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第二章
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優しい手つきで涙を拭った手が、顔の下へと移動してくる。
頰に触れられて、ゆっくりと撫でられた。
「……キス、してもいいか」
赤い瞳が向かう先は、唇だ。
触れられた頰から全身に熱が広がっていく。
だって、キスだなんて。私はまだ好きだって言ってないのに。
……まだって、なに!?
触れられた手から逃げて、顔を大きく左右に振る。た、立ち入り禁止だって言ったのに!!
しかし明確に拒否したにも関わらず、ルーファスさんは「そうか」と呟き、また手を伸ばしてきた。
頰を通り過ぎ、手は私の髪を梳いて後頭部へと移動してくる。
ダメだって言ったのに。
そう思いながらも言葉は出なくて、目を瞑る。触れられたのは、額だ。
「ここなら挨拶だろ」
こちらの混乱なんて気付いていないらしいルーファスさんは、どこか得意気に言って、手を離した。
……額。
えっ、いやそんな、あの雰囲気で……額!? 子供なのか、この人!?
「ど、どうしてここなんですか!? ……ほんっとにもう、バカなんじゃないの!? そもそも、キスしていいかとかそんなこと、こっちに聞かないでよ!」
羞恥だかなんだか、よくわからない感情で全身が燃えたぎるように熱くなり、どこかきょとんとした人を睨みつける。
「……聞かなくても良かったのか?」
「当たり前で……っ」
そんなこと聞いてからする人なんてほとんどいないでしょ。と思って、自分の言葉を遅れて理解した。
「あっ、ち、ちがっ、そういうつもりじゃ……」
否定の言葉とともに首をまた左右に振るが、目の前の赤い瞳が細められる。
「そうか。良かったのか」
嬉しそうな、弾んだ声だった。
手が再び伸ばされてきて、逃げる間もなく体が引き寄せられた。
今度こそ、柔らかな感触が唇を覆った。すぐに離れて、また合わされる。何度も、何度も合わせられて。触れられた手が耳を優しく撫でて、その度に背中がぞくりと震えた。
何度目かもわからないキスに、もういいでしょ、と胸を押し返すが、反発するように深く口付けられた。押されてどんどんと体が傾いていく。耳元でベッドの軋む音がして、いつの間にかルーファスさんを見上げていた。
息が荒くなる私とは対照的に、余裕があるらしいルーファスさんは私を見下ろして嬉しそうに口角を上げ、舌舐めずりするように、薄い唇を舐めた。
再び近付いてくる体を押し返した。
「も、もう十分ですよね。これ以上は、ダメですよ……」
エルザさんが大変な時に、これ以上のことをする気にはならないし、初めてキスしたその日にというのも、なんか嫌だ。
しかしこの男は「十分?」と楽しげな声音で心外そうに囁いた。
押し返していた両手を取られ、ベッドに押さえつけられた。
「まだまだ。お前の気が変わったら困る」
気ってなに!? そう問いかけることも、唇を塞がれてしまっては、不可能だ。
唇を割って侵入してきたものに翻弄される。やっと離れたかと思えば、濡れた唇を舐めとられて。また塞がれた。
続け様の甘い攻撃に、どんどんと脳内が痺れていって、この人のことしか考えられなくなってくる。
目の奥が、じわじわと熱くなった。
「…………私……あんなに可愛らしいドレスは、趣味じゃありません……」
素直に、口から気持ちがこぼれ出た。動きを止めて、赤い瞳が真っ直ぐに見つめてくる。
「着てる人を見るのは好きですけど、自分が着るならエルザさんみたいに、カッコいい大人なドレスがいいです」
「……そうか。なら次は一緒にデザインから考えよう。色はどうしたい?」
先ほどまで触れていた唇から落とされた声は、泣きたくなるほど優しかった。
「色は、あなたが決めてください。贈り物なんでしょ……?」
「それもそうだな」
ルーファスさんの声に、愛しさと楽しさが入り混じる。
「お前は……赤は似合うかな」
「似合わないと思います?」
「さてな。俺にはドレスのことは分からんが……赤でいいなら、宝飾品にはルビーを合わせようか。エルザならガーネットだが、お前にはルビーが合いそうだ」
