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第6章 頂点に立つ
アプローチ
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その日の夜。
「ほれ、出来たぞー」
剣得は本格的なピザを楓彩とショウに振舞った。
「わぁ、美味しそうですね!」
「……」
美味しそうなピザを目の前にして、楓彩は以前ほどではないが、頬を赤く染め、嬉しそうにしていた。
だが、ショウの様子が、おかしい事に剣得は気づいていた。
「?(なんか、本当に今日、ショウの顔が晴れないっていうか…どうしたんだろ…体調でも悪いのかな…)」
そして、迎えた午後9時。
楓彩の持つ、謎の病気。確時睡眠症が発症させる時間だ。
剣得は寝室に楓彩の体を安置させると、リビングで、ショウと二人きりになる。
「………」
「……ショウ? 大丈夫か? 今日、なんだか様子が変だが…」
「べ、別に…ちょっと人間関係に悩んでてねぇ…(ここまで言っても気づかんだろ…鈍感だし!)」
「ん? お前がぁ?」
すっごく見下している剣得。
────マジうぜぇ!!
「悪いかよ!」
「で? 恋とか?」
剣得はショウの向かいの椅子に腰をかける。
「…あるわけないでしょ…別にあんたには関係ないから!」
「そうかぁ? まぁ、相談できることがあるなら俺に言ってくれよ? いくらお前でも…相談には乗ってやるからよ…。そうだな…お前、手始めにしっかり顔を出したらどうだ?」
ショウの髪は長く、顔の右半分を覆っているわけだが、剣得はその前髪をたくし上げる。
「うん、美人なんだから顔をしっかり出せよ」
「っ!? やっ…やめて…」
ショウは顔を赤くして剣得の手を払う。
「? どうしてだよ…顔出した方がいいって…」
剣得は無神経な笑顔を見せる。恐らく彼は良かれと思ってやっているのだろう。
「やだよ…だって、右目…義眼だし……好きじゃないから…」
そう、ショウの右目は義眼。生まれながらにしてショウの右目の視力は無く、左目の視力だけが、異様に高かった。
そこで、ショウは幼くして左目の視力に匹敵するほどの義眼を開発し、着用した。
よく見ると、ショウの目は左右で色が違う。左は綺麗な黒目。対する右目は黒というよりは赤に近いだろう。
「そうか? それでも綺麗だと思うけどなぁ…」
「…っ! …もういいよ! …帰る!」
ショウは更に顔を赤くして出ていってしまった。
「? 本当に変なショウだな…」
翌朝
剣得は腰のあたりに感じる重みと、顔を覆っている白いもふもふによって目が覚める。
「ん…シロンさん…どいてくださいな…」
剣得の顔の上には白猫のシロンが乗っていた。剣得はシロンを左腕で右側にスライドさせる。
「…楓彩さーん…起きてー…」
「んーー…ん…? 剣得さん…?」
「おはよー」
数分後、楓彩の前には花麗が作る料理ほどではないが、もの見事な朝食が並んでいた。
「いつもありがとうございます! 剣得さん! 美味しいです! すごく!」
「そうか、それはよかった」
いつもと比べると楓彩の反応に多少の違和感を感じるものの、ベルフェゴールの襲撃以来、生存者《サバイバー》警報が鳴り響くこともなく、割と平和な暮らしを送っている。少しは犯罪者が出現するが…。
「という訳だ、朝日。まだ楓彩の安全を確保したい。これからしばらく楓彩は仕事休むぞー」
『えーー…うーん、わかったよ』
剣得は朝日との電話を切ると、携帯をしまい、まだ目の前で朝ごはんを食べている楓彩を見る。
