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ルナの新しい力
実技!
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旧館にある実技に使う部屋、実習室とされている教室にやってきたFクラス。
「思った以上に広いね」
新館は利便性からか本館と寮が一体化したような建物だが旧館は寮が分離しているため
新館よりも教室が広いようだ。そのせいで人数が少ないのが際立つのが欠点だが。
「ここでいろいろ練習しよう!」
ティナは依然漲るやる気のまま体から電気を纏っている。
「なんでそんなに元気なの?」
「わかんない!前に雷の魔法を食らってからだけど!」
あの時、ティナは雷の魔法をもろに喰らった。純粋な雷の魔法ではなく、
自然に存在するマナを利用した魔法だったのでそれ故にかティナには効果が薄かったのだが・・・。
「なんでだろうね・・・」
「ティナちゃんってもしかして特異体質なんじゃ?」
「耐性があるっていうのは聞いたことあるけどそこまで変わるのかな?」
「説明しよう!」
「「「うわあー!」」」
突然ぬっと現れたアダム。そしてその手には本が握られている。
「その本はなんですか?」
「これか、魔導書だ。」
「魔導書!」
魔導書の一言にクロエは目を見開いた。魔法使いが所有する書物の中で魔法について記された書物であり、魔法使いは目的の魔法を記された魔導書を解読して魔法を習得することも多い。
秘術や研鑽の記録として記されるが故に市場に出回ることは非常に稀で、その価値は計り知れない。
「せ、せせせせ、先生、わたしに魔導書ををををを!」
「ミスト!近い!離れろ!」
「クロエちゃん本屋さんだもんねぇ」
「本!本!」
「ええい!狂信者みたいな目つきで寄るな!」
クロエを拳骨で引き剥がしながらアダムは魔導書を宙に浮かべると手を翳してページを開いた。
「わー」
「すごい!」
「ふふふ」
「「まるで魔法使いみたい!」」
ルナとマリーの言葉にアダムは思わずガックリと項垂れる。
「お前らな・・・魔法使いみたいはないだろ」
「「「?」」」
「もういい」
きょとんとしている生徒たちから魔導書に目を移す。クロエが登って来ようとするのを足で払いのけつつ。
「魔力のコントロールを始める前に大切な事は何だと思う?」
「やる気!」
「ユピトール、それは魔法を習う以前の問題だ」
「魔力!」
「半分正解、答えは『自分の中に一番多くある魔力』だ」
それを聞いて生徒達は一斉に頭に?を浮かべた。アダムはキュッとした顔をしながら言う。
「体内にある魔力が純粋な魔力ではないことまではしっているか?」
「えっと、いろいろと属性とか生命力とかが混ざってるって聞いたことがあります」
「そうだ、それに加えて説明すると個人個人には大抵一つの属性に偏っていることが多い」
二つの属性に適性がある人もいる。種類が多い事もある。そう言ったことを説明するのにつかわれるのは
パズルや水に入った色など。
パズルの場合、決まった枠にいろんな色のパズルのピースが填まってパズルが完成しているのが
健康な魔法使い。 そしてそのパズルの中で一番大きい割合を占めるのが所謂『適性のある属性』
ということである。そして魔力が純粋ではないという表現についての説明には水が使われる。
人間とい器の中に入った水には魔力の属性という色が少しずつ足されていき、一番濃い色が
適性のある属性となるわけだが人によって適性には細かなばらつきがあるために他人の魔力同士を
結合させたり、魔力を他人に譲渡したりというのが難しいのである。
「この魔導書はお前たちの適性を調べてくれる特殊な魔導書だ。持ち出し厳禁」
そう言いながらさらにページをめくると空白の魔法陣が書かれたページが出てきた。
アダムはそれを皆に見せると一人ずつ手を翳すようにいった。
「これに手を翳せば魔法陣の空白部分にお前たちの体内にある魔力の中で適性のある魔力が測れる」
「なるほど!」
さっそくティナが手を翳す。すると図形が浮かぶ。雷をモチーフにしたものだろうか。
「お前は調べるまでもないだろ・・・」
「いやー、なんか気になって」
「まあいい、じゃあ次はミスト、やってみろ」
「はーい」
クロエは相変わらずじめじめしている手を翳してみると・・・。
「あれ、これ水じゃ?」
「ふむ、やはり適性があったようだな」
クロエは不思議そうにしている。
「でも最初は適性が無いって・・・」
「お前の適性がはっきりしなかったのはその霧の魔法のせいだな。魔力が足りてないから魔力の属性がきっちりと計測できなかったんだ」
「計測ってたしかハンドルを握って魔力を籠めるあれですよね?」
「ああ、新しいがあれは魔力が枯渇している人間や特殊な魔力を有している者には使えない」
魔力の計測器がこの国にはある。一般的に魔法局の機関が開発したものでアダムが使っている魔導書の
廉価版だ。金属のハンドルを握って魔力を流すと魔力の起こす反応を読み取って計測器に属性を
現す透明な水の入った筒がガラスに入っていて、属性ごとに色を変えて教えてくれるのである。
「思った以上に広いね」
新館は利便性からか本館と寮が一体化したような建物だが旧館は寮が分離しているため
新館よりも教室が広いようだ。そのせいで人数が少ないのが際立つのが欠点だが。
「ここでいろいろ練習しよう!」
ティナは依然漲るやる気のまま体から電気を纏っている。
「なんでそんなに元気なの?」
「わかんない!前に雷の魔法を食らってからだけど!」
あの時、ティナは雷の魔法をもろに喰らった。純粋な雷の魔法ではなく、
自然に存在するマナを利用した魔法だったのでそれ故にかティナには効果が薄かったのだが・・・。
「なんでだろうね・・・」
「ティナちゃんってもしかして特異体質なんじゃ?」
「耐性があるっていうのは聞いたことあるけどそこまで変わるのかな?」
「説明しよう!」
「「「うわあー!」」」
突然ぬっと現れたアダム。そしてその手には本が握られている。
「その本はなんですか?」
「これか、魔導書だ。」
「魔導書!」
魔導書の一言にクロエは目を見開いた。魔法使いが所有する書物の中で魔法について記された書物であり、魔法使いは目的の魔法を記された魔導書を解読して魔法を習得することも多い。
秘術や研鑽の記録として記されるが故に市場に出回ることは非常に稀で、その価値は計り知れない。
「せ、せせせせ、先生、わたしに魔導書ををををを!」
「ミスト!近い!離れろ!」
「クロエちゃん本屋さんだもんねぇ」
「本!本!」
「ええい!狂信者みたいな目つきで寄るな!」
クロエを拳骨で引き剥がしながらアダムは魔導書を宙に浮かべると手を翳してページを開いた。
「わー」
「すごい!」
「ふふふ」
「「まるで魔法使いみたい!」」
ルナとマリーの言葉にアダムは思わずガックリと項垂れる。
「お前らな・・・魔法使いみたいはないだろ」
「「「?」」」
「もういい」
きょとんとしている生徒たちから魔導書に目を移す。クロエが登って来ようとするのを足で払いのけつつ。
「魔力のコントロールを始める前に大切な事は何だと思う?」
「やる気!」
「ユピトール、それは魔法を習う以前の問題だ」
「魔力!」
「半分正解、答えは『自分の中に一番多くある魔力』だ」
それを聞いて生徒達は一斉に頭に?を浮かべた。アダムはキュッとした顔をしながら言う。
「体内にある魔力が純粋な魔力ではないことまではしっているか?」
「えっと、いろいろと属性とか生命力とかが混ざってるって聞いたことがあります」
「そうだ、それに加えて説明すると個人個人には大抵一つの属性に偏っていることが多い」
二つの属性に適性がある人もいる。種類が多い事もある。そう言ったことを説明するのにつかわれるのは
パズルや水に入った色など。
パズルの場合、決まった枠にいろんな色のパズルのピースが填まってパズルが完成しているのが
健康な魔法使い。 そしてそのパズルの中で一番大きい割合を占めるのが所謂『適性のある属性』
ということである。そして魔力が純粋ではないという表現についての説明には水が使われる。
人間とい器の中に入った水には魔力の属性という色が少しずつ足されていき、一番濃い色が
適性のある属性となるわけだが人によって適性には細かなばらつきがあるために他人の魔力同士を
結合させたり、魔力を他人に譲渡したりというのが難しいのである。
「この魔導書はお前たちの適性を調べてくれる特殊な魔導書だ。持ち出し厳禁」
そう言いながらさらにページをめくると空白の魔法陣が書かれたページが出てきた。
アダムはそれを皆に見せると一人ずつ手を翳すようにいった。
「これに手を翳せば魔法陣の空白部分にお前たちの体内にある魔力の中で適性のある魔力が測れる」
「なるほど!」
さっそくティナが手を翳す。すると図形が浮かぶ。雷をモチーフにしたものだろうか。
「お前は調べるまでもないだろ・・・」
「いやー、なんか気になって」
「まあいい、じゃあ次はミスト、やってみろ」
「はーい」
クロエは相変わらずじめじめしている手を翳してみると・・・。
「あれ、これ水じゃ?」
「ふむ、やはり適性があったようだな」
クロエは不思議そうにしている。
「でも最初は適性が無いって・・・」
「お前の適性がはっきりしなかったのはその霧の魔法のせいだな。魔力が足りてないから魔力の属性がきっちりと計測できなかったんだ」
「計測ってたしかハンドルを握って魔力を籠めるあれですよね?」
「ああ、新しいがあれは魔力が枯渇している人間や特殊な魔力を有している者には使えない」
魔力の計測器がこの国にはある。一般的に魔法局の機関が開発したものでアダムが使っている魔導書の
廉価版だ。金属のハンドルを握って魔力を流すと魔力の起こす反応を読み取って計測器に属性を
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