奥さまは魔王女

奏 隼人

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思わぬティータイム

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優也はベヒモスに対して両手を構えた…



「ここで決めないと…また甚大な被害が出てしまう…」

「クロノ!!」

時を止めた世界でベヒモスに直接ホーリーを叩き込むつもりで呪文を練った…

ババババッ…!!!


「ホーリー!!」


優也の掌《てのひら》からホーリーが放たれる…が、ベヒモスから出ているオーラが魔法を通さない…

「ま、魔法が効かない…」

「フハハハハ…お、脅かしやがって…」


「優也…この禍々しい黒いオーラは魔法を無効化してしまうオーラのようじゃ…先ずはこれを何とかしないと…」

ヴァルの声が頭の中に響いた。

魔法が通じない…じゃあコイツとどう闘ったら良いんだ?…ダメだ…いいアイディアが浮かんで来ない…

「優也!!クロノを解除するのじゃ…

ここは一旦退こう!!」

「…ヴァル!!…分かった…!!」


優也がクロノを解除した瞬間、ヴァルプルギスの声がみんなの頭の中に響き渡った…


「ゴルド!!…全国民達を避難させるのじゃ!!

ダイナ!!…ここにいる全員を一旦瞬間移動じゃ!!

エクス!…もう一度…奴の動きを止めるのじゃ!!

パルテ…次の一手を考えておくのじゃ!!」


「は…はい!!」

四人はハモるように返事をした…



「ヴァインド!!!」


ベヒモスを拘束した魔法はエクスさん達…ソーディア王家の得意中の得意魔法だった…

しかし空中に浮いたあれだけの巨体を拘束するなんて…よく考えたらとてつもない魔法力だ…しかもエクスさんとパルテさんは肉体は滅んで今は魂だけなのに…

「くそっ!またくだらない魔法を使いやがって!ベヒモス!何とか脱出するんだ!」


お義父さんは素早く反応してベヒモスの拘束されて暴れている間にソーディアとミラールを周って国民を避難させるように指示を出して下さった…

同じようにジュエラはラリーさんが対応してくださったようだ。

そして…ティナの身体を借りたダイナさんはみんなを一瞬で瞬間移動させた。





……ブゥゥゥ…ン…



「ふう…何とか脱出出来たわね…あら?」

ティナが辺りを見渡す…


「ここは…」


すると近くの窓が開いて、

「あら…優也さん…ティナちゃんも…またみんなでパーティーかい?お茶でも入れようか?」



優也達が瞬間移動したのは人間界の優也とティナのマンションの駐車場だった…


「あっ!!管理人さん…すみません!!す、すぐに部屋に戻ります…」

優也とティナはペコリと頭を下げる…

「良いんだよ…私も暇だから…こっちに来てみんなでお茶飲んで行きなよ…」
 

「すみません…じゃあ…お言葉に甘えて…」


僕達は管理人さんの部屋でお茶を頂きながらこれからの作戦会議を立てることにした…

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