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祝福の日
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早朝、教会の鐘が鳴る。
朝のブカレア港はその日水揚げされた魚を競りあう仲買と、
近隣の農作物の朝市とが同時に行われ賑わう。
足早に荷車を商店街に押して行く者、
付近の商店の煙突からは煙がたちのぼり、街の一日が始まる。
-ジキルの火屋根-
銀の像を見て頭を抱えるジキル
アーゴット「親父は何でも使えっていったぜ」
ジキル「たしかにそう言ったし、仕方がないが・・・」
アーゴット「どうだい出来は?」
ジキル「・・・さすが俺の弟子だな」
アーゴットはジキルが初めてさすが俺の弟子という言葉を使った事に胸の中があつくなっていた。
ジキル「これからする事はだれにも言うんじゃねえぞ」
(またか・・なにが死罪だまったく・・・)
ジキル「ほほー、単一の金属でコーティングすれば元の属性が隠れるのはこれも同じか、お師匠様がやっていたのはこういう事か」
アーゴット「お師匠?」
ジキル「んん、まあ何でもない」
ジキルはあの日見た、リアンのスターライト鉱石で輝く聖剣を、神像をみながら思い出していた。
「じゃあ教会に行くとするか」
アーゴット「って親父なんだよその花束はよ?」
ジキル「アリアにもってくに決まってるだろ」
結婚して24年にはなるはずであるが一緒にすんでいないといつまでも恋人気分なのだろうか?
アーゴット「2日も開けずに会いに行く癖しやがって・・」
玄関を開ければ見える丘にいる母であるが、マザコンといわれないように距離をとる、
多感な年ごろでもあるアーゴットは週に1度顔を見に行く程度である。
「おいアーゴット今日は仕事休みか?」
話しかけてきたのは向かいの服屋の息子ベリルである、同い年だ。
アーゴット「今日は親父と教会に用があるからな」
脇には神像の入った木箱である
ベリル「それが噂の神像か、ちょっと俺にも見せてくれよ」
アーゴット「馬鹿言うなこれから奉納する供物だぞ」
ベリル「ちぇ」
アーゴット「それと結婚式の予約もしにいくのさ」
ベリル「誰のだよ?」
アーゴット「俺とミリアムとのさ」
ベリルは動きが止まっている
ベリル「なんでいきなり結婚なんだよ、おまえら付き合ってもないだろ!」
アーゴット「それが一昨日から付き合い始めてさ」
ベリル「それでもう結婚かよ、どうなってんだよ!俺のミリアムちゃんを・・」
アーゴット「お前好きだったのか・・?」
ベリル「そんなわけねえだろ、あこがれてただけだ、お前絶対幸せにしろよな!」
アーゴット「わかってるさ、式にはお前も呼ぶよ、来てくれるよな?」
ベリル「もちろんいくさ、お前も式で友人に恥かかせるなよ?」
ジキル「おいそろそろいかねえと怒られちまうぞ」
アーゴット「じゃあなベリル」
アリアをみつけとんでもない速度でかけよるジキル
花をもらって顔をあからめるアリア
もう50手前だってのにほんと。。
神父「アーゴット様ですね、お待ちしておりました」
教会の執務室
神父アーロン「それではこちらに鍛冶ギルドからの譲渡としての署名をジキル殿お願いいたします」
ジキル「アーゴット、お前は祭壇にいって台座に神像を設置してきなさい、以前あった紋章はすでに移設済みだ」
アーゴットは書類の説明を聞き入るジキルにうなずくと
木箱を抱えて教会の集会所へ向かった
石柱の回廊の脇にはサツマイモやトマトの苗が植えてあり、ボランティアが朝から畑の手入れに来ている
金銭だけでなく労働力をも信仰の証として捧げるのがエリス神教だ。
邪魔にならないように配慮してくれているのであろう、祭壇のある部屋には誰もいない。
木箱から神像を手に取り台座に設置した。
こういう時は祈りを捧げるものだろうと、アーゴットはいつも通り
「精霊サラム様今日も私に新たな一日をくださり感謝します」
その時だ・・
< こういう時くらい私に祈りを捧げなさい >
眼前の神像が強い光を放ちだした
(は?まさかエリス神様?)
