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第四章 全てを暴いて幸せになります!
83・竜の加護はすごいです
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そんな大事なものを、ぽんと渡すなんて……。
けれど、きっとライネルは、アルヴェリオのそういうところを好きになったのだ。
そして、この人と共に生きられないことに、胸を刺されたような痛みを覚える。
「……ライネル?どうかしたのか?」
「いえ、なんでもありません」
「変なやつだな」
アルヴェリオは、いつもの涼やかな笑顔を見せた。
ライネルは、別れの日までに、ひとつでも多くのアルヴェリオを覚えておこうと、心の中で何度もシャッターを切った。
⸻
翌朝。
職人村は、大騒ぎになっていた。
寝たきりだった老人が元気に歩き出し、怪我をしていた若者の傷が、すっかり治っていたのだ。
「俺の、万年凝り固まってた肩こりもさ、なんだかすっきり軽くなったんだよ」
「私なんて、毎朝ひどかった頭痛が、すっかり鳴りを潜めたわ」
皆が不思議そうに口々に話す中、ゴバが、こほんと一つ咳払いをした。
「なに?ゴバさん。何か知ってるの?」
隣に住むツイカキンが尋ねると、ゴバは得意げに、隣にいたアノマリーの頭を撫でた。
「全部、この子のおかげなのよ」
「アノマリーが?」
「そう。実はこの子、竜の子だったの」
「えっ?!竜の子?!」
荒唐無稽な話だ。
普通なら、誰も信じないだろう。
けれど、アノマリーの並外れた美しさと、宝石を食べるという不思議な習性が相まって、村人たちは興味津々だった。
「ちがうよ、母さん。この村に加護を蒔いたのは、お母さん……竜の方のお母さんだよ」
「僕には、まだそんな力はないんだもん……」
そう言って、小さな声でもごもごと口ごもるアノマリーに、ゴバはキスの雨を降らせた。
「そんなこと、関係ないんだよ。アノマリーは、ずっと私たちの自慢の息子さ」
その言葉に、アノマリーは照れくさそうに、ふふっと笑った。
「それにしても、まさか竜の子だったとはねぇ。今度、竜の姿も見せておくれよ。竜を見ると、寿命が延びるって言うしさ」
そんな村人の声を聞いて、アノマリーはこくんとうなずき、宝石をぎゅっと握りしめた。
するとその場に、大人の腕の中にすっぽり収まるほどの、小さくて可愛らしい竜が現れた。
「おお……ありがたいなぁ!」
年寄りたちは手を合わせて拝み、子どもたちは「かわいい!」と声を上げながら、アノマリーに駆け寄る。
ライネルとアルヴェリオは、少し離れた場所で、その微笑ましい光景を眺めていた。
「……まさかこんなことになるとはな」
「そうですね。でも、アノマリーなら竜だと言われても、不思議はありません」
「いや、それにしても……村人たちの適応力がすごくないか?普通なら、そう簡単には信じられないだろう」
「王都から離れた田舎ですからね。都会よりも、竜の伝説を信じている人が多いのかもしれません」
言葉を交わすライネルとアルヴェリオの間には、触れそうで、触れられない――
竜の翼一枚分ほどの距離があった。
けれど、今の二人は、それをどうすることもできず、ただ静かに皆を見守っていた。
その後。
アルヴェリオは結局、すぐには王都へ戻らなかった。
仕事がある時だけ王都へ向かい、用が済めば、また村へ戻ってくる。
理由を問うことはなく、彼自身も理由を口にしなかった。
ライネルとアルヴェリオは、以前のように寄り添うことはなかった。
けれど、距離を置きすぎることもない。
朝、工房へ向かう途中で顔を合わせれば会釈を交わし、昼時には同じ卓につき、夜になれば村の広場で他愛ない話をする。
まるで、長い付き合いの友人のような距離感だった。
だが、それだけで十分だった。
それ以上の言葉を交わせば、込み上げてくる思いを、吐き出してしまいそうな気がしたから。
「ライネル、そろそろ配当金の時期なんだけど、相談があるんだ」
宿の一室を借りての株式化の業務中、ショーが帳簿を広げ、売り上げの数字を丸で囲んだ。
希望の証は変わらず人気で、今では入手困難にさえなっていた。
「かなり売り上げが出てる。以前一度、配当金と一緒に試作品のリボンを配っただろ?あれがものすごく評判で、オークションでも高値がついてるんだ。配当金とは別に、株主へ毎回プレゼントを送るのはどうだろう?」
「いいですね。株主優待です。他では売っていない、特別な品を作って配りましょう」
「わかった。工房主たちに相談してくるよ」
「お願いします!」
「ライネルさん、僕も相談していいですか?」
「どうしたの?アノマリー」
仕事中は人の姿をしているアノマリーが、困った顔でライネルを見上げた。
「うちの宝石工房なんですけど、一番人気だから高くて買えないって人が増えてきちゃって……。もっと値段を下げられませんか?」
「うーん……今のまま値段を下げるのは難しいね。だから、株式分割をしようか」
「株式分割?」
「そう。今は希望の証が一枚で金貨十枚だろ?それを金貨五枚にするんだ」
「それだと今持ってる人の価値が下がらないか?」
ショーが慌てて尋ねる。
「いえ。今一枚持っている人には、もう一枚無料で渡します。五枚持っていれば、五枚。倍にするんです。そうすれば価値は変わりません」
「ああ、なるほど」
「これから買う人は金貨五枚で買えます。ただ、希望の証をたくさん作らないといけないので、準備に時間がかかりますね。秋ごろから始めましょう」
「じゃあ、僕もショーさんと一緒に、工房を回って話してきます」
「うん、お願い」
話が終わると、二人は楽しそうに宿を出て行った。
奥のテーブルでお茶を飲みながら聞いていたアルヴェリオが、ライネルに声をかける。
「……すごいな。他の領地にも、少しずつ広がっているようだな」
「はい。でも、気をつけないと仕組みを悪用されかねません。そこは、しっかり目を光らせています」
「そうか……」
しばし、沈黙。
それさえも愛おしく思えるほど、ライネルはこのかけがえのない時間を大切にしていた。
そして、季節が移り、木々の色が変わり始めた頃。
それは、あまりにも唐突に訪れた。
「……アルヴェリオ様」
王都から戻ったブラウンが、表情を曇らせて宿へ入ってくる。
「陛下がお呼びです」
「……そうか」
アルヴェリオの声は、思ったよりも落ち着いていた。
「いよいよ、ということだろうな」
ただ黙って聞いていたライネルを、アルヴェリオは、散歩に誘った。
目指したのは高台にある小さな丘。
以前、二人で訪れた場所だった。
「王都へ行ったら……忙しくなるんでしょう?」
「ああ。戻って来られないかもしれない」
「……アルヴェリオ様」
「なに?」
「……幸せになってください」
その瞬間、アルヴェリオは立ち止まり、堪えていたものが溢れ出たように、ライネルを抱きしめた。
「……このまま攫っていきたい」
「……アルヴェリオ様……」
声が震える。
「無理です。だって、あなたは王になる人ですから」
「……っ」
二人とも、もう涙を止めることはできなかった。
言葉にすれば、引き止めてしまう。
だから、それ以上、何も言わなかった。
ただ、冷たい風だけが二人を引き離そうとでもするように強く吹き荒れていた。
翌朝、アルヴェリオは王都へ向かった。
ライネルは村の入口で、いつものように手を振る。
それが、最後になるかもしれないと分かっていながら。
――けれど。
この別れが、終わりではないことを、
まだ誰も知らなかった。
けれど、きっとライネルは、アルヴェリオのそういうところを好きになったのだ。
そして、この人と共に生きられないことに、胸を刺されたような痛みを覚える。
「……ライネル?どうかしたのか?」
「いえ、なんでもありません」
「変なやつだな」
アルヴェリオは、いつもの涼やかな笑顔を見せた。
ライネルは、別れの日までに、ひとつでも多くのアルヴェリオを覚えておこうと、心の中で何度もシャッターを切った。
⸻
翌朝。
職人村は、大騒ぎになっていた。
寝たきりだった老人が元気に歩き出し、怪我をしていた若者の傷が、すっかり治っていたのだ。
「俺の、万年凝り固まってた肩こりもさ、なんだかすっきり軽くなったんだよ」
「私なんて、毎朝ひどかった頭痛が、すっかり鳴りを潜めたわ」
皆が不思議そうに口々に話す中、ゴバが、こほんと一つ咳払いをした。
「なに?ゴバさん。何か知ってるの?」
隣に住むツイカキンが尋ねると、ゴバは得意げに、隣にいたアノマリーの頭を撫でた。
「全部、この子のおかげなのよ」
「アノマリーが?」
「そう。実はこの子、竜の子だったの」
「えっ?!竜の子?!」
荒唐無稽な話だ。
普通なら、誰も信じないだろう。
けれど、アノマリーの並外れた美しさと、宝石を食べるという不思議な習性が相まって、村人たちは興味津々だった。
「ちがうよ、母さん。この村に加護を蒔いたのは、お母さん……竜の方のお母さんだよ」
「僕には、まだそんな力はないんだもん……」
そう言って、小さな声でもごもごと口ごもるアノマリーに、ゴバはキスの雨を降らせた。
「そんなこと、関係ないんだよ。アノマリーは、ずっと私たちの自慢の息子さ」
その言葉に、アノマリーは照れくさそうに、ふふっと笑った。
「それにしても、まさか竜の子だったとはねぇ。今度、竜の姿も見せておくれよ。竜を見ると、寿命が延びるって言うしさ」
そんな村人の声を聞いて、アノマリーはこくんとうなずき、宝石をぎゅっと握りしめた。
するとその場に、大人の腕の中にすっぽり収まるほどの、小さくて可愛らしい竜が現れた。
「おお……ありがたいなぁ!」
年寄りたちは手を合わせて拝み、子どもたちは「かわいい!」と声を上げながら、アノマリーに駆け寄る。
ライネルとアルヴェリオは、少し離れた場所で、その微笑ましい光景を眺めていた。
「……まさかこんなことになるとはな」
