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ガタゴトと揺れ続けていた馬車が、ようやく停止した。
王都を出発して丸二日。
舗装された街道を抜け、砂利道を越え、最後は道なき道を進んだ先に、その「楽園」はあった。
「……お嬢様。本気でございますか?」
御者台から降りた老執事のセバスが、目の前の光景を見て絶句している。
私も馬車から降り、大きく伸びをしながら目的地を見上げた。
「ええ、最高ね」
目の前にそびえ立つのは、幽霊屋敷――いや、もはや廃墟と呼ぶべき木造の別荘だった。
屋根瓦は半分剥がれ落ち、壁は蔦(つた)に覆われ、窓ガラスは割れているか、板で打ち付けられている。
風が吹くたびに、ギイィ……と不気味な音が鳴り響く。
「屋根があるわ」
「穴だらけでございます」
「壁もある」
「隙間風が吹き荒れております」
「誰もいない」
「……熊か幽霊ならいそうでございますが」
セバスはハンカチで額の汗を拭った。
「お嬢様、今からでも遅くはありません。領都の屋敷に向かいましょう。ここは人が住める環境では……」
「いいえ、ここがいいの」
私は地面にボストンバッグを置いた。
「領都の屋敷に行けば、必ず誰かが挨拶に来るわ。『公爵令嬢が来た』と聞きつけて、パーティーの招待状やら陳情書やらが山のように届くでしょうね」
私は廃墟を愛おしそうに見つめた。
「でも、ここなら誰も来ない。この外見だもの、物好きな泥棒すら寄り付かないわ。つまり、完全な『静寂』が保証されているということよ」
「……お嬢様の『静寂』の定義が、一般人の『遭難』に近い気がいたしますが」
「細かいことはいいの。さあ、セバス。あなたは帰って」
「しかし、お一人では……」
「一人になりたいの。それに、食料はたっぷり持ってきたし、いざとなれば森で狩りでもするわ」
私はドレスの下に隠していた護身用の短剣をポンと叩いた。
幼少期、暗殺対策として叩き込まれたサバイバル術が、まさかスローライフで役に立つとは皮肉なものだ。
セバスは渋い顔をしていたが、私の決意が固いことを悟ると、深く一礼した。
「……承知いたしました。一週間に一度、物資を届けに参ります。くれぐれも、ご無理はなさいませんよう」
「ええ。安心して。私は命がけでダラダラするつもりだから」
セバスが馬車を走らせて去っていく。
蹄の音が遠ざかり、周囲には森のざわめきだけが残った。
「ふふふ……」
私は両手を広げ、森の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
「ついに手に入れたわ! 私だけの城! 私だけの王国!」
カラスが「アホか」と言いたげに鳴いて飛び去っていく。
気にするものか。
私はバッグを担ぎ、ギシギシと鳴る階段を上って、玄関の扉に手をかけた。
鍵は錆びついて壊れている。
キィィィィ……。
鼓膜を逆撫でするような音と共に、重い扉が開いた。
中は、予想通りの惨状だった。
床には分厚い埃が積もり、天井からは立派な蜘蛛の巣がシャンデリアのように垂れ下がっている。
足を踏み出すたびに、埃が舞い上がり、床板が悲鳴を上げる。
普通の令嬢なら「キャーッ!」と叫んで逃げ出すレベルだ。
だが、私はカグヤ・ムーンライト。
徹夜明けの執務室で、書類の山を枕に仮眠を取ることに慣れきった女だ。
「屋根があって、壁があって、床がある。……上出来ね」
私は埃っぽい空気を手で払いながら、リビングらしき部屋へと進んだ。
部屋の中央には、かつて高級だったと思われる布張りのソファがある。
今は薄汚れて灰色になっているが、クッション性は残っていそうだ。
「今日の寝床はあそこね」
掃除?
