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ロストソードの使い手編
百話 本当の再会
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夢を見た。それは最近の記憶で、まだまだ新鮮に残っているこの世界で経験してきた今までの事。
まるでこの世界で起きた事を総括して振り返るように、ダイジェストでそれらの光景を見た。その一つ一つが濃密で色彩豊かでどれをとっても確かな重みがある。
少し前までは絶望して全てが灰色で何もかもどうでもいい、そんな状態だったのにこの世界に来てからは一変して。楽しいだけじゃなく辛く恐ろしい事ですら、色があって大切に記憶の箱にしまっておけた。
この世界に来られて本当に良かったと、夢を見て改めて思えた。けれど、まだ一つやらなくちゃいけない事がある。あの世界から続くアオとの問題。もう少しで先へと進むことが出来る。
ふんわりとした夢の中でそれを認識すると、次第に意識が戻ってくる。今までの思い出に背を押されるように。それは確かな勇気と温かさをくれた。
「……うぅ」
浮上すると、まず鈍った思考と力が抜けきった重い身体を知覚する。それから背中からベッドの感触を、続いて右手を包む懐かしさを感じてきて。
「ゆ、ユウ!」
目を薄っすらと開けると上から幼なじみの声が聞こえて、段々と視界がはっきりしてきて。そこには心配そうに僕を見つめる彼女がいた。
「あ……お」
「良かった……起きてくれて……!」
今にも泣きそうな表情と声でいて、目が合う我慢できないといった感じで顔を僕の胸に埋めてくる。手は服を掴んでいて、離さないというように強い想いを感じ取れた。
「……ここは」
アオの感情に当てられたのか僕の方まで気持ちが込み上がってきそうで、逃れるように顔を横に向けて辺りを見る。
どうやら僕の部屋だったようで、直ぐ側にぬいぐるみ達も一緒に居てくれている。アオに気を取られて気付けなかった。少し罪悪感だ。
その申し訳なさによって、一気に思考が戻ってきて、目の前にいる彼女に対するさっきの何万倍の罪を犯した実感が湧き上がってた。
「本当に心配……だったんだからね!」
「ごめんなさい。けどどうして……あんな酷い事したのに」
「そんなの、関係ない! ユウは大切な人だもん!」
埋めたまま服越しにくぐもった声だけどはっきりと聞こえた。まるで心に直接語りかけられているみたいで、それが深く痛いほどに刺さってくる。
「……でも僕はアオを殺そうとしたんだよ?」
「嘘。そんなつもりなかったくせに」
「……」
アオは顔を上げて目元を拭ってから、持ってきたらしい椅子に座り直して、少し赤くなっている瞳を向けてくる。そこに、最近の弱々しい感じはなく、前みたいな強さが少しだけ戻っているようだった。
「戦ってる時は混乱してて気付けなかったけど、冷静になって考えてみればわかった。あんなに無意味に大技を出してたのは、力を誇示したいからじゃなくて、自分の身体を壊れる寸前まで追い込むためで、そして私に死を感じさせてから、攻撃が当たるギリギリ倒れるようにするため。正確には私の服に当たったから、傷つけない寸前かな。だから勝負はユウの勝ちで終わって出られた。それも狙ってたんでしょ?」
「流石……だね。その通り……だよ」
アオの言っていることは全て正しい。今まで何度も力の反動で苦しめられてきた。そのおかげで、どこまでいけば限界なのか、何となくわかるようになっていて、それを利用したんだ。
「でも……でもどうしてこんな馬鹿な事をしたの? 危うくユウが死ぬかもしれなかったんだよ? 師匠達がいて何とかなったけど、こんな命をかけるやり方は……駄目だよ」
「ごめんなさい、本当に」
謝るしかなかった。言い訳出来ないほど最悪な事をした自覚はある。「教えて、何でこんな事したのか。私ね、ユウが寝ている間ずっと考えてたんだ。それで色んな可能性を見つけたけど、その答えをユウから聞きたい。私、ちゃんと知りたいんだ」
一体あの勝負からどれくらいの時間が経ったのだろう。どのくらいの間、アオは一緒にいてくれたのだろう。窓からは青白い光が差し込んでいた。彼女の表情はそれに映し出されていて、心から僕を見据えているように見えて。
今ならアオに僕の想いが届く、そう確信して何とか起き上がり真っ直ぐ彼女に向き合う。
「僕は……アオに苦しんで欲しくなかった。自分のせいで僕が死んだって思い詰めないで欲しかった。それが理由に僕に罪悪感を抱えて気を遣わないで欲しかった。だから、僕はアオに最低な事をして傷つけた。そうすれば、そんな事を気にしなくて済むと思ったから」
もっと器用なら上手くやれてたかもだけど、駄目な僕にはこれしか思いつかなかった
「ねぇアオ、最低な人間の僕に対して気を遣う必要はもうないんだよ。もう責任とか贖罪とか、全部忘れていいんだよ。それに恨んで軽蔑してよ、それくらいの事は、したからさ」
「それ……を伝えるためだけに……あんな事を……?」
「うん。きっと言葉だけじゃ気にしちゃうから。それとさ、もしアオが僕を殺したと思っているなら、僕だってアオに死を感じさせた。だからおあいこ、とまでは言えないけどさ、それももう気にしないで。これ以上僕なんかで苦しまないで」
これが僕の伝えたかった事の全てだ。それを聞き終えたアオは下を睨んで肩を震わせている。きっと憤慨しているのだろう。どんな事を言われてもされても受け入れるつもりだ。
僕は目を閉じアオを待った。
「……アオ」
でもそこから何もされる事はなくて、聞こえてきたのはアオのすすり泣く声で。目を開けると涙をポツリポツリと流している瞳がこちらを見ていた。
「馬鹿だよ、ユウは本当におバカさんだよ! そんな事を言われたら……やっぱり優しいんだって、良い子なんだって思っちゃうじゃん!」
「それは違うよ。こんな事をする人間が良い人なわけないよ。アオが優しいからそういう風に捉えるだけでさ」
「そう……だね。ユウはひどいよ。あんなに私を傷つけて苦しめてさ……本当は嫌われてるんだって思って辛かった」
「……ごめんなさ――」
死んでもいいとさえ思わせたんだ。謝っても謝っても足りない。そう思って、口にしようとするけど、アオの優しい表情と言葉に遮られる。
「でも! そうじゃないってはっきり分かって、凄く嬉しくて。私のために命までかけてくれたんだって、心配だしそんな事しないでって悲しいけど喜んでる自分もいて。もう感情がグチャグチャで、もうよくわからないけど――」
「……!」
「そこまでされたら、もう前を向くしかないって思ったよ。これだけは確か」
泣きながらも、その中には強い光が瞳に宿っていた。それは、昔から見てきた速水葵そのもので、僕の大好きな幼なじみの姿で。
「そっ……か」
ずっとこの世界に来てから見たかった。再会してからどこか、物足りないって感じていた。それはきっと葵じゃなくてミズアだったから。本当に再会できたんだって、僕の幼なじみの葵なんだって今なら確かに思える。
「アオ……」
僕はやってはいけないのに、思わず両の手を伸ばしてしまった。アオに会えたんだって確かめたくて、触れたくて。でも駄目だって引っ込めようとした時、彼女の両手に包まれた。
「言っておくけど、恨んだり蔑んだりなんてしないよ。ユウがどれだけ自分を悪く言っても否定するから。それで肯定させてあげるから」
「……」
「ユウがしてくれたみたいに」
その優しさが温かさが、渦巻いていた黒いものを解して解き放ってくれる。それが涙になって溢れ出してきた。それはどれだけ止めようとしても、止められなくて。手も塞がっているから、隠すこともできず、サラサラと流れ続ける。
「許されて……いいのかな?」
「当たり前、私が許すんだから。それに、言葉で駄目なら行動でわかってもらうし」
「行動って――うわわ」
「ふふっ、ユウと同じく強引に……ぎゅーっとするんだよっ」
アオは僕に抱きついてくる。息が苦しくなるのもお構い無しに強く強く抱き締められた。そうされれば、身体から身体に熱と想いが容赦なく伝えられて、どうしようもないくらい込み上げてしまう。
「アオ……アオォ……やっと、やっと仲直り……出来た……やっと、会えた……」
「うん……うん。ごめんね、今まで……寂しい思いさせちゃって……それと、ありがとうね、ユウ」
僕は感情のままアオを抱き締め返す。そしてただただ目の前の彼女を確かめ続ける。
「僕の方こそ……ごめん、アオ。すっごく傷つけたよね……でも、戻ってくれて……許してくれて……ありがとう」
「ユウももう何も気にしなくて良いからね……これで全部おあいこだよ」
