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母の肖像
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逆行前の15年間と、今生での5年間──合わせて20年間を『男』として生きてきた分、女として生き直すのは、言葉で言うよりなかなかに苦難な道のりだっただろう。
──『普通』なら。
だけどよくよく考えてみると私は、逆行前の人生で、屋敷の使用人以外の人間とほとんど接触がなかったのだ。しかも屋敷内で働いているのは、執事を除くとほぼ女ばかりだった。
何が言いたいかと言うと要するにつまり、私は世間一般の普通の人みたいに、不特定の男女との付き合いの中で、自分の性について学ぶ機会が無かった…ということである。
人間は小さな頃から他人との付き合いの中で、自身の性や存在について意識したりするものだ。
──と、そんなことに気付いたのは実はつい最近──5歳の自分の中に『逆行』してからの、このわずかな期間でのことだった。
乳母やメイドの目をすり抜けて図書室へ行くために、私はずいぶんと使用人らの行動を観察していた。その過程で私は、どのメイドがどんな話をしていたとか、どのメイドとメイドが仲が良いとか悪いとか、そういった細かな人間観察も出来るようになっていったのだ。
そして、そんな他人への興味や考察は、自分自身に対する興味にも繋がった。
他人からどう思われているかを知ることで、どうすれば自分をよく見せられるかを知ることになる。どんな風に接すれば、他人に不快感を与えないか。いい印象や好意をもたらす印象を与えられるか。
人同士の会話や様子を観察し続けたおかげで、気が付くと私は、それらのことが自然と理解できるようになっていたのだ。
色んな他人を知ることで、自分のことを知るきっかけにもなる。
けれど逆行前の私は、他人に対する興味がまるでなかったから。
自らの周りで起きる物事にすら、他人事みたいに無関心であったから。
今思うと以前の私は、まるで、生きているのに死んでいるようだった。
だからこそ私は、自分に対しても関心が持てなかったのだ。
──ってところで、話は少し元に戻すけど。
そんな徹底した無関心が幸いしたのかどうか解らないが、どうも私は、自分が男だとか女だとかの意識すらもまともに持っていなかったらしい。おかげで、あれから数日でドレスに対する違和感に慣れてしまった。いや、似合ってないってのは、未だに解消はされてないんだけども。
「まずはお食事がきちんととれるようにならなければね」
キアイラはそう言って食事を部屋まで運んできてくれるが、最初、そのどれもが胃に優しそうな軽いものばかりだった。もちろん、離れ屋敷で出されていた残飯もどきの食事なんか、比較にならないほどまともな食事ではあったのだけれど。
「急にたくさん食べるとお腹を痛くしてしまいますからね。少しずつ慣らして、たくさん食べられるようになりましょう」
「うん……!」
私はスープやパンがゆなど、あまり噛まずに済むものを、少量ずつ様子を見ながら食べた。どれもこれも美味しいけど、確かにキアイラの言う通り、すぐに満腹になってあまりお腹に入らない。本音を言うともっと食べたかったけど…なんとなく嫌な予感がして適度な所でやめてしまったいた。
でも、そんな体に優しい食事を毎日三食、量はわずかずつでも食べ続けたからなのか、ひと月が過ぎるころには、貧弱な私にも人並みに体力がついてきたみたいだった。
少し前までは、ほんのちょっと歩いただけで息切れしたり、疲れて座り込んでいたりしたのに。
ガリガリの手足こそまだほとんど変わらないが、鏡に映る顔の色は明らかに良くなってる気がした。
ゲッソリこけていた頬が目立たなくなると、なんだか私の顔も普通の子供みたいに見える。というか自分で言うのもなんだけど、私ってちょっと可愛くない…かな??
艶の少し出てきた黒い髪、真っ黒で大きな瞳、まだちょっと青白くて血色の悪い肌。
でも全体的に整ってるというか、ほんのちょっとだけ兄上に似て……たりしない??かな??
