転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋

文字の大きさ
66 / 72
第四章『モンスター大量発生!』

VS神(2)

しおりを挟む
「立てリィ!」
「ハッ…!?」
その声で僕は目を覚ました。
「フィカ!?
ギシュにリリー様にアーガにドラ兄様まで!?」
「はっはっは、勢揃いじゃないか!」
「リィは大丈夫なの?」
「リリー様が蘇生してくれたんでしょう?
ありがとうございます。」
僕は刀を取った。
さっきよりも強く、握りしめた。
「災龍が3人もいて神如きに負けてたまるものか。」
「なんか俺だけしょぼく無い?」
「大丈夫ですよ、兄様は強いです。」
全員臨戦態勢に入る。
リリーがなんでここにいるのか、アーガはどうやってここまで来たのか、地上のモンスターはどうなったのか。
気になることは沢山あるけど後だ後!
「まずはお前を倒すことからだ。
神殺しになってやるよ。」
“俺”はそう言った。
「リィ!
これ使ってくれ!」
アーガが銃を投げてきた。
「スナイパー…!」
見たところ性能は折り紙つき。
「魔法銃だ。
お前の魔力ならあいつを一撃で射抜ける。」
「分かったありがとう!」
俺は魔力を込め始めた。
すると違う魔力も流れてきた。
「我々の魔力も使え。」
フィカ、ギシュ、そしてシロンの魔力も流れてきた。
「俺のも使っとけ!」
成宮も。
「久々に楽しめそうだ。
次はそう簡単に死ぬなよ?」
「そっちこそ。」
と言ったものの俺は攻撃できない。
「リィはここで待機だ。
来る時を待て。」
「了解した。
あとは任せたぞ。
伝説のドラゴンたち。」
フィカとギシュとシロンが咆哮した。
「災龍が3匹も集まると中々の圧だな。
…だが。」
フィカたちの体から血が吹いた。
「なっ…!」
「あと15秒!」
そう言うと成宮が光砲を放った。
「やっぱ効かないか!」
「光魔法はもう飽きたぞ。
もっと楽しませろ!」
鎌鼬は大量の風刃を繰り出して俺たちに深い傷をつける。
「ホーリークロス!」
唯一ダメージを食らっていないリリーが光魔法を放った。
「ちょっと効いてる!」
あと6、5、4…
「中々やるな…切り裂け!」
またしても鎌鼬が俺に向かって攻撃を仕掛けてきた。
「させるか!」
ドラ兄様が槍で魔法を弾いた。
威力が低くなっている。
相手もかなり消耗してるみたいだ。
ただこちらもギリギリ。
俺が決めるしか無い!
「蒼天!」
俺は自分が吹き飛ぶほどの魔力を込め、撃った。
「なんだその威力は…!」
そうして鎌鼬に命中した。
「勝った…のか?」
全員魔力切れと出血で瀕死だ。
誰も動けない。
「セトスを探しに行かなきゃ…」
俺はゆっくりと立ち上がった。
同時に砂煙も消えた。
…そこには影があった。
「今のは中々効いたぞ…!」
「…は?」
まだ生きてる…!?
「舐めてもらっては困る。」
「はっ…流石は神様だ。」
「これで終わりにしよう。」
鋭い風が来た。
俺は最後の力を振り絞って弾いた。
「ほう、まだ抗うか。」
「生憎と、死ねないもんでな…」
俺は膝をついた。
もう限界だ。
「汝は中々良い働きをした。
終わらせるのも惜しいが、脅威になりうる。
最後に名前を聞こう。」
「リィ・グラシアル。
神殺しだ。」
「神殺し?
我を倒せもしておらぬのに。
人間とは無様なものよ。
さらば、リィよ。」
これまでよりもゆっくりな斬撃が飛んできた。
魔力の問題ではなく、わざとだ。
「お前が舐めてくれたお陰で俺は神殺しになれそうだ。
じゃあな、鎌鼬。」
「ガッ…!?」
影喰が鎌鼬の命を狙い始めた。
「勝ったと勘違いして慢心したお前の方が無様だよ鎌鼬。
じゃあな、俺たち人間の勝利だ。」
「貴様…卑怯な…!」
「卑怯?
何しても勝ったやつが正義なんだよ。」
鎌鼬の心臓が潰れ、消滅した。
「サンキュー影喰!」
「…気にするな。」
俺は最後の魔力を消費してリリーに魔力を全て託した。
「リリーの魔力消費量ならこれで全員回復できる。
任せた。」
「大丈夫、任せて!」
兄様とシロンが守っていてくれたお陰でリリーは無傷だった。
セトスはリリーに回復してもらってから探しに行くとしよう。
俺はそうして眠りについた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

異世界に転生!? だけどお気楽に暮らします。

辰巳 蓮
ファンタジー
「転生して好きに暮らしてください。ただ、不便なところをちょっとだけ、改善していってください」 とゆうことで、多少の便宜を図ってもらった「ナッキート」が転生したのは、剣と魔法の世界でした。 すいません。年表書いてたら分かりにくいところがあったので、ちょっと加えたところがあります。

勘違いで召喚して来たこの駄女神が強引すぎる 〜ふざけたチートスキルで女神をボコしながら冒険します〜

エレン
ファンタジー
 私は水無月依蓮《みなづきえれん》、どこにでもいる普通の女子高生だ。  平穏な生活を送っていた私は、ある日アルテナと名乗る女神に召喚されてしまう。  厨二臭いその女神が言うには、有給休暇で異世界冒険したいから、従者としてついて来なさいとの事。  うん、なんだその理由は。  異世界なんて興味ない、とっとと私を元の場所に返せ。  女神を殴ったり踏みつけたりしてやっと返してもらえるかと思いきや。  え? 勝手に人間を異世界に呼ぶのは天界の掟で禁止? バレたら私も消される?  ふざけるなー!!!!  そんなこんなで始まる私とポンコツ女神アルテナのドタバタ異世界冒険。  女神が貴族をハゲさせたり、「器用貧乏・改」と言うふざけたスキルを習得したり、ゴブリンの棲家に突撃する羽目になったり、手に入れた家が即崩壊したり、色々起きるけど全てを乗り切って見せる。 全ては元の世界に帰るために!!

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う

シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。 当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。 そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。 その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜

霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……? 生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。 これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。 (小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

処理中です...