するわけがない。
掃除をしている間に日が暮れてしまう。
私はバッグから大きなシーツを取り出すと、それをバサッとソファの上に被せた。
埃の上から布を被せれば、それはもう清潔なベッドだ。
「完璧なソリューションね」
自画自賛しながら、私はソファにダイブしようとした。
その時だ。
「――豪快だねえ」
どこからか、男の声がした。
「!?」
私は空中で体勢をひねり、着地と同時に短剣を抜いて構えた。
「誰!」
誰もいないはずの廃墟。
視線を巡らせる。
声は、窓際から聞こえた。
割れた窓枠に腰掛け、リンゴを齧(かじ)っている人影がある。
逆光で顔は見えにくいが、背の高い男だ。
着ている服は上質だが、どこか着崩しており、旅人のようにも見える。
男は私の殺気立った様子を見ても動じることなく、シャクシャクとリンゴを噛み砕いた。
「いやあ、驚いた。お化けが出るって噂の廃屋に、まさかこんな綺麗な女性が入ってくるとはね。しかも、掃除もせずに寝ようとするなんて」
「……不法侵入者?」
私は警戒を解かずに問いただした。
「失礼な。先客と言ってほしいな」
男がひらりと窓枠から飛び降りる。
月明かりが彼の顔を照らした。
(……綺麗)
不覚にも、そう思ってしまった。
夜空のような濃紺の髪に、星を溶かしたような紫色の瞳。
整った顔立ちは芸術品のようだが、その瞳には悪戯っぽい光が宿っている。
アレン・スターダスト。
後に私の平穏を脅かすことになる、隣国の公爵令嬢キラーにして、希代の策士。
もちろん、今の私はそんなことは知らない。
ただの「顔がいい不審者」だ。
「ここ、私の別荘なんですけど」
私は短剣の切っ先を彼に向けたまま、冷ややかに告げた。
「出て行っていただけますか? 私はこれから、死ぬほど寝る予定なんです」
「君の別荘? へえ、こんなボロ屋の持ち主がいたとは」
アレンは私の短剣をまるでオモチャか何かのように無視して、興味深そうに近づいてきた。
「僕はアレン。しがない旅人さ。道に迷ってね、雨露をしのげそうな場所を探していたら、ここを見つけたんだ」
「迷子なら、森を抜けて街道に戻ってください。ここは私有地です」
「つれないなあ。もう夕暮れだよ? こんな美青年を森に放り出すなんて、良心が痛まない?」
「私の良心は三年前に過労死しました」
「ははっ、面白い言い回しだね」
アレンは楽しそうに笑った。
距離が近い。
私は一歩下がった。
コイツ、ただの旅人じゃない。
身のこなしに隙がないし、何より気配を消すのが上手すぎる。
私が部屋に入るまで、そこにいることに気づかせないなんて、只者ではない。
(……面倒くさい)
私の直感が警鐘を鳴らしている。
関わったら負けだ。
「分かりました。では、こうしましょう」
私は短剣を収めた。
「貴方はそこの窓際を使っていいです。私はこっちのソファを使います。明日の朝になったら、即座に出て行ってください。お互い、空気のように干渉しないこと。いいですね?」
追い出す労力すら惜しい。
戦って怪我でもしたら、治療のために動かなければならない。それは非効率だ。
「え、いいの? 若い男女が一つ屋根の下だよ?」
「貴方が私に手を出そうとしたら、その瞬間に急所を潰しますのでご安心を」
「……君、本当に令嬢?」
アレンが呆れたように目を丸くする。
「元、です。今はただの無職です」
私は宣言通り、シーツを被せたソファにゴロンと横になった。
「では、おやすみなさい」
「えっ、本当に寝るの!? 自己紹介とか、身の上話とか……」
「Zzz……」
「早っ!?」
私は意識を強制的にシャットダウンした。
三秒で入眠できるのも、社畜時代に培った悲しい特技の一つだ。
