生きてる価値を探す日々

湯田川美央

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取引先という魅力

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電話、メールを無視するようになって、2週間が経った。

 「佐々木さん、原田様からお電話です」

 え、職場に電話かよ。何の用だろう。

 「柚、どうして電話に出ないんだ」

  「・・・」

 「俺は柚のことが好きなんだ。忘れないんだ。」

 「・・・」

 「何か言ってくれよ」

 ガチャ。電話を切った。





 取引先として、関係ない相手には、魅力を感じない。

 職場に電話とか、普通するのかな。
 怖い。と感じたのは電話がくるようになってからかな。

 電話は後に5回きた。全部同じ内容だった。

 
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