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支えるということ
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結真が僕に駆け寄ってくる。
「いや~とりあえず良かった。それじゃこのパーティーは私の送別会ってことにしてくんない?」
「えっ!じゃあ結真、NYに…」
「ああ、次のライブが最後だ。見にきてくれよ。」
「勿論。絶対行くよ。」
優花さんと結衣は泣きながら…
「ううう…翔ちゃん。一時はどうなるかと思ったで。ウチの側から離れるのがイヤやったんやろ?
そやろ?分かるわ~!
もうウチらは何も言わんでも通じ合ってる。今、ウチが翔ちゃんと行きたいとこあんねん。どこか分かるやろ?うふふ。」
「あーん。良かったよ~翔くん。私、東京で色々なバイト考えてたよ。
109の前でビラ配りとかしてハロウィンの仮装行列に一緒に参加したりするのかな?それも楽しいなとか…」
…おーい。二人とも。
でも…みんな僕がここで頑張ることを喜んでくれたことがとても嬉しい。
後日、長門さんには親父さんが丁重にお断りを入れて下さった。
お誘い頂いたのは大変光栄だが、僕は親父さんと一緒に一段一段を踏みしめて料理人の階段を上がって行こうと思う。
親父さんが僕の気持ちを伝えると、長門さんは笑顔で…
「そうですか…分かりました。非常に残念です…
でも…親父さんが大切に育てておられる彼らしい選択だと思います。
全く…親父さんが羨ましいですよ…
またお店に寄らせて頂きますね」
と言って下さったと後で伺って僕はホッとした。
雪は神社の石段でまたギターを弾き始める。
旋律はまた優しく…美しいものに戻っていた。
…しかし…
雪はギターを弾きにくるのは今日で終わりにしようと思っていた。
結真には申し訳ないが、彼女の最期のライブを見届けて…
そして告げよう…
これからは翔くんと父さんを支えていく…と
そう心に決めていた。
翔くんと父さんが側にいてくれる…
それで幸せだと心から思っていた。
結真は陽子さんにあるお願いをしていた…
「結真…あなた本当にそれで良いの?」
「ああ…頼むよ。」
「いや~とりあえず良かった。それじゃこのパーティーは私の送別会ってことにしてくんない?」
「えっ!じゃあ結真、NYに…」
「ああ、次のライブが最後だ。見にきてくれよ。」
「勿論。絶対行くよ。」
優花さんと結衣は泣きながら…
「ううう…翔ちゃん。一時はどうなるかと思ったで。ウチの側から離れるのがイヤやったんやろ?
そやろ?分かるわ~!
もうウチらは何も言わんでも通じ合ってる。今、ウチが翔ちゃんと行きたいとこあんねん。どこか分かるやろ?うふふ。」
「あーん。良かったよ~翔くん。私、東京で色々なバイト考えてたよ。
109の前でビラ配りとかしてハロウィンの仮装行列に一緒に参加したりするのかな?それも楽しいなとか…」
…おーい。二人とも。
でも…みんな僕がここで頑張ることを喜んでくれたことがとても嬉しい。
後日、長門さんには親父さんが丁重にお断りを入れて下さった。
お誘い頂いたのは大変光栄だが、僕は親父さんと一緒に一段一段を踏みしめて料理人の階段を上がって行こうと思う。
親父さんが僕の気持ちを伝えると、長門さんは笑顔で…
「そうですか…分かりました。非常に残念です…
でも…親父さんが大切に育てておられる彼らしい選択だと思います。
全く…親父さんが羨ましいですよ…
またお店に寄らせて頂きますね」
と言って下さったと後で伺って僕はホッとした。
雪は神社の石段でまたギターを弾き始める。
旋律はまた優しく…美しいものに戻っていた。
…しかし…
雪はギターを弾きにくるのは今日で終わりにしようと思っていた。
結真には申し訳ないが、彼女の最期のライブを見届けて…
そして告げよう…
これからは翔くんと父さんを支えていく…と
そう心に決めていた。
翔くんと父さんが側にいてくれる…
それで幸せだと心から思っていた。
結真は陽子さんにあるお願いをしていた…
「結真…あなた本当にそれで良いの?」
「ああ…頼むよ。」
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