「フィーリウお嬢様は、ラトール様にも少し似てますけど、どちらかと言えばお母様似でいらっしゃいますね」
「お母さま……?」
「はい。大変、お美しいお方でしたから、お嬢様もこの調子でお元気になられれば、きっとお母さまのようにお美しくなられますよ」
キアイラは自信たっぷりにそう保証してくれるが、よくよく考えてみたら私、お母さまの顔を見たことがなかった。だから、美しくなるって言われても、なんだか全然実感湧かない。
「お母さまって…どんな顔なの…」
「そうでございましたね…でしたら見にまいりましょうか?お散歩がてらに」
お母さまの顔が解らない。
そうポツリと呟いた私に、キアイラは痛まし気な視線を向け──次いで、『良いことを考えた!』とばかりに微笑むと、『お母さまの肖像画のある場所へ行きますか?』と誘ってくれた。
「お散歩!?行く!」
「はいはい。では、お出かけ用に着替えましょうね」
「う……うう…うん」
離れから引っ越してきた当初は、部屋のある区画から出ることを禁じられていた私だけど、最近は屋敷内を付き添い付きで歩くことを赦されていた。まあ、1日、2回の制限付きではあったけれど。
でも、それでも1日中、部屋の中に閉じこもるよりずっとマシで。というか、むしろ見慣れない屋敷の中を探検するみたいで楽しかった。
ただし──その都度、ドレスを着て身づくろいするのは、未だに慣れないし面倒ではあったが。
「ここ、はじめて!」
「そうですね。ここはお嬢様のお部屋から遠いですから」
キアイラとしっかり手を繋いで、お部屋のある一角を過ぎ、本邸の奥まった通路を歩くことしばし。ちょっと息が上がり始めた頃にようやく、大きな扉で仕切られた場所へ着いた。
重厚な音と共に開かれた扉の中は、部屋というより回廊になっていて、薄暗いその通路の両側の壁は、見知らぬ人物の肖像画で一杯だった。
「この人たち、だあれ?」
「代々のご当主様と、ご家族の肖像画ですよ」
シュワルツ家代々の──とは言っても、ここには数百年分くらいの物しかないらしい。まあ、歴史を考えたら無理もないよね。建国神話が嘘じゃないのなら、一万年もの間続いてる家系らしいし。
ちなみに、ここより古い肖像画はきちんと梱包され、この回廊の内側にある保管庫に保存されている、とのことだった。途中、内側の壁にドアがあったけど、たぶんそこが保管庫なんだろう。…回廊の長さから見ても、結構中は広そうだ。
「さあ、このお方がマリーア様。フィーリウ様のお母さまでいらっしゃいますよ」
「………………ッッ」
入口から入って回廊を半周したところに、現当主…つまり私の父上の肖像画があり、その隣に、家族の肖像画があった。
そこには涼し気な瞳に、優しさを湛えた長い黒髪の女性が、生まれたばかりと思しき赤ん坊を胸に抱いた姿で描かれていた。
「これ、兄う…お兄さま?」
「はい。この絵はラトール様がお生まれになった時、描かれましたからね」
もちろん、そこに私はいない。当然だ。私が生まれてすぐに、お母さまは亡くなられたのだから。
でも、お母さまの絵姿は、本当に美しかった。こんなきれいな人、私は今まで見たことがない。
「キアイラ……ぼ…私、こんな、綺麗じゃない…よ」
「あらあら。当然です。フィーリウ様は、まだまだこれからでございますからね!!」
こんな美人の血を引いてるとは思えないと、ちょっぴり拗ねた気分に陥った私に、キアイラは正直に思ってることを包み隠さず告げた。
「むう~……」
「基礎は良いのです。フィーリウ様は、お母さまから、良いところを全部貰っておいでです。それはこのキアイラが保証いたしますよ!」
「……ほんと?」
「この乳母が、一度でもお嬢様に嘘などつきましたか?」
「……ううん」
キアイラが私の乳母になってから一ヶ月とちょっと。最初の頃はその為人も良く解らなくて、ほんの少し警戒していた私だが、今では彼女のことを心からすっかり信頼してしまっていた。
何故ならキアイラは、相手が子供だからって誤魔化したり、嘘偽りで阿るような真似はしないから。例えばそう、今みたいに。
エルロア乳母のような人間なら、きっと、思ってもないことで慰めたりするだろう。だけど、キアイラはそんなことしなかった。子供には少々厳しめの言葉でも遠慮なく告げ、思わせぶりな誉め言葉など一切口にしない。