「うん……うん!」
僕達は感情が収まるまで抱擁を交わし続けた。今までの苦しみを癒して溶かして洗い流すように。
涙で滲む視界にはキラキラとした光が差し込んでいた。
まるでこの世界で起きた事を総括して振り返るように、ダイジェストでそれらの光景を見た。その一つ一つが濃密で色彩豊かでどれをとっても確かな重みがある。
少し前までは絶望して全てが灰色で何もかもどうでもいい、そんな状態だったのにこの世界に来てからは一変して。楽しいだけじゃなく辛く恐ろしい事ですら、色があって大切に記憶の箱にしまっておけた。
この世界に来られて本当に良かったと、夢を見て改めて思えた。けれど、まだ一つやらなくちゃいけない事がある。あの世界から続くアオとの問題。もう少しで先へと進むことが出来る。
ふんわりとした夢の中でそれを認識すると、次第に意識が戻ってくる。今までの思い出に背を押されるように。それは確かな勇気と温かさをくれた。
「……うぅ」
浮上すると、まず鈍った思考と力が抜けきった重い身体を知覚する。それから背中からベッドの感触を、続いて右手を包む懐かしさを感じてきて。
「ゆ、ユウ!」
目を薄っすらと開けると上から幼なじみの声が聞こえて、段々と視界がはっきりしてきて。そこには心配そうに僕を見つめる彼女がいた。
「あ……お」
「良かった……起きてくれて……!」
今にも泣きそうな表情と声でいて、目が合う我慢できないといった感じで顔を僕の胸に埋めてくる。手は服を掴んでいて、離さないというように強い想いを感じ取れた。
「……ここは」
アオの感情に当てられたのか僕の方まで気持ちが込み上がってきそうで、逃れるように顔を横に向けて辺りを見る。
どうやら僕の部屋だったようで、直ぐ側にぬいぐるみ達も一緒に居てくれている。アオに気を取られて気付けなかった。少し罪悪感だ。
その申し訳なさによって、一気に思考が戻ってきて、目の前にいる彼女に対するさっきの何万倍の罪を犯した実感が湧き上がってた。
「本当に心配……だったんだからね!」
「ごめんなさい。けどどうして……あんな酷い事したのに」
「そんなの、関係ない! ユウは大切な人だもん!」
埋めたまま服越しにくぐもった声だけどはっきりと聞こえた。まるで心に直接語りかけられているみたいで、それが深く痛いほどに刺さってくる。
「……でも僕はアオを殺そうとしたんだよ?」
「嘘。そんなつもりなかったくせに」
「……」
アオは顔を上げて目元を拭ってから、持ってきたらしい椅子に座り直して、少し赤くなっている瞳を向けてくる。そこに、最近の弱々しい感じはなく、前みたいな強さが少しだけ戻っているようだった。
「戦ってる時は混乱してて気付けなかったけど、冷静になって考えてみればわかった。あんなに無意味に大技を出してたのは、力を誇示したいからじゃなくて、自分の身体を壊れる寸前まで追い込むためで、そして私に死を感じさせてから、攻撃が当たるギリギリ倒れるようにするため。正確には私の服に当たったから、傷つけない寸前かな。だから勝負はユウの勝ちで終わって出られた。それも狙ってたんでしょ?」
「流石……だね。その通り……だよ」
アオの言っていることは全て正しい。今まで何度も力の反動で苦しめられてきた。そのおかげで、どこまでいけば限界なのか、何となくわかるようになっていて、それを利用したんだ。
「でも……でもどうしてこんな馬鹿な事をしたの? 危うくユウが死ぬかもしれなかったんだよ? 師匠達がいて何とかなったけど、こんな命をかけるやり方は……駄目だよ」
「ごめんなさい、本当に」
謝るしかなかった。言い訳出来ないほど最悪な事をした自覚はある。「教えて、何でこんな事したのか。私ね、ユウが寝ている間ずっと考えてたんだ。それで色んな可能性を見つけたけど、その答えをユウから聞きたい。私、ちゃんと知りたいんだ」
一体あの勝負からどれくらいの時間が経ったのだろう。どのくらいの間、アオは一緒にいてくれたのだろう。窓からは青白い光が差し込んでいた。彼女の表情はそれに映し出されていて、心から僕を見据えているように見えて。
今ならアオに僕の想いが届く、そう確信して何とか起き上がり真っ直ぐ彼女に向き合う。
