13 / 102
ギュララ編
十三話 桃奈愛理
しおりを挟む
「僕……ですか?」
「そうに決まってるでしょーが! あたしのミズちゃんをたぶらかすなんて、万死に値するわ!」
すごい形相で僕を見上げてくる。目がマジ過ぎて後ろに後ずさり、アオの手を離した。
「モモ、この人は」
「ミズちゃん安心して。今からこいつを……ってそれ」
「え?」
モモと呼ばれた人は僕の着ている服を指し示した。そこにはキャラクターが描かれていて。
その時に僕の脳内に電流が流れた。そのキャラと目の前の子を見て、アオとアヤメさんのリアクションの意味がわかってしまった。途端に羞恥心が爆発して、顔が発火する。
「あんた、どうしてその服を選んだの
「いや、これはなんと言いましょうか」
「素直に答えて」
ギロリと睨まれる。誤魔化したらぶっ飛ばされそうだ。多分普通に答えてもそうなるだろうけど。
「か、可愛いって思ったから……です」
恥ずかし過ぎて死んでしまいそうだ。それに殴られることを覚悟していたのだけどそれは起きず、彼女が頬を赤らめて恥ずかしそうにするだけだった。
「ふ、ふーん? あたしのこと好きなんだ」
「いや、好きとは」
「照れないでいいわ。わかっているから……でもごめんなさい。少しキュンとしたけれど、好きになる人は二人までって決めているから」
何もわかっていないのですが。というか、どうして僕は振られているのか。ちょっと傷つく。
「ということだから、とりあえず一発しビンタしていい?」
「どういうことですか!? 絶対駄目です!」
魔法使いみたいな風貌をしていきなり物理的な手段を取らないで欲しい。助けを求めようとアオを見ると、彼女は面白そうに静観していた。
「だって、あたしのミズちゃんを惑わしているから」
「いやいやいや、アオを惑わすなんてこと……」
「あ、アオ!? あだ名呼びまでしているなんて……吹っ飛ばす」
「それって……」
彼女は左手にロストソードを出現させ、刃は出さないものの構え、臨戦態勢を取ってきて。
「そこまでだよモモ。それも閉まって」
「どいてミズちゃん。そいつ倒せない」
「だーめ。この子は私の幼馴染の日景優羽。それに私達と同じロストソードの使い手だから、仲良くして」
アオが僕達の間に割って入り、モモさんをたしなめる。どうやら助かったらしく、ふっと力が抜けた。
「わ、わかったわ」
ロストソードを戻してから、モモさんは先程までの敵対心を潜めて、アオの横を抜けて僕と再び相対する。
「ミズちゃんが悲しむだろうから、ぶっ飛ばすのは止める。でも馴れ合うつもりはないから。あんたは今からライバル、幼馴染だからってミズちゃんに対する想いは負けないから」
「は、はぁ……」
「あはは、ユウ大変だね~」
何故かライバル宣言されてしまう。本当についていけない。当事者であるアオは傍観者のように呑気でいるし。
「一件落着したところでさ、私達今から食事に行こうと思ってたんだけど一緒に――」
「行くわ!」
食い気味にそう答えた。アオに誘われると一転して朗らかな表情になり、頬の紅潮と供に目元に貼ってあるハートも赤色に戻る。マギアの一種なのだろうか。
「どこに行こうかなって思っていたんだけど、何かアイデアある?」
「もちろんよ! ミズちゃんとのデートコースは常に考えているもの。今回は彼もいるけれど……まぁいいか。こっちよ」
モモさんはアオの横に位置を取って、僕は彼女達の後ろをついていく形で歩く。
「久しぶりのミズちゃんと食事嬉しいわ」
「そうだね~。しばらく向こうにいたもんね」
アオの隣を歩くモモさんは凄く軽やかで心なしかピンクのツインテールも喜びに弾んでいるように見えた。
商店街の表の通りから裏に入る。少し薄暗い道を進み、曲り角にさしかかる地点で止まり、その右手ある店が目的の場所らしい。窓から中を覗くと、秋葉にいそうなメイド服の店員さんが食事を運んでいて。
「ここってまさか」
「そのまさかだよ。入ろう」
店内の壁は薄い桜色で床は白と黒の四角の模様が交互にあり、雰囲気としては可愛さと落ち着いた感じの両面のある喫茶店だった。
お客さんはまばらと言った感じで、大人の男性が多く見られる。
僕達は入口付近の四人席に座った。僕の対面にアオがいてその横にモモさんという形で。
「おかえりなさいませご主人様、お嬢様」
少しすると白と黒のメイド服に身を包んだ店員さんがお水を持ってきてくれる。
「ただいまー。また来たわよ」