しかし褒める場所はきちんと褒め、叱る時はしっかり叱ることのできる乳母だった。
まるで、そう、本当の『お母さん』みたいに。
きっと彼女のそういうところが、兄さまの信頼を得ているのだと思った。
だって私もそうだったから。
「ですから、お母さまのようになれるよう、これからも頑張りましょう。もちろん、このキアイラも、全力でお手伝いさせていただきますからね」
「う……うんッ」
まずは嫌いな野菜を食べれるようになりましょう、とニッコリ微笑まれて、思わず口をゆがめてしまう私だった。
──『普通』なら。
だけどよくよく考えてみると私は、逆行前の人生で、屋敷の使用人以外の人間とほとんど接触がなかったのだ。しかも屋敷内で働いているのは、執事を除くとほぼ女ばかりだった。
何が言いたいかと言うと要するにつまり、私は世間一般の普通の人みたいに、不特定の男女との付き合いの中で、自分の性について学ぶ機会が無かった…ということである。
人間は小さな頃から他人との付き合いの中で、自身の性や存在について意識したりするものだ。
──と、そんなことに気付いたのは実はつい最近──5歳の自分の中に『逆行』してからの、このわずかな期間でのことだった。
乳母やメイドの目をすり抜けて図書室へ行くために、私はずいぶんと使用人らの行動を観察していた。その過程で私は、どのメイドがどんな話をしていたとか、どのメイドとメイドが仲が良いとか悪いとか、そういった細かな人間観察も出来るようになっていったのだ。
そして、そんな他人への興味や考察は、自分自身に対する興味にも繋がった。
他人からどう思われているかを知ることで、どうすれば自分をよく見せられるかを知ることになる。どんな風に接すれば、他人に不快感を与えないか。いい印象や好意をもたらす印象を与えられるか。
人同士の会話や様子を観察し続けたおかげで、気が付くと私は、それらのことが自然と理解できるようになっていたのだ。
色んな他人を知ることで、自分のことを知るきっかけにもなる。
けれど逆行前の私は、他人に対する興味がまるでなかったから。
自らの周りで起きる物事にすら、他人事みたいに無関心であったから。
今思うと以前の私は、まるで、生きているのに死んでいるようだった。
だからこそ私は、自分に対しても関心が持てなかったのだ。
──ってところで、話は少し元に戻すけど。
そんな徹底した無関心が幸いしたのかどうか解らないが、どうも私は、自分が男だとか女だとかの意識すらもまともに持っていなかったらしい。おかげで、あれから数日でドレスに対する違和感に慣れてしまった。いや、似合ってないってのは、未だに解消はされてないんだけども。
「まずはお食事がきちんととれるようにならなければね」
キアイラはそう言って食事を部屋まで運んできてくれるが、最初、そのどれもが胃に優しそうな軽いものばかりだった。もちろん、離れ屋敷で出されていた残飯もどきの食事なんか、比較にならないほどまともな食事ではあったのだけれど。
「急にたくさん食べるとお腹を痛くしてしまいますからね。少しずつ慣らして、たくさん食べられるようになりましょう」
「うん……!」
私はスープやパンがゆなど、あまり噛まずに済むものを、少量ずつ様子を見ながら食べた。どれもこれも美味しいけど、確かにキアイラの言う通り、すぐに満腹になってあまりお腹に入らない。本音を言うともっと食べたかったけど…なんとなく嫌な予感がして適度な所でやめてしまったいた。
でも、そんな体に優しい食事を毎日三食、量はわずかずつでも食べ続けたからなのか、ひと月が過ぎるころには、貧弱な私にも人並みに体力がついてきたみたいだった。
少し前までは、ほんのちょっと歩いただけで息切れしたり、疲れて座り込んでいたりしたのに。
ガリガリの手足こそまだほとんど変わらないが、鏡に映る顔の色は明らかに良くなってる気がした。
ゲッソリこけていた頬が目立たなくなると、なんだか私の顔も普通の子供みたいに見える。というか自分で言うのもなんだけど、私ってちょっと可愛くない…かな??
艶の少し出てきた黒い髪、真っ黒で大きな瞳、まだちょっと青白くて血色の悪い肌。
でも全体的に整ってるというか、ほんのちょっとだけ兄上に似て……たりしない??かな??
