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The killer of paranoid Ⅲ
第九話
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夜も更けて妖怪が現れるのを待ち、水晶が割れて現世へ顕現すると海人は妖怪に対峙する。手榴弾や爆弾のような造形の変な格好の妖怪だと感じた。サッカーボール程の体格に手足と顔が付いており、コスプレ感も感じる。似たような化け物が周囲に一斉に発生した。
「何だこいつ・・・」
(気を付けて下さい、強力な妖怪の様に感じます)
「好都合じゃないか。それだけ、エネルギーが高いって事だろ?」
妖怪が海人をビシッと指を差し、こう告げる。
「お前に用はない。我々が用があるのはーーーーーーカップルだけよ」
全力で海人を無視して何処かへ疾走する。対応に遅れた海人も後を追うが、周囲で大きな音が複数響く。夜の公園にデートに来ていた複数のカップルの悲鳴が上がった。ベンチでカップルが髪の毛が少し焦げてはだも煤けて黒くなっている。煙たそうにしているが命に別状は無さそうだ。妖怪は今ので炸裂して消滅したらしい。
「フハハハハ!!!!!!リア充、爆発せよ!!!!!」
そう言いながらカップルにダイビングして炸裂していく妖怪達。
「マジで何なんだよこいつら・・・」
捕らえたいのに自爆して消滅してしまう。
(人々の感情が生んだ存在です)
「ーーーーーーー竜也!!一匹も逃すなよ!!」
「うるせえ!!無茶言うなよ!!」
聞き覚えのある子供の声が聴こえて、海人は街灯の上に移動して彼等が札を飛ばして動きを封じて滅していく様を眺める。見つからないように移動しようとすると、光輝く鎖が自分の足に絡み付く。
「やあ、初めまして。ちょっと話でもどうかな。君が何をしてるのか僕たちは知りたいんだけどね」
街灯の下を覗くと、眼鏡をかけた小太りの男性が光輝く鎖を握っている。
「悪いけど、こう見えて暇じゃないんで」
杖を剣に変化させて鎖を断ち切る。跳躍して地面に着地すると急いで自分も妖怪を捕らえて四角いキューブに変えさせる。それからこの場を急いで逃げた。陰陽庁も大量発生している妖怪達に海人を捕らえるどころの話ではなさそうだった。
「春坂さん!!何やってんすか、手伝って下さいよ!!」
少年達の声を聞いて、春坂は後を追うのを止めてこの場を納めるのを優先した。暫くして海人の携帯に姫の容態が悪化した報せが届く。慌てて病院に向かい、中に入るとハクが告げる。
(気を付けて下さい。この病院の何処かにーーー)
ーーーーーーーーーーー死神が居ます
「何だこいつ・・・」
(気を付けて下さい、強力な妖怪の様に感じます)
「好都合じゃないか。それだけ、エネルギーが高いって事だろ?」
妖怪が海人をビシッと指を差し、こう告げる。
「お前に用はない。我々が用があるのはーーーーーーカップルだけよ」
全力で海人を無視して何処かへ疾走する。対応に遅れた海人も後を追うが、周囲で大きな音が複数響く。夜の公園にデートに来ていた複数のカップルの悲鳴が上がった。ベンチでカップルが髪の毛が少し焦げてはだも煤けて黒くなっている。煙たそうにしているが命に別状は無さそうだ。妖怪は今ので炸裂して消滅したらしい。
「フハハハハ!!!!!!リア充、爆発せよ!!!!!」
そう言いながらカップルにダイビングして炸裂していく妖怪達。
「マジで何なんだよこいつら・・・」
捕らえたいのに自爆して消滅してしまう。
(人々の感情が生んだ存在です)
「ーーーーーーー竜也!!一匹も逃すなよ!!」
「うるせえ!!無茶言うなよ!!」
聞き覚えのある子供の声が聴こえて、海人は街灯の上に移動して彼等が札を飛ばして動きを封じて滅していく様を眺める。見つからないように移動しようとすると、光輝く鎖が自分の足に絡み付く。
「やあ、初めまして。ちょっと話でもどうかな。君が何をしてるのか僕たちは知りたいんだけどね」
街灯の下を覗くと、眼鏡をかけた小太りの男性が光輝く鎖を握っている。
「悪いけど、こう見えて暇じゃないんで」
杖を剣に変化させて鎖を断ち切る。跳躍して地面に着地すると急いで自分も妖怪を捕らえて四角いキューブに変えさせる。それからこの場を急いで逃げた。陰陽庁も大量発生している妖怪達に海人を捕らえるどころの話ではなさそうだった。
「春坂さん!!何やってんすか、手伝って下さいよ!!」
少年達の声を聞いて、春坂は後を追うのを止めてこの場を納めるのを優先した。暫くして海人の携帯に姫の容態が悪化した報せが届く。慌てて病院に向かい、中に入るとハクが告げる。
(気を付けて下さい。この病院の何処かにーーー)
ーーーーーーーーーーー死神が居ます
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