3 / 63
3
しおりを挟む
人魚達の住む町は深い海の底にある。
海上から注ぐ光のヴェールで辺り一体は青く輝き、自らの体を発光させるクラゲがふよふよと浮いている。色とりどりの珊瑚や海藻、それらを突く可愛らしい小魚達が、この青の世界に彩りを添えていた。
フェリシアの家は大きな珊瑚にたくさんの穴を開けてくり抜いたものだ。いつも通り抜けている大きく開けられた穴から中へ入ると母親の声がした。
いつもはやかましいくらいの娘の静かな帰宅に対する疑問の声だ。適当に返し、フェリシアは自分の部屋に篭った。
白い壁に囲まれた小さな部屋には灯り代わりのクラゲと流木で作られた簡素な棚が置いてある。その棚にはいくつものフェリシアの宝物が飾られていた。
海上を進む船から落ちてきた赤い透明な石のついた輪っかに、友達がくれたフェリシアの瞳の色と同じ桜色の貝。金色に輝く丸く平たい石のようなものは地上では物と交換するために使うものらしいと教わった。魔王城に遊びに行った時に魔王が手ずから髪につけてくれた飾りもここに大切に飾ってある。
その飾りには淡い色の青い石が留められている。
それを手に取って仰向けば、天井に空いた穴から水面の煌めきが降り注いで目が眩しくなった。
ふぅと息を吹くと、口から小さな泡が飛び出した。しかしそれだけだ。視界を覆うほどの泡なんて出ない。
目を閉じれば、怒る男に声を荒げていたタイシの姿が浮かんだ。
魔王様は死んでしまうと言っていたけど、あの様子なら多分タイシは大丈夫だろう。死んでしまう前に地上に戻したから、大丈夫だ。
──けど、きっとわたしのことをとても怒ってる。
タイシが無事でよかったと思う反面、もうこれで彼と楽しくおしゃべりする事は出来なくなってしまったのだと思うと、どうしようもなく悲しかった。
翌日、水面から数メートル下の海中で、フェリシアは水面を睨みながらクラゲのようにふよふよと浮いていた。
あそこから顔を出せば、魔王城の敷地内にある池に出ることができる。
このところ毎日ここを通ってタイシに会いに行っていたが、今日はどうしても躊躇してしまっていた。
理由は分かっている。
タイシは絶対に怒っているだろうから。
今日こそはあの友達の太い剣で体を貫かれてしまうかもしれない。
だから今日はここにすら来るつもりはなかったのに。
どうしてもひとつだけ気掛かりがあって、気が付いた時には、ここでもたもたと浮いていたのだ。
──タイシは、本当に無事かしら。
もしもあの後具合を悪くしていたりしたら。
それならここにも来られないだろうけど、もしここに来てくれていたら、元気な姿を見ることができると思ったのだ。
しかし頭を出す勇気が出ない。
タイシの元気な姿を見たいと思えばお友達の怖い人も来ているのかなと不安になるし、タイシがいなければ体調を悪くしたのかなと心配になる。かと言っているかいないかの確認をせずに帰ったら、きっとずっと後悔する。
堂々巡りだった。
意を決して、しかし往生際の悪い居た堪れなさに水面から顔の半分だけを出した頃には、いつもタイシと会っている時間からはかなり過ぎてしまっていた。
水面から顔を出した時はいつも、静かな海の中から解放されたような、世界が開けたような不思議な感覚がする。
その開いた耳の穴に、大きな声が届いた。
「────!!」
タイシだ。タイシがしっかりと二本の足で立ってこちらへと何かを叫んでいる。
ほっと胸を撫で下ろした。立ち姿はいつものタイシの姿そのままだし、大きな声で話す姿はとても元気そうだ。
ああ、でも。と、フェリシアはほんの少し落胆した。
タイシのすぐそばには、いつも後方でこちらを見守っていた男達がピタリと付き、剣を向けていた一人などはこちらを威嚇するように怖い顔をしている。
タイシの表情を見るに彼自身は怒っている様子ではないものの、これでは近付いて話すこともできない。
それも仕方ないかとフェリシアは納得した。
もしも友達が死ぬような目に合わされたらフェリシアだって怒る。彼らの怒りは当然のものだ。
タイシの元気な様子を確認できたことだし、もうここに来るのはやめにしよう。
そう自分を納得させて、タイシの大きな声を背に、フェリシアは静かに海へと戻った。いつもなら「またね」と声をかけるのに、それをしないのは初めてだった。
ザブンと、何か大きなものが水に落ちる音がした。
不思議に思って振り返り、口から小さな泡と悲鳴が飛び出す。
水の中にいるのは間違いようもなくタイシだった。淡い青色の瞳はフェリシアを真っ直ぐに捉え、手で水を掻き、こちらへと進んでくる。必死な形相にも関わらず、ゆったりと。
大慌てで泳ぎ寄り、大きな体を水上の、池の淵まで押し返した。
「何してるの!? 水に入るなんて!」
タイシは真っ直ぐにフェリシアに視線を当てて、潜水していた。自らの意思で池の中に入り、泳いでいたのは明らかだった。
「人間は水に入ったら死んじゃうんでしょう!? どうしてそんなっ──」
混乱と焦りで怒鳴り続ける声がピタリと止まった。
タイシの体を押し返した手首の片方が強く握られ、捕らえられているのだ。それはまるで逃げないでと懇願されているような強さだが、決して痛く感じるほどではない。それでも、自由にならない片手はじわじわと熱を持っていく。
「────」
こちらにひたと目を当てたタイシが何かを言った。何と言ったのかは相変わらず分からない。しかし、その声には深い安堵が込められているように聞こえた。
「『ごめんね』」
続いて聞こえたのは魔族語だった。真っ直ぐに見つめてくる瞳をおずおずと見つめ返す。
「『ごめん』」
「どうして、あなたが謝るの……? 悪いのはわたし、なのに……」
繰り返される謝罪の言葉に問い返す。しかしタイシの表情でわかった。今の言葉は伝わっていない。
「『ごめんね。驚かせた』」
大慌てで首を振った。
言葉が通じないならこうするしかない。
いや、ひとつだけ。必ず伝わる言葉がある。
「──ごめんなさい」
タイシが言ってくれたものと同じ言葉を返した。きっとタイシは意味がわかってこの言葉を口にしているのだから、これなら気持ちを伝えることができる。
「ごめんなさい。あなたは人間なのに。魔王様にも言われていたのに。わたし、本当にバカだわ。わたしのせいで、あなたを死なせるところだった」
タイシもまた、首を振った。
フェリシアの言葉がタイシに届いたのはこれが初めてだ。そっと自由な右手でタイシの口元に触れた。
「苦しかったのよね? 今はもう大丈夫? 息は、できているの……?」
右手に大きな手が重なって、口元から目線を上げれば、いつもの優しい笑顔がある。
「『大丈夫。元気だよ』」
「……本当に、元気なのね?」
またタイシは頷いて、『大丈夫だ』と繰り返した。安堵で、強張っていたフェリシアの表情がようやく緩む。それを確認したタイシの視線が、なぜかフェリシアの目から下へと降り、大きく見開かれた。不思議に思ってフェリシアもまた視線の先を辿る。
チカチカとした輝きを映す薄いブルーの瞳の先にあるものは、赤い鱗を持つフェリシアの尾びれだった。
海上から注ぐ光のヴェールで辺り一体は青く輝き、自らの体を発光させるクラゲがふよふよと浮いている。色とりどりの珊瑚や海藻、それらを突く可愛らしい小魚達が、この青の世界に彩りを添えていた。
フェリシアの家は大きな珊瑚にたくさんの穴を開けてくり抜いたものだ。いつも通り抜けている大きく開けられた穴から中へ入ると母親の声がした。
いつもはやかましいくらいの娘の静かな帰宅に対する疑問の声だ。適当に返し、フェリシアは自分の部屋に篭った。
白い壁に囲まれた小さな部屋には灯り代わりのクラゲと流木で作られた簡素な棚が置いてある。その棚にはいくつものフェリシアの宝物が飾られていた。
海上を進む船から落ちてきた赤い透明な石のついた輪っかに、友達がくれたフェリシアの瞳の色と同じ桜色の貝。金色に輝く丸く平たい石のようなものは地上では物と交換するために使うものらしいと教わった。魔王城に遊びに行った時に魔王が手ずから髪につけてくれた飾りもここに大切に飾ってある。
その飾りには淡い色の青い石が留められている。
それを手に取って仰向けば、天井に空いた穴から水面の煌めきが降り注いで目が眩しくなった。
ふぅと息を吹くと、口から小さな泡が飛び出した。しかしそれだけだ。視界を覆うほどの泡なんて出ない。
目を閉じれば、怒る男に声を荒げていたタイシの姿が浮かんだ。
魔王様は死んでしまうと言っていたけど、あの様子なら多分タイシは大丈夫だろう。死んでしまう前に地上に戻したから、大丈夫だ。
──けど、きっとわたしのことをとても怒ってる。
タイシが無事でよかったと思う反面、もうこれで彼と楽しくおしゃべりする事は出来なくなってしまったのだと思うと、どうしようもなく悲しかった。
翌日、水面から数メートル下の海中で、フェリシアは水面を睨みながらクラゲのようにふよふよと浮いていた。
あそこから顔を出せば、魔王城の敷地内にある池に出ることができる。
このところ毎日ここを通ってタイシに会いに行っていたが、今日はどうしても躊躇してしまっていた。
理由は分かっている。
タイシは絶対に怒っているだろうから。
今日こそはあの友達の太い剣で体を貫かれてしまうかもしれない。
だから今日はここにすら来るつもりはなかったのに。
どうしてもひとつだけ気掛かりがあって、気が付いた時には、ここでもたもたと浮いていたのだ。
──タイシは、本当に無事かしら。
