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砕け散る恋心
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僕とリカはカリキュラムを終えて午後からの練習のためスクールに向かった。
空が高い…秋への季節の移り変わりを感じながらスクールへと続く並木道をリカと歩いていると僕のブレスフォンの着信音が鳴った…
シズカさんからだ…僕は腕に巻きついているブレスフォンを伸ばした…
「はい!こんにちは…えっ?今ですか?もうすぐスクールに着きますけど…はい…分かりました…じゃあ…これから研究室へ伺いますね…」
「ママ…どうされたんですか?」
「なんか僕に頼みがあるんだって…リカは先にリンクへ行っててくれないかな?用事が済んだら僕も行くよ…」
「分かりました!じゃあリンクで待ってますね…」
「コンコン…」シズカさんの部屋をノックする…
「どうぞ!開いてるわよ…」
部屋に入った僕の目に飛び込んで来たのはハンガーに掛けてある一着の衣装だった…
その衣装は黒に銀のスパンコールがまるで銀河に流れるミルキーウェイのように輝いていた…
「これは?」
「星間学生杯でリカが着る衣装よ…ダイスケ君…あなたに預かってほしいの…」
よく見ると衣装は昔ながらの製法でスパンコールが一つ一つ手で縫い付けてあるようだ。
「これ…シズカさんが…?」
「当たり前よ…大切な娘だものね。
リカの未来のダンナ様に預けておきます…
よろしくお願いね!」
僕はシズカさんのリカを想う気持ちに胸が熱くなった。
「分かりました…お預かりします。リンクの僕のロッカーの中にしまっておきますね。」
僕はその横にあるもう一着の黒い衣装に気が付いた…
「シズカさん…この黒い衣装は?」
「ああ…それはリカに練習着として渡して欲しいの。装飾のない衣装で練習して本番はそちらの衣装を使って欲しいの…なるべく違和感なく滑れるように…ね…」
「なるほど…分かりました!シズカさん…本当にありがとうございます!」
「うふふ…本当にあなた…リカのダンナさんみたいよ。きっとニコラも喜んでるわ…」
シズカさんは嬉しそうに笑った…
スクールのリンクの玄関口に現れたミヤは中の様子を伺い、ダイスケの姿を探した。
「知ってる人に会ったら言い訳が出来ないし…彼、今日は来てないのかしら…?」
「スケートサークルに御用ですか?」
ミヤの後ろから若い男性が声をかけた…
彼女が後ろを振り返ると人懐っこそうな青年がこちらを見ていた。
「いえ…あの…リカさんを見に…」
ミヤがとっさについたウソだったが彼女と初対面のその青年は「ああ…リカちゃん?ダイちゃんと一緒に中で練習してるんじゃないかな…?」
「あの…ダイちゃんってダイスケさんの事ですか?」
「そうだよ…なんだ!二人の知り合い?僕は二人といつも仲良くさせてもらってるノブナガです!
