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運命の決戦
しおりを挟む部屋の中での戦いが激しく続く中、エドモンドと紗耶は必死にクラウスの兵士たちと戦っていた。紗耶は、エドモンドの動きを見ながら剣を手に取り、できる限りの力で立ち向かおうとする。しかし、クラウスの兵士たちはそれぞれが高い戦闘能力を持ち、数でも圧倒的だった。
「エドモンド!」
紗耶は、目の前で倒れた兵士を見ながら叫ぶ。
「どうしてこんなことに……」
エドモンドは振り向き、冷静な目で彼女を見た。
「落ち着け、紗耶。」
彼は一瞬の隙を突いて、別の兵士を倒す。
「私たちにはまだ道がある。」
その言葉に、紗耶は少しだけ落ち着きを取り戻す。
「道?」
「そうだ。」
エドモンドはしっかりと剣を握りしめ、さらに次の兵士に向かって進んだ。
「私たちがやるべきことは一つだ。全ての敵を倒すことではない。お前の王家の血を証明し、クラウスの力を奪うことだ。」
「でも、どうやって?」
紗耶は自分の心の中でその疑問が渦巻いていた。戦いの最中、心のどこかで不安が拭いきれない。
その時、クラウスの冷徹な声が響いた。
「やはり、私の前に現れることになったな。」
クラウスが部屋の中に姿を現す。その顔には冷ややかな笑みが浮かび、まるで自分が勝者であるかのように見える。
「お前たちがどんなに足掻いても、私がこの王国の支配者だ。」
その言葉に、紗耶は胸が締めつけられるような思いを抱く。だが、同時に強く決意を胸に秘めた。
「あなたが支配する王国など、私は望まない。」
「望まない?」
クラウスは皮肉を込めて言った。
「お前が王家の血を引いているからと言って、私に挑むことができると思っているのか?」
「私はただ、自分の運命を切り開くために戦うだけ。」
紗耶は覚悟を決め、その言葉を吐き出した。
「あなたのような人間に支配されるくらいなら、全てを失っても構わない。」
クラウスはその言葉に一瞬驚きの表情を見せたが、すぐに冷笑を浮かべた。
「面白い。だが、そんな覚悟でどうやって私に立ち向かうつもりだ?」
その時、エドモンドが一歩前に出る。
「立ち向かうのはお前だ。」
エドモンドはその言葉を静かに言った。
「お前の権力は、もうすぐ崩れ去る。」
クラウスは少しだけ目を細め、剣を手に取る。
「ならば、戦おう。」
戦いの幕が再び上がる。エドモンドとクラウスの間で激しい戦いが繰り広げられ、紗耶もその中でできる限りサポートをする。彼女は一歩後ろで、エドモンドの動きを見守りながら、相手の隙を突こうとする。
だが、クラウスはその剣技において非常に高い実力を持っていた。エドモンドが一度振り下ろした剣を、クラウスは冷静に受け止め、すぐに反撃する。二人の激しい攻防が続く中、紗耶の心は次第に高鳴っていく。
「エドモンド!」
紗耶は叫びながらも、必死に動き回る。
「私は……私は、負けたくない!」
その言葉が、心の中で何かを引き起こした。これまで感じていた不安や恐れが一気に消え去り、彼女は冷静に周囲を見回し、次の一手を考えた。
「私は……私は、私を信じる。」
心の中でその言葉を繰り返すと、紗耶の手は自然に剣を握りしめた。
その瞬間、クラウスとエドモンドの間に隙間ができた。
クラウスの顔に、わずかな驚きが浮かぶ。
「何をするつもりだ?」
その問いに対し、紗耶は力強く答えた。
「あなたが支配する王国なんていらない!」
彼女は全身の力を振り絞り、一気に剣を振り下ろす。
その一撃が、クラウスの腕にかすり、彼の体勢を崩した。
「くっ!」
クラウスは驚きと共に後ろに大きく踏み込んだ。
「まだ……終わらせるつもりか?」
その言葉に、紗耶は深呼吸し、もう一度強い決意を込めて振りかぶった。
「私の運命は私が決める!」
剣が光を放ちながら、再びクラウスへと迫る。
その時、エドモンドが一歩前に出て、クラウスの動きを封じた。
「今だ、紗耶!」
紗耶は、最後の力を振り絞って、クラウスに向けて一閃を放った。
その一撃が、クラウスの剣を打ち砕き、彼の手から力を奪う。
クラウスはその瞬間、驚愕の表情を浮かべて膝をつく。
「私が……?」
その言葉が彼の最後の言葉となった。
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