「エルザさんならルビーだって似合いますよ。ルビーの方が、エルザさんの美人さの前には負けます」
「そうか」
捕らえられたままの手を解放してほしくて身動ぐ。
肩を揺らして笑う人に、どうしても触れたくなった。
頰から目元へ。そこから耳を撫でる。親指で唇に触れたら、手を取られて指先に音を立てて口付けられた。
「……惚れたのが、お前で良かった」
「どうしたんです。急に」
「こんなところで他の女の名前を出すのは、マナー違反だろうに。お前は怒らないでいてくれるからな。……妬いたりしないか?」
好きだとか、私はまだ何も言っていないのに。
ほんの少し不安そうに眉を下げて問われて、呆れてしまう。それでも、この人にこれ以上、不安を抱かせておきたくなかった。
「……妬きますよ」
でも、少しくらいの意地悪は、許してほしい。
「…………それなら、お前が気にしないようエルザと相談して距離を」
「あんまり私のエルザさんとくっつかれると、妬いちゃいます。私だってエルザさんとくっついたりしたいんですから」
伏せられた赤い瞳が一瞬で丸くなった。その仕草がなんだかおかしくて、笑ってしまう。
ずっと見ていられると思ったのに、ルーファスさんは顔を私の肩口へと埋めてしまった。
「エルザがライバルか……これは、負け戦だな」
負けだというのに、耳元で聞こえる声は楽しげで、とても甘い。
「当然です。勝てると思いましたか」
自由になった腕を大きな背中に伸ばして、抱きしめた。
「勝ち筋が見えねぇなぁ」と、また楽しそうに囁いて、体を起こしたルーファスさんは、私の頬に手を添えた。
「ノエルが俺の弟に生まれて、ゼンとエルザと親友になれて。ララに出会えたことが、俺の人生で最高の幸運だ」
甘く綻んだ顔が、柔らかく細められた赤い瞳が、私だけに向けられる。
「愛してる。ララ。お前に会えて、俺は幸せだよ」
精悍で凛々しいスペードのキングのスチルは、全部覚えてる。お前が好きだとララにいうシーンも、もちろん美麗なスチルで場面を盛り上げていた。
全部がため息が漏れるほど素敵だったのに。
そのどれよりも、私に向けられたこの表情が、愛おしくて仕方ない。
「私も、大好きです。ルーファスさん」
「こんな時まで、さん付けか」
「……だって」
ルーファスと呼ぶのは、なんだかまだ抵抗がある。前世で友達と散々このゲームについて話していたから。ルーファスさんは、ルーファスよりも何倍も、素敵だと思ってしまうから。
おまけに……。
「注目してほしいのは、そこじゃないんですけど……」
もっと喜んでくれると思ったのに、ルーファスさんは、なんだか普通でつまらない。
ほんの少し拗ねた気持ちで目を逸らすと、いつもとは違う笑いの気配がして、耳元に唇が寄せられた。
「そこって? もう一度言ってくれ。いや、何度でもいいな。……お前も、なんだ?」
耳から全身に熱が走って、赤くなった顔をごまかすために睨みつける。
思い出した。この人、ゲームでは俺様キャラだった。でも私を見つめる笑い混じりの甘い表情は、俺様というよりは悪戯好きな悪ガキのようで、なんだか──可愛い。
両頬に手を添えて、引き寄せた。
「あなたが、大好きだって言ったんですよ」と囁いて。
啄むように合わせた唇の端が、ゆるりと上がった。
また何度も合わされて、息が乱れていく。
耳の横に置かれていた手が離れていって、ワンピースの下の、太ももにするりとした感触が──。
「……そこまでは許してませんよ」
添えていた手で頰を思いっきり抓る。「いてて」と言いつつ、にやけた笑いを浮かべたこの男は、両手を上げて降参のポーズを取った。
「流されてくれねぇか。事後承諾でいこうと思ったのに」
「じっ……その字面は、なんか嫌です!」
抗議すれば、心底楽しそうに笑って、ルーファスさんは私の額に口付けた。音を立てて、体ごと離れていく。
ああ、今のキスは、これで最後の合図だな。
そう悟って、寂しさを隠して体を起こす。
「続きは城に帰ってからだな」
──続き。
はい。とも、嫌です。とも言えなくて、笑う顔を、睨みつけた。
頰に触れられて、ゆっくりと撫でられた。
「……キス、してもいいか」
赤い瞳が向かう先は、唇だ。
触れられた頰から全身に熱が広がっていく。
だって、キスだなんて。私はまだ好きだって言ってないのに。
……まだって、なに!?