「アイリ様、いつも来てくれて嬉しいです。それに今回はお二人と一緒なのですね。私はクルミって言います。よろしくお願いします」
「注文が決まったらまた呼ぶわ」
そう伝えるとメイドさんは一度お辞儀をしてから下がっていく。メニュー表はすでに机に置いてあり、写真はなく商品名のみが書かれていた。
「ミズちゃんはどうする?」
「うーんと、私はオムライスでいいかな」
「じゃあ、あたしもそれにしよっと」
二人は即座に決めてしまい早い決断を迫られる。メニュー表の中でオムライスが一番大きく書かれていて、それが目について。
「ぼ、僕もそれで」
「それじゃ頼もっか」
アオがクルミさんに声をかけて同じものを三つ注文。ちょっとすると、オムライスが三つ届いた。それは向こうの世界とほぼ変わらない形でいる。
「ケチャップで何か書きましょうか?」
「あたしはハートが欲しいかな」
「私もそれで」
僕も同じく頼むと、それぞれにケチャップでハートを書いてくれる。
「じゃあ最後に私の愛を込めますね」
クルミさんは、ポケットからピンクのハート型のマギアを取り出す。
「萌え萌えキュン、美味しくなーれ」
そう唱えるとハートから柔らかな光が放たれる。それを浴びたオムライスはキラキラとして、さらに美味しそうになった。
それを終えてから、モモさんはクルミさんにお金を支払う。受け取ってから彼女は再びお辞儀をして下がっていった。
皿に乗っていたスプーンで、オムライスを食べてみる。口に入れると馴染み深い卵のとろけそうな甘味が頬をとろけさせてくる。飲み込むと、身体が温かくなって、リラックスしてきた。
「驚いたでしょ? このお店のアイデアはモモが考案したんだよ」
「ま、マジですか」
「ここの店主さんに店のアイデア出しを頼まれたのよ。それで、この世界でメイドさんを流行らせたくて、素晴らしさを伝えたら採用されたって感じね」
そういえば街に歩いていてメイド服着ている人がいた。それもモモさんによるものだったのだろう。
「あたし好みにデザインとか接客方も考えたわ。そうそう、さっき萌え萌えキュンをしてくれたけど、マギアの力で回復魔法がかけられて食べると癒やしの効果があるのよ。この世界ならではも意識したわね」
「そんなにも……すごいですね、本当に」
「ほ、褒めてもあんたのことは好きにならないからね」
そう言いながらも明らかに嬉しそうにしていた。この人のことを少しだけわかってきた気がする。
「あの、そういえばお名前は何て言うんですか?」
「自己紹介がまだだったわね。あたしは桃奈愛理よ。あんたと同じく日本からこっちに来たの」
「こう見えてもモモは二十歳で私達より年上なんだよ」
アオの補足で思わず桃奈さんを眺めてしまう。容貌や着ている服的に年上と言われても、違和感しか無くて。
「ふん、変な人だと思ってるんでしょ」
「ユウは可愛いものが好きだからそうは感じてないんじゃないかな。その服も好んで着ているわけだし」
「それ本当なの?」
肯定してぬいぐるみとかを部屋に置いていることなどの話をすると、凄く共感してくれてそこから好みに関する話へとシフトして盛り上がった。可愛い談義をしながら、オムライスを食べると、味が何倍にも美味しく感じる。話に花を咲かせる僕達の横で、アオは理解できないといった感じで僕達を見ていた。
「それめっちゃわかるわ。寝る時にぬいぐるみがあると、話し相手になって寂しくないものね。それに……って」
急に話を止めると、頭をブンブンと横に振り出した。
「危ない危ない。仲良く話してしまうところだったわ」
「モモ、結構楽しそうだったけど?」
「いやその。た、楽しいフリをしていたの。一応、これから長く一緒にいるわけだからね」
絶対にそんなことはないはずなのに、そう誤魔化してしまう。理由が気になるけれど、訊くこともできなくて。
「そ、そんなことより、ミズちゃんに話さないといけないことがあるの」
いつの間にか全員がオムライスを完食し終えていた。そんな中で桃奈さんがそう切り出す。
「クママさんのことなんだけど、あたし達だけじゃ解決できそうにないわ。だから協力して欲しい」
「そうに決まってるでしょーが! あたしのミズちゃんをたぶらかすなんて、万死に値するわ!」
すごい形相で僕を見上げてくる。目がマジ過ぎて後ろに後ずさり、アオの手を離した。
「モモ、この人は」
「ミズちゃん安心して。今からこいつを……ってそれ」
「え?」
モモと呼ばれた人は僕の着ている服を指し示した。そこにはキャラクターが描かれていて。