「フィーリウお嬢様は、ラトール様にも少し似てますけど、どちらかと言えばお母様似でいらっしゃいますね」
「お母さま……?」
「はい。大変、お美しいお方でしたから、お嬢様もこの調子でお元気になられれば、きっとお母さまのようにお美しくなられますよ」
キアイラは自信たっぷりにそう保証してくれるが、よくよく考えてみたら私、お母さまの顔を見たことがなかった。だから、美しくなるって言われても、なんだか全然実感湧かない。
「お母さまって…どんな顔なの…」
「そうでございましたね…でしたら見にまいりましょうか?お散歩がてらに」
お母さまの顔が解らない。
そうポツリと呟いた私に、キアイラは痛まし気な視線を向け──次いで、『良いことを考えた!』とばかりに微笑むと、『お母さまの肖像画のある場所へ行きますか?』と誘ってくれた。
「お散歩!?行く!」
「はいはい。では、お出かけ用に着替えましょうね」
「う……うう…うん」
離れから引っ越してきた当初は、部屋のある区画から出ることを禁じられていた私だけど、最近は屋敷内を付き添い付きで歩くことを赦されていた。まあ、1日、2回の制限付きではあったけれど。
でも、それでも1日中、部屋の中に閉じこもるよりずっとマシで。というか、むしろ見慣れない屋敷の中を探検するみたいで楽しかった。
ただし──その都度、ドレスを着て身づくろいするのは、未だに慣れないし面倒ではあったが。
「ここ、はじめて!」
「そうですね。ここはお嬢様のお部屋から遠いですから」
キアイラとしっかり手を繋いで、お部屋のある一角を過ぎ、本邸の奥まった通路を歩くことしばし。ちょっと息が上がり始めた頃にようやく、大きな扉で仕切られた場所へ着いた。
重厚な音と共に開かれた扉の中は、部屋というより回廊になっていて、薄暗いその通路の両側の壁は、見知らぬ人物の肖像画で一杯だった。
「この人たち、だあれ?」
「代々のご当主様と、ご家族の肖像画ですよ」
シュワルツ家代々の──とは言っても、ここには数百年分くらいの物しかないらしい。まあ、歴史を考えたら無理もないよね。建国神話が嘘じゃないのなら、一万年もの間続いてる家系らしいし。
ちなみに、ここより古い肖像画はきちんと梱包され、この回廊の内側にある保管庫に保存されている、とのことだった。途中、内側の壁にドアがあったけど、たぶんそこが保管庫なんだろう。…回廊の長さから見ても、結構中は広そうだ。
「さあ、このお方がマリーア様。フィーリウ様のお母さまでいらっしゃいますよ」
「………………ッッ」
入口から入って回廊を半周したところに、現当主…つまり私の父上の肖像画があり、その隣に、家族の肖像画があった。
そこには涼し気な瞳に、優しさを湛えた長い黒髪の女性が、生まれたばかりと思しき赤ん坊を胸に抱いた姿で描かれていた。
「これ、兄う…お兄さま?」
「はい。この絵はラトール様がお生まれになった時、描かれましたからね」
もちろん、そこに私はいない。当然だ。私が生まれてすぐに、お母さまは亡くなられたのだから。
でも、お母さまの絵姿は、本当に美しかった。こんなきれいな人、私は今まで見たことがない。
「キアイラ……ぼ…私、こんな、綺麗じゃない…よ」
「あらあら。当然です。フィーリウ様は、まだまだこれからでございますからね!!」
こんな美人の血を引いてるとは思えないと、ちょっぴり拗ねた気分に陥った私に、キアイラは正直に思ってることを包み隠さず告げた。
「むう~……」
「基礎は良いのです。フィーリウ様は、お母さまから、良いところを全部貰っておいでです。それはこのキアイラが保証いたしますよ!」
「……ほんと?」
「この乳母が、一度でもお嬢様に嘘などつきましたか?」
「……ううん」
キアイラが私の乳母になってから一ヶ月とちょっと。最初の頃はその為人も良く解らなくて、ほんの少し警戒していた私だが、今では彼女のことを心からすっかり信頼してしまっていた。
何故ならキアイラは、相手が子供だからって誤魔化したり、嘘偽りで阿るような真似はしないから。例えばそう、今みたいに。
エルロア乳母のような人間なら、きっと、思ってもないことで慰めたりするだろう。だけど、キアイラはそんなことしなかった。子供には少々厳しめの言葉でも遠慮なく告げ、思わせぶりな誉め言葉など一切口にしない。
しかし褒める場所はきちんと褒め、叱る時はしっかり叱ることのできる乳母だった。
まるで、そう、本当の『お母さん』みたいに。
きっと彼女のそういうところが、兄さまの信頼を得ているのだと思った。
だって私もそうだったから。
「ですから、お母さまのようになれるよう、これからも頑張りましょう。もちろん、このキアイラも、全力でお手伝いさせていただきますからね」
「う……うんッ」
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