「さてと、楓彩? 1日限りの仕事は終わりだ…今日はしっかり俺に着いてこいよ?」
「ふぁーい」
と言っても、剣得は仕事で忙しく、構っている暇がない。そこで、楓彩はいつも通りショウの工房で世話になることになる。
「じゃあ、ショウ、頼んだぞー」
「……」
ショウは剣得の呼びかけに反応しなかったが、剣得は気にせずに楓彩を預けた。
「じゃあ、昼時には迎えに来るからな」
「はーい」
剣得が部屋から出ていき、ドアを閉めた瞬間。
「さぁ、ショウさ───」
「────楓彩ぇぇぇ!!!!」
「───ひゃあ!!」
気がつくと、楓彩の膝を枕にショウがソファぇ横たわっていた。
「楓彩ぇ…私、なんかおかしいの…」
「?」
「私、何考えてるのか分からないよぉ…(あれ? なんで楓彩にこんなこと言ってるんだろう…)」
楓彩は独りで嘆いているショウにかける言葉が見つからず、とりあえずショウの頭を優しく撫でる。
「?」
「大丈夫ですよ…ショウさんなら…だってなんでも出来るじゃないですか」
「でも…」
「でも、それでも出来ないなら、小さいけど力になりますよ? 私!」
楓彩は見上げてくるショウに笑顔で答える。
「はぁ…楓彩には敵わないなぁ…」
ショウはむくりと起き上がり、
「ねぇねぇ! 楓彩! どう?」
右目を覆っている前髪を右耳にかけるように流し、顔を出す。
「! なんだか新鮮ですね!! すごくいいと思います! ……? ショウさん…右目と左目で色が少し違うんですね…」
「あ…うん」
ショウは髪を直し、右目を隠す。やはり少し恥ずかしい様だ。
「綺麗ですよ? 私は好きです!」
悩んでいることがバカバカしくなるほど明るい楓彩の笑顔。
「うぅ…」
ショウは両手で髪の毛を寄せ、顔を隠す。
「? ショウさん顔赤いですよ?」
「う…うるさい…」
「え?」
ショウは立ち上がり、愛用のキャスター付きの椅子に座る。
「はぁ、今日も俺は重労働~♪ 連なる仕事を消化する~♪ 美人部下の冷徹な目っ♪ 俺に人権すらも無いっ♪」
「…何歌ってるんですか…? 総督…」
剣得が死んだ目で、歌っていると、赤毛の美人秘書が冷徹な目で剣得を見る。
「いや? 別に…」
「皮肉ですか?」
「…」
「何も言わないってことはそうなんですね…はいはい…」
赤毛の美人部下は新たに持ってきた資料を積み上げてある紙のタワーの頂上に乗せると、総督室から出ていった。
すると、彼女と入れ替わるように、息を切らした男性隊員が総督室のドアがしまる前に駆け込んでくる。
「───失礼します! 総督! が、が、“外交”から───」
「へ?」
「ほれ、出来たぞー」
剣得は本格的なピザを楓彩とショウに振舞った。
「わぁ、美味しそうですね!」
「……」
美味しそうなピザを目の前にして、楓彩は以前ほどではないが、頬を赤く染め、嬉しそうにしていた。
だが、ショウの様子が、おかしい事に剣得は気づいていた。
「?(なんか、本当に今日、ショウの顔が晴れないっていうか…どうしたんだろ…体調でも悪いのかな…)」
そして、迎えた午後9時。
楓彩の持つ、謎の病気。確時睡眠症が発症させる時間だ。
剣得は寝室に楓彩の体を安置させると、リビングで、ショウと二人きりになる。
「………」
「……ショウ? 大丈夫か? 今日、なんだか様子が変だが…」
「べ、別に…ちょっと人間関係に悩んでてねぇ…(ここまで言っても気づかんだろ…鈍感だし!)」
「ん? お前がぁ?」
すっごく見下している剣得。
────マジうぜぇ!!