その時に僕の脳内に電流が流れた。そのキャラと目の前の子を見て、アオとアヤメさんのリアクションの意味がわかってしまった。途端に羞恥心が爆発して、顔が発火する。
「あんた、どうしてその服を選んだの
「いや、これはなんと言いましょうか」
「素直に答えて」
ギロリと睨まれる。誤魔化したらぶっ飛ばされそうだ。多分普通に答えてもそうなるだろうけど。
「か、可愛いって思ったから……です」
恥ずかし過ぎて死んでしまいそうだ。それに殴られることを覚悟していたのだけどそれは起きず、彼女が頬を赤らめて恥ずかしそうにするだけだった。
「ふ、ふーん? あたしのこと好きなんだ」
「いや、好きとは」
「照れないでいいわ。わかっているから……でもごめんなさい。少しキュンとしたけれど、好きになる人は二人までって決めているから」
何もわかっていないのですが。というか、どうして僕は振られているのか。ちょっと傷つく。
「ということだから、とりあえず一発しビンタしていい?」
「どういうことですか!? 絶対駄目です!」
魔法使いみたいな風貌をしていきなり物理的な手段を取らないで欲しい。助けを求めようとアオを見ると、彼女は面白そうに静観していた。
「だって、あたしのミズちゃんを惑わしているから」
「いやいやいや、アオを惑わすなんてこと……」
「あ、アオ!? あだ名呼びまでしているなんて……吹っ飛ばす」
「それって……」
彼女は左手にロストソードを出現させ、刃は出さないものの構え、臨戦態勢を取ってきて。
「そこまでだよモモ。それも閉まって」
「どいてミズちゃん。そいつ倒せない」
「だーめ。この子は私の幼馴染の日景優羽。それに私達と同じロストソードの使い手だから、仲良くして」
アオが僕達の間に割って入り、モモさんをたしなめる。どうやら助かったらしく、ふっと力が抜けた。
「わ、わかったわ」
ロストソードを戻してから、モモさんは先程までの敵対心を潜めて、アオの横を抜けて僕と再び相対する。
「ミズちゃんが悲しむだろうから、ぶっ飛ばすのは止める。でも馴れ合うつもりはないから。あんたは今からライバル、幼馴染だからってミズちゃんに対する想いは負けないから」
「は、はぁ……」
「あはは、ユウ大変だね~」
何故かライバル宣言されてしまう。本当についていけない。当事者であるアオは傍観者のように呑気でいるし。
「一件落着したところでさ、私達今から食事に行こうと思ってたんだけど一緒に――」
「行くわ!」
食い気味にそう答えた。アオに誘われると一転して朗らかな表情になり、頬の紅潮と供に目元に貼ってあるハートも赤色に戻る。マギアの一種なのだろうか。
「どこに行こうかなって思っていたんだけど、何かアイデアある?」
「もちろんよ! ミズちゃんとのデートコースは常に考えているもの。今回は彼もいるけれど……まぁいいか。こっちよ」
モモさんはアオの横に位置を取って、僕は彼女達の後ろをついていく形で歩く。
「久しぶりのミズちゃんと食事嬉しいわ」
「そうだね~。しばらく向こうにいたもんね」
アオの隣を歩くモモさんは凄く軽やかで心なしかピンクのツインテールも喜びに弾んでいるように見えた。
商店街の表の通りから裏に入る。少し薄暗い道を進み、曲り角にさしかかる地点で止まり、その右手ある店が目的の場所らしい。窓から中を覗くと、秋葉にいそうなメイド服の店員さんが食事を運んでいて。
「ここってまさか」
「そのまさかだよ。入ろう」
店内の壁は薄い桜色で床は白と黒の四角の模様が交互にあり、雰囲気としては可愛さと落ち着いた感じの両面のある喫茶店だった。
お客さんはまばらと言った感じで、大人の男性が多く見られる。
僕達は入口付近の四人席に座った。僕の対面にアオがいてその横にモモさんという形で。
「おかえりなさいませご主人様、お嬢様」
少しすると白と黒のメイド服に身を包んだ店員さんがお水を持ってきてくれる。
「ただいまー。また来たわよ」
「アイリ様、いつも来てくれて嬉しいです。それに今回はお二人と一緒なのですね。私はクルミって言います。よろしくお願いします」
「注文が決まったらまた呼ぶわ」
そう伝えるとメイドさんは一度お辞儀をしてから下がっていく。メニュー表はすでに机に置いてあり、写真はなく商品名のみが書かれていた。
「ミズちゃんはどうする?」
「うーんと、私はオムライスでいいかな」
「じゃあ、あたしもそれにしよっと」