心のなかでそうつぶやく
< そのエリスであっていますよ >
心に直接語り掛けてくる
< ずいぶん神への祈りであふれた像ですね、私もこれだけの触媒があれば現世にかなり力を及ぼせるでしょう >
アーゴット「エリス様失礼しました、実はこれは精霊サラム様にお祈りし打っていた金属を使ったのです」
< ・・・正直なのですね、サラムを始めとする4精霊はすべて私の子供達です、
私に対する祈りといっても間違いではありません >
4精霊はエリスの子と聞いたことがあるが、確かめた人などいるわけもなく、アーゴットは恐縮するばかりである。
< ちょっともう少しこちらに寄りなさい、神域が展開できるようです、なにか魔獣と戦いましたか?獣に恨まれる呪いがかかっているので消しておきましょう >
魔獣ワークボアの恨みか何かだろうか、気が付きもしなかった。
体から黒い煙が浮かんで消えた
< さて、、、何か褒美を与えましょうね、お前は鍛冶師ですね、バッカスの奴の加護が見えます、他に女性にもてるように女神でも紹介してあげましょうか? >
アーゴット「いえ、結婚する相手がいるのでそういうのは・・・」
< おや、若いのにもう、、、 どうしましょうね、この前私を毎日良く磨いていてくれた下男にあげたように私の祝福でもあげようかしら・・・ >
アーゴット「エリス様の加護をですか?」
< ええ、リアムとかいう中年でしたわね、こちらの世界の時間では30年くらい前の事かしら、私の加護は怠け者にはなんの役にも立たないし、おすすめ出来ないけれど >
(暗に俺がなまけものだといいたいのだろうか、、それにしてもリアムとは、まさか光明のリアムの事では・・・30年前・・間違いない)
アーゴット「あの・・・出来ればその人と同じようにエリス様の加護をいただけませんか?」
< 力の強くなるトールの加護とかのほうが便利なんですがねえ、、、まあ、それでは私の加護を受け、神に愛されし者となるがよい、私の加護は特別なので自堕落な生活を送れば、意味をなしません、その事は忘れないようにしなさい >
アーゴット「はい、毎日これからはエリス様にも祈りを捧げます」
< ふふっ たまには私に会いに来なさい、教会で祈れば私の加護があなたを導くでしょう >
そういうと神像の光は小さくなって消えた。
別に何か力が沸きあがるとかそんな感じはしない。
しかしアーゴットにか確信があった。
自分の手のひらを眼前で広げ鑑定する。
エリスの加護・・神に愛されし者、努力が2倍自分を磨きあげる(このステータスは下位の加護では感知できない)
バッカスの加護・・鑑定スキル、生産品が2割増しの品質向上を受ける、断酒の呪い、女性同衾禁止の呪い
やっぱりこれ、光明のリアムこと先代ギルドマスターの秘密だろう。
先代の話で不思議に思っていたことがある。
いくら才能があるからといって、30を過ぎて始めたという鍛冶師が一流鍛冶師を超えるには相当な努力が必要だったはず。
しかし努力の結果2倍ならそれもうなずける、そしてこの神に愛されし者・・・
間違いなくスターライト鉱石が加工できるはずだ。
(親父にはなんていおう・・神像を収めた日からできるようになったとでもいうか)
(感知できないのなら先代とおなじくとぼけてみよう、努力2倍なんて卑怯だっていわれそうだし)
朝のブカレア港はその日水揚げされた魚を競りあう仲買と、
近隣の農作物の朝市とが同時に行われ賑わう。
足早に荷車を商店街に押して行く者、
付近の商店の煙突からは煙がたちのぼり、街の一日が始まる。
-ジキルの火屋根-
銀の像を見て頭を抱えるジキル
アーゴット「親父は何でも使えっていったぜ」
ジキル「たしかにそう言ったし、仕方がないが・・・」
アーゴット「どうだい出来は?」
ジキル「・・・さすが俺の弟子だな」
アーゴットはジキルが初めてさすが俺の弟子という言葉を使った事に胸の中があつくなっていた。
ジキル「これからする事はだれにも言うんじゃねえぞ」
(またか・・なにが死罪だまったく・・・)
ジキル「ほほー、単一の金属でコーティングすれば元の属性が隠れるのはこれも同じか、お師匠様がやっていたのはこういう事か」
アーゴット「お師匠?」
ジキル「んん、まあ何でもない」
ジキルはあの日見た、リアンのスターライト鉱石で輝く聖剣を、神像をみながら思い出していた。
「じゃあ教会に行くとするか」
アーゴット「って親父なんだよその花束はよ?」
ジキル「アリアにもってくに決まってるだろ」
結婚して24年にはなるはずであるが一緒にすんでいないといつまでも恋人気分なのだろうか?
