僕とわたし

スナオ

文字の大きさ
21 / 21
四季の章

聖なるクリスマス

しおりを挟む
雪降りしきる冬の夜


 今日は楽しいクリスマスイブ!
 
 明日のクリスマス当日は教会のミサにいくので、パーティーを楽しめるのは今日だけなのだ(彼はカトリックでもクリスチャンでもないのにミサにはなぜか欠かさずいくのだ)。

 とにかく今日のパーティーを最高のものにしようと、わたしはクリスマスツリーの最終点検を行い、用意したご馳走を広いテーブルに所せましと並べていく。
 ふと窓の外を見ると、朝から降っている雪が世界を白く染めていた。

 ホワイトクリスマスだ。

 わたしは口許に笑みを浮かべながら、彼を読んだ。


 ◆◆◆


 程なくして彼が食卓につくとパーティーの開始だ。わたしはシャンパンのボトルを開けると彼と自分のグラスに注いだ。
 シュワシュワという音が耳に心地いい。
 彼とわたしはそれぞれにグラスを持つと、静かに乾杯をした。

 わたしを見つめる彼の口許には、小さいが優しげな笑みがあった。
 きっとわたしも微笑んでいるのだろう。

 ああ、今年も幸せだった。


無断転載、盗作を禁じます。
Reproduction is prohibited.
©️スナオ 2020 All Rights Reserved.
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

さようなら、初恋

芙月みひろ
恋愛
彼が選んだのは姉だった *表紙写真はガーリードロップ様からお借りしています

貴方の側にずっと

麻実
恋愛
夫の不倫をきっかけに、妻は自分の気持ちと向き合うことになる。 本当に好きな人に逢えた時・・・

王様の恥かきっ娘

青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。 本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。 孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます 物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります これもショートショートで書く予定です。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

【完結】番としか子供が産まれない世界で

さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。 何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。 そんなニーナが番に出会うまで 4話完結 出会えたところで話は終わってます。

処理中です...