薄れゆく意識の中で、アレンが「……面白い拾い物をしたな」と呟くのが聞こえた気がしたが、私は夢の世界へと旅立った。
だが。
当然ながら、私の安眠が保証されたのは、この夜だけだった。
王都を出発して丸二日。
舗装された街道を抜け、砂利道を越え、最後は道なき道を進んだ先に、その「楽園」はあった。
「……お嬢様。本気でございますか?」
御者台から降りた老執事のセバスが、目の前の光景を見て絶句している。
私も馬車から降り、大きく伸びをしながら目的地を見上げた。
「ええ、最高ね」
目の前にそびえ立つのは、幽霊屋敷――いや、もはや廃墟と呼ぶべき木造の別荘だった。
屋根瓦は半分剥がれ落ち、壁は蔦(つた)に覆われ、窓ガラスは割れているか、板で打ち付けられている。
風が吹くたびに、ギイィ……と不気味な音が鳴り響く。
「屋根があるわ」
「穴だらけでございます」
「壁もある」
「隙間風が吹き荒れております」
「誰もいない」
「……熊か幽霊ならいそうでございますが」
セバスはハンカチで額の汗を拭った。
「お嬢様、今からでも遅くはありません。領都の屋敷に向かいましょう。ここは人が住める環境では……」
「いいえ、ここがいいの」
私は地面にボストンバッグを置いた。
「領都の屋敷に行けば、必ず誰かが挨拶に来るわ。『公爵令嬢が来た』と聞きつけて、パーティーの招待状やら陳情書やらが山のように届くでしょうね」
私は廃墟を愛おしそうに見つめた。
「でも、ここなら誰も来ない。この外見だもの、物好きな泥棒すら寄り付かないわ。つまり、完全な『静寂』が保証されているということよ」
「……お嬢様の『静寂』の定義が、一般人の『遭難』に近い気がいたしますが」
「細かいことはいいの。さあ、セバス。あなたは帰って」
「しかし、お一人では……」
「一人になりたいの。それに、食料はたっぷり持ってきたし、いざとなれば森で狩りでもするわ」
私はドレスの下に隠していた護身用の短剣をポンと叩いた。
幼少期、暗殺対策として叩き込まれたサバイバル術が、まさかスローライフで役に立つとは皮肉なものだ。
セバスは渋い顔をしていたが、私の決意が固いことを悟ると、深く一礼した。
「……承知いたしました。一週間に一度、物資を届けに参ります。くれぐれも、ご無理はなさいませんよう」
「ええ。安心して。私は命がけでダラダラするつもりだから」
セバスが馬車を走らせて去っていく。
蹄の音が遠ざかり、周囲には森のざわめきだけが残った。
「ふふふ……」
私は両手を広げ、森の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
「ついに手に入れたわ! 私だけの城! 私だけの王国!」
カラスが「アホか」と言いたげに鳴いて飛び去っていく。
気にするものか。
私はバッグを担ぎ、ギシギシと鳴る階段を上って、玄関の扉に手をかけた。
鍵は錆びついて壊れている。
キィィィィ……。
鼓膜を逆撫でするような音と共に、重い扉が開いた。
中は、予想通りの惨状だった。
床には分厚い埃が積もり、天井からは立派な蜘蛛の巣がシャンデリアのように垂れ下がっている。
足を踏み出すたびに、埃が舞い上がり、床板が悲鳴を上げる。
普通の令嬢なら「キャーッ!」と叫んで逃げ出すレベルだ。
だが、私はカグヤ・ムーンライト。
徹夜明けの執務室で、書類の山を枕に仮眠を取ることに慣れきった女だ。
「屋根があって、壁があって、床がある。……上出来ね」
私は埃っぽい空気を手で払いながら、リビングらしき部屋へと進んだ。
部屋の中央には、かつて高級だったと思われる布張りのソファがある。
今は薄汚れて灰色になっているが、クッション性は残っていそうだ。
「今日の寝床はあそこね」
掃除?
