1 / 92
大っきなフィギュア
しおりを挟む
ピピピピピピ…
目覚ましのアラームが鳴り響く…
「ふぁーあ…もうこんな時間か…そろそろ出かけないと…」
僕はこんがりと焼けたトーストを頬張りながら腕輪電話の画面を眺めた…
…新着が一件あります…
そのメッセージを開いてみると部屋の窓から見える交差点の信号を渡った所にあるコンビニエンスストアに頼んでおいたフィギュアが入荷したらしい…
ギャラクシーネットで買い物をしても…独り暮らしの僕は留守の間、荷物が送られてもまた持って帰られるのがオチだ…
だからこちらから取りに行くことにしている。
夕飯の買い物もついでに出来るからね…
ああ…僕?…僕の名前はダイスケ。
地球人のご先祖の名前になぞらえて親が付けてくれた名前だそうだ。最近ではそういう名付けが流行っているらしい…
はるか昔、僕達の先祖は遥か地球からこの星…アルタイルと少し離れた星…ヴェガの人々とさらに近くの星、デネブにも移住してきた。
今ではこの三つの星はそれぞれ違った文化を持ちつつ、先住民や移民者が競い合いながらもみんなでそこそこ仲良くやっている…のではないのだろうか?
まあ…一介の学生の僕がそんな偉そうな事を言える立場でもないけどね…
さあて…と…!!
玄関のドアを開けて廊下に出て階段を降りる…
大通りを駆け抜けていく車の排気熱を帯びた風が僕の顔を目がけてやってきた。
「ゴホッ…ケホケホ…」
この星のスクールは6歳からお年寄りになるまで何歳になるまででも通う事が出来る…
つまり、生涯学習…をモットーにしている。
そして自分が仕事がしたくなった時に卒業したり、結婚したくなったらスクールで学びながらする人もいるようだが… 僕には残念ながらそんな相手もいない。
とりあえず17歳の僕にはまだまだ勉強しないといけない事が沢山ある…
スクールはネット学習で全てのカリキュラムが習得出来るのだが、必須のサークル活動だけは学校まで出向かないといけない…
人格形成にはやはりコミュニティーは必須だからだ。
先月まで入っていたボルダリングのサークル活動は特にやりたかった事でもないのですぐに辞めちゃったしなぁ…
そんな事をボンヤリ考えていると目の前の信号が変わる…
道路を渡ってコンビニに入った僕はカウンター越しに店員さんからフィギュアを受け取ろうとすると…
「ありがとうございます。商品はこちらになります…」
「…ええっ!!!」
フィギュアの箱の大きさは思っていたよりもかなり大きくて高さが僕の背丈位あった…
「あの…後で返しに来るんで、 台車…貸してもらえますか?」
…部屋に帰った僕は暫くフィギュアの箱と睨めっこしていた…
「ふぅ…まさかこんな大きいとは思わなかったなぁ…」
その時、僕のブレスフォンが震えた…
通話…誰からだろう?
…表示を見ると…兄貴からだった。
僕はブレスフォンを伸ばして通話した…
「もしもし…どうしたの?」
「よう!ダイスケ!!
研究してた物が遂に完成したんだよ…
今から見に来ないか?」
目覚ましのアラームが鳴り響く…
「ふぁーあ…もうこんな時間か…そろそろ出かけないと…」
僕はこんがりと焼けたトーストを頬張りながら腕輪電話の画面を眺めた…
…新着が一件あります…
そのメッセージを開いてみると部屋の窓から見える交差点の信号を渡った所にあるコンビニエンスストアに頼んでおいたフィギュアが入荷したらしい…
ギャラクシーネットで買い物をしても…独り暮らしの僕は留守の間、荷物が送られてもまた持って帰られるのがオチだ…
だからこちらから取りに行くことにしている。
夕飯の買い物もついでに出来るからね…
ああ…僕?…僕の名前はダイスケ。
地球人のご先祖の名前になぞらえて親が付けてくれた名前だそうだ。最近ではそういう名付けが流行っているらしい…
はるか昔、僕達の先祖は遥か地球からこの星…アルタイルと少し離れた星…ヴェガの人々とさらに近くの星、デネブにも移住してきた。
今ではこの三つの星はそれぞれ違った文化を持ちつつ、先住民や移民者が競い合いながらもみんなでそこそこ仲良くやっている…のではないのだろうか?
まあ…一介の学生の僕がそんな偉そうな事を言える立場でもないけどね…
さあて…と…!!
玄関のドアを開けて廊下に出て階段を降りる…
大通りを駆け抜けていく車の排気熱を帯びた風が僕の顔を目がけてやってきた。
「ゴホッ…ケホケホ…」
この星のスクールは6歳からお年寄りになるまで何歳になるまででも通う事が出来る…
つまり、生涯学習…をモットーにしている。
そして自分が仕事がしたくなった時に卒業したり、結婚したくなったらスクールで学びながらする人もいるようだが… 僕には残念ながらそんな相手もいない。
とりあえず17歳の僕にはまだまだ勉強しないといけない事が沢山ある…
スクールはネット学習で全てのカリキュラムが習得出来るのだが、必須のサークル活動だけは学校まで出向かないといけない…
人格形成にはやはりコミュニティーは必須だからだ。
先月まで入っていたボルダリングのサークル活動は特にやりたかった事でもないのですぐに辞めちゃったしなぁ…
そんな事をボンヤリ考えていると目の前の信号が変わる…
道路を渡ってコンビニに入った僕はカウンター越しに店員さんからフィギュアを受け取ろうとすると…
「ありがとうございます。商品はこちらになります…」
「…ええっ!!!」
フィギュアの箱の大きさは思っていたよりもかなり大きくて高さが僕の背丈位あった…
「あの…後で返しに来るんで、 台車…貸してもらえますか?」
…部屋に帰った僕は暫くフィギュアの箱と睨めっこしていた…
「ふぅ…まさかこんな大きいとは思わなかったなぁ…」
その時、僕のブレスフォンが震えた…
通話…誰からだろう?
…表示を見ると…兄貴からだった。
僕はブレスフォンを伸ばして通話した…
「もしもし…どうしたの?」
「よう!ダイスケ!!
研究してた物が遂に完成したんだよ…
今から見に来ないか?」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる