168 / 282
ドラゴンと独立宣言の章
そっくりそのまま! その5
しおりを挟む
二ヶ月もすればザンナル帝国全土の奴隷が国境付近に移住し、順次小麦に変わっていく。こっそり農村部にも撒いていったのでギリギリ餓死は免れているだろうか?そのせいでサマル派の農村部が出てきてしまった。サマルはこの件についてノータッチなので非情に面倒だ。ザンナルの農民達は力は無いがその分したたかに生きる術を知っている。耐えて耐えてなんとしても生き延びる術を持っている上意外と上の挿げ替えに関してドライな一面も持ち合わせている。
都市部や富裕層では皇帝や軍人に対する期待感などもあるがそれが続いているのも俺の出荷する小麦が生命線という細い物だ。
「さて、農業実験もさせているから持ち直してくれるといいがな」
農村部では飢饉に強い芋類の栽培を行わせている。それとアンダラの苗もあわせて持ち込み痩せた土地に植えるように指示しておく。腹には溜まりにくいが葉っぱも茎も食えるのでいいだろう。
後に養分を多分に使う芋類とアンダラの葉を使った二毛作がヒットし、国民の食卓に多く出回ることになった。
「さて、どうするかな・・・正直軍部は怖いがそれ以外は最早こっちの手に落ちてる。国民の信頼を崩すような風評はいくらでも流せるしな」
都市部と農村部との軋轢もとんでもない事になっている。まあ、自分達が飢えてる時に自分達だけ輸入品の小麦食ってりゃ仲も悪くなろうってもんだが。ダメ押しのなにかが足りない。そういや、どうしてこんな状況なのに国民が暴発しないんだ?最初は都市部しか巡らないだけで石が飛んできたもんだが。
「ストッパーがいやがるな、忌々しいことだ。謁見に居なかった奴かもしれんな・・・」
少なくとも皇帝の傍に侍ってた連中はそういった機微を掴むことは難しそうな無骨者ばかりだった。
「暗殺は嫌いだが・・・仕方ないな」
俺はアウロラを呼び寄せ、精鋭十名を選出してザンナル帝国へと派遣した。前回は遅れを取ったが彼女達のも挽回のチャンスをやろう。
「ザンナル帝国崩壊の最後の防波堤が居るはずだ、探し出して始末しろ」
「ご随意に」
ひよっこであったとはいえダークエルフが遅れを取るほどの軍人が居る国での諜報・暗殺ともなれば細心の注意を払う必要があるだろう。
場所は変わってザンナル帝国首都近郊の農村部。そこではオルムントが東奔西走していた。
「小麦の輸入で大分持ち直したか・・・?」
「多少は・・・しかし焼け石に水ですね。しかし将軍が間に入ってくれたお陰で引渡しも済みました」
農村部に向かう小麦を載せた馬車を見送りながら慣れない食料品の管理に振り回されていたオルムントは農民と都市部の富裕層との間に出来た亀裂に頭を悩ませていた。都市部の人間は皇帝の言う事を聞いてくれるが農村部の人間はそうではないからだ。
なにより地方の貴族や豪族の類は政争に負けて追いやられた者も多く、皇帝や都市部の貴族に反感を持っている者も少なくない。小麦を都市部の者が買いあさり、商人はそれを見て値段を上げる。そして小麦と交換となる獣人達はまるで金貨が出歩いているかのように人攫いや奴隷商人が群がり治安を悪化させていた。
(小麦の代わりに奴隷を売りに出すなど反対であった・・・)
皇帝に反対したくはなかったがオルムントは奴隷の輸出に関して否定的だった。
(国民を売りに出して買った小麦で飢えを凌ぐとは・・・嘆かわしい事だ)
為政には綺麗事では片付かない事がたくさんある。それは理解しているつもりだったがそれでもオルムントには同意しかねる出来事であった。なによりその事が国民の反発を招くのではないのかと言う懸念もあった。
「国難を乗り切るにはどうすればいいのか・・・政治に疎い自分ではどれだけ力になれることやら」
馬を下りて部下達と急速を取っていると不意に女性の悲鳴が聞こえる。
「何事だ!」
「あそこから悲鳴が・・・どうやら奴隷狩りのようです!」
部下が指差した方向を見るとならず者達がフードを被った女性数人を追いかけているのが見える。
「うぬぅ、ワシの目の前であのような非道を行おうとは・・・ゆるせん!あの者達をひっ捕らえろ!」
オルムントが指示を出すと騎士達が急いでそちらへ向かう。ならず者達は結構な数がおり、郊外に常駐する騎士達は女性を保護するどころではないようだ。
「お、お助けください!」
「お嬢さん方、此方へ!」
逃れた女性達がオルムントの方へやってくる。オルムントは彼女達を自身の後ろへと隠しながらならず者達を睨みつける。その前に残った護衛の騎士達が立ちふさがると残ったならず者達とにらみ合いを始める。
「ありがとうございます、騎士様」
「なに、帝国の将軍があの程度の奴らに遅れをとったりはせん」
震えた声でそう言う女性にオルムントは笑顔で答える。
「と、いいますと貴方様が農村部でも信頼の厚いオルムント将軍様でございますか!」
「いかにも、それがどうかしたか?」
「いえ、嬉しいのです、帝国を支えるお方に出会えたことを」
「大げさだ、しかし今の帝国は確かに危うい・・・しかしワシが居る内は帝国を壊させはせん」
そう意気込み剣の柄に手をかけた瞬間だった。
「いえ、私共は居なくなっていただきたいのですよなぜなら私共は・・・」
ゾッとするような冷たい一言にオルムントは振り返ろうとした刹那言葉を失った、黒い刃が胸元から飛び出したからだ。
「き、貴様らは・・・」
「間者、でございますれば」