二人は即座に決めてしまい早い決断を迫られる。メニュー表の中でオムライスが一番大きく書かれていて、それが目について。
「ぼ、僕もそれで」
「それじゃ頼もっか」
アオがクルミさんに声をかけて同じものを三つ注文。ちょっとすると、オムライスが三つ届いた。それは向こうの世界とほぼ変わらない形でいる。
「ケチャップで何か書きましょうか?」
「あたしはハートが欲しいかな」
「私もそれで」
僕も同じく頼むと、それぞれにケチャップでハートを書いてくれる。
「じゃあ最後に私の愛を込めますね」
クルミさんは、ポケットからピンクのハート型のマギアを取り出す。
「萌え萌えキュン、美味しくなーれ」
そう唱えるとハートから柔らかな光が放たれる。それを浴びたオムライスはキラキラとして、さらに美味しそうになった。
それを終えてから、モモさんはクルミさんにお金を支払う。受け取ってから彼女は再びお辞儀をして下がっていった。
皿に乗っていたスプーンで、オムライスを食べてみる。口に入れると馴染み深い卵のとろけそうな甘味が頬をとろけさせてくる。飲み込むと、身体が温かくなって、リラックスしてきた。
「驚いたでしょ? このお店のアイデアはモモが考案したんだよ」
「ま、マジですか」
「ここの店主さんに店のアイデア出しを頼まれたのよ。それで、この世界でメイドさんを流行らせたくて、素晴らしさを伝えたら採用されたって感じね」
そういえば街に歩いていてメイド服着ている人がいた。それもモモさんによるものだったのだろう。
「あたし好みにデザインとか接客方も考えたわ。そうそう、さっき萌え萌えキュンをしてくれたけど、マギアの力で回復魔法がかけられて食べると癒やしの効果があるのよ。この世界ならではも意識したわね」
「そんなにも……すごいですね、本当に」
「ほ、褒めてもあんたのことは好きにならないからね」
そう言いながらも明らかに嬉しそうにしていた。この人のことを少しだけわかってきた気がする。
「あの、そういえばお名前は何て言うんですか?」
「自己紹介がまだだったわね。あたしは桃奈愛理よ。あんたと同じく日本からこっちに来たの」
「こう見えてもモモは二十歳で私達より年上なんだよ」
アオの補足で思わず桃奈さんを眺めてしまう。容貌や着ている服的に年上と言われても、違和感しか無くて。
「ふん、変な人だと思ってるんでしょ」
「ユウは可愛いものが好きだからそうは感じてないんじゃないかな。その服も好んで着ているわけだし」
「それ本当なの?」
肯定してぬいぐるみとかを部屋に置いていることなどの話をすると、凄く共感してくれてそこから好みに関する話へとシフトして盛り上がった。可愛い談義をしながら、オムライスを食べると、味が何倍にも美味しく感じる。話に花を咲かせる僕達の横で、アオは理解できないといった感じで僕達を見ていた。
「それめっちゃわかるわ。寝る時にぬいぐるみがあると、話し相手になって寂しくないものね。それに……って」
急に話を止めると、頭をブンブンと横に振り出した。
「危ない危ない。仲良く話してしまうところだったわ」
「モモ、結構楽しそうだったけど?」
「いやその。た、楽しいフリをしていたの。一応、これから長く一緒にいるわけだからね」
絶対にそんなことはないはずなのに、そう誤魔化してしまう。理由が気になるけれど、訊くこともできなくて。
「そ、そんなことより、ミズちゃんに話さないといけないことがあるの」
いつの間にか全員がオムライスを完食し終えていた。そんな中で桃奈さんがそう切り出す。
「クママさんのことなんだけど、あたし達だけじゃ解決できそうにないわ。だから協力して欲しい」
0
あなたにおすすめの小説
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
絡みあうのは蜘蛛の糸 ~繋ぎ留められないのは平穏かな?~
志位斗 茂家波
ファンタジー
想いというのは中々厄介なものであろう。
それは人の手には余るものであり、人ならざる者にとってはさらに融通の利かないもの。
それでも、突き進むだけの感情は誰にも止めようがなく…
これは、そんな重い想いにいつのまにかつながれていたものの物語である。
―――
感想・指摘など可能な限り受け付けます。
小説家になろう様でも掲載しております。
興味があれば、ぜひどうぞ!!
【長編版】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる