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三章
アマい罠にご注意を
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アイ達は次の部屋に向かう際、各々の身体のチェックや確認を行っていた
前の部屋で暗闇に居た時間が多かった為気が付かなったが、よく見ると所々服がほつれていたり、汚れたりしていた
「うーん、やっぱりこの服、お母さんが着ていたワンピースに似てる気がする」
「服装も無意識に合わせちまったんだな、にしても不思議なもんだな」
「姉さんのタフさも不思議なもんスけどね~、あれだけあってスタミナしか消費してないって化け物スか?」
ルイは前の部屋で巻いた包帯を取ると傷は塞がっており、薄っすら瘡蓋ができていた
「…まだ数時間だよね?」
「アタシは昔が自己治癒力が強ぇんだよ!強ぇから!!」
ルイは腰に手を添えて威張ってみせた
「…だが、テメェ達は違う、ケンタ!オマエは開示をあまり多発すんじゃねぇぞ?」
「えっ?どういう意味ッスか?」
「オマエのあの能力は不可侵の目視の応用じゃねぇ…覚醒だ」
「覚醒ッスか?」
「あぁ、そもそも超能力っていうのは「神様が与えたささやかなプレゼント」っていうのが由来だ、由来の通りアタシ達が使う超能力は本来単純な物ばかりだ」
「…確かに、俺の周りにもいたっスけど、チンケなものばかりッス!」
「だが、稀にその超能力はその能力の範疇を超えて進化する、それが覚醒だ、テメェの場合は「見える」力から「解析」の力に進化しているんだろう」
「ケンタ君すごい!」
「いいことじゃないスか!できることが増えて!」
「そんな都合の良いもんじゃねぇ、いいか、本来神が与えたとされる小さな力、それをデカくするっていう大それたことをしちまってんだ…力を無理矢理大きくするんなら必ず反動がある」
「あ…」
「そういえばケンタ君、開示を使う時は鼻血出してたよね…」
「少しず慣らしていくならともかく、テメェは一気に能力をこじ開け過ぎた、脳に負担が掛かっちまってんだよ…」
「……気をつけるッスよ」
ケンタはそう言うと頭を掻きながらハッとした
「じゃあアイちゃんの光手の閃火は!?」
「…おそらくあれも覚醒…なんだろが…」
ケンタとルイはアイの顔を見るが
「…えっ?私はなんともなってないよ?」
「キュ…」
「アイについてはまだ未知数だ、とりあえず先進めばわかるかもしれねぇし、さっさと行くか」
長い一本道の廊下を進むと壁が現れた
今までのものと同様に縦に細い線がはいっている
「優しき光手…」
アイが手をかざすと線に光が走り、ゆっくりと扉が開いていく
「流石にこの流れも慣れてきたな」
「俺は初めてッスよ!!すげぇ!!なんかワクワクするっスね!!」
「キュー!」
扉が開いた先は今までの部屋とは違い再び通路になっていた
ただ違うのは壁の材質が岩であり、いかにも洞窟にやってきたかのような印象を与える
「ん~今回は直接迷路か?」
「待って…なんかこれ、思い出せそう」
「アイちゃんがキャンプ行った時とかの記憶スかね?」
ケンタがアイに問い掛けながら歩いた
(カチッ)
「ん?」
「え?」
「は?」
何かのスイッチを押すような音が静かな洞窟内に響き渡る
「…おい、なんだか嫌な予感がするぜ」
「俺、なんかやっちゃいました!?」
「…あっ!!思い出した!!」
(ゴゴゴゴゴゴゴッ)
「…アイ、簡潔に言ってくれ」
「あ、アイちゃん?」
洞窟の横がゆっくり動き出し、穴だらけの壁が露出した
「私が昔やってたテレビゲーム…アクションゲームの…」
壁の穴から勢いよく無数の槍が飛び出す
「デストラップアトラクション」
第一のトラップ 「槍地獄」
アイ達の悲鳴が洞窟にこだました
前の部屋で暗闇に居た時間が多かった為気が付かなったが、よく見ると所々服がほつれていたり、汚れたりしていた
「うーん、やっぱりこの服、お母さんが着ていたワンピースに似てる気がする」
「服装も無意識に合わせちまったんだな、にしても不思議なもんだな」
「姉さんのタフさも不思議なもんスけどね~、あれだけあってスタミナしか消費してないって化け物スか?」
ルイは前の部屋で巻いた包帯を取ると傷は塞がっており、薄っすら瘡蓋ができていた
「…まだ数時間だよね?」
「アタシは昔が自己治癒力が強ぇんだよ!強ぇから!!」
ルイは腰に手を添えて威張ってみせた
「…だが、テメェ達は違う、ケンタ!オマエは開示をあまり多発すんじゃねぇぞ?」
「えっ?どういう意味ッスか?」
「オマエのあの能力は不可侵の目視の応用じゃねぇ…覚醒だ」
「覚醒ッスか?」
「あぁ、そもそも超能力っていうのは「神様が与えたささやかなプレゼント」っていうのが由来だ、由来の通りアタシ達が使う超能力は本来単純な物ばかりだ」
「…確かに、俺の周りにもいたっスけど、チンケなものばかりッス!」
「だが、稀にその超能力はその能力の範疇を超えて進化する、それが覚醒だ、テメェの場合は「見える」力から「解析」の力に進化しているんだろう」
「ケンタ君すごい!」
「いいことじゃないスか!できることが増えて!」
「そんな都合の良いもんじゃねぇ、いいか、本来神が与えたとされる小さな力、それをデカくするっていう大それたことをしちまってんだ…力を無理矢理大きくするんなら必ず反動がある」
「あ…」
「そういえばケンタ君、開示を使う時は鼻血出してたよね…」
「少しず慣らしていくならともかく、テメェは一気に能力をこじ開け過ぎた、脳に負担が掛かっちまってんだよ…」
「……気をつけるッスよ」
ケンタはそう言うと頭を掻きながらハッとした
「じゃあアイちゃんの光手の閃火は!?」
「…おそらくあれも覚醒…なんだろが…」
ケンタとルイはアイの顔を見るが
「…えっ?私はなんともなってないよ?」
「キュ…」
「アイについてはまだ未知数だ、とりあえず先進めばわかるかもしれねぇし、さっさと行くか」
長い一本道の廊下を進むと壁が現れた
今までのものと同様に縦に細い線がはいっている
「優しき光手…」
アイが手をかざすと線に光が走り、ゆっくりと扉が開いていく
「流石にこの流れも慣れてきたな」
「俺は初めてッスよ!!すげぇ!!なんかワクワクするっスね!!」
「キュー!」
扉が開いた先は今までの部屋とは違い再び通路になっていた
ただ違うのは壁の材質が岩であり、いかにも洞窟にやってきたかのような印象を与える
「ん~今回は直接迷路か?」
「待って…なんかこれ、思い出せそう」
「アイちゃんがキャンプ行った時とかの記憶スかね?」
ケンタがアイに問い掛けながら歩いた
(カチッ)
「ん?」
「え?」
「は?」
何かのスイッチを押すような音が静かな洞窟内に響き渡る
「…おい、なんだか嫌な予感がするぜ」
「俺、なんかやっちゃいました!?」
「…あっ!!思い出した!!」
(ゴゴゴゴゴゴゴッ)
「…アイ、簡潔に言ってくれ」
「あ、アイちゃん?」
洞窟の横がゆっくり動き出し、穴だらけの壁が露出した
「私が昔やってたテレビゲーム…アクションゲームの…」
壁の穴から勢いよく無数の槍が飛び出す
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アイ達の悲鳴が洞窟にこだました
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