アーゴット「2日も開けずに会いに行く癖しやがって・・」
玄関を開ければ見える丘にいる母であるが、マザコンといわれないように距離をとる、
多感な年ごろでもあるアーゴットは週に1度顔を見に行く程度である。
「おいアーゴット今日は仕事休みか?」
話しかけてきたのは向かいの服屋の息子ベリルである、同い年だ。
アーゴット「今日は親父と教会に用があるからな」
脇には神像の入った木箱である
ベリル「それが噂の神像か、ちょっと俺にも見せてくれよ」
アーゴット「馬鹿言うなこれから奉納する供物だぞ」
ベリル「ちぇ」
アーゴット「それと結婚式の予約もしにいくのさ」
ベリル「誰のだよ?」
アーゴット「俺とミリアムとのさ」
ベリルは動きが止まっている
ベリル「なんでいきなり結婚なんだよ、おまえら付き合ってもないだろ!」
アーゴット「それが一昨日から付き合い始めてさ」
ベリル「それでもう結婚かよ、どうなってんだよ!俺のミリアムちゃんを・・」
アーゴット「お前好きだったのか・・?」
ベリル「そんなわけねえだろ、あこがれてただけだ、お前絶対幸せにしろよな!」
アーゴット「わかってるさ、式にはお前も呼ぶよ、来てくれるよな?」
ベリル「もちろんいくさ、お前も式で友人に恥かかせるなよ?」
ジキル「おいそろそろいかねえと怒られちまうぞ」
アーゴット「じゃあなベリル」
アリアをみつけとんでもない速度でかけよるジキル
花をもらって顔をあからめるアリア
もう50手前だってのにほんと。。
神父「アーゴット様ですね、お待ちしておりました」
教会の執務室
神父アーロン「それではこちらに鍛冶ギルドからの譲渡としての署名をジキル殿お願いいたします」
ジキル「アーゴット、お前は祭壇にいって台座に神像を設置してきなさい、以前あった紋章はすでに移設済みだ」
アーゴットは書類の説明を聞き入るジキルにうなずくと
木箱を抱えて教会の集会所へ向かった
石柱の回廊の脇にはサツマイモやトマトの苗が植えてあり、ボランティアが朝から畑の手入れに来ている
金銭だけでなく労働力をも信仰の証として捧げるのがエリス神教だ。
邪魔にならないように配慮してくれているのであろう、祭壇のある部屋には誰もいない。
木箱から神像を手に取り台座に設置した。
こういう時は祈りを捧げるものだろうと、アーゴットはいつも通り
「精霊サラム様今日も私に新たな一日をくださり感謝します」
その時だ・・
< こういう時くらい私に祈りを捧げなさい >
眼前の神像が強い光を放ちだした
(は?まさかエリス神様?)
心のなかでそうつぶやく
< そのエリスであっていますよ >
心に直接語り掛けてくる
< ずいぶん神への祈りであふれた像ですね、私もこれだけの触媒があれば現世にかなり力を及ぼせるでしょう >
アーゴット「エリス様失礼しました、実はこれは精霊サラム様にお祈りし打っていた金属を使ったのです」
< ・・・正直なのですね、サラムを始めとする4精霊はすべて私の子供達です、
私に対する祈りといっても間違いではありません >
4精霊はエリスの子と聞いたことがあるが、確かめた人などいるわけもなく、アーゴットは恐縮するばかりである。
< ちょっともう少しこちらに寄りなさい、神域が展開できるようです、なにか魔獣と戦いましたか?獣に恨まれる呪いがかかっているので消しておきましょう >
魔獣ワークボアの恨みか何かだろうか、気が付きもしなかった。
体から黒い煙が浮かんで消えた
< さて、、、何か褒美を与えましょうね、お前は鍛冶師ですね、バッカスの奴の加護が見えます、他に女性にもてるように女神でも紹介してあげましょうか? >
アーゴット「いえ、結婚する相手がいるのでそういうのは・・・」
< おや、若いのにもう、、、 どうしましょうね、この前私を毎日良く磨いていてくれた下男にあげたように私の祝福でもあげようかしら・・・ >
アーゴット「エリス様の加護をですか?」
< ええ、リアムとかいう中年でしたわね、こちらの世界の時間では30年くらい前の事かしら、私の加護は怠け者にはなんの役にも立たないし、おすすめ出来ないけれど >
(暗に俺がなまけものだといいたいのだろうか、、それにしてもリアムとは、まさか光明のリアムの事では・・・30年前・・間違いない)
アーゴット「あの・・・出来ればその人と同じようにエリス様の加護をいただけませんか?」
< 力の強くなるトールの加護とかのほうが便利なんですがねえ、、、まあ、それでは私の加護を受け、神に愛されし者となるがよい、私の加護は特別なので自堕落な生活を送れば、意味をなしません、その事は忘れないようにしなさい >
アーゴット「はい、毎日これからはエリス様にも祈りを捧げます」
< ふふっ たまには私に会いに来なさい、教会で祈れば私の加護があなたを導くでしょう >
そういうと神像の光は小さくなって消えた。
別に何か力が沸きあがるとかそんな感じはしない。
しかしアーゴットにか確信があった。
自分の手のひらを眼前で広げ鑑定する。
エリスの加護・・神に愛されし者、努力が2倍自分を磨きあげる(このステータスは下位の加護では感知できない)
バッカスの加護・・鑑定スキル、生産品が2割増しの品質向上を受ける、断酒の呪い、女性同衾禁止の呪い
やっぱりこれ、光明のリアムこと先代ギルドマスターの秘密だろう。
先代の話で不思議に思っていたことがある。
いくら才能があるからといって、30を過ぎて始めたという鍛冶師が一流鍛冶師を超えるには相当な努力が必要だったはず。
しかし努力の結果2倍ならそれもうなずける、そしてこの神に愛されし者・・・
間違いなくスターライト鉱石が加工できるはずだ。
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