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第六章

作者から&猫又VSゴーレム!猫又絶対負けるだろwww

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ここで読者諸君。
俺だ。熊虎屋だ。
君達は「仲間になってくれないか?」とか、
「魔法を教えてくれないか?」とか、
「武器を頂戴。」みたいなことを考えたんじゃないか?
しかし俺はそんなことを考えない。
というわけで今回は第六章だ。
楽しんでくれたらこちらとしても嬉しい。
それじゃよろしく。
あと、偶にこんな感じに中の主出てくるから、
楽しみにしてくれよな。
じゃ、改めて第六章、スタートだ!


「じゃあ、俺より強そうなモンスターの村。
教えてくんね?」
俺がそんなことを言い放ち、数秒間沈黙が続いた。
少女は唖然としながら俺の方へ顔を向けた。
そして沈黙の闇を照らすように、
彼女は言葉を発した。
「猫又よりも強いモンスターの村…ですか…?
え、えぇありますが…
どうするつもりですか?
この村には貴方とゴブリン、ルー・ガルーしか居ないはずですが…」
「まぁそこはなんとかするよ。
まずは案内だけでもしてもらえるか?」
「了解しました!」
元気いっぱいだなおい…
この世界の人間はこんなのなのか?
やはりこの世界はまだわからないことだらけである。
そして少女達の案内通りに歩いてみると、
えげつないほど大きな村が眼の前にあった。
そして家も、敷地も、えげつなかった。
「へぇ…デケェなおい…
んで、これはなんのモンスターの村なんだ?」
「はい!猫又さんの世界にいるかわかりませんが、」
いやいるわけねぇだろモンスターが俺の世界に。
この娘…ボケか?
「ゴーレムです!」
おお!あの石で出来てるやつか!
あとはマイクラとかにも出てきたっけか?
そして俺達が門前まで来ると、
そこにはゆうに5mは超えているであろう石の巨人がいた。
こんなでっけえの?
見上げても目が合わないぐらいには高かった。
なんせ俺は猫又。
視点は地上数十センチにも満たないのだから。
そしてゴッツイ体付き、そして目を見なくともわかる威圧感。
それはもう自称魔王スライムの10000倍は超えるであろう威圧感があった。
「ようゴーレム!
俺の配下にならないか!」
俺はその威圧に怯えることなく意気揚々に喋った。
「ハッ、笑わせてくれるわ。
ランクBの猫又ごときに従える儂等ではない」
このゴーレムの長的なやつだろうか?
分からない。
「それなら、お前が儂に勝ったら儂の村のゴーレム達を配下に加わらせてやろう!
勿論、スキルは好きに使ってもらって構わない。
儂らに向かってきたモンスターは初めてじゃな。
なんせ儂等はランクA+。
お前とは桁違いのランクだろ!
それ、大暴れしてやろうじゃないか!」
「そして、俺は亜種と言うことを気をつけな。
それ、俺も自分の力を知りたかったところだ!
相手になってくれゴーレムさんよぉ!」
なんでこんなにテンションが高いのかは、俺にも理解しようがなかった。
もうどうにでもなれ…
俺はそう考えながら、
開始の合図はガリュが担当するらしい。
「ワォーーーン!!!」
と、ガリュ野遠吠えが森中に木霊した。
その声は山彦として帰ってきた。
帰ってきた頃にはもう、決着はついていた。
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