「む、無念だ・・・」
フードを取った女性の素顔は褐色の肌に長い耳を持つ種族。ダークエルフだった。オルムントは的確に破壊され、それでも血すら漏れ出ない一撃に歯を食いしばったが二発目が頭に直撃した瞬間に崩れ落ちた。
都市部や富裕層では皇帝や軍人に対する期待感などもあるがそれが続いているのも俺の出荷する小麦が生命線という細い物だ。
「さて、農業実験もさせているから持ち直してくれるといいがな」
農村部では飢饉に強い芋類の栽培を行わせている。それとアンダラの苗もあわせて持ち込み痩せた土地に植えるように指示しておく。腹には溜まりにくいが葉っぱも茎も食えるのでいいだろう。
後に養分を多分に使う芋類とアンダラの葉を使った二毛作がヒットし、国民の食卓に多く出回ることになった。
「さて、どうするかな・・・正直軍部は怖いがそれ以外は最早こっちの手に落ちてる。国民の信頼を崩すような風評はいくらでも流せるしな」
都市部と農村部との軋轢もとんでもない事になっている。まあ、自分達が飢えてる時に自分達だけ輸入品の小麦食ってりゃ仲も悪くなろうってもんだが。ダメ押しのなにかが足りない。そういや、どうしてこんな状況なのに国民が暴発しないんだ?最初は都市部しか巡らないだけで石が飛んできたもんだが。
「ストッパーがいやがるな、忌々しいことだ。謁見に居なかった奴かもしれんな・・・」
少なくとも皇帝の傍に侍ってた連中はそういった機微を掴むことは難しそうな無骨者ばかりだった。
「暗殺は嫌いだが・・・仕方ないな」
俺はアウロラを呼び寄せ、精鋭十名を選出してザンナル帝国へと派遣した。前回は遅れを取ったが彼女達のも挽回のチャンスをやろう。
「ザンナル帝国崩壊の最後の防波堤が居るはずだ、探し出して始末しろ」
「ご随意に」
ひよっこであったとはいえダークエルフが遅れを取るほどの軍人が居る国での諜報・暗殺ともなれば細心の注意を払う必要があるだろう。
場所は変わってザンナル帝国首都近郊の農村部。そこではオルムントが東奔西走していた。
「小麦の輸入で大分持ち直したか・・・?」
「多少は・・・しかし焼け石に水ですね。しかし将軍が間に入ってくれたお陰で引渡しも済みました」
農村部に向かう小麦を載せた馬車を見送りながら慣れない食料品の管理に振り回されていたオルムントは農民と都市部の富裕層との間に出来た亀裂に頭を悩ませていた。都市部の人間は皇帝の言う事を聞いてくれるが農村部の人間はそうではないからだ。
なにより地方の貴族や豪族の類は政争に負けて追いやられた者も多く、皇帝や都市部の貴族に反感を持っている者も少なくない。小麦を都市部の者が買いあさり、商人はそれを見て値段を上げる。そして小麦と交換となる獣人達はまるで金貨が出歩いているかのように人攫いや奴隷商人が群がり治安を悪化させていた。
(小麦の代わりに奴隷を売りに出すなど反対であった・・・)
皇帝に反対したくはなかったがオルムントは奴隷の輸出に関して否定的だった。
(国民を売りに出して買った小麦で飢えを凌ぐとは・・・嘆かわしい事だ)
為政には綺麗事では片付かない事がたくさんある。それは理解しているつもりだったがそれでもオルムントには同意しかねる出来事であった。なによりその事が国民の反発を招くのではないのかと言う懸念もあった。
「国難を乗り切るにはどうすればいいのか・・・政治に疎い自分ではどれだけ力になれることやら」
馬を下りて部下達と急速を取っていると不意に女性の悲鳴が聞こえる。
「何事だ!」
「あそこから悲鳴が・・・どうやら奴隷狩りのようです!」
部下が指差した方向を見るとならず者達がフードを被った女性数人を追いかけているのが見える。
「うぬぅ、ワシの目の前であのような非道を行おうとは・・・ゆるせん!あの者達をひっ捕らえろ!」
オルムントが指示を出すと騎士達が急いでそちらへ向かう。ならず者達は結構な数がおり、郊外に常駐する騎士達は女性を保護するどころではないようだ。
「お、お助けください!」
「お嬢さん方、此方へ!」
逃れた女性達がオルムントの方へやってくる。オルムントは彼女達を自身の後ろへと隠しながらならず者達を睨みつける。その前に残った護衛の騎士達が立ちふさがると残ったならず者達とにらみ合いを始める。
「ありがとうございます、騎士様」
「なに、帝国の将軍があの程度の奴らに遅れをとったりはせん」
震えた声でそう言う女性にオルムントは笑顔で答える。
「と、いいますと貴方様が農村部でも信頼の厚いオルムント将軍様でございますか!」
「いかにも、それがどうかしたか?」
「いえ、嬉しいのです、帝国を支えるお方に出会えたことを」
「大げさだ、しかし今の帝国は確かに危うい・・・しかしワシが居る内は帝国を壊させはせん」
そう意気込み剣の柄に手をかけた瞬間だった。
「いえ、私共は居なくなっていただきたいのですよなぜなら私共は・・・」
ゾッとするような冷たい一言にオルムントは振り返ろうとした刹那言葉を失った、黒い刃が胸元から飛び出したからだ。
「き、貴様らは・・・」
「間者、でございますれば」
「む、無念だ・・・」
フードを取った女性の素顔は褐色の肌に長い耳を持つ種族。ダークエルフだった。オルムントは的確に破壊され、それでも血すら漏れ出ない一撃に歯を食いしばったが二発目が頭に直撃した瞬間に崩れ落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる