40 / 109
誰もが幸せに
しおりを挟む
プラティナの目蓋の裏…真っ暗な中に一条の光がさしていた…
その光は今まで育ててくれた両親を信じられなくなり…夢や希望を失って自分の居場所さえ無くなって彷徨っていた自分にとって生まれて初めて自分自身で探し出すことが出来た…運命の光…
光の中には一人の男性が立ってこちらに向かって両手を大きく広げている…
「お、王女…様…?」
目を閉じながらとても幸せに満ち溢れた表情のプラティナはサブリナの呼びかけに「はっ!!」と気がついて驚きの表情を見せた…
「ど、どうされたのですか…?」
「な、なんでもないのよ…ウフフ…」
照れ笑いを浮かべながらプラティナはサブリナにまるで幼い子に読み聞かせをするように優しい口調で語り始めた…
「ねえ…サブリナ…
あなたは人間についてどんなイメージを持っているの…?」
「に、人間ですか…うーん…」
サブリナは一瞬困ったような表情で優也の方をチラリと見た…
その視線を感じた優也は、
「あはは…僕なら気にしなくて大丈夫だよ…
思ったままの言葉をティナに打ち明けてね…」
「は、はい…」
戸惑いながらもサブリナは、
「…小さな頃から両親からは野蛮で魔法使いに対して害を為す忌み嫌われる存在だと…
魔法学校でもそのように教えを受けました…」
「…そうよね。」
サブリナは申し訳なさそうに、
「す、すみません…人間の優也様の前でこんなこと…」
と頭を下げる…
優也とプラティナはお互いに見つめ合いながらクスクスと笑っている…
「…いいのよ…私だって同じだもの…
それどころか私の父は初対面のダー…主人に刀で斬りかかったわ…」
「あ、あのゴルド様が…」
「普段は物事をあらゆる角度から見て熟考する父でもいざ娘のことになると只の心配症な親なのよね…」
「なるほど…」
サブリナが「でもその事が料理の味とどう関係あるんだろう…」と不思議に思う中、プラティナは話を続けた…
「ゴメンね…話がそれちゃったわね…
私が人間界に来て…主人や主人の周りの人達に本当に大切にして貰って…
私、なぜ優しい人間界の人がこんなに私達、魔法使いと仲が悪いのか…とっても不思議に思ったわ…」
「………」
「今では両親に主人を認めて貰って…人間界の方々にも優しくして貰って…
私、人間も魔法使いも本当に大好き!!」
幸せそうなプラティナの話を聞いて、弟…イミテの事が脳裏に浮かんだマーブルは爪を噛んだ。
「くっ…」
「だからね…私、料理を作る時は食べてもらう人が幸せに…喜んで貰えるように頑張って作るの…
さっき、あなたが言ったように魔法を…
「美味しくなれ…美味しくなーれ!!」って心の中で呪文を唱えて…
『愛情』と言う魔法をかけて…
そうするとね、人間界も魔界も関係ない…
みんなが…誰もが幸せになる魔法を私は使えるようになるのよ…」
「王女様…」
マーブルは固い面持ちのまま、沈黙を保っている…
サブリナやマーブルに語りかけていたプラティナだったが話を終えた時にはいつの間にか優也の腕の中にいた…
「王女様…あなたを知れば知る程、あなたと優也様の素晴らしさに私はジュエラに生まれた事に誇りを持てます…」
フン、何よ…
人を傷つけておいて平気な顔をしているのに
よくもまあ…御大層な話よね…
その時…今度はソファーに座って様子を見ていたミスがプラティナやサブリナ達のテーブルに歩み寄り、三人の肉じゃがをつまみ始めた…
「モグモグモグ…」
その光は今まで育ててくれた両親を信じられなくなり…夢や希望を失って自分の居場所さえ無くなって彷徨っていた自分にとって生まれて初めて自分自身で探し出すことが出来た…運命の光…
光の中には一人の男性が立ってこちらに向かって両手を大きく広げている…
「お、王女…様…?」
目を閉じながらとても幸せに満ち溢れた表情のプラティナはサブリナの呼びかけに「はっ!!」と気がついて驚きの表情を見せた…
「ど、どうされたのですか…?」
「な、なんでもないのよ…ウフフ…」
照れ笑いを浮かべながらプラティナはサブリナにまるで幼い子に読み聞かせをするように優しい口調で語り始めた…
「ねえ…サブリナ…
あなたは人間についてどんなイメージを持っているの…?」
「に、人間ですか…うーん…」
サブリナは一瞬困ったような表情で優也の方をチラリと見た…
その視線を感じた優也は、
「あはは…僕なら気にしなくて大丈夫だよ…
思ったままの言葉をティナに打ち明けてね…」
「は、はい…」
戸惑いながらもサブリナは、
「…小さな頃から両親からは野蛮で魔法使いに対して害を為す忌み嫌われる存在だと…
魔法学校でもそのように教えを受けました…」
「…そうよね。」
サブリナは申し訳なさそうに、
「す、すみません…人間の優也様の前でこんなこと…」
と頭を下げる…
優也とプラティナはお互いに見つめ合いながらクスクスと笑っている…
「…いいのよ…私だって同じだもの…
それどころか私の父は初対面のダー…主人に刀で斬りかかったわ…」
「あ、あのゴルド様が…」
「普段は物事をあらゆる角度から見て熟考する父でもいざ娘のことになると只の心配症な親なのよね…」
「なるほど…」
サブリナが「でもその事が料理の味とどう関係あるんだろう…」と不思議に思う中、プラティナは話を続けた…
「ゴメンね…話がそれちゃったわね…
私が人間界に来て…主人や主人の周りの人達に本当に大切にして貰って…
私、なぜ優しい人間界の人がこんなに私達、魔法使いと仲が悪いのか…とっても不思議に思ったわ…」
「………」
「今では両親に主人を認めて貰って…人間界の方々にも優しくして貰って…
私、人間も魔法使いも本当に大好き!!」
幸せそうなプラティナの話を聞いて、弟…イミテの事が脳裏に浮かんだマーブルは爪を噛んだ。
「くっ…」
「だからね…私、料理を作る時は食べてもらう人が幸せに…喜んで貰えるように頑張って作るの…
さっき、あなたが言ったように魔法を…
「美味しくなれ…美味しくなーれ!!」って心の中で呪文を唱えて…
『愛情』と言う魔法をかけて…
そうするとね、人間界も魔界も関係ない…
みんなが…誰もが幸せになる魔法を私は使えるようになるのよ…」
「王女様…」
マーブルは固い面持ちのまま、沈黙を保っている…
サブリナやマーブルに語りかけていたプラティナだったが話を終えた時にはいつの間にか優也の腕の中にいた…
「王女様…あなたを知れば知る程、あなたと優也様の素晴らしさに私はジュエラに生まれた事に誇りを持てます…」
フン、何よ…
人を傷つけておいて平気な顔をしているのに
よくもまあ…御大層な話よね…
その時…今度はソファーに座って様子を見ていたミスがプラティナやサブリナ達のテーブルに歩み寄り、三人の肉じゃがをつまみ始めた…
「モグモグモグ…」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる