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5.フラウが隠す理由
(まさかバレた……?)
これだけ至近距離で身体を見られたら、いくら隠そうとも女だとバレてもおかしくない。
私の頭の中は先程まで感じていた恥ずかしさよりも、クラージュ家の弱みを他人にしられてしまったという後悔で埋め尽くされていく。
「カ、カプノス! これは、違うんだ……」
どうにか誤魔化そうと理由を考えるが、そう簡単に名案など浮かぶはずもない。
ただただ焦りが胸を掻き立てる。
「わかってるって。別に誰かに言いふらしたりしねぇよ」
「えっ……」
いっそのことカプノスを亡き者にするかと、騎士としてあるまじき思想に手を伸ばそうとしていたところだった。
「……黙っていてくれるのか?」
「わざわざ他人に言うようなことじゃねぇだろ」
「カプノス……」
ニッ、と屈託のない笑みを浮かべるカプノス。
私は誤解していたのかもしれない。
カプノスの剣は私より弱い。
だが、その心は騎士のそれなのだ。
民草を守ることこそが騎士の使命であり、困っている者に手を差し伸べることこそが騎士のあるべき姿なのだ。
一瞬でもカプノスが誰かに言いふらすなどと考えてしまった自分が恥ずかしい。
「ありがとう」
「気にすんなって。お前のナニが小さいことは誰にも言わねぇよ」
「……は?」
「そりゃフラウも男だもんな。どんなに強くても、ナニの大きさを気にしたりするよな。
でも安心しろ。男は硬さとテクニックだって」
なんだ?
まさかカプノスは私の正体に気がついたわけではなく、男のフラウが一物の大きさを気にしていると勘違いしたのか?
小さいから隠していると?
……まあいい。
女だとバレていなかったのならそれでいい。
このままカプノスの話に乗るとしよう。
「ありがとう、カプノス。そうだよな、大きさじゃないよな」
ふと私の視線がカプノスの裸体を捉える。
女だとバレたのではないかと焦っていて意識していなかったが、今私の目の前には全裸の異性が立っているのだ。
鍛え抜かれた巌のような肉体。
そして丸太のような脚の間にぶら下がる一物。
男の一物など身内の物しか見たことがないため比較はできないが、カプノスのそれが小さいということはないだろう。
とてもではないが、私の中に収まるとは思えない。
これだけ至近距離で身体を見られたら、いくら隠そうとも女だとバレてもおかしくない。
私の頭の中は先程まで感じていた恥ずかしさよりも、クラージュ家の弱みを他人にしられてしまったという後悔で埋め尽くされていく。
「カ、カプノス! これは、違うんだ……」
どうにか誤魔化そうと理由を考えるが、そう簡単に名案など浮かぶはずもない。
ただただ焦りが胸を掻き立てる。
「わかってるって。別に誰かに言いふらしたりしねぇよ」
「えっ……」
いっそのことカプノスを亡き者にするかと、騎士としてあるまじき思想に手を伸ばそうとしていたところだった。
「……黙っていてくれるのか?」
「わざわざ他人に言うようなことじゃねぇだろ」
「カプノス……」
ニッ、と屈託のない笑みを浮かべるカプノス。
私は誤解していたのかもしれない。
カプノスの剣は私より弱い。
だが、その心は騎士のそれなのだ。
民草を守ることこそが騎士の使命であり、困っている者に手を差し伸べることこそが騎士のあるべき姿なのだ。
一瞬でもカプノスが誰かに言いふらすなどと考えてしまった自分が恥ずかしい。
「ありがとう」
「気にすんなって。お前のナニが小さいことは誰にも言わねぇよ」
「……は?」
「そりゃフラウも男だもんな。どんなに強くても、ナニの大きさを気にしたりするよな。
でも安心しろ。男は硬さとテクニックだって」
なんだ?
まさかカプノスは私の正体に気がついたわけではなく、男のフラウが一物の大きさを気にしていると勘違いしたのか?
小さいから隠していると?
……まあいい。
女だとバレていなかったのならそれでいい。
このままカプノスの話に乗るとしよう。
「ありがとう、カプノス。そうだよな、大きさじゃないよな」
ふと私の視線がカプノスの裸体を捉える。
女だとバレたのではないかと焦っていて意識していなかったが、今私の目の前には全裸の異性が立っているのだ。
鍛え抜かれた巌のような肉体。
そして丸太のような脚の間にぶら下がる一物。
男の一物など身内の物しか見たことがないため比較はできないが、カプノスのそれが小さいということはないだろう。
とてもではないが、私の中に収まるとは思えない。
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