触れられた手から逃げて、顔を大きく左右に振る。た、立ち入り禁止だって言ったのに!!
しかし明確に拒否したにも関わらず、ルーファスさんは「そうか」と呟き、また手を伸ばしてきた。
頰を通り過ぎ、手は私の髪を梳いて後頭部へと移動してくる。
ダメだって言ったのに。
そう思いながらも言葉は出なくて、目を瞑る。触れられたのは、額だ。
「ここなら挨拶だろ」
こちらの混乱なんて気付いていないらしいルーファスさんは、どこか得意気に言って、手を離した。
……額。
えっ、いやそんな、あの雰囲気で……額!? 子供なのか、この人!?
「ど、どうしてここなんですか!? ……ほんっとにもう、バカなんじゃないの!? そもそも、キスしていいかとかそんなこと、こっちに聞かないでよ!」
羞恥だかなんだか、よくわからない感情で全身が燃えたぎるように熱くなり、どこかきょとんとした人を睨みつける。
「……聞かなくても良かったのか?」
「当たり前で……っ」
そんなこと聞いてからする人なんてほとんどいないでしょ。と思って、自分の言葉を遅れて理解した。
「あっ、ち、ちがっ、そういうつもりじゃ……」
否定の言葉とともに首をまた左右に振るが、目の前の赤い瞳が細められる。
「そうか。良かったのか」
嬉しそうな、弾んだ声だった。
手が再び伸ばされてきて、逃げる間もなく体が引き寄せられた。
今度こそ、柔らかな感触が唇を覆った。すぐに離れて、また合わされる。何度も、何度も合わせられて。触れられた手が耳を優しく撫でて、その度に背中がぞくりと震えた。
何度目かもわからないキスに、もういいでしょ、と胸を押し返すが、反発するように深く口付けられた。押されてどんどんと体が傾いていく。耳元でベッドの軋む音がして、いつの間にかルーファスさんを見上げていた。
息が荒くなる私とは対照的に、余裕があるらしいルーファスさんは私を見下ろして嬉しそうに口角を上げ、舌舐めずりするように、薄い唇を舐めた。
再び近付いてくる体を押し返した。
「も、もう十分ですよね。これ以上は、ダメですよ……」
エルザさんが大変な時に、これ以上のことをする気にはならないし、初めてキスしたその日にというのも、なんか嫌だ。
しかしこの男は「十分?」と楽しげな声音で心外そうに囁いた。
押し返していた両手を取られ、ベッドに押さえつけられた。
「まだまだ。お前の気が変わったら困る」
気ってなに!? そう問いかけることも、唇を塞がれてしまっては、不可能だ。
唇を割って侵入してきたものに翻弄される。やっと離れたかと思えば、濡れた唇を舐めとられて。また塞がれた。
続け様の甘い攻撃に、どんどんと脳内が痺れていって、この人のことしか考えられなくなってくる。
目の奥が、じわじわと熱くなった。
「…………私……あんなに可愛らしいドレスは、趣味じゃありません……」
素直に、口から気持ちがこぼれ出た。動きを止めて、赤い瞳が真っ直ぐに見つめてくる。
「着てる人を見るのは好きですけど、自分が着るならエルザさんみたいに、カッコいい大人なドレスがいいです」
「……そうか。なら次は一緒にデザインから考えよう。色はどうしたい?」
先ほどまで触れていた唇から落とされた声は、泣きたくなるほど優しかった。
「色は、あなたが決めてください。贈り物なんでしょ……?」
「それもそうだな」
ルーファスさんの声に、愛しさと楽しさが入り混じる。
「お前は……赤は似合うかな」
「似合わないと思います?」
「さてな。俺にはドレスのことは分からんが……赤でいいなら、宝飾品にはルビーを合わせようか。エルザならガーネットだが、お前にはルビーが合いそうだ」
「エルザさんならルビーだって似合いますよ。ルビーの方が、エルザさんの美人さの前には負けます」
「そうか」
捕らえられたままの手を解放してほしくて身動ぐ。
肩を揺らして笑う人に、どうしても触れたくなった。
