俺達ダン！ジョン！創作隊

創ろう俺等のだん！じょん！！

新ホイホイＧＥＴだぜ！

　狼洞窟（こないだ作った人工ダンジョンさ）に通いながら、新しい狩り場を作ったり、解体所でバイトしたり、おっちゃん達に鍛えてもらったりしながら、次のダンジョンの候補地を探していたある日の事なんさ。
いつもの様に町からそこそこ離れたところで、候補地を探して歩いてたらソイツを発見したんさ。
　俺の腰よりちょっと上位の背丈の緑色の肌の半裸の小人。
…そう、あの有名なゴブリンなんさ！
いやー！
感動して興奮したんさ！
何にって、こんなのに会えるところまで、出歩けるようになったんだって事になんさ。
　ダンと会ったばかりの時には思いもよらない事だったからなーと、まだ１年もたってないのに随分と昔の事の様に思い返してたら、ゴブリンが襲いかかってきたんさ。

「なーに、ぼーっとしてんだ？」

　俺に襲いかかってきたゴブリンを一太刀で叩き伏せた兄…ダンがあきれ顔をした。
呼び方は…、心の中で兄貴呼びしてるのがついつい口に出て、心の中でもダンと呼ぶようにと言われて、今泣く泣く名前呼びの練習中なんさ…。
心の中で位、自由に呼びたいと思うのは我がままなんかなぁ？

「あー。なんか、ゴブリンが居る様なところまで来れる様になったんだなーと思ったら、なんか感動しちゃったんすよー。」
「確かにな。今の感じなら、よっぽどの大群でもなきゃ何とかなりそうだし、１匹だけって事は無いだろうから、探してみるか？」

　兄…ダンの言葉に同意して、他のゴブリンを探す事になったんさ。
その前に…っと。
試しに討伐部位を切り取り終わったゴブリンに触れると、ギフトが解放される感覚があった。

「モンスターホイホイ」

　小声で呟くと、ゴブリンの体が消えて俺の手の中にホイホイコインが現れた。
チャージ１０のが…６枚。

「ダン、おびき寄せた方が早いんじゃないんか？」
「ああ。ソレじゃそれを使おうか。」

　新しくゲットしたばっかりのコインを使って、俺等はゴブリンをせっせと倒してコインを増やしていったんさ。近くに巣でもあったのか、１０分おきに設定したのに５分おき位でやってくるもんだからあっという間に最初にゲットしたウチの３枚分を使いきった。
まぁ、その３枚分でやってきた３０匹のゴブリンが追加でコインに変わって行ったんさ。

それにしても、ホイホイコイン使うと、ほんとに狩りが楽だよなー。



ダン

ＬＶ　１２

ＮＥＸＴ　２８
ＨＰ　　　５８
ＭＰ　　６００


ジョン

ＬＶ　１１

ＮＥＸＴ　２０
ＨＰ　　　５７
ＭＰ　　５５０