するわけがない。
掃除をしている間に日が暮れてしまう。
私はバッグから大きなシーツを取り出すと、それをバサッとソファの上に被せた。
埃の上から布を被せれば、それはもう清潔なベッドだ。
「完璧なソリューションね」
自画自賛しながら、私はソファにダイブしようとした。
その時だ。
「――豪快だねえ」
どこからか、男の声がした。
「!?」
私は空中で体勢をひねり、着地と同時に短剣を抜いて構えた。
「誰!」
誰もいないはずの廃墟。
視線を巡らせる。
声は、窓際から聞こえた。
割れた窓枠に腰掛け、リンゴを齧(かじ)っている人影がある。
逆光で顔は見えにくいが、背の高い男だ。
着ている服は上質だが、どこか着崩しており、旅人のようにも見える。
男は私の殺気立った様子を見ても動じることなく、シャクシャクとリンゴを噛み砕いた。
「いやあ、驚いた。お化けが出るって噂の廃屋に、まさかこんな綺麗な女性が入ってくるとはね。しかも、掃除もせずに寝ようとするなんて」
「……不法侵入者?」
私は警戒を解かずに問いただした。
「失礼な。先客と言ってほしいな」
男がひらりと窓枠から飛び降りる。
月明かりが彼の顔を照らした。
(……綺麗)
不覚にも、そう思ってしまった。
夜空のような濃紺の髪に、星を溶かしたような紫色の瞳。
整った顔立ちは芸術品のようだが、その瞳には悪戯っぽい光が宿っている。
アレン・スターダスト。
後に私の平穏を脅かすことになる、隣国の公爵令嬢キラーにして、希代の策士。
もちろん、今の私はそんなことは知らない。
ただの「顔がいい不審者」だ。
「ここ、私の別荘なんですけど」
私は短剣の切っ先を彼に向けたまま、冷ややかに告げた。
「出て行っていただけますか? 私はこれから、死ぬほど寝る予定なんです」
「君の別荘? へえ、こんなボロ屋の持ち主がいたとは」
アレンは私の短剣をまるでオモチャか何かのように無視して、興味深そうに近づいてきた。
「僕はアレン。しがない旅人さ。道に迷ってね、雨露をしのげそうな場所を探していたら、ここを見つけたんだ」
「迷子なら、森を抜けて街道に戻ってください。ここは私有地です」
「つれないなあ。もう夕暮れだよ? こんな美青年を森に放り出すなんて、良心が痛まない?」
「私の良心は三年前に過労死しました」
「ははっ、面白い言い回しだね」
アレンは楽しそうに笑った。
距離が近い。
私は一歩下がった。
コイツ、ただの旅人じゃない。
身のこなしに隙がないし、何より気配を消すのが上手すぎる。
私が部屋に入るまで、そこにいることに気づかせないなんて、只者ではない。
(……面倒くさい)
私の直感が警鐘を鳴らしている。
関わったら負けだ。
「分かりました。では、こうしましょう」
私は短剣を収めた。
「貴方はそこの窓際を使っていいです。私はこっちのソファを使います。明日の朝になったら、即座に出て行ってください。お互い、空気のように干渉しないこと。いいですね?」
追い出す労力すら惜しい。
戦って怪我でもしたら、治療のために動かなければならない。それは非効率だ。
「え、いいの? 若い男女が一つ屋根の下だよ?」
「貴方が私に手を出そうとしたら、その瞬間に急所を潰しますのでご安心を」
「……君、本当に令嬢?」
アレンが呆れたように目を丸くする。
「元、です。今はただの無職です」
私は宣言通り、シーツを被せたソファにゴロンと横になった。
「では、おやすみなさい」
「えっ、本当に寝るの!? 自己紹介とか、身の上話とか……」
「Zzz……」
「早っ!?」
私は意識を強制的にシャットダウンした。
三秒で入眠できるのも、社畜時代に培った悲しい特技の一つだ。
薄れゆく意識の中で、アレンが「……面白い拾い物をしたな」と呟くのが聞こえた気がしたが、私は夢の世界へと旅立った。
だが。
当然ながら、私の安眠が保証されたのは、この夜だけだった。
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