セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

今卓&

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本編

70話 公爵様を迎えて その22

「ソフティーを着けたらもう食いつきが違うのよね、ほら、えっとなんだっけ輪郭か、女性的な輪郭を協調出来るでしょ、だから男の視線が顔から下に移っているのが分かるのよ」

「あっ、それはよく言われますね」

サビナが確かにと賛同する、フィロメナのような遊女以外からもそのように聞いており、それはそれでどうなのかなとも思うが、自分の彼氏にも正直にそう言われてもいた、その時はアホらしいと一笑に付しているが、冷静に考えればその反応こそを重要視するべきであったのだ、

「ですよねー、でね、実はそれは私達も一緒だなーって気付いてね」

「そうかなー?」

「そうよー、だって、大きいとやっぱり見ちゃうでしょ、それと形の良さとか、惚れ惚れしちゃわない?あんたなんか特に、小さいどころか無いんだから、板みたいに」

「なっ、ハッキリ言うなー」

「言うわよ、チンチクリンのくせにー」

「あー、それは言うなって言ってるでしょー」

「しょうがないでしょ、そうなんだから」

「むー」

と突然始まった姉妹喧嘩を、

「まぁまぁ、落ち着いて」

サビナがやんわりと仲裁した、マフダはブスーっと膨れており、フィロメナはムスッとマフダを睨んでいる、

「もう、で、フィロメナさん、女性でもやはり目がいきますか?」

と姉妹だなーと微笑みつつ先を促すサビナである、フィロメナの意見も何気に貴重なのだよなと感じていた、女性の服装に関する問題である為、男性の見方は重要なのは当然であるが、女性の意見も重要である、何より女性から見て魅力の無い服に袖を通す者はいない、そしてフィロメナは遊女である、男性を手玉に取る技術に於いて一般の女性を遥かに凌駕しているはずで、またそれは女性の魅力を理解していなければ出来ない所業でもある、そんな遊女の意見が参考にならない訳がない、

「あっ、はい、そうなんですよ、でね、服の上からでもその存在感は分かるでしょ、そうなるとどうしても女でも胸に目がいくし、で、女性から見て魅力的な女性って、男性から見てもやっぱり魅力的に見えているんですよ」

「なるほど・・・かもしれませんね」

「そうなんです、だから、カトカさんはだって、女性から見ても美しいし、男性からみたらよりでしょうね」

「それはもう、男嫌いになるほど視線を集めていたらしいですから・・・」

サビナは苦笑いを浮かべてしまう、サビナ自信はそのような状況に陥った事が無い為あくまで本人の証言でしかなく、想像の範囲内で状況を夢想するしかなかった、故にサビナとしては羨ましくも聞こえていたのだが、本人は大変に嫌悪している、ないものねだりとはこの事であろうか、

「ですよねー、ほら、女でも見とれてしまう女性っているものですから、そういう事ですよ」

「そういう事ですか・・・」

「そういう事です」

フィロメナはフンと鼻息を荒くする、当のフィロメナもカトカに負けず劣らずの美貌である、挙句今日はいつもの化粧をしていなかった、サビナは今朝顔を出したフィロメナに別の人が来たのかなと首を傾げてしまった程に別人である、而してその素顔は実に美しかった、風呂上りで一度見かけた時もやはり違うなーと感じたのであるが、こうして落ち着いて見てもやはり違うもので、化粧は仕事の為であるとはいえ、どうやらその濃い化粧はフィロメナ自身の魅力を覆い隠していた邪魔者であったとすら感じる、

「もー・・・すいませんサビナ先生、話しが逸れてますね」

マフダがムッとフィロメナを睨む、

「あっ、そうね、で、服の方なんだけど、だから、こっちの袖が全く無くて、胸元を開けた感じのやつ?タロウさんは遊女さんはこっちがいいだろうねって、で、晩餐会で給仕以外の人はこっちにして欲しいって事なんですけど・・・」

