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「ねえ、聞いた? ベルンシュタイン公爵家のミディア様の話」
王都の目抜き通りにあるカフェのテラス席。
変装のために深帽子を目深にかぶり、優雅にアールグレイを啜っていた私は、背後から聞こえてきた話し声にピクリと耳を動かした。
「聞いた聞いた! 近々、フレデリック殿下から婚約破棄を突きつけられるって噂でしょ?」
「そうそう。なんでも、あの方、気に入らないメイドを氷漬けにして裏庭に埋めてるらしいわよ」
「怖っ! 『氷の処刑台』なんてあだ名がつくわけだわ……」
ブーッ!!
私は口に含んでいた紅茶を、これ以上ないほど盛大に噴き出しそうになり、必死の思いで飲み込んだ。
むせたせいで涙目になりながら、私は心の中で絶叫する。
(こ、氷の処刑台!? 誰のことですかそれ!)
いいえ、間違いなく私のことだ。ミディア・ベルンシュタイン。この国の筆頭公爵家の令嬢であり、第一王子フレデリック殿下の婚約者。
しかし、メイドを氷漬け? 裏庭に埋める?
身に覚えがなさすぎる。私の趣味は刺繍と小鳥の観察、特技は即席のお茶菓子作りだ。氷魔法なんて使えないし、そもそも裏庭は庭師のハンスさんが丹精込めて育てたバラ園である。
(誤解よ! とんでもない濡れ衣だわ!)
私は弁解しようと、勢いよく椅子から立ち上がった。
ガタンッ!
勢いが良すぎて、椅子が派手な音を立てて倒れる。
噂話をしていた二人組の女性が、ビクッとしてこちらを振り返った。
「あ、あの……」
私は動揺しながら、彼女たちに声をかけようとした。
しかし、極度の近眼である私は、相手の顔がよく見えない。誰かに話しかけるときは、相手の目をしっかり見なさいとお父様に言われている。
私は目を細め、じっと彼女たちの顔(と思われるぼんやりした輪郭)を凝視した。
その瞬間、二人の女性の顔色がサァッと青ざめ、やがて土色に変わっていくのが見えた気がした。
「ひっ……!」
「出、出たぁぁぁ!! 処刑台のミディアだぁぁ!!」
「殺される! 目が合ったから呪い殺されるわ!!」
悲鳴と共に、二人は脱兎のごとき速さで逃げ出した。代金も置かずに。
「ちょ、ちょっと待って! お金! あと誤解!」
私は慌てて手を伸ばしたが、その動作すらも「逃げる獲物を捕獲しようとする魔女の手」に見えたらしい。
周囲の客たちも一斉に息を呑み、私の半径五メートル以内から人が消えた。
通り過ぎる野良犬すら、私を見て「キャン!」と悲鳴を上げて逃げていく。
残されたのは、倒れた椅子と、絶望に打ちひしがれる私だけ。
「……どうしてこうなるのよぉ」
私は帽子を目深にかぶり直し、誰にも気づかれないように――いや、既にバレている気もするが――足早に屋敷へと逃げ帰った。
◇
「おかえりなさいませ、お嬢様。ずいぶんと早いお帰りでしたね」
屋敷に戻り、自室のソファに突っ伏していると、執事のセバスが紅茶を淹れて入ってきた。
白髪の混じった髪をきっちりと撫でつけ、片眼鏡をかけた彼は、私の良き理解者であり、唯一私の顔を見ても悲鳴を上げない稀有な存在だ。
「セバス……もう駄目かもしれない」
私はソファから顔を上げ、セバスにすがりつくように訴えた。
「街で私の噂を聞いたの。私が殿下に婚約破棄されるって」
「ほう。それはまた、興味深い噂ですね」
セバスは全く動じることなく、優雅な手つきでティーカップをソーサーに置いた。
「興味深いなんて言ってる場合じゃないのよ! しかも、私がメイドを氷漬けにしているとか、ありもしない悪評までセットになっていたわ」
「氷漬けですか。お嬢様はどちらかと言えば、冬場は寒がりで暖炉の前から動かない『猫』のような方ですが」
「そうでしょう!? それなのに、どうしてこんなことに……」
私はドレッサーの前に座り、鏡に映る自分の顔を覗き込んだ。
プラチナブロンドの髪に、宝石のように青い瞳。
パーツだけを見れば、世辞抜きで美人の部類に入るはずだ。お父様も「ミディアは亡きお母様に似て絶世の美女だ」と親バカ全開で褒めてくれる。
しかし、問題はその「目つき」だった。
生まれつき目尻が吊り上がっているうえに、三白眼気味。さらに極度の近眼のせいで、何かを見ようとすると無意識に眉間に深いシワが寄ってしまう。
黙っていれば「冷徹な女王」、目を細めれば「獲物を定める猛獣」、笑えば「処刑宣告」。
それが私、ミディア・ベルンシュタインの真実の姿だった。
「ただ目つきが悪いだけなのに……。これじゃあ、殿下に嫌われても仕方ないわよね」
私は溜息をついた。
フレデリック殿下とは、政略的な婚約関係だ。
金髪碧眼、文武両道、国民からの人気も絶大なキラキラ王子様。
そんな彼に、私のような「歩く脅迫状」みたいな女が釣り合うはずがない。
これまでのお茶会や夜会でも、殿下は私と目を合わせると、いつも微妙な表情を浮かべて沈黙してしまうのだ。あれは絶対に、私の顔が怖くて怯えているに違いない。
「お嬢様。婚約破棄を回避されたいのであれば、行動あるのみかと」
セバスが淹れたての紅茶を差し出しながら言った。
「行動?」
「はい。噂というものは、本人の振る舞い一つで覆せるものです。お嬢様の中身が、外見とは裏腹に『小心者で甘党で、夜はぬいぐるみを抱いて寝ないと眠れないお子様』であることを、周囲に知らしめればよいのです」
「……最後の一言は余計よ、セバス」
私はジロリと彼を睨んだつもりだったが、セバスは涼しい顔で「おや、素晴らしい眼光ですな」と褒めてきた。この執事、絶対に面白がっている。
「でも、たしかにセバスの言う通りだわ。このまま噂を放置して婚約破棄されるなんて絶対に嫌!」
私はガバッと立ち上がった。
殿下のことが好きなのかと問われれば、正直まだよく分からない。
まともに会話が成立したことがないからだ。
けれど、あの方の国を想う真摯な姿勢や、誰に対しても公平であろうとする態度は尊敬している。それに、婚約破棄なんてされたら、お父様が悲しむし、実家の評判にも関わる。
何より、濡れ衣を着せられたまま退場するのは、私のプライドが許さない。
「決めたわ。私、挽回する! 皆に私の『本当の良さ』を知ってもらって、噂を払拭してみせるわ!」
「その意気です、お嬢様。具体的にはどうなされますか?」
「まずは笑顔よ! 笑顔は友好の証、平和の象徴だもの。私がにっこり笑えば、皆もきっと心を開いてくれるはず!」
私は鏡に向かい、両手で頬をパンパンと叩いた。
「よし、いくわよ……ニッコリ!」
私は口角を限界まで引き上げ、目元を優しく緩めた――つもりだった。
鏡の中に映ったのは、獲物の喉笛を喰いちぎる寸前の、飢えた狼のような形相だった。
「……」
「……」
部屋に重苦しい沈黙が流れる。
「……セバス、どう?」
私は引きつった笑顔のまま、恐る恐る尋ねた。
セバスは片眼鏡の位置を直しながら、真顔で答えた。
「素晴らしいです。敵国の将軍であれば、その笑顔を見た瞬間に失禁して降伏するでしょう」
「褒めてないわよね!?」
「いえ、純粋な感嘆です。しかし、一般市民や殿下に向けるには、少々……刺激が強すぎるかと」
「やっぱり……?」
私はガックリと肩を落とし、顔を覆った。
笑顔がダメなら、どうすればいいのか。
「言葉で伝えるのも苦手だし、目つきは生まれつきだし……そうだわ!」
私はポンと手を打った。
「行動で示すのよ! 家庭的で優しい一面をアピールすればいいんだわ。たとえば、手作りのお菓子を振る舞うとか!」
「お菓子、ですか」
「ええ。殿下は甘いものがお好きだと聞いたことがあるわ。私が心を込めてクッキーを焼いて差し上げれば、きっと『ミディアは見た目は怖いけど、実は家庭的で可愛いところがあるんだな』って見直してくれるはずよ!」
我ながら完璧な作戦だ。
胃袋を掴むのは恋愛の基本だと、どこかの恋愛小説にも書いてあった。
「善は急げね。セバス、すぐに厨房の用意をしてちょうだい!」
「承知いたしました。……念のため、料理長には遺書を書く準備をさせておきます」
「失礼なこと言わないで!」
私はドレスの裾を翻し、勇ましく部屋を出た。
目指すは厨房。そして、その先にある殿下との甘い未来(予定)。
この時の私はまだ知らなかった。
私の「真剣な表情」が、厨房を地獄の釜のような空気に変え、さらなる誤解を生むことになるなんて。
『氷の処刑台』と呼ばれた私の、涙ぐましい婚約破棄回避作戦。
その第一歩が、今まさに踏み出されようとしていた。
王都の目抜き通りにあるカフェのテラス席。
変装のために深帽子を目深にかぶり、優雅にアールグレイを啜っていた私は、背後から聞こえてきた話し声にピクリと耳を動かした。
「聞いた聞いた! 近々、フレデリック殿下から婚約破棄を突きつけられるって噂でしょ?」
「そうそう。なんでも、あの方、気に入らないメイドを氷漬けにして裏庭に埋めてるらしいわよ」
「怖っ! 『氷の処刑台』なんてあだ名がつくわけだわ……」
ブーッ!!
