豊穣の聖女と星喰らい

キャラクター紹介

　清水あいら　十六歳　女
林間学校の最中に足を滑らせ墜落死したのち、”浮遊諸島”世界に転生する。
正史ではサブ主人公。
同時に死亡した相模麗と共に雪山に転生したが、こちらのヴァージョンでは違う場所に転生している。
女子校特有の遊びの一種と言う言い訳で麗と交際を初めて四ヶ月目だった。
さほど思い入れがない状態での別離であり、まだ麗に対しての思いはさほど強くなかったため、
中途半端な終結を迎えた。

　相模麗　十六歳　女→男
林間学校の最中に足を滑らせたあいらを助けようとして墜落死したのち、
”浮遊諸島”世界に転生する。
正史では主人公。ただし、残念系。
一身上の都合により、人間男に遭遇する可能性の低い極寒領域に転生する。
容姿端麗で運動も得意。勉強は赤点にならない程度を常にキープできるレベル。
幼稚舎からずっと同女子校で育ったため男性は元々苦手だったが、
性犯罪の被害に遭い恐怖を覚えるレベルに悪化している。
家庭環境が複雑骨折を起こしており、密かに自分の死を望んでいた。
極度の寂しがりやで愛情に飢えているため、
お姉様方の秘密の花園に巻き込まれて以来、女性相手の火遊びに興じるようになっている。
高等部で編入してきたアイラが初恋。
こちらのヴァージョンでは、寂しさのあまりダルダーノを誑し込んで自爆した。
後の世で”星喰らい”として怖れられるとともに、
雪鼠族の間では”武神””魔道王””解放者”として崇められている。

　ダルダーノ　二十二歳　男　ニンゲン族→改造狼男モドキ
正史では三章目から登場し、レイの盾として臣下になるが、こちらのヴァージョンでは諸刃の盾。
レイは容姿・性格共にダルダーノのどストライクなので、
どのルートでも死ぬまで（死んでも）ついてくることに変わりはない。
正史では不憫枠。
レイがニンゲン族の男に恐怖心を抱いてることに気付いたのは、
精神に変調があったあとのことで既に手遅れだった。
せめてもの悪あがきで、レイに自身の改造を願い出て狼男モドキになった。
多少なりとも効果があったのが救い。

　ヴァレリオ　六十三歳　男
行動力のある爺さん。
ギルランダイオ王国の国王をやっていた。
”剣王”の世界称号と”賢王”のローカル称号を持っている。
正史ではレイとアイラにお勉強や武術を教えたりする先生役。
こちらのヴァージョンでは、
初遭遇で初っ端に遠距離から”魅了”　”魅惑”のコンボでダルダーノを攫われたために、
レイを危険視し、アイラを最後まで近づけまいとしていた。
最後のやり取りを見て、それが間違いだったのではないかと悩みつつ世を去っている。