ノブって呼んでね!いや~でもあの二人本当に仲が良いよね!ベストカップルだよね~!」
「えっ…」
ミヤの心は一瞬で凍りついた…
…ダイスケ君…彼女と…リカさんとお付き合いしていたんだ…
ミヤはその事実を聞いて初めてダイスケの存在について考えた…
「そうだ…私はダイスケ君の事を何も知らなかった…あんなに優しい人だもの…
リカさんもお人形さんみたいに綺麗で…
よく考えたら素敵なカップルよね…」
少なからずショックを受けるミヤをノブは半ば強引に誘った…
「さあ…どうぞ…中に入りなよ…練習中は声をかけられないかも知れないからスタンドから見ていたらいいよ…」
ノブはミヤの背中を押すように中に連れて入った…
「あの…私は別に…」
「いいからいいから…」
ミヤをスタンド席に座らせたノブは「じゃあ僕も練習があるから…ごゆっくり!」
そう言ってロッカールームの方へ行ってしまった。
ミヤはボンヤリと端の席でサークルの練習風景を見つめる…
「ダイスケ…君…」
空が高い…秋への季節の移り変わりを感じながらスクールへと続く並木道をリカと歩いていると僕のブレスフォンの着信音が鳴った…
シズカさんからだ…僕は腕に巻きついているブレスフォンを伸ばした…
「はい!こんにちは…えっ?今ですか?もうすぐスクールに着きますけど…はい…分かりました…じゃあ…これから研究室へ伺いますね…」
「ママ…どうされたんですか?」
「なんか僕に頼みがあるんだって…リカは先にリンクへ行っててくれないかな?用事が済んだら僕も行くよ…」
「分かりました!じゃあリンクで待ってますね…」
「コンコン…」シズカさんの部屋をノックする…
「どうぞ!開いてるわよ…」
部屋に入った僕の目に飛び込んで来たのはハンガーに掛けてある一着の衣装だった…
その衣装は黒に銀のスパンコールがまるで銀河に流れるミルキーウェイのように輝いていた…
「これは?」
「星間学生杯でリカが着る衣装よ…ダイスケ君…あなたに預かってほしいの…」
よく見ると衣装は昔ながらの製法でスパンコールが一つ一つ手で縫い付けてあるようだ。
「これ…シズカさんが…?」
「当たり前よ…大切な娘だものね。
リカの未来のダンナ様に預けておきます…
よろしくお願いね!」
僕はシズカさんのリカを想う気持ちに胸が熱くなった。
「分かりました…お預かりします。リンクの僕のロッカーの中にしまっておきますね。」
僕はその横にあるもう一着の黒い衣装に気が付いた…
「シズカさん…この黒い衣装は?」
「ああ…それはリカに練習着として渡して欲しいの。装飾のない衣装で練習して本番はそちらの衣装を使って欲しいの…なるべく違和感なく滑れるように…ね…」
「なるほど…分かりました!シズカさん…本当にありがとうございます!」
「うふふ…本当にあなた…リカのダンナさんみたいよ。きっとニコラも喜んでるわ…」
シズカさんは嬉しそうに笑った…
スクールのリンクの玄関口に現れたミヤは中の様子を伺い、ダイスケの姿を探した。
「知ってる人に会ったら言い訳が出来ないし…彼、今日は来てないのかしら…?」
「スケートサークルに御用ですか?」
ミヤの後ろから若い男性が声をかけた…
彼女が後ろを振り返ると人懐っこそうな青年がこちらを見ていた。
「いえ…あの…リカさんを見に…」
ミヤがとっさについたウソだったが彼女と初対面のその青年は「ああ…リカちゃん?ダイちゃんと一緒に中で練習してるんじゃないかな…?」
「あの…ダイちゃんってダイスケさんの事ですか?」
「そうだよ…なんだ!二人の知り合い?僕は二人といつも仲良くさせてもらってるノブナガです!
ノブって呼んでね!いや~でもあの二人本当に仲が良いよね!ベストカップルだよね~!」
「えっ…」
ミヤの心は一瞬で凍りついた…
…ダイスケ君…彼女と…リカさんとお付き合いしていたんだ…
ミヤはその事実を聞いて初めてダイスケの存在について考えた…
「そうだ…私はダイスケ君の事を何も知らなかった…あんなに優しい人だもの…
リカさんもお人形さんみたいに綺麗で…
よく考えたら素敵なカップルよね…」
少なからずショックを受けるミヤをノブは半ば強引に誘った…
「さあ…どうぞ…中に入りなよ…練習中は声をかけられないかも知れないからスタンドから見ていたらいいよ…」
ノブはミヤの背中を押すように中に連れて入った…
「あの…私は別に…」
「いいからいいから…」
ミヤをスタンド席に座らせたノブは「じゃあ僕も練習があるから…ごゆっくり!」
そう言ってロッカールームの方へ行ってしまった。
ミヤはボンヤリと端の席でサークルの練習風景を見つめる…
「ダイスケ…君…」
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