私は口に含んでいた紅茶を、これ以上ないほど盛大に噴き出しそうになり、必死の思いで飲み込んだ。
むせたせいで涙目になりながら、私は心の中で絶叫する。
(こ、氷の処刑台!? 誰のことですかそれ!)
いいえ、間違いなく私のことだ。ミディア・ベルンシュタイン。この国の筆頭公爵家の令嬢であり、第一王子フレデリック殿下の婚約者。
しかし、メイドを氷漬け? 裏庭に埋める?
身に覚えがなさすぎる。私の趣味は刺繍と小鳥の観察、特技は即席のお茶菓子作りだ。氷魔法なんて使えないし、そもそも裏庭は庭師のハンスさんが丹精込めて育てたバラ園である。
(誤解よ! とんでもない濡れ衣だわ!)
私は弁解しようと、勢いよく椅子から立ち上がった。
ガタンッ!
勢いが良すぎて、椅子が派手な音を立てて倒れる。
噂話をしていた二人組の女性が、ビクッとしてこちらを振り返った。
「あ、あの……」
私は動揺しながら、彼女たちに声をかけようとした。
しかし、極度の近眼である私は、相手の顔がよく見えない。誰かに話しかけるときは、相手の目をしっかり見なさいとお父様に言われている。
私は目を細め、じっと彼女たちの顔(と思われるぼんやりした輪郭)を凝視した。
その瞬間、二人の女性の顔色がサァッと青ざめ、やがて土色に変わっていくのが見えた気がした。
「ひっ……!」
「出、出たぁぁぁ!! 処刑台のミディアだぁぁ!!」
「殺される! 目が合ったから呪い殺されるわ!!」
悲鳴と共に、二人は脱兎のごとき速さで逃げ出した。代金も置かずに。
「ちょ、ちょっと待って! お金! あと誤解!」
私は慌てて手を伸ばしたが、その動作すらも「逃げる獲物を捕獲しようとする魔女の手」に見えたらしい。
周囲の客たちも一斉に息を呑み、私の半径五メートル以内から人が消えた。
通り過ぎる野良犬すら、私を見て「キャン!」と悲鳴を上げて逃げていく。
残されたのは、倒れた椅子と、絶望に打ちひしがれる私だけ。
「……どうしてこうなるのよぉ」
私は帽子を目深にかぶり直し、誰にも気づかれないように――いや、既にバレている気もするが――足早に屋敷へと逃げ帰った。
◇
「おかえりなさいませ、お嬢様。ずいぶんと早いお帰りでしたね」
屋敷に戻り、自室のソファに突っ伏していると、執事のセバスが紅茶を淹れて入ってきた。
白髪の混じった髪をきっちりと撫でつけ、片眼鏡をかけた彼は、私の良き理解者であり、唯一私の顔を見ても悲鳴を上げない稀有な存在だ。
「セバス……もう駄目かもしれない」
私はソファから顔を上げ、セバスにすがりつくように訴えた。
「街で私の噂を聞いたの。私が殿下に婚約破棄されるって」
「ほう。それはまた、興味深い噂ですね」
セバスは全く動じることなく、優雅な手つきでティーカップをソーサーに置いた。
「興味深いなんて言ってる場合じゃないのよ! しかも、私がメイドを氷漬けにしているとか、ありもしない悪評までセットになっていたわ」
「氷漬けですか。お嬢様はどちらかと言えば、冬場は寒がりで暖炉の前から動かない『猫』のような方ですが」
「そうでしょう!? それなのに、どうしてこんなことに……」
私はドレッサーの前に座り、鏡に映る自分の顔を覗き込んだ。
プラチナブロンドの髪に、宝石のように青い瞳。
パーツだけを見れば、世辞抜きで美人の部類に入るはずだ。お父様も「ミディアは亡きお母様に似て絶世の美女だ」と親バカ全開で褒めてくれる。
しかし、問題はその「目つき」だった。
生まれつき目尻が吊り上がっているうえに、三白眼気味。さらに極度の近眼のせいで、何かを見ようとすると無意識に眉間に深いシワが寄ってしまう。
黙っていれば「冷徹な女王」、目を細めれば「獲物を定める猛獣」、笑えば「処刑宣告」。
それが私、ミディア・ベルンシュタインの真実の姿だった。
「ただ目つきが悪いだけなのに……。これじゃあ、殿下に嫌われても仕方ないわよね」