もしもあの後具合を悪くしていたりしたら。
それならここにも来られないだろうけど、もしここに来てくれていたら、元気な姿を見ることができると思ったのだ。
しかし頭を出す勇気が出ない。
タイシの元気な姿を見たいと思えばお友達の怖い人も来ているのかなと不安になるし、タイシがいなければ体調を悪くしたのかなと心配になる。かと言っているかいないかの確認をせずに帰ったら、きっとずっと後悔する。
堂々巡りだった。
意を決して、しかし往生際の悪い居た堪れなさに水面から顔の半分だけを出した頃には、いつもタイシと会っている時間からはかなり過ぎてしまっていた。
水面から顔を出した時はいつも、静かな海の中から解放されたような、世界が開けたような不思議な感覚がする。
その開いた耳の穴に、大きな声が届いた。
「────!!」
タイシだ。タイシがしっかりと二本の足で立ってこちらへと何かを叫んでいる。
ほっと胸を撫で下ろした。立ち姿はいつものタイシの姿そのままだし、大きな声で話す姿はとても元気そうだ。
ああ、でも。と、フェリシアはほんの少し落胆した。
タイシのすぐそばには、いつも後方でこちらを見守っていた男達がピタリと付き、剣を向けていた一人などはこちらを威嚇するように怖い顔をしている。
タイシの表情を見るに彼自身は怒っている様子ではないものの、これでは近付いて話すこともできない。
それも仕方ないかとフェリシアは納得した。
もしも友達が死ぬような目に合わされたらフェリシアだって怒る。彼らの怒りは当然のものだ。
タイシの元気な様子を確認できたことだし、もうここに来るのはやめにしよう。
そう自分を納得させて、タイシの大きな声を背に、フェリシアは静かに海へと戻った。いつもなら「またね」と声をかけるのに、それをしないのは初めてだった。
ザブンと、何か大きなものが水に落ちる音がした。
不思議に思って振り返り、口から小さな泡と悲鳴が飛び出す。
水の中にいるのは間違いようもなくタイシだった。淡い青色の瞳はフェリシアを真っ直ぐに捉え、手で水を掻き、こちらへと進んでくる。必死な形相にも関わらず、ゆったりと。
大慌てで泳ぎ寄り、大きな体を水上の、池の淵まで押し返した。
「何してるの!? 水に入るなんて!」
タイシは真っ直ぐにフェリシアに視線を当てて、潜水していた。自らの意思で池の中に入り、泳いでいたのは明らかだった。
「人間は水に入ったら死んじゃうんでしょう!? どうしてそんなっ──」
混乱と焦りで怒鳴り続ける声がピタリと止まった。
タイシの体を押し返した手首の片方が強く握られ、捕らえられているのだ。それはまるで逃げないでと懇願されているような強さだが、決して痛く感じるほどではない。それでも、自由にならない片手はじわじわと熱を持っていく。
「────」
こちらにひたと目を当てたタイシが何かを言った。何と言ったのかは相変わらず分からない。しかし、その声には深い安堵が込められているように聞こえた。
「『ごめんね』」
続いて聞こえたのは魔族語だった。真っ直ぐに見つめてくる瞳をおずおずと見つめ返す。
「『ごめん』」
「どうして、あなたが謝るの……? 悪いのはわたし、なのに……」
繰り返される謝罪の言葉に問い返す。しかしタイシの表情でわかった。今の言葉は伝わっていない。
「『ごめんね。驚かせた』」
大慌てで首を振った。
言葉が通じないならこうするしかない。
いや、ひとつだけ。必ず伝わる言葉がある。
「──ごめんなさい」
タイシが言ってくれたものと同じ言葉を返した。きっとタイシは意味がわかってこの言葉を口にしているのだから、これなら気持ちを伝えることができる。
「ごめんなさい。あなたは人間なのに。魔王様にも言われていたのに。わたし、本当にバカだわ。わたしのせいで、あなたを死なせるところだった」
タイシもまた、首を振った。
フェリシアの言葉がタイシに届いたのはこれが初めてだ。そっと自由な右手でタイシの口元に触れた。
「苦しかったのよね? 今はもう大丈夫? 息は、できているの……?」
右手に大きな手が重なって、口元から目線を上げれば、いつもの優しい笑顔がある。
「『大丈夫。元気だよ』」
「……本当に、元気なのね?」
またタイシは頷いて、『大丈夫だ』と繰り返した。安堵で、強張っていたフェリシアの表情がようやく緩む。それを確認したタイシの視線が、なぜかフェリシアの目から下へと降り、大きく見開かれた。不思議に思ってフェリシアもまた視線の先を辿る。
チカチカとした輝きを映す薄いブルーの瞳の先にあるものは、赤い鱗を持つフェリシアの尾びれだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる