生パーティーの日に家出しました。
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家同士の繋がりで婚約した私と彼。
恋愛感情で結ばれた訳ではないが、私は彼と上手くやれて居ると思って居た。
でも、それは私の勘違いだった。
と言うのも…彼が、私の親友と浮気関係にある事を知ってしまったからだ。
そして数日後に開かれる彼の誕生パーティーに、彼は彼女を招待しており…私と言う婚約者が居ながら、彼女とダンスをする約束まで取り付けて居たのだ。
確かに彼女は私と違い美人で華があるから、彼が好意を持つのも分かるけれど…でもそんな事をされたら私がどれだけ傷付くかなど、あの人は何も考えてはくれないのね…。
そう思った私は、もう彼の婚約者で居るのが嫌になってしまった。
彼の誕生日パーティーに出席し恥をかく事になる位なら、いっそ始めから出席しないという手もあるわね─。
そう思った私は、彼の誕生日パーティーの日に思い切って家出をしてみる事にした。
だって家に閉じ籠って居ても、無理矢理パーティーに参加させられるだろうし…それなら始めから家に居なけれないいのよ。
そして、彼の誕生日当日─。
最初こそ私が居ない事を不審に思った彼だったが、私の親友が現れるとすぐにそちらに気を取られてしまった。
そして、彼女と楽しくダンスを踊る彼だったが…そんな幸せな時間はすぐに終わりを迎えた。
と言うのも、彼はその日に次期当主となる事が正式に決まって居たのだが…その証である指輪を持った私が現れない事で、当主としての資格は無いと判断されてしまったのだ。
実は、彼の家は代々この地の精霊の加護を受けており…その力は、彼の家に伝わる指輪に秘められて居た。
そして次期当主となる者は、将来を共にする相手にその指輪を贈り…自身が成人を迎える誕生日にそれを嵌めた者から口づけを捧げられる事で正式に次期当主と認められ、精霊からも祝福を貰い一生幸せになれると昔から決まって居たのだ。
でも、その相手である私は一向に現れず…精霊達も彼に対し怒りを顕わにして居る。
そしてそれを見た彼の父親が、その原因を精霊に尋ねたところ…彼の浮気により失望した私が家出した事を知る事となった。
そんな彼にすっかり呆れた彼の父親は、パーティーを中断…彼に次期当主失格だと告げ、指輪を持った私を早く探して来いと命じるのだった。
そしてそれから数日後…彼はやっとの思いで、別荘地に非難して居た私を見つけ出した。
そして自分と一緒に帰り、自分とやり直すよう頭を下げて来た。
それに対し、私はあの地に戻る事は了承したが…彼の婚約者として彼とやり直す気はないと告げた。
と言うのも、浮気者の彼はすっかり精霊に嫌われており…彼の家はもう精霊の加護を受けられないと言う事を、私は指輪を通じて知って居たからだ。
だが敢えてその事は教えず、この指輪だけは返す…そしてあなたの好きな彼女にそれを嵌めさせ、彼女に口づけを捧げて貰ってはどうかと提案した。
その言葉に、彼は指輪を受け取ると喜んで帰って行き…私はそんな彼を冷めた目で見送るのだった─。
その後、彼は彼女に指輪を嵌めさせ誕生日パーティーでの儀式を再現したが…精霊の祝福では無く怒りを買い、彼女共々一生不幸になる事が決まってしまった。
するとそれを見た彼の父は、精霊の怒りをかった者をこの地に置いておくと周りにも不幸が起きると判断…領主様からの命もあり、二人をこの地から追い出す事を決めてしまった。
そうなって、二人は浮気関係となった事を心から後悔したが…もう全てが遅いのだった。
一方、私はと言うと…彼を見限り家出をすると言う思い切りの良さが何故か精霊達に好評だったようで、指輪を返しても精霊達に好かれる事となった。
そしてそのおかげか、別荘地で偶然知り合ったある名家の素敵なご子息と仲良くなる事ができ…最近になり彼に告白され、私は彼の婚約者として迎えられる事に─。
そんな彼は隣の領地に住んで居て、私はそこに越す事になったが…精霊達も共に着いて来る事になり、どうやら私の未来はとても明るいものになりそうだわ─。