私は溜息をついた。
フレデリック殿下とは、政略的な婚約関係だ。
金髪碧眼、文武両道、国民からの人気も絶大なキラキラ王子様。
そんな彼に、私のような「歩く脅迫状」みたいな女が釣り合うはずがない。
これまでのお茶会や夜会でも、殿下は私と目を合わせると、いつも微妙な表情を浮かべて沈黙してしまうのだ。あれは絶対に、私の顔が怖くて怯えているに違いない。
「お嬢様。婚約破棄を回避されたいのであれば、行動あるのみかと」
セバスが淹れたての紅茶を差し出しながら言った。
「行動?」
「はい。噂というものは、本人の振る舞い一つで覆せるものです。お嬢様の中身が、外見とは裏腹に『小心者で甘党で、夜はぬいぐるみを抱いて寝ないと眠れないお子様』であることを、周囲に知らしめればよいのです」
「……最後の一言は余計よ、セバス」
私はジロリと彼を睨んだつもりだったが、セバスは涼しい顔で「おや、素晴らしい眼光ですな」と褒めてきた。この執事、絶対に面白がっている。
「でも、たしかにセバスの言う通りだわ。このまま噂を放置して婚約破棄されるなんて絶対に嫌!」
私はガバッと立ち上がった。
殿下のことが好きなのかと問われれば、正直まだよく分からない。
まともに会話が成立したことがないからだ。
けれど、あの方の国を想う真摯な姿勢や、誰に対しても公平であろうとする態度は尊敬している。それに、婚約破棄なんてされたら、お父様が悲しむし、実家の評判にも関わる。
何より、濡れ衣を着せられたまま退場するのは、私のプライドが許さない。
「決めたわ。私、挽回する! 皆に私の『本当の良さ』を知ってもらって、噂を払拭してみせるわ!」
「その意気です、お嬢様。具体的にはどうなされますか?」
「まずは笑顔よ! 笑顔は友好の証、平和の象徴だもの。私がにっこり笑えば、皆もきっと心を開いてくれるはず!」
私は鏡に向かい、両手で頬をパンパンと叩いた。
「よし、いくわよ……ニッコリ!」
私は口角を限界まで引き上げ、目元を優しく緩めた――つもりだった。
鏡の中に映ったのは、獲物の喉笛を喰いちぎる寸前の、飢えた狼のような形相だった。
「……」
「……」
部屋に重苦しい沈黙が流れる。
「……セバス、どう?」
私は引きつった笑顔のまま、恐る恐る尋ねた。
セバスは片眼鏡の位置を直しながら、真顔で答えた。
「素晴らしいです。敵国の将軍であれば、その笑顔を見た瞬間に失禁して降伏するでしょう」
「褒めてないわよね!?」
「いえ、純粋な感嘆です。しかし、一般市民や殿下に向けるには、少々……刺激が強すぎるかと」
「やっぱり……?」
私はガックリと肩を落とし、顔を覆った。
笑顔がダメなら、どうすればいいのか。
「言葉で伝えるのも苦手だし、目つきは生まれつきだし……そうだわ!」
私はポンと手を打った。
「行動で示すのよ! 家庭的で優しい一面をアピールすればいいんだわ。たとえば、手作りのお菓子を振る舞うとか!」
「お菓子、ですか」
「ええ。殿下は甘いものがお好きだと聞いたことがあるわ。私が心を込めてクッキーを焼いて差し上げれば、きっと『ミディアは見た目は怖いけど、実は家庭的で可愛いところがあるんだな』って見直してくれるはずよ!」
我ながら完璧な作戦だ。
胃袋を掴むのは恋愛の基本だと、どこかの恋愛小説にも書いてあった。
「善は急げね。セバス、すぐに厨房の用意をしてちょうだい!」
「承知いたしました。……念のため、料理長には遺書を書く準備をさせておきます」
「失礼なこと言わないで!」
私はドレスの裾を翻し、勇ましく部屋を出た。
目指すは厨房。そして、その先にある殿下との甘い未来(予定)。
この時の私はまだ知らなかった。
私の「真剣な表情」が、厨房を地獄の釜のような空気に変え、さらなる誤解を生むことになるなんて。
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