「そうですね。でも、アノマリーなら竜だと言われても、不思議はありません」
「いや、それにしても……村人たちの適応力がすごくないか?普通なら、そう簡単には信じられないだろう」
「王都から離れた田舎ですからね。都会よりも、竜の伝説を信じている人が多いのかもしれません」
言葉を交わすライネルとアルヴェリオの間には、触れそうで、触れられない――
竜の翼一枚分ほどの距離があった。
けれど、今の二人は、それをどうすることもできず、ただ静かに皆を見守っていた。
その後。
アルヴェリオは結局、すぐには王都へ戻らなかった。
仕事がある時だけ王都へ向かい、用が済めば、また村へ戻ってくる。
理由を問うことはなく、彼自身も理由を口にしなかった。
ライネルとアルヴェリオは、以前のように寄り添うことはなかった。
けれど、距離を置きすぎることもない。
朝、工房へ向かう途中で顔を合わせれば会釈を交わし、昼時には同じ卓につき、夜になれば村の広場で他愛ない話をする。
まるで、長い付き合いの友人のような距離感だった。
だが、それだけで十分だった。
それ以上の言葉を交わせば、込み上げてくる思いを、吐き出してしまいそうな気がしたから。
「ライネル、そろそろ配当金の時期なんだけど、相談があるんだ」
宿の一室を借りての株式化の業務中、ショーが帳簿を広げ、売り上げの数字を丸で囲んだ。
希望の証は変わらず人気で、今では入手困難にさえなっていた。
「かなり売り上げが出てる。以前一度、配当金と一緒に試作品のリボンを配っただろ?あれがものすごく評判で、オークションでも高値がついてるんだ。配当金とは別に、株主へ毎回プレゼントを送るのはどうだろう?」
「いいですね。株主優待です。他では売っていない、特別な品を作って配りましょう」
「わかった。工房主たちに相談してくるよ」
「お願いします!」
「ライネルさん、僕も相談していいですか?」
「どうしたの?アノマリー」
仕事中は人の姿をしているアノマリーが、困った顔でライネルを見上げた。
「うちの宝石工房なんですけど、一番人気だから高くて買えないって人が増えてきちゃって……。もっと値段を下げられませんか?」
「うーん……今のまま値段を下げるのは難しいね。だから、株式分割をしようか」
「株式分割?」
「そう。今は希望の証が一枚で金貨十枚だろ?それを金貨五枚にするんだ」
「それだと今持ってる人の価値が下がらないか?」
ショーが慌てて尋ねる。
「いえ。今一枚持っている人には、もう一枚無料で渡します。五枚持っていれば、五枚。倍にするんです。そうすれば価値は変わりません」
「ああ、なるほど」
「これから買う人は金貨五枚で買えます。ただ、希望の証をたくさん作らないといけないので、準備に時間がかかりますね。秋ごろから始めましょう」
「じゃあ、僕もショーさんと一緒に、工房を回って話してきます」
「うん、お願い」
話が終わると、二人は楽しそうに宿を出て行った。
奥のテーブルでお茶を飲みながら聞いていたアルヴェリオが、ライネルに声をかける。
「……すごいな。他の領地にも、少しずつ広がっているようだな」
「はい。でも、気をつけないと仕組みを悪用されかねません。そこは、しっかり目を光らせています」
「そうか……」
しばし、沈黙。
それさえも愛おしく思えるほど、ライネルはこのかけがえのない時間を大切にしていた。
そして、季節が移り、木々の色が変わり始めた頃。
それは、あまりにも唐突に訪れた。
「……アルヴェリオ様」
王都から戻ったブラウンが、表情を曇らせて宿へ入ってくる。
「陛下がお呼びです」
「……そうか」
アルヴェリオの声は、思ったよりも落ち着いていた。
「いよいよ、ということだろうな」
ただ黙って聞いていたライネルを、アルヴェリオは、散歩に誘った。
目指したのは高台にある小さな丘。
以前、二人で訪れた場所だった。
「王都へ行ったら……忙しくなるんでしょう?」
「ああ。戻って来られないかもしれない」
「……アルヴェリオ様」
「なに?」
「……幸せになってください」
その瞬間、アルヴェリオは立ち止まり、堪えていたものが溢れ出たように、ライネルを抱きしめた。
「……このまま攫っていきたい」
「……アルヴェリオ様……」
声が震える。
「無理です。だって、あなたは王になる人ですから」
「……っ」
二人とも、もう涙を止めることはできなかった。
言葉にすれば、引き止めてしまう。
だから、それ以上、何も言わなかった。
ただ、冷たい風だけが二人を引き離そうとでもするように強く吹き荒れていた。
翌朝、アルヴェリオは王都へ向かった。
ライネルは村の入口で、いつものように手を振る。
それが、最後になるかもしれないと分かっていながら。
――けれど。
この別れが、終わりではないことを、
まだ誰も知らなかった。
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