「あっ、はい、いいですよ」

サビナがそろそろと伺うが、フィロメナはあっさりと了承した、

「大丈夫です?かなりその・・・露出が多いですが」

「大丈夫です、こっちがいいです」

フィロメナは自信満々に言い切った、

「そう・・・ですか、で、給仕の方にはこちら、で、足を出したく無い人もいるだろうからってこちらですね」

サビナは伝統的チャイナドレスとアオザイを示す、その二つであってもサビナとしては若干の抵抗があった、共に身体に密着するように着るのが正しいらしく、女性の体の線を美しく見せる為だとタロウは説明していたが、王国の衣服でそういう服はまず存在しない、以前にパトリシアの厳しい視線の下、緊張しながら選んだ正装や訪問着も身体の線を隠すように作られており、それを強調しているなと思うのは腕の部分だけである、

「ふふっ、これもいいですよね・・・そっか、役割に合わせて変えるってのもいいのか・・・」

「そうみたいですね、タロウさんもそう言ってました、特に今回は給仕の方達は控え目に・・・といっても充分派手な気はしますが、そのなんでしたっけ・・・」

「胴元?」

「はい、その遊びの中心になる人を目立たせたいって事らしくて」

「分かります、それは聞いてました」

「そうですか、そうですね」

「そうなんです」

「じゃ、これで作る?早く始めないと間に合わないよ」

マフダがブー垂れつつも口を挟む、このタロウの衣服を今日と明日で20着作らなければならない、その為に奥様達が事務所に集まっている事もある、今はエレインとリーニーの指揮の下なめらかクリームと藁箱の製造に励んでいる筈であるが、今日明日の仕事はこちらが中心となっている、

「そうね、私はこれでいいです、他の者たちにも文句は言わせません」

「そうですか・・・では、えっと、ここからは技術的な部分ですね、まず、これが型になります、で、この数字とこの服のこの数字があってます、なので、実際にフィロメナさんの肩幅と肩から足までの長さ、これを計測して、胴回り、腰回り・・・」

サビナが足元から別の資料を取り出して説明する、それはタロウが手拭いに書き込んだチャイナドレスの型であった、タロウ曰く、原寸大で作る技術は俺には無いとの事で、さらにこれを元として是非良いものを作ってくれとまさに丸投げであった、それはそれであまりにも無責任過ぎるなとサビナとエレインは顔を顰めてしまっている、

「あっ、その為の数字だったんですか・・・」

「そうなんですよ、で、時間が無いからだけど、この縁を金糸か銀糸で縁取ってもいいかなって事と、刺繍・・・までは難しいかな・・・」

「そう・・・ですね、刺繍はちょっと・・・」

「だよねー、そうなると、あとは色の配置?タロウさんは白地に他の色を混ぜる感じがいいかなって言ってたけど、それも任せるって事だったわね」

「・・・それが一番難しいじゃないですかー」

「そうなのよ、でも、それこそがほらマフダさんの腕の見せ所でしょ、生地はほら赤も青もあるし・・・タロウさんがね、その胴元になる人、フィロメナさんとかは赤でもいいんじゃないかなって・・・」

「そう言われると・・・うん、出来なくは無いけど・・・」

「そうね、きっちりカッコよくお願いね」

フィロメナがニヤリと微笑む、

「ウー、だからそれがー」

「はいはい、あっ、でね、この袖の所をレースにしても良いとかも言ってたなー・・・だから、まぁ、今後の事ね、さっき言った基本的なチラリズム?それを崩さなければ割と何をしてもいいみたいなのよね、特に足?太腿・・・腰の所まで見せたいらしくて、それがいいんだって力説されちゃってね・・・困ったもんだわ・・・」

「それです、それが大事なんです」

フィロメナが嬉しそうに叫び、

「もー・・・」

とマフダは頬を膨らませた、

「で、もう一つ、これも大事」

サビナはさてここからも重要なんだよなと足元の袋から何やら取り出してテーブルに置いた、

「これは?」

一見する限りただの皮の紐である、なにやら複雑に絡み合っており、中央部分には布が縫い付けられていた、

「これが下着なんです、下に履くやつ?パンツですね」

エーッとフィロメナとマフダは大声を上げてしまった、二人が知る下着とは大きく異なっている、王国での下着は所謂デカパンもしくはかぼちゃパンツと呼ばれる類の代物で、よりお洒落に言えばドロワーズとかズロースと呼ばれる下着と酷似している、つまりほぼ短パンなのである、今サビナが取り出し二人が目にしたのはその下着の概念を大きく変える代物であった、まるで下着の用を為していないであろうと思われる、

「実はこれがですね、ソフティーを作った時に同時に作ったものなのだそうで」

「えっ・・・そうなんですか?」

「はい、ソフィアさんがこういうのもあるって作ってみて、テラさんが下着の上から履いてみたんだそうです、あまりにもあれだったのでこっちは棚上げになったとかなんとか・・・」

「へー・・・」

フィロメナとマフダはソフティーの名が出た為かやっと興味が湧いたらしい、マフダが恐る恐ると手を伸ばし、フィロメナもその端を持ち上げて、首を捻っている、

「で、もう一つ」

サビナがさらに足元から何やら取り出した、それは一見する限りただの手拭いである、

「それは?」

「これも下着です」

「・・・手拭いですよね・・・」

「そうなんです、昨日、タロウさんがあっさりと作ったんですが、手拭いの端に細い帯・・・でいいのかなそれをこう縫い付けただけなんですけど」

サビナが広げて見せた、実際にそれは手拭いである、そしてその言葉の通りに細く長い帯が端に縫い付けられている、

「これも下着なんですよ」

エーッと再び二人の嬌声が響く、

「で、私も今朝になってよくよく考えてみればそうだなっと・・・思ったんですけど、このほら、足を出す服だと下着まで丸見えなんです、で、厚手のシルクとはいえ、普段の下着の上に着ると、こう・・・ゴワゴワして目立つんじゃないかなって・・・」

「あっ・・・」

「確かに・・・」

「ですよねー・・・特にほら脚も全部出して、腰の当たりまで、こう開いていると、下着がもろに見えちゃう・・・」

「盲点でした・・・」

「そうなりますね」

とフィロメナとマフダは小さな服を見つめている、

「で、タロウさんは下着が見えないくらいにしてもいいけどそれだと寂しい・・・と、で、どうするかってなって、この手拭いの下着を作りまして、さらにソフィアさんが他にもあったじゃないってなってこっちの革のが出て来たんです」

「ずいぶんと・・・」

「隠してたんですか?こっちのは?」

「そういう訳ではないみたいです、実際に私もね、これを見たら・・・だってねー」

「そう・・・ですよ、ねー」

「うん、分かる」

「分かるでしょ、だから、でも、タロウさんの言い分も分かるんですよ、この服を着こなすのであれば下着にも気を使わないとカッコ悪くなっちゃう、折角ね、スッキリとして、身体の線が綺麗に見える服なのに胸周りはほらソフティーがあるから形にはなると思うんですが、腰回りがね・・・うん、想像するしかないけど今一つ?」

「・・・今一つですね・・・」

「うん、そうなるかな・・・」

「なので、このどちらかも一緒に作って試してみてって事でした、どっちもいやなら最悪下着は無しの方がいいよって、履かないって事ですね」

「それは・・・」

「やだなー・・・」

「ですよねー」

「うん、でも、こっちの手拭いの下着ってどう着けるんですか?」

「はい、えっと・・・」

とサビナは自身の左腕を使って器用に帯を結び付け、手拭い部分をそれに絡ませる、

「こうですね、帯は腰に結びつける形になります、するとこの両側から足が出る?」

「へー・・・」

と二人は素直に感心している、しかし、それだけを見るとこれがはたして下着と言えるのかと疑問しか浮かばない、

「すぐになんか・・・ずり落ちそう・・・」

「そうでもないそうですね、腰骨にちゃんと結べば大丈夫だそうで」

「そうなんだ・・・でも、確かにこれだと目立たないのかな?」

「そんな感じするね・・・」

「そうなんですよ、それと、こっちの下着だと、この脇の帯ですね、ここをわざと見せるのもいいんだとか」

「・・・さっきと言ってる事が違いません?」

「違いますよね、でも、今履いてる下着が丸っと見えるよりはお洒落になるそうで、さらにこの見える所に結び目があるとより淫靡になるとか・・・」

「結び目ですか?」

「はい、飾りの結び目でいいらしいんですが、こう、頼りない感じになる・・・そこがなんとも良いとかなんとか・・・これもまたチラリズム・・・なんだそうです・・・」

「これも、そうなるんだ・・・」

「面白いなー・・・変なのー」

「ねー・・・」

と感心しつつもどこか呆れてしまう三人であった。
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