頰から目元へ。そこから耳を撫でる。親指で唇に触れたら、手を取られて指先に音を立てて口付けられた。
「……惚れたのが、お前で良かった」
「どうしたんです。急に」
「こんなところで他の女の名前を出すのは、マナー違反だろうに。お前は怒らないでいてくれるからな。……妬いたりしないか?」
好きだとか、私はまだ何も言っていないのに。
ほんの少し不安そうに眉を下げて問われて、呆れてしまう。それでも、この人にこれ以上、不安を抱かせておきたくなかった。
「……妬きますよ」
でも、少しくらいの意地悪は、許してほしい。
「…………それなら、お前が気にしないようエルザと相談して距離を」
「あんまり私のエルザさんとくっつかれると、妬いちゃいます。私だってエルザさんとくっついたりしたいんですから」
伏せられた赤い瞳が一瞬で丸くなった。その仕草がなんだかおかしくて、笑ってしまう。
ずっと見ていられると思ったのに、ルーファスさんは顔を私の肩口へと埋めてしまった。
「エルザがライバルか……これは、負け戦だな」
負けだというのに、耳元で聞こえる声は楽しげで、とても甘い。
「当然です。勝てると思いましたか」
自由になった腕を大きな背中に伸ばして、抱きしめた。
「勝ち筋が見えねぇなぁ」と、また楽しそうに囁いて、体を起こしたルーファスさんは、私の頬に手を添えた。
「ノエルが俺の弟に生まれて、ゼンとエルザと親友になれて。ララに出会えたことが、俺の人生で最高の幸運だ」
甘く綻んだ顔が、柔らかく細められた赤い瞳が、私だけに向けられる。
「愛してる。ララ。お前に会えて、俺は幸せだよ」
精悍で凛々しいスペードのキングのスチルは、全部覚えてる。お前が好きだとララにいうシーンも、もちろん美麗なスチルで場面を盛り上げていた。
全部がため息が漏れるほど素敵だったのに。
そのどれよりも、私に向けられたこの表情が、愛おしくて仕方ない。
「私も、大好きです。ルーファスさん」
「こんな時まで、さん付けか」
「……だって」
ルーファスと呼ぶのは、なんだかまだ抵抗がある。前世で友達と散々このゲームについて話していたから。ルーファスさんは、ルーファスよりも何倍も、素敵だと思ってしまうから。
おまけに……。
「注目してほしいのは、そこじゃないんですけど……」
もっと喜んでくれると思ったのに、ルーファスさんは、なんだか普通でつまらない。
ほんの少し拗ねた気持ちで目を逸らすと、いつもとは違う笑いの気配がして、耳元に唇が寄せられた。
「そこって? もう一度言ってくれ。いや、何度でもいいな。……お前も、なんだ?」
耳から全身に熱が走って、赤くなった顔をごまかすために睨みつける。
思い出した。この人、ゲームでは俺様キャラだった。でも私を見つめる笑い混じりの甘い表情は、俺様というよりは悪戯好きな悪ガキのようで、なんだか──可愛い。
両頬に手を添えて、引き寄せた。
「あなたが、大好きだって言ったんですよ」と囁いて。
啄むように合わせた唇の端が、ゆるりと上がった。
また何度も合わされて、息が乱れていく。
耳の横に置かれていた手が離れていって、ワンピースの下の、太ももにするりとした感触が──。
「……そこまでは許してませんよ」
添えていた手で頰を思いっきり抓る。「いてて」と言いつつ、にやけた笑いを浮かべたこの男は、両手を上げて降参のポーズを取った。
「流されてくれねぇか。事後承諾でいこうと思ったのに」
「じっ……その字面は、なんか嫌です!」
抗議すれば、心底楽しそうに笑って、ルーファスさんは私の額に口付けた。音を立てて、体ごと離れていく。
ああ、今のキスは、これで最後の合図だな。
そう悟って、寂しさを隠して体を起こす。
「続きは城に帰ってからだな」
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