「僕は……アオに苦しんで欲しくなかった。自分のせいで僕が死んだって思い詰めないで欲しかった。それが理由に僕に罪悪感を抱えて気を遣わないで欲しかった。だから、僕はアオに最低な事をして傷つけた。そうすれば、そんな事を気にしなくて済むと思ったから」
もっと器用なら上手くやれてたかもだけど、駄目な僕にはこれしか思いつかなかった
「ねぇアオ、最低な人間の僕に対して気を遣う必要はもうないんだよ。もう責任とか贖罪とか、全部忘れていいんだよ。それに恨んで軽蔑してよ、それくらいの事は、したからさ」
「それ……を伝えるためだけに……あんな事を……?」
「うん。きっと言葉だけじゃ気にしちゃうから。それとさ、もしアオが僕を殺したと思っているなら、僕だってアオに死を感じさせた。だからおあいこ、とまでは言えないけどさ、それももう気にしないで。これ以上僕なんかで苦しまないで」
これが僕の伝えたかった事の全てだ。それを聞き終えたアオは下を睨んで肩を震わせている。きっと憤慨しているのだろう。どんな事を言われてもされても受け入れるつもりだ。
僕は目を閉じアオを待った。
「……アオ」
でもそこから何もされる事はなくて、聞こえてきたのはアオのすすり泣く声で。目を開けると涙をポツリポツリと流している瞳がこちらを見ていた。
「馬鹿だよ、ユウは本当におバカさんだよ! そんな事を言われたら……やっぱり優しいんだって、良い子なんだって思っちゃうじゃん!」
「それは違うよ。こんな事をする人間が良い人なわけないよ。アオが優しいからそういう風に捉えるだけでさ」
「そう……だね。ユウはひどいよ。あんなに私を傷つけて苦しめてさ……本当は嫌われてるんだって思って辛かった」
「……ごめんなさ――」
死んでもいいとさえ思わせたんだ。謝っても謝っても足りない。そう思って、口にしようとするけど、アオの優しい表情と言葉に遮られる。
「でも! そうじゃないってはっきり分かって、凄く嬉しくて。私のために命までかけてくれたんだって、心配だしそんな事しないでって悲しいけど喜んでる自分もいて。もう感情がグチャグチャで、もうよくわからないけど――」
「……!」
「そこまでされたら、もう前を向くしかないって思ったよ。これだけは確か」
泣きながらも、その中には強い光が瞳に宿っていた。それは、昔から見てきた速水葵そのもので、僕の大好きな幼なじみの姿で。
「そっ……か」
ずっとこの世界に来てから見たかった。再会してからどこか、物足りないって感じていた。それはきっと葵じゃなくてミズアだったから。本当に再会できたんだって、僕の幼なじみの葵なんだって今なら確かに思える。
「アオ……」
僕はやってはいけないのに、思わず両の手を伸ばしてしまった。アオに会えたんだって確かめたくて、触れたくて。でも駄目だって引っ込めようとした時、彼女の両手に包まれた。
「言っておくけど、恨んだり蔑んだりなんてしないよ。ユウがどれだけ自分を悪く言っても否定するから。それで肯定させてあげるから」
「……」
「ユウがしてくれたみたいに」
その優しさが温かさが、渦巻いていた黒いものを解して解き放ってくれる。それが涙になって溢れ出してきた。それはどれだけ止めようとしても、止められなくて。手も塞がっているから、隠すこともできず、サラサラと流れ続ける。
「許されて……いいのかな?」
「当たり前、私が許すんだから。それに、言葉で駄目なら行動でわかってもらうし」
「行動って――うわわ」
「ふふっ、ユウと同じく強引に……ぎゅーっとするんだよっ」
アオは僕に抱きついてくる。息が苦しくなるのもお構い無しに強く強く抱き締められた。そうされれば、身体から身体に熱と想いが容赦なく伝えられて、どうしようもないくらい込み上げてしまう。
「アオ……アオォ……やっと、やっと仲直り……出来た……やっと、会えた……」
「うん……うん。ごめんね、今まで……寂しい思いさせちゃって……それと、ありがとうね、ユウ」
僕は感情のままアオを抱き締め返す。そしてただただ目の前の彼女を確かめ続ける。
「僕の方こそ……ごめん、アオ。すっごく傷つけたよね……でも、戻ってくれて……許してくれて……ありがとう」
「ユウももう何も気にしなくて良いからね……これで全部おあいこだよ」
「うん……うん!」
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