恋愛感情で結ばれた訳ではないが、私は彼と上手くやれて居ると思って居た。
でも、それは私の勘違いだった。
と言うのも…彼が、私の親友と浮気関係にある事を知ってしまったからだ。
そして数日後に開かれる彼の誕生パーティーに、彼は彼女を招待しており…私と言う婚約者が居ながら、彼女とダンスをする約束まで取り付けて居たのだ。
確かに彼女は私と違い美人で華があるから、彼が好意を持つのも分かるけれど…でもそんな事をされたら私がどれだけ傷付くかなど、あの人は何も考えてはくれないのね…。
そう思った私は、もう彼の婚約者で居るのが嫌になってしまった。
彼の誕生日パーティーに出席し恥をかく事になる位なら、いっそ始めから出席しないという手もあるわね─。
そう思った私は、彼の誕生日パーティーの日に思い切って家出をしてみる事にした。
だって家に閉じ籠って居ても、無理矢理パーティーに参加させられるだろうし…それなら始めから家に居なけれないいのよ。
そして、彼の誕生日当日─。
最初こそ私が居ない事を不審に思った彼だったが、私の親友が現れるとすぐにそちらに気を取られてしまった。
そして、彼女と楽しくダンスを踊る彼だったが…そんな幸せな時間はすぐに終わりを迎えた。
と言うのも、彼はその日に次期当主となる事が正式に決まって居たのだが…その証である指輪を持った私が現れない事で、当主としての資格は無いと判断されてしまったのだ。
実は、彼の家は代々この地の精霊の加護を受けており…その力は、彼の家に伝わる指輪に秘められて居た。
そして次期当主となる者は、将来を共にする相手にその指輪を贈り…自身が成人を迎える誕生日にそれを嵌めた者から口づけを捧げられる事で正式に次期当主と認められ、精霊からも祝福を貰い一生幸せになれると昔から決まって居たのだ。
でも、その相手である私は一向に現れず…精霊達も彼に対し怒りを顕わにして居る。
そしてそれを見た彼の父親が、その原因を精霊に尋ねたところ…彼の浮気により失望した私が家出した事を知る事となった。
そんな彼にすっかり呆れた彼の父親は、パーティーを中断…彼に次期当主失格だと告げ、指輪を持った私を早く探して来いと命じるのだった。
そしてそれから数日後…彼はやっとの思いで、別荘地に非難して居た私を見つけ出した。
そして自分と一緒に帰り、自分とやり直すよう頭を下げて来た。
それに対し、私はあの地に戻る事は了承したが…彼の婚約者として彼とやり直す気はないと告げた。
と言うのも、浮気者の彼はすっかり精霊に嫌われており…彼の家はもう精霊の加護を受けられないと言う事を、私は指輪を通じて知って居たからだ。
だが敢えてその事は教えず、この指輪だけは返す…そしてあなたの好きな彼女にそれを嵌めさせ、彼女に口づけを捧げて貰ってはどうかと提案した。
その言葉に、彼は指輪を受け取ると喜んで帰って行き…私はそんな彼を冷めた目で見送るのだった─。
その後、彼は彼女に指輪を嵌めさせ誕生日パーティーでの儀式を再現したが…精霊の祝福では無く怒りを買い、彼女共々一生不幸になる事が決まってしまった。
するとそれを見た彼の父は、精霊の怒りをかった者をこの地に置いておくと周りにも不幸が起きると判断…領主様からの命もあり、二人をこの地から追い出す事を決めてしまった。
そうなって、二人は浮気関係となった事を心から後悔したが…もう全てが遅いのだった。
一方、私はと言うと…彼を見限り家出をすると言う思い切りの良さが何故か精霊達に好評だったようで、指輪を返しても精霊達に好かれる事となった。
そしてそのおかげか、別荘地で偶然知り合ったある名家の素敵なご子息と仲良くなる事ができ…最近になり彼に告白され、私は彼の婚約者として迎えられる事に─。
そんな彼は隣の領地に住んで居て、私はそこに越す事になったが…精霊達も共に着いて来る事になり、どうやら私の未来はとても明るいものになりそうだわ─。
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