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第三部 勇者への道
「僕も勇者に」
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「ほお、わしをしっておるのか」
勇者と呼ばれた老人が視線をケイトにやった。
「え?この爺さんが勇者っすか?」
「あっはっはっ、そりゃ冗談きついぜ」
「ほんとに?」
ただのおしゃべり好きの老人程度に思っていたロット達は口々に信じられない旨を言葉にしたが、老人は余裕のある顔でもったいつけながら口を開いた。
「あぁ本当じゃとも。ワシは5塔の勇者最年長であり、癒しの能力に秀でておる。人はワシを桃塔の勇者と呼ぶわい」
威厳たっぷりにそういったものの、目の前にいるのはどう見ても杖をついた老人であるわけで、ロットたちはいまいち信じられない。
「へー」「はー」「ふーん」
勇者とは赤塔の勇者のように若く力を持った存在であるというのが3人の中のイメージであるらしかった。世の中のことをよくわかっていない3人だからこそ起こる悲劇だったがてっきり称賛をもらえると思っていた桃塔の勇者は冷めた反応にずっこけそうになった。
反対にケイトは勇者のことを知っているからこそ興味津々となり尊敬の目を向けている。5塔の勇者はその特性から勇者になる時期が大きくずれるため年齢に差が生じるのだ。
ちなみに桃塔の勇者が最年長であり、緑塔は2番目に古い勇者、そして青塔、赤塔、黄塔と続く。
だから勇者を知るものとしては桃塔の勇者こそ一番歴史を知る人物であり尊敬に値する伝説だったりする。
「し、死んだ人をも生き返らせるって本当ですか?もしそうならどんな魔法なんですか?魔力量はどれくらいですか?」
特に桃塔の勇者は治癒に秀でているため矢継ぎ早にケイトの質問が飛んだ。これぞ望んでいた反応と言わんばかりに笑みを浮かべた桃塔の勇者は饒舌になり質問に答える。
「ほっほっほ。元気な嬢ちゃんじゃな。しかしさすがわしでも死んだ人を生き返らせることはできない。ただ生きてさえいれば傷を治すことはできる。ほれちょうど、ほいほいのほい」
さらに上機嫌となった桃塔の勇者はついでと言わんばかりに杖先で軽くパンチの腕に触れた。適当に見えて正確な治癒魔法の淡い光が腕を包むと
「う、腕が治りやがった!?」
パンチが驚き、一同はひどく感心した。パンチの腕は相当複雑に折れていて、治癒魔法の効きが悪かった。痛みを和らげることには成功していたが、治るまでは自然治癒を待つしかなく長い時間か必要になるはずだったのだ。
それを片手間のように直してみせた桃塔の勇者は相当の実力者であることがわかる。確かに動かず包帯で吊り下げられていたパンチの腕は自由に曲げることができている。
「すごいっすね!じいさんやるじゃないっすか」
これには3人も驚き、目の前の人物が凄い人物であることを理解し始めていた。ただ勇者とわかってもなお爺さん呼びの失礼なエレナに怒ることなく桃塔の勇者はそうだろう、と喜んだ。
「ほっほ。若いものにはまだまだ負けんわい」
しかしそんなにすごい勇者様がなぜ話しかけてきたのだろうか、一同がそんなふうに疑問に思っていると思い出したかのように桃塔の勇者は言った。
「ところでお主ら勇者には興味ないのかな?この号外にもあるようにこの近くの緑塔にて新しい勇者を決める。ぜひおいで」
ちょうどおじいちゃんが孫をお祭りにでも誘うような軽さだった。しかし出された提案は勇者を目指さないかという壮大なものだった。
ロット達は赤塔の勇者にあったことがあるからこそその実力差を理解しており、考えたこともなかったので動揺しつつ否定した。
「そんなちょっと街のお祭りに行くんじゃないんですから」
ケイトが手を振って答える。
「それに勇者なんてあたしたちには無理っすよ」
「まあ。たしかに勇者ってのはとんでもなく強いらしいからな」
さらにエレナとパンチも乗り気でない答え。「何じゃつまらんのお」という桃塔の勇者の声が聞こえてくる。しかしロットだけは少し答えに迷っていた。
赤塔の勇者は完全無敵のヒーローに見えていたし、目の前の老人も規格外にすごいことがわかった。そんな5人の1人に自分がなれるチャンスがあるということがわかり、少年心がざわつき始めていたのだ。
「俺行ってみたいな。たしかに赤塔の勇者様には足元にも及ばないけど、勇者様みたいな強さがあればソイルみたいなことになっても助けてあげられるし。それにやってみなきゃわからないよ!」