「悪いかよ!」
「で? 恋とか?」
剣得はショウの向かいの椅子に腰をかける。
「…あるわけないでしょ…別にあんたには関係ないから!」
「そうかぁ? まぁ、相談できることがあるなら俺に言ってくれよ? いくらお前でも…相談には乗ってやるからよ…。そうだな…お前、手始めにしっかり顔を出したらどうだ?」
ショウの髪は長く、顔の右半分を覆っているわけだが、剣得はその前髪をたくし上げる。
「うん、美人なんだから顔をしっかり出せよ」
「っ!? やっ…やめて…」
ショウは顔を赤くして剣得の手を払う。
「? どうしてだよ…顔出した方がいいって…」
剣得は無神経な笑顔を見せる。恐らく彼は良かれと思ってやっているのだろう。
「やだよ…だって、右目…義眼だし……好きじゃないから…」
そう、ショウの右目は義眼。生まれながらにしてショウの右目の視力は無く、左目の視力だけが、異様に高かった。
そこで、ショウは幼くして左目の視力に匹敵するほどの義眼を開発し、着用した。
よく見ると、ショウの目は左右で色が違う。左は綺麗な黒目。対する右目は黒というよりは赤に近いだろう。
「そうか? それでも綺麗だと思うけどなぁ…」
「…っ! …もういいよ! …帰る!」
ショウは更に顔を赤くして出ていってしまった。
「? 本当に変なショウだな…」
翌朝
剣得は腰のあたりに感じる重みと、顔を覆っている白いもふもふによって目が覚める。
「ん…シロンさん…どいてくださいな…」
剣得の顔の上には白猫のシロンが乗っていた。剣得はシロンを左腕で右側にスライドさせる。
「…楓彩さーん…起きてー…」
「んーー…ん…? 剣得さん…?」
「おはよー」
数分後、楓彩の前には花麗が作る料理ほどではないが、もの見事な朝食が並んでいた。
「いつもありがとうございます! 剣得さん! 美味しいです! すごく!」
「そうか、それはよかった」
いつもと比べると楓彩の反応に多少の違和感を感じるものの、ベルフェゴールの襲撃以来、生存者《サバイバー》警報が鳴り響くこともなく、割と平和な暮らしを送っている。少しは犯罪者が出現するが…。
「という訳だ、朝日。まだ楓彩の安全を確保したい。これからしばらく楓彩は仕事休むぞー」
『えーー…うーん、わかったよ』
剣得は朝日との電話を切ると、携帯をしまい、まだ目の前で朝ごはんを食べている楓彩を見る。
「さてと、楓彩? 1日限りの仕事は終わりだ…今日はしっかり俺に着いてこいよ?」
「ふぁーい」
と言っても、剣得は仕事で忙しく、構っている暇がない。そこで、楓彩はいつも通りショウの工房で世話になることになる。
「じゃあ、ショウ、頼んだぞー」
「……」
ショウは剣得の呼びかけに反応しなかったが、剣得は気にせずに楓彩を預けた。
「じゃあ、昼時には迎えに来るからな」
「はーい」
剣得が部屋から出ていき、ドアを閉めた瞬間。
「さぁ、ショウさ───」
「────楓彩ぇぇぇ!!!!」
「───ひゃあ!!」
気がつくと、楓彩の膝を枕にショウがソファぇ横たわっていた。
「楓彩ぇ…私、なんかおかしいの…」
「?」
「私、何考えてるのか分からないよぉ…(あれ? なんで楓彩にこんなこと言ってるんだろう…)」
楓彩は独りで嘆いているショウにかける言葉が見つからず、とりあえずショウの頭を優しく撫でる。
「?」
「大丈夫ですよ…ショウさんなら…だってなんでも出来るじゃないですか」
「でも…」
「でも、それでも出来ないなら、小さいけど力になりますよ? 私!」
楓彩は見上げてくるショウに笑顔で答える。
「はぁ…楓彩には敵わないなぁ…」
ショウはむくりと起き上がり、
「ねぇねぇ! 楓彩! どう?」
右目を覆っている前髪を右耳にかけるように流し、顔を出す。
「! なんだか新鮮ですね!! すごくいいと思います! ……? ショウさん…右目と左目で色が少し違うんですね…」
「あ…うん」
ショウは髪を直し、右目を隠す。やはり少し恥ずかしい様だ。
「綺麗ですよ? 私は好きです!」
悩んでいることがバカバカしくなるほど明るい楓彩の笑顔。
「うぅ…」
ショウは両手で髪の毛を寄せ、顔を隠す。
「? ショウさん顔赤いですよ?」
「う…うるさい…」
「え?」
ショウは立ち上がり、愛用のキャスター付きの椅子に座る。
「はぁ、今日も俺は重労働~♪ 連なる仕事を消化する~♪ 美人部下の冷徹な目っ♪ 俺に人権すらも無いっ♪」
「…何歌ってるんですか…? 総督…」
剣得が死んだ目で、歌っていると、赤毛の美人秘書が冷徹な目で剣得を見る。
「いや? 別に…」
「皮肉ですか?」
「…」
「何も言わないってことはそうなんですね…はいはい…」
赤毛の美人部下は新たに持ってきた資料を積み上げてある紙のタワーの頂上に乗せると、総督室から出ていった。
すると、彼女と入れ替わるように、息を切らした男性隊員が総督室のドアがしまる前に駆け込んでくる。
「───失礼します! 総督! が、が、“外交”から───」
「へ?」
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