奥さまは魔王女

奏 隼人

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どうしたらいいの⁉︎

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ティナは物置にしているあまり使っていない部屋の前に立った…

そして彼女は何か呪文のような言葉を唱える…

ドアの枠の隙間の部分が一瞬ピカッと光ったかと思うとティナはドアを開けながら…

「ダーリン…必ず父と母に理解してもらってすぐに帰ってくるつもりですが…もし私が明日になっても帰らなかったらミスとリルを宜しくお願いします。

ラリー叔父様も居られるので大丈夫とは思いますが…遅くなるようなら叔父様から連絡してもらいますね…」

ラリーさんも大きく頷いた。

「分かった…お父様とお母様によろしくね…」

ティナは少し浮かない表情をしながら…
「じゃあ行って来ます!」とドアの向こう側へと行ってしまった…


明日から三連休だったので、ミスとリルの面倒を見ながらティナの帰りを待つことにした…のだが…


すぐに…どころか次の日の夜になっても彼女が帰ってくる気配は無かった…


「ねえ…パパ…ママは…?」

「ママ…いつになったらかえってくるの…?」


「明日の朝になっても帰ってこなかったらパパは…ママを迎えに行くよ…

だからお前達は心配しないでお休み…」


「はーい!!」

「はーい!!」


ミスとリルを寝かしつけて僕も寝ようかなと思ったその時だった…


頭の中に聞き覚えのある声が響き渡った…

夜分遅くにすみません。ラリーです…婿殿、大変な事になりました。」


「ラリーさん…ティナは…今どこに…」

「それが…実はティナの父親で私の兄、ゴルドがティナが結婚して出産したことに腹を立てて…

しかもそのお相手が…その…申し上げにくいのですが、人間のあなただということに更に火に油を注いでしまって…逆鱗げきりんに触れてしまったティナを地下牢に閉じ込めてしまったのです。

私も兄をたしなめようとしたのですが…
何を言っても全く聞く耳を持たないのです。 

そこでお願いです。
明日…お子達を連れてこちらに来て頂けないでしょうか?

兄もお子達の顔を見れば少しは…」

「分かりました。やっぱり私も自分で直接ご両親にご理解を得る努力をしなかったのもいけなかったのかもしれません。
すぐにそちらに伺いますね…」



次の朝、早速僕は出かける用意をしてティナが出て行った物置のドアを開けた…


…ガチャッ…



しかし…そこは沢山の物が置かれた…ただの物置だった…
 

天を仰いだ僕は少し考えたが…答えは出なかった。


うーん…どうしたらいいんだろう…?
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