ソイルの魔王種と対峙した時の絶望感を思い出していた。そしてそれを簡単に払拭してみせた赤塔の勇者を思い出している。それに少しでも近づけるなら。そんな思いだった。
勇者と呼ばれた老人が視線をケイトにやった。
「え?この爺さんが勇者っすか?」
「あっはっはっ、そりゃ冗談きついぜ」
「ほんとに?」
ただのおしゃべり好きの老人程度に思っていたロット達は口々に信じられない旨を言葉にしたが、老人は余裕のある顔でもったいつけながら口を開いた。
「あぁ本当じゃとも。ワシは5塔の勇者最年長であり、癒しの能力に秀でておる。人はワシを桃塔の勇者と呼ぶわい」
威厳たっぷりにそういったものの、目の前にいるのはどう見ても杖をついた老人であるわけで、ロットたちはいまいち信じられない。
「へー」「はー」「ふーん」
勇者とは赤塔の勇者のように若く力を持った存在であるというのが3人の中のイメージであるらしかった。世の中のことをよくわかっていない3人だからこそ起こる悲劇だったがてっきり称賛をもらえると思っていた桃塔の勇者は冷めた反応にずっこけそうになった。
反対にケイトは勇者のことを知っているからこそ興味津々となり尊敬の目を向けている。5塔の勇者はその特性から勇者になる時期が大きくずれるため年齢に差が生じるのだ。
ちなみに桃塔の勇者が最年長であり、緑塔は2番目に古い勇者、そして青塔、赤塔、黄塔と続く。
だから勇者を知るものとしては桃塔の勇者こそ一番歴史を知る人物であり尊敬に値する伝説だったりする。
「し、死んだ人をも生き返らせるって本当ですか?もしそうならどんな魔法なんですか?魔力量はどれくらいですか?」
特に桃塔の勇者は治癒に秀でているため矢継ぎ早にケイトの質問が飛んだ。これぞ望んでいた反応と言わんばかりに笑みを浮かべた桃塔の勇者は饒舌になり質問に答える。
「ほっほっほ。元気な嬢ちゃんじゃな。しかしさすがわしでも死んだ人を生き返らせることはできない。ただ生きてさえいれば傷を治すことはできる。ほれちょうど、ほいほいのほい」
さらに上機嫌となった桃塔の勇者はついでと言わんばかりに杖先で軽くパンチの腕に触れた。適当に見えて正確な治癒魔法の淡い光が腕を包むと
「う、腕が治りやがった!?」
パンチが驚き、一同はひどく感心した。パンチの腕は相当複雑に折れていて、治癒魔法の効きが悪かった。痛みを和らげることには成功していたが、治るまでは自然治癒を待つしかなく長い時間か必要になるはずだったのだ。
それを片手間のように直してみせた桃塔の勇者は相当の実力者であることがわかる。確かに動かず包帯で吊り下げられていたパンチの腕は自由に曲げることができている。
「すごいっすね!じいさんやるじゃないっすか」
これには3人も驚き、目の前の人物が凄い人物であることを理解し始めていた。ただ勇者とわかってもなお爺さん呼びの失礼なエレナに怒ることなく桃塔の勇者はそうだろう、と喜んだ。
「ほっほ。若いものにはまだまだ負けんわい」
しかしそんなにすごい勇者様がなぜ話しかけてきたのだろうか、一同がそんなふうに疑問に思っていると思い出したかのように桃塔の勇者は言った。
「ところでお主ら勇者には興味ないのかな?この号外にもあるようにこの近くの緑塔にて新しい勇者を決める。ぜひおいで」
ちょうどおじいちゃんが孫をお祭りにでも誘うような軽さだった。しかし出された提案は勇者を目指さないかという壮大なものだった。
ロット達は赤塔の勇者にあったことがあるからこそその実力差を理解しており、考えたこともなかったので動揺しつつ否定した。
「そんなちょっと街のお祭りに行くんじゃないんですから」
ケイトが手を振って答える。
「それに勇者なんてあたしたちには無理っすよ」
「まあ。たしかに勇者ってのはとんでもなく強いらしいからな」
さらにエレナとパンチも乗り気でない答え。「何じゃつまらんのお」という桃塔の勇者の声が聞こえてくる。しかしロットだけは少し答えに迷っていた。
赤塔の勇者は完全無敵のヒーローに見えていたし、目の前の老人も規格外にすごいことがわかった。そんな5人の1人に自分がなれるチャンスがあるということがわかり、少年心がざわつき始めていたのだ。
「俺行ってみたいな。たしかに赤塔の勇者様には足元にも及ばないけど、勇者様みたいな強さがあればソイルみたいなことになっても助けてあげられるし。それにやってみなきゃわからないよ!」
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